(Jazz)カルメ・カネラ Carme Canela 「BALLADS」 / (Photo) 「融雪・融氷の時」
[MY PHOTO]
「融雪・融氷の時」
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IIZUNA KOKEN, NAGANO 2019. 3
Sony ILCE-7M3, FE4/24-105 G OSS, PL
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[今日のミュージック]
カルメ・カネラ Carme Canela 「BALLADS」
円熟の情感あふれるヴォーカル
<Jazz>
Carme Canela Joan Monnē 「BALLADS」
Fresh Sound Records / SPAIN / FSNT 559 / 2018
Carme Canela (vo)
Joan Monne (p)
Recorded at Estudi Laietana, Barcelona, July 2017
昨年リリースされたカルメ・カネラCarme Canelaのヴォーカル・アルバム。「ジャズ批評」の"ジャズオーディオ・ディスク大賞2018 ヴォーカル部門"で金賞に輝いたアルバムだ。そして今年リリースされた寺島靖国のコンピレーションアルバム「For Jazz Vocl Fans Only Vol.3」に冒頭に曲"Left Alone"が選ばれて登場、それによって私も昨年購入していなかったが、ここにきて手に入れた。
ジャケもなかなか洒落ている。
彼女は1962年バルセロナ生まれ、今や50歳代の円熟期での作品。ピアニストのジョアン・モネJoan Monnēとのデュオ作品である。
(tracklist)
1. You've Changed
2. Embraceable You
3. You Won't Forget Me
4. I Loves You Porgy
5. Left Alone
6. Every Time We Say Goodbye
7. The Thrill Is Gone
8. The Man I Love
9. Get Out of Town
10. Still We Dream (Ugly Beauty)
11. Goodbye
スペインの歌姫といっても今や欧州一円で活躍しているカルメ・カネラが長年親交のあるピアニストと、二人で愛しているスタンダード・バラード曲を選曲してのピアノとヴォーカルというシンプルなフォマットで作り上げたバラード集。
収録11曲、とにかくその曲の背景までも歌いこむぐらいのカメラの叙情的にして情感あふれるしっとりとした歌声が印象的だ。
ジョアン・モネのピアノも彼女との付き合いは長く、そのためヴォーカルのイメージを大切にその情感を盛り上げていて、その相乗効果は大きく、しっとりと潤いのあるなかなか出来の良い好盤となった。
こうしたそれぞれのキャリアを生かしたデュオはやはり聴く者にも訴えてくるものが大きい。
(評価)
▢ 歌・演奏 ☆☆☆☆☆★
▢ 録音 ☆☆☆☆★
(視聴)
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コメント
いや、いいですね。とてもバルセロナ出身と感じさせないくらい洗練されています。女性ボーカルも「汲めども尽きない ・・・」、そんな果てがないという感じでしょうか。喜ばしいことですが。
投稿: 爵士 | 2019年4月 8日 (月) 11時38分
爵士さん、こんにちわ。
そうなんです、このアルバムのリリース当時はそれほど注目されていなかったと思いますが、なかなか味のある円熟ヴォーカルですね。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2019年4月 8日 (月) 17時33分