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2019年10月31日 (木)

King Crimson 2019年10月映像版「Rock in Rio 2019」

もう足かけ6年目となるトリプル・ドラムス・クリムゾンも完成期か

<Progressive Rock>

<Bootleg DVD>  
King Crimson 「Rock in Rio 2019」

Kc2019

Live Rock in Rio  / Oct.6.2019

(Tracklist)
01.Drumsons
02.Neurotica
03.Red
04.The Court of the Crimson King (with Coda)
05.Indiscipline
06.Epitaph
07.21st Century Schizoid Man

Kc

Fripp_20191031091901  キング・クリムゾン三連発です。
 新生キングクリムゾンも6年目となり「2019年南米ツアー」敢行、ついこの間の10月6日にブラジル・リオデジャネイロで行われたロックフェス「ロックインリオ2019]でのライブをプロショット収録した最新映像がお目見えしている。テレビ放映されたモノか。なんとこれは南米のハードロック系がメインのフェスであって、クリムゾンが出演は珍しい。その際の映像で注目だが、大観衆の前ににて圧倒的な観衆の支持を得た。
 ワンマンショーではないので、時間も限られた中で、"スターレス"は無かったが、どちらかというとファンには喜ばれる楽曲が選ばれていて、最初から最後までいつも通りバンドの集中力も素晴らしく迫力あるライブが堪能できる。ブートとは言えHDマスターソースから製品化されたものという。

LevinMcollinsJakko

 スタートからトリプル・ドラムスによる演奏で度肝を抜いての演奏。映像からメンバーを見ると、このところキーボード担当していたBill Rieflinが抜けていて、一時そうだった7人体制で、キーボードはJeremy Stacey がドラムスとともに演じている。
 Jakko Jakszykは完全にもうクリムゾンのヴォーカル担当になってかなり自然体で演じている。
 相変わらず、インプロにおいてはもうMel Collinsはお得意のスタイルで味を付ける。なにせ昔から暴れるのは得意。
 Tony Levin のベースは相変わらず落ち着いている。

PmasHarrisonJstacey

 かってのジャズ・ドラムス的タッチは、Gavin Harrisonがなかなか上手いドラムスを展開する。
 Pat Mastelottoは相変わらずパーカッションとドスンバタンのドラムスを叩く。
 とにかくここでもあまり表に出る雰囲気も無く、Robert Frippは静かにギター、キーボードを満足げに演じている。ここ6年間である程度満足できるクリムゾン回顧を成し遂げたのであろうから、そろそろ頭の中はニュー・アルバム構想でも出来ているのか、ちょっとそんなことも感じながら見たというわけだ。

(評価)
□ 選曲・演奏 ★★★★★☆
□ 画像・録音 ★★★★☆

(参考視聴)

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コメント

 親愛なる風呂井戸さま。今年もあと1ヶ月あまりになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。ここにきてクリムゾン3連発には脱帽しました。でも全くその通りだと思います。それにコレクターズ・クラブも48弾ですか。いつまで続くのでしょうか。またそれだけの音源が残されていただけでも大したものです。きっと今の音源も、今後50年近くにわたって、発表され続けていくのではないでしょうか。子や孫にも伝承されなければいけませんね。貴重な情報ありがとうございました。

投稿: プロフェッサー・ケイ | 2019年11月19日 (火) 19時34分

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