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2019年1月27日 (日)

[最近のカメラ事情] スマート・(マウント)アダプターの恩恵

コンタックスNマウントレンズ(Carl Zeiss)の完全復活

          CONTAX-N → E (SONY)

 Img_1542trw_2  私は、かって35mmフィルム一眼レフカメラを主力とした時には、NIKONでもなく、CANONでもなく、Carl Zeissレンズで楽しませてくれたCONTAX-N1(2000年10月発売、AF=TTL位相差検出方式、レンズ内ピント駆動)(→)が主力でした。しかし京セラがカメラから撤退して、このカメラは打ち止めとなってしまったわけだ。したがって今日のようにデジタル時代になっても、このカメラのレンズをAFなども含めて当時のまま使いこなせるカメラは存在していない状況だった。しかし・・・・・・

 フルサイズ・ミラーレス・カメラの充実によって、とにかく嬉しいことが起きている。ミラー・レスの為レンズマウントからセンサーまでの距離(フランジ・バック)が短いために、今まで使われてきた35mmフィルム一眼レフ・カメラのレンズが、マウント・アダプターによって、各メーカーのものがぼぼ完璧にそのメーカーの壁を越えて各機種に使える条件が揃ってきた。

 とにかく目下はカメラ界の話題はフルサイズ・ミラーレス・カメラの時代と言って良い。先行し流行を作ったSONY、そして追いつけ追い越せのNIKONCANONそしてLUMIXと華々しい。
 おかげで、かってのカメラ・レンズをそれらに使えるようにする工夫も併行してエスカレートしているのだ。

 ここで取りあげるのは、今や消滅したフィルム・カメラの名機CONTAX-N1の遺産(レンズ)を、最も現在先に進んでいるSONYのミラーレス・デジタル・カメラ(α7シリーズ・Eマウント)で使えることが試みられたのである。

00000003215771_a01_4■ ① マウントアダプター「KIPON CN1-NEX 」

 これは早くからSONYのレンズ群がまだ手薄であったため、35mm一眼レフCONTAX-N1の純正レンズのラインナップである人気のカール・ツァイスのレンズ群をSONYフルサイズ・ミラー・レス機に使えるようにしたマウント・アダプターである。
 しかしこのアダプターは絞りを持ってはいたが、レンズ機能の優秀なオートフォーカスは使えず、マニュアルフォーカスとしての使用に止まっていた。
 これは私も使用していたものである。
  その後、このKIPONでは、オートフォーカス対応アダプター「KIPON CN1-S/E AF」を登場させたが、N1における機能まではほど遠いものであった。

■ ② スマート・アダプター「fringer SMART ADAPTAER FR-CNSE Mark Ⅲ」

Frcnse02tr ところが、ここにこのFringerから「FR-CNSE Mark Ⅲ」が登場するに至り、こちらは、下のような機能をそろえてしまった(2017年登場、2018年その優秀性実証)。
 *コンタックスNマウントレンズでのAF撮影が可能
 *撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録
 *NAM-1(コンタックス645レンズ用のマウントアダプター)と併用可能
 *ボディ内手ぶれ補正機構対応
 *コンティニュアスAF(AF-C)に対応
 *PC端末とのUSB接続で、ファームウェアのアップデート可能

 こちらの機能復活は見事であった。当初私は躊躇していたのだが使ってみて驚いたのである。もっとも優れたところは、SONYα7(もちろんα9も)はフルサイズ機で有るために、本来のコンタックスN1と全く同様の画角の感覚と合焦スピード(位相差式)でコンタックスN1レンズのオートフォーカスが抵抗なく使えるというところに至った。これによりこのレンズが完全復活させたのである。いやはやこれはまさに快適、勿論ソニー機の優秀さによって、露出、ボディ内手ぶれ補正機能(本家コンタックスN1より優れているとも言える)等は有効で、更にコンティニュアスAFまで対応してしまう。
(↓ SONY α7にアダプター「FR-CNSE Mark Ⅲ」を介してCONTAX-N1レンズ(Vario-Sonnar T* 3.5-5.6/28-80)を装着した状態)

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 このようなものは外国でも評判で、「スマート・(マウント)アダプター」と呼ぶようになった。日本でもそれが定着しつつある。これはフルサイズ・ミラーレス機が登場してそしてブームになったことから始まった訳で、ニコン、キャノンでも先頃登場させたフルサイズ・ミラーレス機には、純正に自己メーカーの過去の一眼レフ・カメラのレンズを使えるように、スマート・アダプターをそろえている。他メイカーのレンズに対しても次第に同様な事が第三メーカーも加わってこれから盛んに行われようとしているのだ。

 カメラごとにレンズをそろえなければならないのはユーザーには負担が大きい。従ってこのような優秀なアダプターはまさに歓迎であるし、一端消滅したカメラもその命であるレンズがスマートアダプターにより有効に使われることは大歓迎と言う事だろう。

「FR-CNSE Mark Ⅲ」により、完全復活したContax N mount lens群

<Carl Zeiss>
Makro-Sonnar T* 2.8/100
Planar T* 1.4/50
Planar T* 1.4/85
Tele-Apotessar T* 4/400
Vario-Sonnar T* 2.8/17-35
Vario-Sonnar T* 3.5-4.5/24-85
Vario-Sonnar T* 3.5-4.5/70-200
Vario-Sonnar T* 3.5-5.6/28-80
Vario-Sonnar T* 4.0-5.6/70-300

 (参考) KIPON vs FRINGER

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コメント

風呂井戸さんこんにちは.
ボクは写真を趣味にしているものの、メカ的な部分にはとても疎く、キヤノン以外は、マウントがどうとか、マイクロフォーサイズとか、ほとんど理解できていません(笑)
ただここ最近のミラーレス化は、フィルムカメラがデジタルに移行していったように、後になればミラーレスが当たり前という時代がやってきそうですね.
いろいろな可能性が広がっていくような気がします.

投稿: moto | 2019年1月29日 (火) 17時48分

motoさん、昨年はCANONの奮戦記拝見していました。カメラのセンサーの高度化は逆に手ぶれなどがもろに露見してしまうのですが、感度の高度化、手ぶれ防止メカの高度化で、今や誰もが素晴らしい画像を撮影できるようになりましたね。
 後は・・・これが問題ですが、撮影者のセンスで如何に描くかというところですね。そんな意味でもmotoさんの研究熱心によってと思いますが、素晴らしい作品が拝見できました。更にお互い頑張りましょう。
 私は、写真関係は歴史だけは長くて過去の遺産(特にレンズ)も多いため、目下はそれを最新デジタル機で生かしたく、SONYのフルサイズ・ミラー・レスを使っている次第です。
参考→http://photofloyd.exblog.jp

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2019年1月29日 (火) 20時20分

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