ジェフ・ベック

2018年8月11日 (土)

ジェフ・ベックJeff Beckの映像版「JEFF BECK BARCELONA 2018」

ジェフ・ベック・ニュー・グループはチェロの導入でムード倍増

<Rock>
[DVD] Jeff Beck「JEFF BECK BARCELONA 2018」
            Festival Jardins Pedralbes 2018


Barcelona2018

Live at Jardins del Palau Reial de Pedralbes, Barcelona, Spain 28th June 2018

 Jeff Beck - Guitar
Rhonda Smith - Bass
Vinnie Colaiuta - Drums
Jimmy Hall - Vocal
Vanessa Freebairn-Smith - Cello

Vannssaw この春、欧州公演(19公演)をこなしたジェフ・ベック、そのついこの間の2018年6月28日の「バルセロナ公演」の映像版だ。これは勿論、ブートの世界だが、なんと最前席でのオーディエンス・ショット。こうゆうのがどんどん出てくる今日は、昔を思えばなんと有り難いことか。

 今回は、なんと言ってもこのところのジェフのお得意のアイルランドの民謡である曲" Mna Na hEireann (アイルランドの女達)"をチェロを交えての演奏だ。ジェフのこと、やっぱり美人チェロリストを連れてきた。それはヴァネッサ・フリーバーン・スミスVanessa Freebairn-Smith だ(→)。彼女はアメリカ人で、私がなんとなく知っているのは美女ヴァイオリニストのリリ・ヘイデンとの共演がかってあったというところだ。もともとこの曲は、2011年には、やはり美女ヴァイオリニストのシャロン・コア-Sharon Corrとも演じていて、とにかくジェフの美女共演シリーズのお得意曲。アイルランド民族運動で死んでいった悲しき女性達を表現豊かに描き訴えてくる。ヴァネッサは、この曲ばかりでなく全曲にチェロを演じている。いやはやジェフのロックはまだまだ進化しているのである。

16_0728_stevehefterw(Setlist)
1. Intro
2. Pull It
3. Stratus
4. Nadia
5. You Know You Know
6. Morning Dew
7. I Have to Laugh
8. Star Cycle
9. Lonnie on the Move
10. Mna Na hEireann
11. Just for fun
12. Little Wing
13. A Change Is Gonna Come
14. Big Block 
15. Cause We've Ended As Lovers
16. You Never Know
17. Brush with the Blues
18. Blue Wind
19. Superstition
20. I Want to Take You Higher (with Ruth Lorenzo)
21. A Day in the Life
22. You Shook Me
23. Going Down

 ここ数年若さは全く変わりの無いジェフ・ベック、ここでも往年のキャリアを誇る曲群を展開。"Stratus" 、"Big Block"、  "Nadia"そして愛すべき曲"Cause We've Ended As Lovers "、更にオーディエンスからも拍手の多い" Brush with the Blues "などサービス満点。
 又メンバーではVinnie Colaiuta のDrumsが復活、 それとこのところお決まりのRhonda SmithのBassだ。Jimmy Hall のVocalも入る。 しかし今回はチェロを加えてのなんとも不思議な異色バンドとなっている。

Ruthlorenzoactuandow やっぱり、"You Know You Know" が結構楽しい演奏であり、Rhonda Smithのベース・ソロ、Vinnie Colaiuta のドラム・ソロも交えてくれる。私の注目曲。
 先にも話にあげた"Mna Na hEireann" が目玉だが、今回のもう一つの目玉曲は" I Want to Take You Higher" だ。この曲ではスペイン出身の女性シンガーのルート・ロレンソRuth Lorenzo(→)の登場。この歌手私は知らなかったが、歌も聴き応えあるが、更にアクション共々その激しさは見応え十分。ちょっと注目してしまった。
 そして最後には"A Day in the Life" を聴かせ、アンコールへといった内容。

 全体にちょっと残念なのは、カメラの位置から美女のチェロリスト・ヴァネッサが十分とらえられていなかったことだ。まあブートとしてはジェフは完璧に捕らえた期待に答えた映像だから、許すといったところであろう。これは次なるオフィシャル映像版にでも期待を持たせられたと言うことで、もう一つの楽しみを残してくれた。

(評価)
□演奏 :       ★★★★☆
□映像・サウンド : ★★★☆☆

(視聴)

① With Vanessa Freebairn-Smith  "Mna Na hEireann"

② With Sharon Corr  "Mna Na hEireann"

③ Ruth Lorenzo

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2018年6月18日 (月)

なんとなく好きな曲(1) 「Cry Me A River」~歌姫の競演

 特別な意味は無いのだが、昔からなんとなく好きな曲(歌)があるもので・・・・そのうちの一つにもう60年前の曲で、今でも女性ジャズ・ヴォーカルのアルバムにはよく登場する「Cry Me A River」だ。

 この曲は、近年ロックの大御所にもなりつつあるジェフ・ベックもギター・ソロで演じたりと、登場は延々と今日に繋がっているのだ。そこで取り敢えず最近この曲を唄いあげた歌姫を聴き比べてみようと、手元にあったアルバムから取り出して並べてみたところ十数曲となった。

         ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

Jl1 もともとこの曲は1955年にジュリー・ロンドンJulie London(1926-2000 (→))の歌唱で米国で大ヒットしたものだが、作曲・作詞者はアーサー・ハミルトンArther Hamilton(1926-)である。この曲も意外に難産で、当初は映画音楽(「皆殺しのトランペット」)として作曲されたのだが却下され、なんと映画企画者で監督・主演のJack Webbがこの曲を惜しんで、自分と離婚したばかりのジュリー・ロンドンに紹介したというのである。そしてジュリーは、ギターとウッド・ベースのデュオをバックに唄いあげてヒットとなったものだ。これによりB級女優であったジュリーは一躍歌手として脚光を浴びることになったというもの。

 私が昔初めて聴いた当時は、当然このジュリーの唄ったものだが、歌の歌詞の内容などは特に理解もせず気にもしないで聴いて気に入っていたのだが、一度は裏切りながら復縁を乞う恋人に向かって”いまさらもう遅い、川のように泣くがいい”といういやはや”恨み節”と言えるバラード曲なんですね。しかし究極はそう言いながらも受け入れる女心を臭わせるのが良いのかも。

  そして1956年には映画「女はそれを我慢できないThe Girl Can't Help It」にジュリーは特別出演してこの曲を登場させ、世界的ヒットとなった。

         ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

そこで私が作製したCD(勿論、私のプライベイトのもの)

「CRY ME A RIVER」 selected by photofloyd

Cda_2
1. Jeff Beck
2. Imelda May
3. Julie London
4. Nicki Parrott
5. Cheryl Bentyne
6. Diana Krall
7. Ilse Huizinga
8. Lyn Stanley
9. Hetty Kate
10. Barbora Mindrine
11. Alexis Cole
12. Halie Loren
13. Tierney Sutton

 

  どうですか、結構興味深いメンバーが集まりました。

Imeldamay_30 ”さあ、皆うまく歌えよ・・・・”と言う感じで、Jeff Beckの演奏からスタートさせた。そして歌姫トップは、ジェフとのコンビの私が言うところのあちらの美空ひばりImelda Mayの歌から始まる(実は美空ひばりもこの曲を日本語歌詞で歌っていますが、良い音源が手元に無し)。このイメルダはロックでもジャズでも何でもこなす、上手いです。そしておもむろにJulie Londonの登場、今聴いても情感の表し方は古くさくなくお見事。そして続いて今や花形のヴォーカリストを登場させるというパターン。いやはやそれぞれ皆個性ありますね。

NickipCheryi_b3Dk3Lynstanley






 Nicki Parrottは無難に唄っていますが、ちょっと情感が少ないかな。Cheryl Bentyneはバックのトランペットが効いてジャズっぽい。Diana Krallはやっぱり独特のクラール節。Ilse Huizingaはやや大人しいかなぁ、ちょっと既成のイメージとは違う。Lyn Stanleyはバックのサックスと共に大人ムード。Hetty Kateは情感抜きの異色派。Barbora Mindrineはバックこそ違ってもジュリー派。Alexis Coleは唄い聴かせる派。Halie Loren は小節を効かしての自分派。Tierney Suttonはまさに彼女の世界で歌い込む、別の曲かと思わせる。

 こうして並べて聴いていても、それぞれに個性があって飽きないところが味噌。従ってまだまだ多くの女性ヴォーカリストがこれからも聴かせてくれることが楽しみな曲である。

Cry Me A River
             (Arther Hamilton)

Now you say you're lonely
You cry the long night through
Well, you can cry me a river
Cry me a river
I cried a river over you

Now you say you're sorry
For being so untrue
Well, you can cry me a river
Cry me a river
I cried a river over you

You drove me, nearly drove me, out of my head
While you never shed a tear
Remember, I remember, all that you said
You told me love was too plebeian
Told me you were through with me and

Now you say you love me
Well, just to prove that you do
Come on and cry me a river
Cry me a river
I cried a river over you
I cried a river over you
I cried a river...over you...

 今頃になって あなたは「淋しい」なんて言うのね
一晩中 涙に暮れながら
だったら たくさんお泣きなさい
川のように泣くといいわ(涙が川になるまで泣いてみせて)
私だって あなたの為に たくさん涙を流してきたんですもの

今さら 「すまない」なんて謝られてもね
自分がどんなに不実だったかを
だったら たくさんお泣きなさい
川のように泣くといいわ
私だって あなたの為に たくさん涙を流してきたんですもの

あなたが涙しなかった時も
私はどれほどあなたに夢中だったことか
忘れもしないわ あなたが私に言った事
恋なんて バカらしいとか
私とはもう終わっただとか

それなのに
今さら あなたは「愛してる」なんて言うのね
だったら それを証して見せて
川のように あふれる涙で
        (ネット上でみた日本語訳を拝借)



(視聴)

* Imelda May

* Diana Krall

* 美空ひばり

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2017年10月24日 (火)

ジェフ・ベック50周年ライブ映像版「LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL」

老兵なんと老いず・・・・50周年記念というのに

<Rock>

JEFF BECK 「LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL」
(Blu-ray) eagle vision / USA / FBBRD5337 / 2017

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(Blu-ray Tracklist)
1) The Revolution Will Be Televised
2) Over Under Sideways Down
3) Heart Full Of Soul
4) For Your Love
5) Beck's Bolero
6) Medley: Rice Pudding / Morning Dew
7) Freeway Jam
8) You Never Know
9) Cause We've Ended As Lovers
10) Star Cycle
11) Blue Wind
12) Big Block
13) I'd Rather Go Blind
14) Let Me Love You
15) Live In The Dark
16) Scared For The Children
17) Rough Boy
18) Train Kept A-Rollin
19) Shapes Of Things
20) A Day In The Life
21) Purple Rain

