サンタナ

2017年3月20日 (月)

サンタナⅣライブ映像版 「LIVE AT THE HOUSE OF BLUES LAS VEGAS」

夢にも思わなかった奇跡的結合映像

<Rock>
SANTANA Ⅳ 「LIVE AT THE HOUSE OF BLUES LAS VEGAS」
 Ward Records / JPN /GQXS-90186 / 2016

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54919125Carlos Santana (vocals, guitar)
Neal Schon(vocals, guitar)
Gregg Rolie (vocals, Hammond b-3 organ, keyboards)
Karl Perazzo (vocals, timbales, percussion)
David K. Matthews (keyboards)
Michael Shrieve (drums)
Michael Carabello (congas, percussion, background vocals)
Benny Rietveld(Bass)

A しかしこんな事も起こるんですね・・・・ほんとに奇跡かと思う昨年4月にリリースされた『サンタナIV』 。なにせ45年ぶりの集合ですから信じがたい出来事だった。
 そしてそのお披露目ライブが実現し、ここにその模様を収録した映像版がオフィシャルに登場しているのだ。

 オリジナル・メンバーのカルロス・サンタナ(G)、グレッグ・ローリー(Key)、マイケル・シュリーヴ(Ds)、マイケル・カラベロ(Per)、71年から参加したニール・ショーン(G)、そして現メンバーのカール・ベラッツォ(Per)、ベニー・リートヴェルド(B)、デヴィット・K・マシューズ(Key)という8人編成。
 そして演ずるは、かっての懐かしのサンタナの曲、そして今回の「サンタナⅣ」からの新曲とゴージャスそのもの。
 そしてそれはラスヴェガスのマンダレイベイ・ホテルにある“ハウス・オブ・ブルーズ”のステージで、繰り広げられたお披露目ライヴ(2016年3月)の映像化。

B このかってのメンバーの集結話が実現する切っ掛けは、「サンタナ」にわずか17歳で加入しギター天才少年と騒がれたニール・ショーンの働きによるものであったらしい。

 あの「サンタナ」が実際には世に知られたのは1969年の「ウッドストック」であったが、あの時の感動ドラマー、マイケル・シュリーブの姿が45年以上経って「サンタナ」として見れるとはほんとに夢にも思わなかったわけで、私はもう中身よりこの姿だけで満足してしまう。それが何々、グレッグ・ローリーのヴォーカルもまだまだ若々しく、マイケル・カラベロもパーカッションを軽々と演じてくれた。
 まあカルロスとニールの超絶的なギター・バトルの再現は見応え有りで、”ブラック・マジック・ウーマン”始め、サンタナの歴史とあのラテン・ロックの魅力がたっぷりと良好な映像とサウンドで 納められていて、これは貴重盤であることには間違いない。

【Blu-ray収録内容】
01. ソウル・サクリファイス
02. ジンゴー
03. イヴィル・ウェイズ
04. エヴリバディーズ・エヴリシング(新しい世界)
05. シェイク・イット
06. エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー
07. チュー・チュー
08. オール・アボード
09. サンバ・パ・ティ(君に捧げるサンバ)
10. バトゥーカ
11. ノー・ワン・トゥ・ディペンド・オン(孤独のリズム)
12. リーヴ・ミー・アローン
13. スウェニョス
14. カミナンド
15. ブルーズ・マジック
16. エチゾ
17. カム・アズ・ユー・アー
18. ヤンブー
19. ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン
20. オエ・コモ・ヴァ(僕のリズムを聞いとくれ)
21. ロナルド・アイズレー・イントロ
22. ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド
23. フリーダム・イン・ユア・マインド
24. トゥーサン・ルーヴェルチュール(祭典)
<ボーナス映像>
バンド・メンバー インタビュー

 演ずる曲は、やはりⅠから勿論”Soul Sacrifice”、”Jinco”と演じられ、 Ⅱ(「Santana ABRAXAS」)からは、当然”Black Magic Woman”、”Samba Pa Ti”など、Ⅲからは”Toussaint L'overture”、”No One to Depend On”などと登場する。
 Ⅳの新曲はしっかりと盛り込まれていて、とにかく楽しめる。
 まあ、ニール・ショーンと言うことで、「CARAVANSERAI」からも”Song of The Wind”あたりは入れて欲しかったのだが、残念ながら収録されていない。この日は演じていなかったのかもしれないが、後のライブでは登場していたはずである。

