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2018年8月30日 (木)

マッシモ・ファラオMassimo Farao' Trio 「AUTUMN LEAVES」

とにかくロマンティックな明るさの軽装ジャズ

<Jazz>
Massimo Farao' Trio 「AUTUMN LEAVES」
Venus Records / JPN / VHCD-78297 / 2015

Autumnleavesw

Massimo Farao (p)
Aldo Zunino (b)
Marco Tolotti (ds)
Recorded at  Pianopiano Studios in Torino ITALY on Feb. 11,12and13,2014
Produced by Tetsuo Hara
Sound Engineer by Alessandro Taricco
Mixed and Mastered by Tetsuo Hara

 今まで、世間の話からあまり気にとめておかなかったイタリアのこのマッシモ・ファラオ・トリオMassimo Farao' Trio だが、先日取り敢えずはクラシックを題材にしたジャズ・ニュー・アルバム『MOLDOU plays classics』 (VHCD-1242)のリリースがあり聴く機会があった。
 聴いた結果は、早い話がピアノ・スウィング・ジャズの肩の凝らない演奏といったものであり、イタリアものとしては珍しいように思ったのだ。かってからの評判は、”あまりのポピュラーな世界で面白みに若干欠ける”といったところにあり、それは如何なるものかと、更にもう少し聴いてみようと、近くはこのVenus Recordsから2015年のアルバムが手っ取り早いので聴いてみたという話である。

 このアルバムは、スタンダードの聴き慣れたもののオンパレードということで、あまり毒にもならないだろう(御免なさい)と言ったところの内容だ。よく見てみるとお相手のトリオ・メンバーは異なっていて、マッシモ・ファラオがその都度やりたいことによって集めているメンバーなんだろうと思う。

Autumnllist

1. コルコバード
2. エスターテ
3. トゥ・イーチ・ヒズ・オウン
4. ロシュフォールの恋人たち
5. いつか王子様が
6. 危険な関係のブルース
7. チーク・トゥ・チーク
8. アローン・トゥゲザー
9. 枯葉
10. アイ・ソウト・アバウト・ユー

 

 オープニングのジョビンのM1. "コルコバード"からボサノバのリズムをピアノで軽いタッチで流して、ムードは悪くない。中盤もベースを主体に構成したりするが、結構重さが無くてこれはこれで納得。
  そして2曲目はイタリアから"エスターテ"、なるほどマッシモ・ファラオという人は決して暗くしないでの味を求める、ピアノの流れも快感でそれが彼の信条なのかも知れない。ここまでは私は今回のニュー・アルバム『MOLDOU』(VHCD-1242)よりはこちらに軍配を挙げる。
 M3."トゥ・イーチ・ヒズ・オウン"これはまあよき時代のアメリカン・ジャズ・タッチ。バックグラウンド・ミュージックに最適という世界。

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  M4."ロシュフォールの恋人たち"、あれっこんな哀愁感の曲も選ぶのか?、とちょっと不思議な感覚にもなった。実はこの世界は私は好きなんですね。この線で流れてくれれば、マッシモに私は誘惑されてしまいそうだが。
 M5、M6、M7、M8とスタンダードそのものの曲が並ぶ。 演奏もスゥイング・ジャズ・スタンダード。特に気にするところも無く、あまり聴き込む焦点は感じなかった。
 M9."枯葉"、これはアルバム・タイトル曲、ややスローにピアノ・メロディーを中心に編曲、アドリブを加えて取り敢えず力作。相変わらず聴きやすい。もう少し強弱余韻という演奏法はないのだろうか。大きな感動といったとこには至らない。
 M10."アイ・ソウト・アバウト・ユー "マッシモのクラシカルな演奏ジャズの典型。

 宣伝紹介では「マッシモの魅力であるロマンティックなメロディーの表現と幸福感溢れるスインギン・ピアノが楽しめる、華麗なるジャズ・ピアノ・トリオの名品」となっているが、ここに「癖の無い万人向けジャズ」と言ったら良いのではと、一言付け加えるのである。
 選ぶとしたらM4."Chanson De Maxenceロシュフォールの恋人たち"

(評価)
□演奏 : ★★★★☆
□録音 : ★★★★☆

(視聴)

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