ジェフ・ベック Jeff Beck 「CROSSROADS GUITAR FESTIVAL 2019」
ジェフ・ベックは相変わらずの歳を感じさせない若さを発揮
ジョニー・デップがゲスト参加
<Rock>
Jeff Beck 「CROSSROADS GUITAR FESTIVAL 2019」
VIDEOSMASH / VS-324BDR / 2019
LIVE PRO-SHOT BLU-RAY DISC 5.1SURROUND
Live at American Airline Center, Dallas, Texas, USA
September 20, 2019
Jeff Beck : Guitar
Vinnie Colaiuta : Drums
Rhonda Smith : Bass
Jimmy Hall : Vocal
Venessa Freebairn-Smith : Cello
(Guest)Johnny Depp : Guitar, Vocal
エリック・クラプトンの主催する毎年行われているギター・フェスティバルの「CROSSROADS」だが、今年9月20日のジェフ・ベックのステージの模様をプロショットで完全収録したBootleg盤。しかしブルー・レイによる画像も素晴らしく、又音質も5.1サラウンドと立派。
そして今年はなんとスペシャル・ゲストとして、昨年来共演で話題になっていたあのジョニー・ディップがギターとともにボーカル・ナンバーを披露している。
メンバーはこのところのあの美人チェロリスト擁したジェフ・ベック・バントである。そして演ずる曲は下のようなところであった。
ジェフJeff Beck のギターに、いつものスミスRhonda Smith(Bass) , 久しぶりのカリウタVinnie Colaiuta(Drums)そして話題の ヴェネッサVenessa Freebairn-Smith のCelloが加わる布陣で、今までプロショットものがまだ公開してかったため、貴重な映像盤。例のJimmy Hallのヴォーカルが入る。
そしてなんと あの話題のジョニー・デップJohnny Depp がギターとヴォーカルでこの「CROSSROAD」にもゲスト出演。これはやっぱり話題になる。 演じた曲は上のような9曲で、ジェフの演奏は、いつものように M1."SPACE FOR THE PAPA"とあるのは、むしろ"INTRODUCTION"で"BIG BLOCK"が演じられ、M3."STRATUS"とで盛り上げる。
しかし私は、このジェフ・ベック・バンドでは注目の一つは、ヴェネッサのチェロがどのように曲の中で生きるのかということにもあった。もともと過去にキー・ボードも多用したジェフ・ベックであるので、恐らくそのような感覚でチェロを流すのだろうと踏んでいたのである。それはM2."CAROLINE,NO"で手に取るように解った。それはバラード調の曲でチェロの調べが流れ、そこにシェフの美しいギターが乗るパターンでお見事と言うことになる。このあたりはこの映像版で非常に解りやすい。
そしてM4."RUMBLE"からジョニー・デップが登場して、まずM5."ISOLATION"でヴォーカル披露開始、まあ上手いとは言えないが、興味をそそるところはピカイチ。
そしてM6."HEDDY LAMAR"では、ジョニーはしっとりと歌い上げる。この曲がこのゲスト出演のメインの曲なんだろうなぁ。チェロ、ギターが静かにメロディーを流し、しっとりと聴かせるパターン。
M7."BRUSH WITH THE BLUES"は、ジェフのギターの聴かせどころで盛り上がる。
毎年、「CROSSROADS」で楽しませてくれるジェフ・ベック、これも年中行事になっていて彼の健在ぶりを見ることが出来て。結構なことである。又こうしたプロショットの優良映像盤の出現も頼もしい限りである。そしてここでも観れたジョニー・デップには、いずれにせよ驚きました。
(評価)
□ 選曲・演奏 ★★★★☆ 80/100
□ 録音・映像 ★★★★★ 100/100
(参考視聴)
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