 とにかく、実際のところはよく解らないが、カルロスの宗教的な指向とジャズへの傾倒が原因かと言われることにより、ショーンとローリーの「ジャーニー」への分裂となった「サンタナ」であったが、今となれば彼らにとっては人生の一コマでしか無いのかも知れない。こうして若き時代の志を一にした時の気分に戻れたのは、彼らもそうだと思うが、聴く我々も嬉しい限りであった。

(視聴)

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2016年5月 3日 (火)

例年より早い「春の花」も一段落 / サンタナSANTANA 原点回顧

もう木蓮も咲き誇って散りました・・・・・・・・・・・

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           「くれはもくれん」 Nikon D800 AF-S NIKKOR 50mm 1:1.4G 

                                             *                  *

牡丹も満開を過ぎました・・・・・・

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<今日のミュージック>

サンタナSANTANA原点回顧の3アルバム~オフィシャル盤

 サンタナの原点回帰のReunionによって、懐かしの45年前に気分を運んでいってくれた。おかげで若き気分でこのところ頑張らせて頂いてます・・・単純なもんですね(笑)。

1 Santana「Live At The Fillmore'68」
  Sony Records / SRCS8300-1 / 1997

カルロス・サンタナとグレック・ローリーが中心となっての6人編成「サンタナ・ブルース・バンド」としてスタートしたのが1966年。その後ブルース・バンドからロック・バンドに体制変化をしてのウッド・ストックへのデビュー前の1968年のライブ記録盤。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/santana-d610.html

2SANTANA 「On the road to Woodstock」
Rokarda Records / 250283 / 2011


 1967年にオーナーからの指示でラテン・ロックへ方向転換後の彼らのスタジオ録音版を収録している。
 ブルース・バンドの余韻の残っている曲群が収録されていて興味深い。特に14分に及ぶ”Santana Jam”などが聴きどころ。今となっては確かにこれは貴重盤。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/santana-on-the-.html

3SANTANA 「THE WOODSTOCK EXPERIENCE」
Columbia / Legacy 88697 48242 2 / 2009


ウッドストックでの彼らのプレイを全て収録している。ここまで良質な録音であれば納得もの。
 なお、これにはオリジナルのデビュー・アルバム「SANTANA」がCD版として付いてくる。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/santana-santana.html

(参考視聴)

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2016年4月24日 (日)

「サンタナⅣ」 VS 「King Crimson : Live in Tronto」

懐かしの60年代両雄の全く相反する復活劇

今日は雑談・・・・・・サンタナに軍配か?


「サンタナⅣ」 Santana 4 Records / S4007 / 2016

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 ニールショーンがカルロス・サンタナをくどいてサンタナⅠ、Ⅱ、Ⅲのメンバー5人が45年ぶりに勢揃いした。
 驚きは懐かしの曲群のオンパレードで”昔の名前で出ています”スタイルでなく、メンバー全員でのニュー・オリジナル曲での完全なニュー・アルバムを作り上げたことだ。

                    VS

「King Crimson :  Live in Tronto」 PANEGYRIC/DGM5013/2016

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新キング・クリムゾンは7人バンドとしてお目見えした。これはかってのメンバーのメル・コリンズもいるが、完全な新メンバーと言って良い構成で、サンタナとは逆に昔からのヒット曲を中心のライブ録音盤。メル・コリンズのサックスによって曲のニュー・バージョンと言う衣装替えは評価できる。

           サンタナ                キング・クリムゾン

 ①メンバー  オリジナル・メンバー      ←→   新メンバー(どちらかと言えば
②構成     7人構成(
現バンド2人協力)   ←→      7人構成
③構成特徴  ドラムス・パーカッション3人  ←→    ドラムス3人
         キーボード            ←→    サックス                   
④演奏・録音 スタジオ録音          ←→   ライブ録音
⑤録音の質  優                 ←→    良
⑥曲      ニュー・オリジナル曲(
共作)  ←→   過去のヒット曲(フリップまかせ
⑦曲内容   ラテン・ロック          ←→     プログレ、メタリック・ハード
⑧話題性   100                 ←→     100
⑨盤      CD , LP , Blu-specCD     ←→    CD , 2UHQCD
⑩来日公演  無                ←→     有
⑪意気込み 郷愁ではなく、情熱       ←→    フリップの逆襲
⑫ジャケ   Ⅰの発展系の迫力       ←→        単なるステージ・スナップ