1 ジェフ・ベックは、60年代にヤードバーズでデビューでしたね。その後ジェフ・ベック・グループ、ベック・ボガート&アピスやソロなどと、多彩と言えば多彩な50年経歴のロッカーだ。しかし近年はソロとしての評価が高い中、忘れがちな彼の歴史を思い起こす50周年記念ライブ映像版の登場。2016年8月10日のハリウッドボウルにおけるスペシャル・ライヴを収録している。
 登場メンバーは(→)、2016年ですから、BONESなどのお馴染み「Loud Hailer ツアー」のメンバーをベースにしている。そしてお祝いの6人のスペシャル・ゲストが登場するというパターン。しかし近年のサンタナがゲストを集めての大騒ぎほどは派手ではない。そこはジェフ・ベックの性質が出ているんでしょうね。
 なにせこの映像盤の日本ものは値が高すぎる・・・・と、言うことで一番安い輸入盤Blu-rayを待ってました。DVDよりはやっぱり画像、サウンドを考えBlu-rayってとこで。

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 Buddy Guyはよくサンタナにも顔出してますが、特に変わったところはなく貫禄と迫力のブルースですね。

Jbsw Beth Hartの上手い歌、Jan Hammerのキーボード、ZZトップのBilly Gibbonsなど最近私はあまり観なかった連中が懐かしいと言ったら変ですが、そんな感じだ。エアロスミスのSteven Tylerのロッカーぶりはやっぱりねぇ~~ってところだ。結局ロッカーは今時若い者にはまかせられないってことですかね。こういったところはやっぱり老兵スペシャルでした。
 ヤードバーズ時代の曲、ジェフ・ベック・グループ時代の曲も上手く取り入れてお祝いムードは十分にある。ソロの代表曲もしっかり盛り込んで楽しませてくれる。
 しかし、やっぱりRhonda Smithのベース、Carmen Vandenbergのギターも格好良くてね・・・Rosie Bonesも頑張っていて、Jeff Beckの女性扱いも堂に入ってます~そのあたりはやっぱり見物。70歳過ぎてもつまり現役そのもの。そうそう"A day in the life"も更に円熟してました。

 こうしてみると、近年のジェフは上手にメンバーを入れ替えしてのソロ活動が堂に入っていて、昔の連中の方がむしろ違和感が無いでは無いというのは、私の感覚がおかしいのでしょうか。
 まあ、映像版として楽しいアルバムには相違ない。

(視聴)

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2017年9月 7日 (木)

ジェフ・ベックJeff Beck 2016年ライブ映像盤2題=その1「Baloise Session 2016」

BONES とJimmy Hallとの共演~良好映像Blu-ray盤

<Rock>
JEFF BECK 「Baloise session 2016」
VIDEOSMASH / VS-299BDR / 2017


Baloisesessionw

NTSC FULL HD 16:9  Linear PCM Stereo / Dolby 5.1 Surround time approx. 76min. / 1BDR
Live at Event Halle, Basel, Switzerland on 22nd October, 2016

Jeff Beck - Guitar 
Carmen Vandenberg - Guiter
Jonathan Joseph - Drums
Rhonda Smith - Bass
Tracks 1,4,10,11,16 -  Rosie Bones on Vocal
Tracks 6,7,13,14,15 - Jimmy Hall on Vocal


 2016年ジェフ・ベックの原点回帰・スタジオ・アルバム『LOUD HAILER』(ATOCO)リリース後、BONESを引き連れてのツアーを続けていたジェフ・ベックの、歴史あるスイスのバーゼルにおける”バロイーズ・セッション”でのライブの模様が、プロ・ショットのブルーレイ映像・5.1サラウンド・サウンドで登場した。

Hollywoodbowl2016w(参考までに)
 ここに来て忙しいのは、更にジェフ・ベックがデビュー50周年の節目に行った2016年8月10日のスペシャル・ライヴを収録した映像作品が、これ又ブルー・レイ映像版で登場する。それは『LIVE AT HOLLYWOOD BOWL』(→)で、こちらはスティーヴン・タイラー(エアロスミス)、かってコンビのキーボーディストのヤン・ハマー、更にいつものお付き合いの今やブルースの主といったバディ・ガイ、ZZトップのビリー・ギボンズや女性シンガー・べス・ハートをゲストに迎え、まさにスぺシャルそのものの記念ライブ。こんな堪らない映像版も登場する(これに関しては次回とする)。

 さて、本題に戻って、2016年10月22日スイス・バーセル・イベントホールで収録されたこの公演はハイヴィジョンTV放送されたもので、最高レベル・プロショット映像・サウンドで楽しめるので嬉しい限り。

Rosiejeffw(Tracklist)
1. The Revolution will be Will Be Televised
2. Lonnie on the Move
3. Live in the Dark
4. The Ballad of the Jersey Wives
5. You Know You Know
6. Morning Dew
7. A Change Is Gonna Come
8. Big Block
9. Cause We've Ended as Lovers
10. O.I.L. (Can't Get Enough of That Sticky)
11. Scared for the Children
12. Beck's Bolero
13. Shapes of Things
14. Rollin' and Tumblin'
15. Superstition
16. Right Now


