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2018年8月18日 (土)

中国製品に納得出来るか・・・カメラ用周辺アクセサリー器具

巷に溢れる中国製品を有効に使う

 しかし面白い時代だ。いつの間にか今の日本で、「Made in Japan」という製品は、間違い無しの優良品の代名詞になっているのだ。
 ところが爆発的人気のミラーレス・カメラ「Sony α7Ⅲ」は日本の優良品と信じているだろうが生産は中国で"Made in China"である。こうした精密機器に近いものでも例えばニコン・カメラも"Made in Thailand"が多い、その他諸々の製品も"Made in Philippines "、"Made in Laos"などなど巷には満ち溢れている。と、言うことは"日本"、"日本"と言うけれど、既に日本近隣の韓国、台湾は勿論、東南アジアでも、既に日本と同等あるいはものによってはそれ以上の品質の生産能力を持っているのだ。

 そこで、最近カメラ関係の周辺アクセサリー器具を「Made in China 」で買ってみたのである。どうしてかというと、お解りのように価格は日本生産製品の1/2 からものによって1/10なんてこともあって、その点では魅力なんだなぁ~~。
   
 ① 「SmallRig  Sonyα7Ⅲ、 Sony α7RⅢ、Sony α9 専用ケージLブラケットキット」
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これがなかなか使用感が良いし、見た目もそれなりの質感を持って出来ていて重宝している。特にSony αシリーズは小型が売り物であるだけ、グリップを握って持った時に少々小指のひっかかりが少なく固定感がやや不安。このブラケット・キットを装着すると、これが快適なんですね。
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 そして国際基準のArca Swissで出来ているために、三脚への取り付け時そのシューへの装着も楽という代物。又これに撮影諸機器の取り付けも出来る。これに関しては価格も含めて中国様々であるのだ。なんとその価格は日本製の類似品の明らかに1/3位で、品質も負けていない。

② 「INPON  汎用L型クイックリリース・プレート・ブラケット アルカスイス互換」

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 これは、Canon, Nikon, Sony, Pentax, Fujifilm, Olympus,Panasonic などなど全てに対応したL型ブラケットなのだ。これによって三脚への固定はどうかと思ったが、全く問題ない。そして驚くなかれ、価格は税込み1,000円少々なのである。駄目でもともとと思って買ってはみたが、驚きの価値あり品だった。

「自由雲台econtrolly ボールヘッド クイックシュー付 」
  
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  360度回転可能、耐荷重量8Kg以上、アルミ製というところ。これが購入してからよく見たのだが、製品名ロゴが入っていない。自由雲台のボールの動きが無抵抗の完全スムーズ運動というわけには行かないが、使用に当たって全く問題なし。3コントロール・ノブ固定で良好。水準器も二方向に付いている。
  撮影時の三脚固定において、フルサイズのビックカメラは問題だろうが、ミラーレス機であれば全く固定もしっかりしていて文句なし。立派に役目を果たしている。3/8→1/4変換パーツも付いている。
  そしてこの規模のモノは20,000円ぐらいするのだが、なんと1/10位の値段。それじゃ文句も言えないというところ。

④  「INPON クイックリリース クランプ アルカスイス互換 」

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  これは私は三脚でなく一本足にカメラを固定するに使ってます。もともと一本足は、私の技法では、きゃしゃなもので十分目的を果たしてくれるので、カメラ固定はこれで十分。なんとお値段税込み1,000円少々というもの。
 


⑤ その他、レンズ・マウントなど・・・

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 私の場合は、レンズ・マウント・アダプターを多用しているのですが、それが殆どレンズごとに1ヶづつ付けるという贅沢使用の為、かなりの数が必要となるも、K&F Conceptはじめ殆ど中国製で賄っている。これがかなり私の財政を援護していてくれるのです。この場合の注意は、有用な品探しに、使用したユーザーの報告を十分耳に入れて購入する。数ある中から選ぶのも楽しいもので、この努力は結構有効で、暇つぶしには最高のこと。

 見てのお解りのように、カメラの肝心の究極のポイントもの例えばレンズそのものとかカメラ本体に関するもの等にはこうした製品は買っていないというのが、私の現状。しかしこのようなアクセサリー用品をこのところ買って使用していると、かってのように全く使い物にならないというものは殆ど無くなってきている。従ってこれからは、もっと対象が広がるだろうと思っているのだ。

 昔は米国や欧州などでは、「Made in Japan」と言えば、安物、半端物ということの代名詞の時代もあった。しかし今や全く逆の展開、カメラや自動車に関しては最も世界で信頼がある。時代は流れているのだ、中国製品をバカに出来ない時は、刻々と迫っているようにも思うのであるが・・・・それは私だけであろうか。日本もうかうかしていられない時代が迫っていると私は感じている。

(参考)

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コメント

酷暑(信州ではそうではないかも知えませんが)お見舞い申し上げます。たしかに、侮れない中国製品という感は強くなっています。多分、日本メーカーでも家電は言うに及ばず、かなりの部分が中国製だと思います。まだまだ問題はあるにせよ、かなり品質も良くなっていることは事実です。理由としては、
1)デジタル技術の進歩
  昔は、図面が命でしたが、3次元のディジタイザーにより、現物さえあれば、たちどころにすべてのパーツが計測でき、図面化できます。それをもとにロポットが寸分違わないものを加工してくれます。それを組み立てれば ・・。
2)機能面では、ハードよりソフトウェアの依存度がかなり高まった。ソフトは電子情報の塊。基本コピー可能である。

まだまだありますが、ものづくりにおいては、アナログ時代に比べ、デジタル技術の進歩が、明らかにノウハウや技、スキルのハードルを下げたと言えます。したがって、コスト勝負となれば、圧倒的に中国をはじめとした後進国が有利。これは日本が勝手歩んできた道でもあります。

技術、科学の分野で真に中国がトップに立つには、どれだけ独創的で魅力ある商品、技術を作り上げられるかに関わっていると思います。その時には、世界の下請けから脱却できて、ものづくりNO1と認めざるを得ない時でしょう。その日も近いのでは ・・・。

投稿: 爵士 | 2018年8月18日 (土) 10時15分

爵士さん、こんにちわ。
 なるほど・・・私は物作りや工学技術関係は全くの素人ですので、よく解りました。そうですか、そうした時代背景が中国製品の品質を後押ししているんですね。
 昔は日本は欧米製品の物まねで出発した歴史を今思い起こして・・・特に私の知る限りに於ける趣味のカメラなどはその典型の一分野ですね、それがこうして今や世界をリードしていることが現実ですね。
 中国恐るべし・・・そこまで来ている感がします。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年8月18日 (土) 18時31分

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