 サンタナは、めくるめく怒涛のラテンロックワールドをエネルギッシュに新曲で展開している。45年の経過でも、当時の心意気が伝わってくる。既に”Anywhere You Want To Go”はヒットしている。私は”Fillmore East”が注目曲。
 キング・クリムゾンは3ドラムスのパワーとサックスによる色づけ変化を見せつけ、中身はファンにとっては涙ものの懐かしの曲のオンパレード・・・・と、言うところだが。ちょっと過去のファンにとってはJakkoのヴォーカルの線が少々細いか?。
 やっぱり勝負は新曲を作り上げたサンタナが優勢。
 それとオフィシャル・アルバムであるから、最高の音質を期待するわけだが、サンタナの優良音質は高評価。一方キング・クリムゾンはやはり一歩後退。しかも大阪もののブートSylph盤よりもそれぞれの楽器の鮮明さと低音部の迫力に一歩譲っている点も納得出来ない(ステレオの左右広がりという点ではSylphより勝っていた)まあ並の良録音レベル。

 こんなところだが、これからは現在の逆で、クリムゾンは"新曲によるニュー・アルバム"が出るかも知れない・・・むしろ出して欲しい、それによって逆転ありか?。サンタナは今年のこのメンバーによる"ライブ録音モノ"が出るかも知れない。それはライブでは”soul sacrifice”始め”black magic woman”など懐かしのヒット曲をも演じているので。
 いずれにしてもそれに加え両者には又ライブ映像モノも期待するところだ。

 余談ですが、まあしかしサンタナの元気には脱帽、この後更にニュー・セッション・バンドの企画有り。それは女房のドラマー・シンディ・ブラックマンの企画で、「Supernova」の結成、これにはギターのサンタナにウェン・ショーター、ハービー・ハンコック、ジョン・マクラフリンそしてもちろんシンディのドラムスという布陣。こちらのジャズ、フュージョン・サウンドも期待度大だ。

(試聴) SANTANA Ⅳ

                           *           *          *          *

(試聴) King Crimson

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2016年4月20日 (水)

(衝撃)驚きのサンタナ「SANTANA Ⅳ」 登場           ~サンタナ万々歳!!

とにかくビックリのサンタナ・オリジナル・メンバーの再結成

 サンタナの最新アルバム(通算24作目)『サンタナⅣ』が発売された。これがなんとサンタナの最初期メンバーである1969年のGREGG ROLIE (Key/Vo/元ジャーニー)、MICHAEL CARABELLO(Per)、MICHAEL SHRIEVE (Dr)、そして1971年の『サンタナⅢ』から参加した現ジャーニーのギタリスト、NEAL SCHON が45年ぶりにCARLOS SANTANAの下に集まってレコーディング。 (これは既にラス・ベガスで”Original Santana Reunion”でお目見えしたセッション・メンバー。現サンタナ・バンドは別に存在している)

    <Latin Rock> 
      「SANTANA Ⅳ」
       Santana Ⅳ Records / US / 69685996949 / 2016

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(収録 全16曲)
1.ヤンビュ  2.シェイク・イット  3.エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー  4.フィルモア・イースト  5.ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド(feat.ロナルド・アイズレー)  6.フリーダム・イン・ユア・マインド(feat.ロナルド・アイズレー)  7.チュー・チュー  8.オール・アボード  9.スエニョス  10.カミナンド  11.ブルーズ・マジック  12.エチゾ  13.リーヴ・ミー・アローン  14.ユー・アンド・アイ  15.カム・アズ・ユー・アー 16.フォギヴネス

