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2018年9月 7日 (金)

聴き落としていたアルバム(1)~ゴンザロ・ルバルカバGonzalo Rubalcaba「charlie」

*この「聴き落としていたアルバム」シリーズは、諸々の事情で遅まきながら聴いたところ、なかなかの聴きどころのあったものを取りあげている~~~

チャーリー・ヘイデン追悼アルバム
Charlie Haden「Nocturne」の好きな人は聴くべきアルバム

<Jazz>
Gonzalo Rubalcaba「charlie」
5Passion / USA / 5P-050 /2017

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Gonzalo Rubalcaba –Piano
Matt Brewer – Bass
Marcus Gilmore – Drums
Will Vinson – Saxophones
Adam Rogers – Guitar


Arranged and Produced by Gonzalo Rubalcaba
Recorded by Jim Anderson and assistant Thom Beemer at Avatar Studios November 2014


Gonzalorubalcaba2600x600_2 なかなか人並みでないテクニックとリズム感、そこに来て美しいメロディ・ラインを持っていて、私は虜になっているキューバ出身の実力派ピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバ。考えて見ると、アンナ・マリア・ヨペクとの共演盤『Minione』Universal Music Polska / 573 9810 8 / 2017)の外、しばらく聴いていないことに気がついて、調べて購入したアルバム。

  2014年録音2016年リリース作(日本では2017年)。タイトルにあるようにチャリー・ヘイデンの追悼盤だけあって、9曲中6曲はチャーリーの曲を演奏している。しかし他にも、パット・メセニーやビル・エヴァンス、それと彼自身の曲も盛り込んだフルラインナップの内容。

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(Tracklist)
01. First Song (5:58)*   
02. Sandino (11:48) * 
03. La Pasionaria (10:06) *   
04. Hermitage (9:20)   
05. Bay City (8:55) * 
06. Blue In Green (4:36)   
07. Nightfall (9:07) * 
08. Transparence (6:03)   
09. Silence (6:51)  *
     ( *印 Charlie Haden の曲)


 実は、ゴンザロのピアノ・ブレイをたっぷりと聴きたかったのだが、このアルバムの演奏内容は完全に参加メンバーのクインテット盤だ。ベース・プレイは当然アルバムの意義から情景をかみしめるが如く演じられ役目を十分果たしている。勿論ゴンザロの流麗なピアノは散りばめられているが、曲によってはSaxやGuitarの締める位置も大きく、ピアノはバックで支え役に徹している曲もある。

71oqbywmhw 上のリストを見て解るとおり、一曲の演奏時間が9分、10分、11分と長めで、ジックリの演奏がたっぷり聴ける。
 思い起こすは、チャーリーとゴンザロの共演のアルバム『Nocturne』(Universal Music / 013 611-2 / 2001)(→)だ。あのアルバムもトリオのパターンに曲によりSax、 Guitar、 Violinなどが加わった私の好きな名演奏の名盤だった。その中の過去からの名曲"Nightfall"もこのアルバムに登場し、加えてゴンザロの曲"Transparence"も演じられる。
  しかし、この盤はただチャーリーを演ずるというので無く、M03."La Pasionaria"はクインテットのお互いの責め合いまで演じて唯では済まさないというプレイヤーの意地も見え隠れして圧巻。

  近年のチャーリーとゴンザロの共演盤は、
『Land of The Sun』(Universal Music/0602498208250/2004)、 
『Tokyo Adagio』(Impulse!/0602547299260/2005)
など記憶に新しい。この二人は意気投合していたことが解る。

 とにかくこの追悼アルバムは、このメンバーによるハイレベルにして情緒たっぷりの世界は、静かにジックリと演じられていて、チャーリーの世界と彼の感ずる音楽感を再現するには十分の演奏となっている。
 特に"Nightfall"のベースは深く深く沈んで行く。最後の曲"Silence"のゴンザロのピアノは追悼詩そのものの響きで感動する。そして静かに幕は閉じるのだ。

(評価)
□演奏:★★★★★☆
□録音:★★★★☆

(My Image Photo)   「記憶に」 

Dsc03584trw
Sony α7Ⅲ ILCE-7M3,  FE 4/21-105 G OSS, PL  Aug. 2018

(試聴)

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コメント

グスタフセンに続く情報ありがとうございます。これもマストですね。

投稿: 爵士 | 2018年9月 7日 (金) 10時09分

爵士さん、コメント有り難うございます。
 数日出かけていて返事が遅くなりましたが、私にとっては、このゴンザロは聴き逃したくなくこのアルバムを手にしました。結果は正解でした。
 そろそろ彼のフリーな位置でのピアノ・トリオのニュー・アルバムが聴きたいところですね。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年9月 9日 (日) 19時03分

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