シャノン・フォルセルのジャズ・ヴォーカル shannon forsell 「the nearness of you」 / (photo) 融雪・融氷の時
[NY PHOTO]
融雪・融氷の時 3
1. 毎年繰り返す融雪・・・しかし年ごとにその描く造形は同じでない
2. 春の陽を浴びて、再び新しい「生」を実感する
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[今日のMUSIC]
手慣れたバック演奏で本格的アメリカン・ジャズ・ヴォーカルを堪能できる
<Jazz>
shannon forsell 「the nearness of you - a tribute to Hoagy Carmichael」
LML Music / USA / LML CD 254 / 2011
shannon forsell : Vocal
zaeh lapiduds : piano
Frank smitj : bass
greg artry : drums
p,j,yinger : ukelele 6 trumpet
rob dixon : saxophone
米・インディアナ州出身の女性歌手シャノン・ホルセルshannon forsellのヴォーカル・アルバム。彼女に関しては全く白紙であったが、やはり寺島靖国のコンピレーション・アルバム「For Jazz Vocal Only Vol.3」に登場して知るに至った。
このアルバムは、米国の作曲家、ピアニスト、歌手、バンド・リーダーで、"スターダスト"、"スカイラーク"、"我が心のジョージア"などの曲でしられるホギー・カーマイケル(1899-1981)のトリビュート・アルバムとなっている。つまりジャズ界スタンダードを歌い上げたと言ってよいもの。
(Tracklist)
収録は11曲、そしてなるほど、寺島靖国は曲"Georgia On My Mind"を選曲しているが、この曲の出来は出色である。いすれにしてもバックの演奏陣がアメリカン・ジャズを達観しての演奏で、曲を盛り上げていて聴くに充実感ある。それはピアノ・トリオに味付けしてのトランペット、サックスが往年のジャズ色を知らしめてくれるのである。
又シャノンのヴォーカルはジャズの酸いも甘いも知り尽くしての曲による感情を表現するに技量たっぷりで、とにかくジャズを楽しむに十分の出来。米国でのクラブやキャバレーにてのムードそのものが楽しめると言ってよい。
彼女の紹介ものもあまりなく不明な点も多いが、インディアナポリスにあるThe Cabaret at the Columbia のマネージャー兼芸術監督を務めているらしい。米国ジャズ・ヴォーカリストそのものなのである。
推薦曲はM3."The Nearness of You", M5."Skylark", M7."Georgia On My Mind", M11."Stardust"といったところか。
(評価)
▢ 選曲・演奏・歌 : ★★★★☆
▢ 録音 : ★★★★☆
(視聴)
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コメント
風呂井戸さんこんにちは.
このあたりのヴォーカルは、ボクにとっては完全に未知な世界ですのでいつもながら勉強させていただいております.
それにしても、モノクロな静寂感漂う写真がいいですね、こちらも勉強になります.
投稿: moto | 2019年4月15日 (月) 07時00分
motoさん、コメント有難うございます。
今や、ジャズ・ヴォーカルは完全に女性の世界になっていて、世界は広いですね。
そうそう、昨年は通してmotoさんは撮影術にまい進でしたね。ときにはモノクロもいかがですか。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2019年4月15日 (月) 09時31分