 収録曲は上の16曲。現サンタナ・バンドのカール・ペラッツォ(パーカッション)、ベニー・リートヴェルト(ベース)も協力参加している。
 とにかく私の愛する4thアルバム『CARAVANSERAI』からは、音楽的変更が見えているため、その前の『Ⅲ』の続きと言うことで『Ⅳ』としたことが洒落ている。(実のところ、良く聴いてみると「CARAVANSERAI」をちょっと思い起こす全員合作の”Fillmore East”というインスト曲などもある)
 ヴォーカルはグレック・ローリーが担当、さらにアイズレー・ブラザーズのRONALD ISLEYがゲスト参加し「ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド」「フリーダム・イン・ユア・マインド」の2曲でリード・ヴォーカルを担当している。そしてインスト曲5曲。とにかく懐かしのメンバー全員でソングライティングした。つまり懐かしの曲のオンパレードでなく、新曲をぶち上げたところが立派。サンタナ・ファンにとっては盆と正月が一緒に来たような衝撃である。
 当にサンタナ原点回帰のサウンドが圧倒してくる。とにかく聴いてのお楽しみ。

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 我々にとっては、ロックの歴史でもある'69年の「ウッドストック・フェスティヴァル」でのデビューは衝撃的であったサンタナ。そして1stアルバム『SANTANA(サンタナ)』(69年)、2ndアルバム『ABRAXAS(天の守護神)』(70年)と3rdアルバム『SANTANA III(サンタナIII)』(71年)の初期3作品のメンバーが今となって集結、これは信じられない衝撃。誰が聴いても新しいラテン・ミュージックの加味したロック・サウンドで当時は圧巻であった。それがここに来て同メンバーで再現されたわけで、とにかく凄いの一言。今年の一大エポック。

(視聴) 「SANTANA Ⅳ」

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(ついでに・・・・こちらはブート)  
現サンタナSANTANAバンドの2015ライブBlu-ray盤「Montreux Jazz Fsstival 2015」も登場

汗びっしょり熱演のサンタナに喝采

 <Latin Rock>
SANTANA 「MONTREUX JAZZ FESTIVAL 2015」
     Live at Auditorium Stravinski, Montreux, Switzerland 2015
     VIDEOSMASH / VS-267BDR (Blu-ray Version) / 2016

Montreux2015

  SANTANA Bands  &  John McLaughlin

  こちらは現サンタナ・バンドもの。これもブートと言えばブートなんだが、プロショット映像であり、その出来の良さを見せつけるところのBlu-ray盤でのリリースもの。

Montreux2015list_2 スイス・モントルーで毎年恒例となっている”モントルー・ジャズ・フェスティバル”に昨年2015年の夏に出演した現サンタナ・バンドのライブ映像で、高画質HDクオリティでで登場!。収録Listsは左のごとくである。

 2015年7月14日この日は”魂の兄弟John McLaughlin”もゲスト参加。「至上の愛」等3曲で共演。
 サンタナは近年このフェスティバルには何回か出演しているので、多くの映像盤がオフィシャル、ブート含めてリリースされてきた。今回はJohn McLaughlin との3曲以外は、特別新しい試みは無いが、それでもブートとしては映像はオフィシャルものに負けて居らず文句ない。演奏内容も例の如く熱気があって楽しめる。
 真夏であって、会場も多分ムンムンしていたんでしょうね、サンタナは白いシャツであったが汗でびっしょり濡れてしまっている。でもこの歳になって手を抜かない演奏はやはりプロですね。
 M12.”Cill Out”でのトランペッターBill Ortizとサンタナのギターとの掛け合いがJazzyでみどころ。
 
 私は昔からの習慣で、サンタナ映像版となると、取り敢えずは手に入れるというところ。これは驚きの良質ブートである。
  そんな中で、サンタナの”Montreux Jazz Festivalもの”として過去にここで取りあげたのはこれらであり、参照して欲しい(↓)。

(参照1)「平和の賛歌Hymns For Peace」、「Plays BLUES」 2004年
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/santana-4-2004-.html

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2014年11月21日 (金)

圧巻のラテン・ロック~サンタナSantana 「LIVE FROM MEXICO」

見よ!このヲジさんのラテン・ロック・パワー!

 最新作アルバム『コラソンCORAZÓN』が世界24ヶ国で1位という快挙、ビルボード・ラテン・アルバム・チャートでも4週連続1位を獲得したサンタナの発売直前のライヴ映像が登場した!