Jeff1

 い~や、何時見てもジェフ・ベックはかっこいいですね。デビュー50周年とは信じられないところだ。この今回のツアー映像はいろいろとブートでも見ましたけど、このBlu-ray版は最高です。ギターを弾く指先の細かい動作までしっかり見れます。
 今回共演したRosie Bones も例のごとくステージ・アクトは歌以上に派手で・・・・尖っているムードはロックとして楽しめる。意外にCarmen Vandenberg のギターはおとなしいが、まあジェフとのツインですから遠慮しているんでしょうね。ほんとはもう少し暴れさせてやって欲しかった。しかし近年はジェフは若い女性軍をうまく使ってますね。
 アルバム『LOUD HAILER』からの曲を、主としてRosie Bonesにステージ華やかにさせ、そうはいっても ”Big Block”、” Cause We've Ended as Lovers”、 ”Rollin' and Tumblin'”などなど、過去の注目曲をしっかり盛り込んで楽しませる。更にハーモニカ奏者でヴォーカリストのJimmy Hall (もう昔だが、ジェフ・ベックの1985年のアルバム『フラッシュFlash』でヴォーカルを演じた)には又彼のブルース調なども聴かせて一段とライブを厚くしている。もう彼も70歳に近いはずだが歌は衰えていない。今でもジェフは彼との共演を楽しんでいる。
 私は結構Rhonda Smith のJazzyな Bassが好きなんですが、それも生かして楽しいステージにしていて先ずは結構なライブであった。

(参考視聴)
”Live in the Dark”

            *                       *

  Tokyo Internatinal Forrum 2017

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2017年5月27日 (土)

大変身のイメルダ・メイIMELDA MAY 「LIFE. LOVE. FLESH. BLOOD」

”アイルランドの美空ひばり”(私の独断的命名)
~相変わらずの抜群の歌唱力は健在~

<Jazzy Pop,  Blues , Folk>
IMELDA MAY 「LIFE. LOVE. FLESH. BLOOD」
DECCA / EU / 5714901 / 2017

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Prodused by T Bine Burnett
Written by Imelda May

Vocals : Imelda May
Gest Player : Jeff Beck (Guitar M2),  Jools Holand (Piano  M9)
Marc Ribot : Guitar
Jay Bellerose : Drums
Zachary Dawes : Electric Bass
Dennis Crouch : Acoustic Bass
Patrick Warren : Keyboad


 これはイメルダ・メイのメジャー四作目、アルバム・タイトルが凄いですね、まさに彼女の生き様そのもの。彼女は私に言わせると”アイルランドの美空ひばり”だ。何を唄わせてもトップ・クラスのヴォーカルを聴かせてくれる。とにかくそうは言っても今まではやっぱり”ロカビリー歌姫”が看板。ところがここに来て驚きの大変身。大体髪型を現代風に変え、化粧もそれにそってかってのロカビリー時代風とは全くの変身、女性ってこんなに変化するんですね。あの彼女をお気に入りのジェフ・ベックも驚いたでしょう。

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          ↓↓   (見よ!この変身)

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 それも彼女をそうさせたのは、やっぱり離婚でしょうかね。彼女のロカビリー・バンドのリーダー格のギタリストDarrel Highamと18年の結婚生活にピリオドを打ち、離婚が報じられたのはもう少々前の話(2015年)。しかしその後ここまで変身とは全く信じられないところ。

  私は、彼女をここで何回と取りあげたのはやっぱりファンだからです。とにかくロカビリーは勿論だが、ジャズを唄わせても最高です。ジェフ・ベックとの共演での”Lilac Wine”、”Cry me a River”なんかは一流のジャズ・シンガーをも圧倒する(アルバム:Jeff Beck 「EMOTION & COMMOTION」(WPZR-30373/4,  2010))。

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 そしてこのアルバムにみるように、唄うはその曲調も大変化、なにせあのロカビリーの”Johnny Got a Boom Boom ”からの変化ですからね。まあとにかくお得意のロカビリーも顔を出すが、もう完璧な大人のシンガーへ変貌を遂げてみせ、ジャジー・ポップから、ブルース、フォーク、ロック、ソウル、ゴスペル、ジャズにまでに渡っている。これぞ彼女の芸達者の極地。そしてこの曲群、やっぱり全曲彼女の手によるオリジナル曲である。彼女に言わせると”自分の日記みたいなもの”と表現されている。
 レコーディングはLos Angelesにて7日間で行われたもの。

(Tracklist)
1.  Call Me
2.  Black Tears
3.  Should’ve Been You
4.  Sixth Sense
5.  Human
6.  How Bad Can A Good Girl Be
7.  Bad Habit
8.  Levitate
9.  When Its My Time
10.  Leave Me Lonely
11.  The Girl I Used To Be


Imagew_2 まずオープニングのM1.” Call Me”とM3.”Should’ve Been You ”で驚きますね。この2曲は今回の変身の代名詞的曲。みごとな二種の現代風ジャージー・ポップに感動です。
 又二曲目のリード・トラックM2.”Black Tears ”はジェフ・ベックのギターが登場。彼女の内と外の真実の心の姿をバラードで歌いあげる。これは1-2年前からお目見えしていた曲。ロカビリー時代のスローバラードですね。そしてやっぱりジェフのギターは心に染み込みます。
  M6. ”How Bad Can A Good Girl Be ”これは又聴きやすい親密感あるメロディーで一皮剥けた彼女を知ることになる気が休まる曲。
  M7. ”Bad Habit ” やっぱり出ますね、ロカビリー調の軽快な曲。
 M8.”Levitate ”親近感のあるメロディー、説得力のヴォーカル、そして隠れた色気まで臭わせて、一緒に唄いたくなるような曲。
 M9. ”When Its My Time ”こんなカントリー・ブルースっぽい曲も登場。昔、プレスリーが激しい曲の後にしっとり唄い上げた姿とダブリますね。上手い。 
 とにかく全体的に非常に聴きやすい説得力十分の曲とヴォーカル。ソフトであるが、やや陰影のあるところが味噌だが、決して暗くない。そして軽快な曲も交えてのまあ見事なアルバムに仕上げている。

