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2020年2月 5日 (水)

WOAのウィズイン・テンプテーションWithin Temptation 「W : O : A 2019」

大観衆との一体感はさすがである

<Symphonic Metal>

Within Temptation 「W : O : A 2019」
Bootleg DVD / Hauptstrasse, Wachen, Germany 2019.08.02

Woa2 

シャロン・デン・アデル (Sharon den Adel) - ボーカル (1996- ) 
ローベルト・ヴェスターホルト (Robert Westerholt) - ギター(1996- 現在制作担当) 
ルード・ヨリー (Ruud Jolie) - ギター (2001- )
ステファン・ヘレブラット (Stefan Helleblad) - リズムギター (2011- )
イェローン・ファン・フェーン (Jeroen van Veen) - ベース (1996- )
マルテン・スピーレンブルフ (Martijn Spierenburg) - キーボード (2001- )
マイク・コーレン (Mike Coolen) - ドラムス (2011- )

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  フィンランドのナイトウッシュのオフィシャル・ライブ映像盤『DECADES』を前回取り上げたので、ここでオランダのウィズイン・テンプテーションを取り上げておこう。いずれにしてもシンフォニック・メタルと言うところでは、この二バンドは今や世界の両雄としてとして君臨しているからである。
 この映像盤は、ブートレグではあるがプロショットもので、その映像はオフィシャル以上の素晴らしさで圧巻。
 ドイツ北部のヴァッケンで1990年から始まって、1998年には世界的メタル・フェスティバルの大イベントに成長したメタルの暑い夏の祭典。そして昨年の「WAKEN OPEN AIR 2019」のステージを録画した最も近くの映像だ。

Img_2085trw (収録曲)

01.Raise Your Banner
02.The Reckoning
03.Stand My Ground
04.In The Middle Of The Night
05.The Heart Of Everything
06.Ice Queen
07.Faster
08.Supernova
09.Paradise (What About Us?)
10.What Have You Done
11.Mad World
12.Mother Earth

 この日は運悪く雷雨トラブルにあった様だが、まさに数万人という大観衆のHARDER STAGEにウィズイン・テンプテーションWITHIN TEMPTATIONが登場。序盤は2018年に5年ぶりにリリースのアルバム『RESIST』から"Raise Your Banner"、"The Reckoning"をプレイ。曲がシャロンの低音のヴォーカルから始まりやや静かな印象のスタートだが、次第に盛り上がってゆくのはさすが人気バンド。
  3曲目にはあの大ヒット曲"Stand My Ground"が登場で、一気にオーディエンスをして虜にしてしまう。
 アルバム『Hydra』(2014)の大成功後は、噂では"燃え尽き症候群"のような状態に陥り、シャロンはソロ・プロジェクトを始動させたりで、このバンドの行く末に不安がよぎったのだった。しかし2018年5年ぶりのアルバム『RESIST』が登場し、ファンをホットさせたのだった。
 そしてこの2019年のメタル・フェスティバルに登場してのパフォーマンスに聴衆は酔うと言うことになった状況なのだ。

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 このステージで見る限り、シャロン嬢もいまや"お母さん"というイメージになってきたとはいえ、このシンフォニック・メタルの中心としてのヴォーカルは相変わらず聴衆を引きつけての演技は立派というところ。
 M5."The Heart Of Everything" は会場に響き渡る展開はシンフォニックな演奏で包み込む。
 M6."Ice Queen" のアコースティック・ギターをバックのこのライブ唯一のシャロンのバラード・ヴォーカルも聴かせどころでしっとりとしていい。
 M7."Faster " ルードとステファンのツインギターも映像を見る限り健在だ。 
   M9."Paradise" 元ナイトウィッシュのターヤとの共演で話題になった曲も登場。
   アンコールのM10."What Have You Done "は、シャロンの実力のみせどころ、なになに歳を感じさせない健在ぶりだ。
 M12."Mother Earth" の荘厳な夕陽に映える会場での一体感はお見事。

 しかし、便利な世の中になりましたね。ついこの間のドイツにおけるライブもプロショットでこうしてじっくり見れると言うことですから。そんな中で、彼らも20年の経過を重ねると紆余曲折もはらむと思うが、こうしてバンドとして健在であった事が何よりも目出度いのである。

<参考 : Within Temptation 過去のスタジオ・アルバム>
①Enter (1997年)
②Mother Earth (2000年)
③The Silent Force  (2004年)
④The Heart Of Everything (2007年)
⑤The Unforgiving (2011年)
⑥Hydra (2014年)
⑦Resist(2019年)

(評価)
□ 曲・演奏  ★★★★★☆  90/100
□ 画像・音質 ★★★★☆  85/100

(視聴)

(この"2019WOA-Liveのプロショットもの"は、まだ見つからないので・・・参考に↓)
Within Temptation Ft.Tarja PARADISE Live at Helfest Festival 2016

 

 

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コメント

Wackenはどのバンドも気合入りますし、ましてや実力派のベテランバンドならば…、ですね。お母さん的パフォーマンスが時代を感じさせますが、やはり面白いですね。

投稿: フレ | 2020年2月 8日 (土) 22時55分

フレさん、
こんばんわ、コメントどうも有り難う御座います。
WOAの大会場ですが、このバンドも安心してみていられますネ。ちゃんと会場一帯を引きつけてしまう。
2019の直近映像で、シャロン嬢(?)も元気で頑張ってました。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2020年2月 8日 (土) 23時37分

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