  <Latin Rock>

       SANTANA 「CORAZÓN~LIVE FROM MÉXICO~Live it to Believe it」
       Blu-ray Disc / RCA records & Sony Music Latin / 88843-09689-9 / 2014

Livefrommexico

 今年5月にカルロス・サンタナの37枚目、サンタナ名義としては23枚目となるニュー・アルバム『Corazón』をリリースしたサンタナ(参照:http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/santana-corazn-.html)の映像だ。
 アルバム発売前の2013年12月に地元メキシコで行われた『Corazón』参加ヴォーリカスト達をスペシャル・ゲストに迎えた圧巻のステージの模様を収録したものがリリースされた。
  とにかくアルバムがヒットしてその後なら解るが、リリース前にこれだけのパワーをステージで発揮できるサンタナ・ヲジさんに敬意を表したい。そうですロックをやってきたならやっぱりアグレッシブに攻めなければ。そんな意味ではお見事と言わざるを得ない。
  まあカルロス・サンタナの血は”ラテン”てすから、こうして時に自己の世界に戻ってパワー・アップするのは大歓迎である。

Santanaxyz 私はあの1969年、ウッドストックで圧巻だった”Soul Sacrifice”と、アルバムの”Black Magic Woman”で虜になってもう45年、お付き合いをしてきたサンタナであるが、ここに来てのこのエネルギーには脱帽である。
  このステージ・ライブ映像は、一つのロックの歴史でも有りそして結果でも有り、常に過去にのみ依存しない姿がある。かってはプログレッシブ・ロックと言ってもよいアルバム作りをしたり、精神主義に没頭、又々フュージョンの世界に足を入れたり、彼の歴史は決して単なるラテン・ロックではなかった。そんな歴史に生きて、そして今、時代に反応してのアグレッシブな姿であって、これこそラテンを演じようが、ブルースを演じようがロック心なのである。

 今回の今時のラテン・スペシャル・ゲストに対して、サンタナの関わりには、あの「スーパーナチュラル」のゲスト達以上に緊密になっているところがミソ。私好みのグロリア・エステファンとの”Besos de Lejos”などもサンタナが輝いていて嬉しい限り。ちょっと余談だが、この曲のバッキング・ヴォーカル3人の中央に巨大な体格の女性がいて、これまた顔が可愛いのでちょっと気になっちゃいました。
 又”Jingo”、” Black Magic Woman”、” Gypsy Queen”、” Oye Como Va”等々、”Soul Sacrifice”も演じられサンタナ・バンドの健在さを見せてくれる。更に女房のCindy Blackman Santanaのドラム・ソロも登場して、圧巻。楽しいことも大事だと言うことを教えてくれる。先ずは過去に溺れず現在に何をするかが明快であるだけサンタナは評価に値する。

 今回のライブ映像とサウンドは、なかなか上質でカメラ・ワークも適切で、そんな意味でも評価は高くしておきたい。

[Blu-ray]-Tracklist
1. Our Prayer
2. Jingo
3. Iron Lion Zion
4. La Flaca
5. Black Magic Woman
6. Gypsy Queen
7. Oye Como Va
8. Samba Pa Ti
9. Amor Correspondido
10. Margarita
11. Indy
12. Maria Maria
13. Evil Ways
14. Europa
15. Una Noche en Napoles
16. Besos de Lejos
17. Kyoto, November 5, 1976, Part 1 as Performed by Salvador Santana
18. Corazon Espinado
19. Cindy Blackman Santana Drum and Benny Bass Solo
20. Smooth
21. Soul Sacrifice
22. Saideira
23. Cielito Lindo/Descarga Divine Explosion
24. End Credits