 彼女は1974年7月10日生まれ(実はどうでも良い話だが、偶然私と生まれた月、日は一緒)、と言うことで40歳を過ぎている。アイルランドのダブリン出身のシンガー・ソングライター。本名はイメルダ・メアリー・クラビーImelda Mary Clabby 。2008年にアルバム『ラヴ・タトゥ』でメジャー・デビューしている。2012年8月に娘を生んでの母親でもある。
 このニュー・アルバムで”ロカビリー歌姫”から、”落ち着いた雰囲気の大人なシンガー”へ変貌を遂げてみせ、新たな挑戦に踏み切った。それでも印象は30歳代と言ってもよい十分の若さを感じさせる。

 このアルバム・リリースはこの4月。それを知らないで居て、ブログ「ロック好きの行き着く先は...」のフレさんに教えられました。サンキュー。


(視聴)

       ”Black Tears”  ( 2016 )↓

      ”Cry me a River” with Jeff Beck   ( 2010 )↓

     ”Danny Boy”  with Jeff Beck  (2010) ↓

 

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2016年7月16日 (土)

ジェフ・ベックJEFF BECKの逆襲「LOUD HAILER」

歓迎 :若き気分を復活させる~ロックってこれだった!!

    <Rock>
      JEFF BECK 「LOUD HAILER」
      Atco / E.U. / 812279445 / 2016

Loud_hailer
ジェフ・ベックJeff Beck(G)
ロージー・ボーンズRosie Bones(Vo)
カーメン・ヴァンデンバーグCarmen Vandenberg(G)
ダヴィデ・ソラッツィDavide SollazziDs)
ジョヴァンニ・パロッティGiovanni Pallotti(B)
(Tracklist)

1.“The Revolution Will Be Televised”「レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド」
2.“Live In The Dark”「リヴ・イン・ザ・ダーク」

3.“Pull It”「プル・イット」

4.“Thugs Club”「サグ・クラブ」
5.“Scared For The Children”「スケアード・フォー・ザ・チルドレン」
6.“Right Now”「ライト・ナウ」
7.“Shame”「シェイム」
8.“Edna”「エドナ」
9.“The Ballad Of The Jersey Wives”「ジャージーの妻たちのバラード」
10.“O.I.L.”「O.I.L.」
11.“Shrine”「シュライン」

 ジェフ・ベックの6年振りになるオリジナル・スタジオ・アルバムが登場!。それがなんと”聴かせるベック”から”訴えるベック”の原点回帰・逆襲ヴォーカル・ロック・アルバムの登場。
 そして面白いことに賛否両論がわき上がっている。しかし”60-70年代ロック心”があるならば多分大歓迎だろう。そうそう私はその歓迎組(笑)。そうですロックってこれだった。

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  いやはやなんと女性ヴォーカル、女性ギタリストをメンバーに引き込んでいる。そうだよ、ベックももうお爺さんなんだから、孫のような娘連中を暴れさせるのも良いことだ。それは今や尖って売り出し中のロンドンのBONESの二人。ヴォーカルのロージー・ボーンズとギターのカーメン・ヴァンデンバーグだ。これにはいろいろとご意見あるようだが、私は大歓迎。

Jf4 さて、このアルバム11曲収録。ジェフ・ベック自身がプロデュースしており、共演のロージー・ボーンズやカーメン・ヴァンデンバーグと常時仕事をしているフィリッポ・シマッティFlippo Cimattiもアルバム制作に名を連ねている。従ってBONESとの完全な共作と言ってもよい。そして更にフィリッポが参加を要請したらしいドラマーのダヴィデ・ソラッツィとベーシストのジョヴァンニ・パロッティがリズム隊として参加。

 アルバム・タイトル「ラウド・ヘイラーLOUD HAILER」は、日本語では“大声で叫ぶ(携帯拡声器)”となると思うが、ジェフ・ベックは「今、世界で起こっている、不快な事を目にした時に声明を発表したいと思った。そして集会で使うメガホンが、大声で伝えたい自分の考えを表現するのにフィットすると思った」と語っているらしい。このあたりはベックにもまだまだ”ロック心”がちゃんと宿っていると思うのだが。

 更に、アルバムからの第1弾のシングルは2曲目の.“Live In The Dark”「リヴ・イン・ザ・ダーク」というハードなロック曲だ。しかしそれにも増してオープニングの.“The Revolution Will Be Televised”「レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド」は感動の強烈ヘビー・ロック。これに先ずは痺れてしまう。両者にもロージー・ボーンズのヴォーカルが乗ってくる。
Bones
 しかしこのアルバムはそれだけでは無い。バラード曲の5曲目“Scared For The Children”「スケアード・フォー・ザ・チルドレン」そして7曲目.“Shame”「シェイム」あたりは美しいベックのギターとロージー・ボーンズの歌い込みが聴かれる。彼女はハードなところとともにどっちもこなす芸達者であることが解る。こんなアルバムの色づけ展開は、百戦錬磨のベックによるところなのである。なにせ、ベックのハード・ロックからファンク、ソウル、ブルースと熟していくギター・ワークがこのアルバムで十分に活きているのだ。
 ロージー・ボーンズはこのアルバムの11曲のうち9曲で歌っていて(残りの2曲はインスト曲)、ファンク・ナンバーの”O.I.L.”まで、情緒豊かにしてパワフルなボーカルを楽しませてくれる。これも昨年開催されたロジャー・テイラーのバースデイ・パーティで、ベックがカーメン・ヴァンデンバーグのパフォーマンスに触れ、ひらめきがあっての事が、ジョインすることとなった直接のきっかけだということらしい。今までJoss Stoneなどとの共演をみれば決して不思議なことで無い。

 前アルバム『EMOTION & COMMOTION』 で”聴かせる、聴いてもらうロック”の完成によって、原点回帰したくなったジェフ・ベックが、親父心によって二人の女性を巻き込んでの”鋭く攻撃的ロック”(ちゃんと聴かせる曲も挿入して)の作成に至った事に喝采を浴びせるのである。

(視聴) ”Live in the Dark”, ”Scared for the children”

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2015年7月28日 (火)

ロジャー・ウォーターズRoger Watersのリマスター「AMUSED TO DEATH」

買うならBlu-ray Audio盤(High Resolution 5.1Surround , 24BIT/96KHZ uncompressed) 
 ~ ロジャー・ウォーターズのマジック・サウンドが圧巻で迫る

<Progressive Rock>

ROGER WATERS 『AMUSED TO DEATH』
COLUMBIA/LEGACY  / USA / CD+Blu-ray Disc / 88843090552 / 2015

Atod
Roger Waters : Vocal , Bass, Guitar
Jeff Beck : Solo Guitar
Patrick Leonard : Keyboards 
Graham Broad : Drums 
Randy Jackson : Bass
Jeff Porcaro : Drums
Katie Kissoon : Vocal
Doreen Chanter : Vocal

  23年ぶりにロジャー・ウォーターズRoger Watersの頂点アルバム『死滅遊戯AMUSED TO DEATH』がリマスターでの登場。
  とくに話題は、リミックスによるサウンドの改良だ。今回は最近話題の「Blu-spec CD2」での登場、それに「Blu-ray Audio」によるハイレゾ-5.1Surround盤なども。オーディオ意識の強いところが注目点がある。そしてなんと言ってもやはり”ハイレゾ-5.1Surround”によるところが聴きどころで「Blu-ray Audio」盤が今回の注目点。これは通常のCDとの組み合わせのDelux特別盤で手に入れるのが最も能率的(↓)。アートワークも上のように一新。

506 とにかくロジャー・ウォーターズの得意のSEと彼独特のマジック・サウンドが、ここまで音があったかと、ほぼかってのCDで聴いたものよりは、音質の改良の上に、間違いなく200%とまで言える音が聴こえてくる。これを聴けば再び手に入れるこのアルバムの価値は間違いなくある。久しぶりに5.1サラウンドの価値観を感ずることが出来た。ハイレゾ音質が効果を上げているのかも知れないが、間違いなくサラウンド盤で聴いてみて欲しい。
 これにはプロデューサーでもあり伝説的エンジニアでピンク・フロイドと関わり合いのあるジェームズ・ガスリーが、現代最高と言われる録音技術を駆使し、オリジナル・マスター・テープから再リミックスをしたものだ。

001 ギタリストにジェフ・ベックを呼んで作成したこのアルバムの価値観は既に過去のピンク・フロイドの作品群に勝るとも劣らないと言われるものだが、こうして二十数年ぶりに聴いても全く色あせていない(私に言わせるとこれが目下のところ実はピンク・フロイドの最終盤と思っている)。
 ウォーターズに言わせると彼の五十年以上のミュージシャンとしてのキャリアの中でも”ジェフ・ベックのギターは偉大なクラシック作品にも匹敵する。彼のギターの弾き方はヴァイオリンの巨匠と変わらない”と絶賛する。

 現代社会への警告も今にして更に現実的である。あの90年代のTV社会に警鐘を鳴らしたウォーターズのコンセフトは、当時の「湾岸戦争」「天安門事件」などから触発されて、現代社会の矛盾や戦争をTVによるエンターテイメントの一つとしてとらえてしまう社会への疑問からスタートしている。そしてその主張は”当時よりはむしろ今の2015年の人々の苦境に寄り添っているのかも知れない”と今回のリマスター盤のリリースの意義を彼は語っている。

(参考(紹介記事より)=Blu-spec CD2)
 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは2008年に発売を開始した 『Blu-spec CD』からさらに研究開発を重ね、この度Blu-ray Disc製造技術の すべてをCD製造に投入することによって、より一層原音に忠実な 高品質CD『Blu-spec CD2』(ブルースペックCD2)を完成させました。『Blu-spec CD2』は、お手持ちのCDプレーヤーでの再生が可能です。

(視聴1)

(視聴2)

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2014年8月30日 (土)

ブート界は大賑わい~ジェフJeff Beck & タルTal Wilkenfeld 「BEST of BLUES」

ブラジル・サンパウロでのジェフ・ベック~BEST of BLUES Festival 2014
  久々のタル(bass)とカリウタ(drums)とのパフォーマンスに湧く

 今年(2014)の5月9-11日に行われたブラジルはサンパウロで行われた「BEST of BLUES Festival 2014」には、2日目(10日)にジェフ・ベックの登場で21曲のパフォーマンス。しかも今年の日本始め各国の公演とはメンバーが変わって、この日のみのキー・ボード・レスであのタルとカリウタとの顔合わせが久しぶりに実現した。

Bestofblues91011_2Live at World Trade Center Golden Hall, Sao Paulo, Brazil 10th May 2014 
(今年の主たるメンバー)
Buddy Guy
Jonny Lang
Ana Popovic
Jeff Beck
Joss Stone
CéU
Marcelo D2
Aloe Blacc
Troy 「Trombone Shorty」 Andrews & Orleans Avenue


さてこのフェスティバルの記録は、どうもオフィシャル・アルバムとしては登場はなさそうで、そこで当日のオーディエンスによる映像や録音ものが巷に目下溢れているのである。
 特にジェフ・ベックは、近年珍しいヴォーカルものを主体として演じていて、そこに次のようなメンバーで、にジミー・ホールも加わってのパフォーマンス。・・・・
Jeff Beck - Guitars
Vinnie Colaiuta - Drums
Tal Wilkenfeld - Bass, Vocals on You  Shook Me
Jimmy Hall - Vocals, Harmonica
Special Guest: Joss Stone

        ・・・・・・と、なると既にYouTubeなどには殆ど全曲の映像が登場しているし、又サウンドものとしてのブートCDも2枚組アルバムとして登場している。

Bestofbluesdvd_2そして傑作は、ブートのブートみたいな、DVD映像ものもある(左)。

<Rock>
JEFF BECK
「BEST of BLUES festival 2014」


 
これはなんと、YouTube に登場したものの中から、観るに耐えられそうなところを選りすぐって主たる18曲を集めたもの。ブートがYouTubeに載るのでなく、その逆なのである。
 それでも興味半分で見てみると、取り敢えず並んでいるので見やすいのだが、曲によって撮影者が異なっていて、まあ鑑賞というのでなく雰囲気だけはわかるものと思った方が良い。
Tal3
 久々のタル・ウィルケンフェルドのベースと、ヴィニー・カリウタのドラムスのトリオ編成を堪能する。やっぱりタルのベースはロンダ・スミスと違って、良し悪しは別にしてテクニカルなJazzyなところを楽しめる。そしてこのトリオになんとジミー・ホールが、ハーモニカとヴォーカルで参戦、又ジョス・ストーンがヴォーカルでゲスト参加(” I  Put A Spell On You”を熱唱してくれる)。やっぱりお祭りですね。意外にジェフ・ベックはおとなしくギターを効かせてくれる。そしてサービス満点でソロもちゃんと演じているのである。
 それでも驚きは、タルのヴォーカルが”You Shook Me ”でご披露だ。少々大人なってのミュージシャンの姿、これだけでも取り敢えず視聴してみる価値ありですね。

<この日のsetlist>
(Live at World Trade Center Golden Hall, Sao Paulo, Brazil 10th May 2014)

1. Morning Dew 2. I Ain't Superstitious 3. Stratus 4. You Never Know 5. Cause We've Ended As Lovers
6. Big Block 7. A Change Is Gonna Come 8. Freeway Jam 9. Rollin' And Tumblin' 10. You Know You Know
11. I Put A Spell On You
12. Little Wing  13. Foxy Lady  14. Manic Depression  15. People Get Ready  16. Blue Wind
17. You Shook Me  18. Going Down  19. A Day In The Life  20. Where Were You  21. Wild Thing

Best2

Bestjeff
 さて、その他、ジェフ・ベックは、今年は世界ツアーを行っていて、こちらはRhonda Smithのベース、そしてツイン・ギター・スタイルで、Nicolas Meier のギター 、Jonathan Josephのドラムスで、パワー全開。これも又ブート界ではあれやこれやとCD、DVD、Blu-rayと巷を賑わせている。

(視聴)  ” I  Put A Spell On You

You Shook Me

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2014年5月20日 (火)

ジェフ・ベックJeff Beckライブ映像~ブルーレイ版 「JAPAN TOUR 2014」

なんと、この春(2014年4月)のJAPAN TOUR 映像の出現ですぞ!

<Rock>

(Blu-ray版)   JEFF BECK    「JAPAN TOUR 2014」
                   Live at TOKYO DOME CITY HALL,
                   TOKYO, JAPAN April 9th 2014

Jeffjapan2014_2

 ブートとは言え、早々のジェフ・ベックの今年2014年4月のジャパン・ライブ版の出現である、驚きですね・・・・・・。しかもオーディエンス収録とは言えブルー・レイ高画質版。音質も高品質に収録したものをシンクロさせたもののようだ。
 これは東京ドームシティホールのライブ映像。当日馳せ参ずることが出来なかったものにとってはまさに福音である。今回は話題になったとおり、キーボードはなしで、その代わりギターが入って、ジェフ・ベックとツイン・ギターになっている。
  
   (members)
      Jeff Beck : guitar
      Nicholas Meier : guitar
      Rhonda Smith : bass
      Janathan Joseph : drums

Thejeffbeckband20141024x568_2

 bassは、このところお馴染みの Rhonda Smith と変わらず、drumsは2011年に女性ドラマーで話題になったVeronica Bellinoでなく、Janathan Joseph 。
 ジェフ・ベックの来日公演は4年ぶりだったと思うが、相変わらず歳を感じさせないステージでのパフォーマンスに感激である。

Japan2014list 収録された曲のリストは、左のように20曲。来日に際しての記念ミニアルバム「YOSOGAI」からの曲”loaded”でスターし、締めくくりがやはり同アルバムからの”Why give it away”、更に”Danny boy”も中盤にしっとりとしたムードでスタートさせて次第に盛り上げるパターンで登場させる。
 とにかく内容は過去の人気曲をどんどん演奏してくれている。近年のパターンと異なって、今回はキーボード・レスであるだけサウンドはリリッドでハードになっている感がある。

 終盤間近に”big block”で盛り上げ、”a day in the life”でムーディー聴かせ終わらせるところは曲配置も手慣れたところ。そしてアンコールに答えて”Rollin' and Tumblin'”で再び会場を湧かせて、”cause we've ended as lovers”で静かに幕を閉じる。そして”why give it away”で締めくくったわけだ。
 
 そうそう、”stratus”の後に登場した”sakura sakura / yemin”は、Meierの繊細にして技巧派のギターでスタートして、ジェフ・ベックに繋いで行くところがなかなか味があって、今回の一つの聴きどころでもあった。実は私の期待としてRhonda Smithのベース・ソロとヴォーカルをも一曲ぐらい期待していたんですが、ちょっと残念でした。

 こんなにスムーズに、もう今回のステージを堪能させていただいて良いのか?と思うところであるが・・・・、取り敢えずは、ジェフ・ベックの相変わらずのトレモロアームを右手の中に入れて、フィンガー・ピッキングによる繊細にしてダイナミックなギター・プレイが鑑賞出来て感謝・感謝というところである。当日会場におられた幸せな方々も多分見たくなるシロモノですね。

(視聴) これは4月14日のステージ

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2013年1月21日 (月)

2012年ホワイト・ハウスに招かれた大物アーティスト映像 : 「Red White and Blues」

錚々(ソウソウ)たるメンバーのライブ・パフォーマンス映像
~ミック・ジャガー、ジェフ・ベック、B.B.キング、バディ・ガイ、ケヴ・モ、ウォーレン・ヘインズ、デレク・トラックスら~

Redwhiteblues<Rock, Blues>IN PERFORMANCE AT THE WHITE HOUSE 「Red White and Blues」
DVD-Bootleg, VIDEOSMASH VS-168R ,  2012

 いやはや、ブート映像もここまでくると有り難さと感謝です。あの毎年オバマ大統領が大物アーティストをホワイト・ハウスに招いて行っているスペシャル・イベントが、そっくりプロショット高画質で見れるのですから・・・・。
 これは最新の2012年2月21日の”イン・パフォーマンス・アット・ホワイトハウス2012”の模様。

 日本未放送である毎年注目の非常に親密なムードで行われるホワイト・ハウス・ライブを、ハイヴィジョン高画質TVマスターからの収録でお見事なブートであり、そしてそして招かれたメンバーのB.B.キングを中心にしての共演が見どころだ。
 米国ではこんな企画が行われているんですね。
 
 ホワイト・ハウスの中のこれは何の間かは知らないが適当な広さがあり、おおよそ100人が集まっており、ステージが作られバック・バンド・メンバーがそろっているところに、オバマ大統領が夫人と共に入場して挨拶。

 招かれて演ずるアーテイストは2012年は下記の通りだった。

Whitehouse2  B.B.King
  Mick Jagger
  Jeff Beck
  Buddy Guy
  Trombone Shorty
  Derek Trucks
  Susan Tedeschi
 Shemekia Copeland
  Gary Clark Jr.
  Keb' mo'
  Warren Haynes

 
 そして全員でB.B.キングを囲んで”Let The Good Times Roll”を演じてスタート。内容は次のようなところ。

Redwhiteblueslist_4 
 ”Let me love you baby”はバディ・ガイと、”Commit a crime”ではミック・ジャガーとそれぞれジェフ・ベックが共演してなかなか見どころとなっている。相変わらずバディ・ガィのブルースには痺れるし、ジェフ・ベックのギターもいつ見てもバディとはいいコンビでそれを盛り上げる。ミック・ジャガーは、”I can't turn you loose”では、もう止めてもいいのじゃないかと思うほどの歳に似合わない演技とヴォーカル、しかし会場は盛り上がる。ジェフ・ベックとの共演も考えてみれば貴重な映像である。
 今人気のゲィリー・クラーク・ジュニアGary Clark Jr'や、なんとケブ・モ Keb' Mo'のブルースも登場して、オバマも心酔している様子が良くわかる。やはりベースにはブルースがあるんですね。特にケヴ・モは久々に私は映像で接したが、彼のブルースの根源に迫る哀感の心が伝わってきた。

 しかしこうした映像はしまっておくのはもったいない話。このようにお目にかかれるのは、アメリカのホワイト・ハウスは日本と違ってなかなか開けているところが良くわかるのである。
 取り敢えずこのブートは内容は勿論だが、映像、サウンドも良好で・・・★★★★★と、満点を付けてしまう。

 なお、このブートにはもう一つオマケがあって、前回取り上げたジェフ・ベツクのロックンロール・オーナーに2011年に殿堂入りしたあの記念ステージの映像が付いている。シャイな彼の挨拶と記念ステージ演奏が観れる。取り敢えずのサービス満点というところ。

(試聴) http://www.youtube.com/watch?v=7KV3JaX1nn4

<Today's PHOTO>

Monoblogsig
(Hasselblad 503CX , Planar 2.8/80)

 
 

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