1. アワ・プレイヤー
2. ジンゴー
3. アイアン・ライオン・ザイオン feat. チョッキブタウン&エラン・アティアス
4. ラ・フラカ feat. フアネス
5. ブラック・マジック・ウーマン
6. ジプシー・クイーン
7. 僕のリズムを聞いとくれ
8. 君に捧げるサンバ
9. アモール・コレスポンディード feat. ディエゴ・トーレス
10. 愛しのマルガリータ feat. ロメオ・サントス
11. インディ feat. ミゲル
12. マリア・マリア feat. ミゲル
13. イーヴル・ウェイズ
14. 哀愁のヨーロッパ
15. ナポリの夜 feat. リラ・ダウンズ、ニーニャ・パストーリ&ソレダー
16. 彼方への口づけ feat. グロリア・エステファン
17. 京都1976年11月5日パート1 パフォームド・バイ・サルヴァドール・サンタナ
18. コラソン・エスピナード feat. フェール・オルヴェーラ&シンディ・ブラックマン・サンタナ
19. シンディ・ブラックマン・サンタナ・ドラム&ベニー・ベース・ソロ
20. スムーズ
21. ソウル・サクリファイス
22. サイデイラ feat. サムエル・ロサ
23. シエリート・リンド/デスカルガ・ディヴァイン・エクスプロージョン
24. エンド・クレジット
  こうしたライブ映像盤は、いろいろと語ってもしょうがない。一見一聴に勝るものなし・・・・ということで、多くを語らず万歳しておくのが正解だ。
(試聴)

   

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2014年7月 1日 (火)

サンタナsantana のニュー・アルバム 「コラソンCORAZÓN」

デビュー45周年記念はラテンの世界

<Rock>
 SANTANA  「CORAZÓN」
     RCA records  88843-06922-2  ,  2014

 

Corazon
 サンタナのニュー・アルバム。デビュー45周年という節目の作品。
 今回は、前作の「SHAPE SHIFTER」とガラッとイメージを変えての中南米中心のラテンの世界だ。
 とにかく1999年のサンタナ起死回生の一発「Super Natural」以来、スーパー・スター達とのコラボレーションによっての作品作りが多かったが、前作「SHAPE SHIFTER」でようやくカルロス・サンタナ率いるサンタナ・バンドとしてのスタジオ・アルバムをリリース、当時3部作の第一号といわれていたがここに2年ぶりに新作が登場した。果たしてこれが3部作の第2作であるかどうかは、目下のところ解らない。とにかくここらで彼のルーツの中南米を前面に出して迫ったというところか、これはラテン系のアーティストに絞ってのコラボレーション・アルバム、言ってみれば”「スーパー・ナチュラル」のラテン・バージョン”。

 (参照)「SHAPE SHIFTER」
   http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/santanashape-sh.html

Santanaxyz

(「CORAZÓN」収録曲)

1.サイデイラ(スパニッシュver.)feat. サムエル・ロサ
2.ラ・フラカ feat. フアネス
3.マル・ビーチョ feat. ロス・ファビュロソス・キャディラックス
4.僕のリズムを聞いとくれ 2014 feat. ピットブル    
5.アイアン・ライオン・ザイオン feat. ジギー・マーリー&チョッキブタウン
6.ナポリの夜 feat. リラ・ダウンズ、ニーニャ・パストーリ&ソレダー
7.彼方への口づけ feat. グロリア・エステファン
8.愛しのマルガリータ feat. ロメオ・サントス
9.インディ feat. ミゲル
10.永遠の愛 feat. ディエゴ・トーレス
11.我こそは光 feat. ウェイン・ショーター&シンディ・ブラックマン・サンタナ
12.アイ・シー・ユア・フェイス

 まあとにかくサンタナのラテン・ロックそしてジャズ・フュージョンの融合といった過去のものを期待すると、それとは違ったものになっている。まあヒップ・ポップとラテン・ミュージックそしてロックのニュアンスの加味したもの。カルロスのギターも弾きまくっている割にはバック・バンドの一つになっていて、ギターの味を堪能するといったものでない。ただウェン・ショーターのサックス、そしてカルロスの奥様シンディ・ブラックマン・サンタナのドラムスなどの参加は聴きどころ。
 参加アーティストも多彩で花がある。ヒット曲も出そうな雰囲気は充ち満ちている。しかしまあはっきり言ってこれはラテンの世界には楽しい一枚であろうが、アルバム「キャラバンサライ」「ウェルカム」「不死蝶」時代を愛する私にとって個人的にはそれ程感動している訳では無い。

 前作「SHAPE SHIFTER」は、私は~過去の情熱のラテン・ロックのイメージはない。そうかと言ってジャズっぽくもなく、又光明を求めての宗教的世界でもない。カルロス自身の新婚生活から生まれる感謝の心なのだろうか?。しかし、ここに見るはサンタナ・バンドというより、カルロス・サンタナの”人生の賛歌”という感じに受け止められた。アルバムとしては纏まった良盤~と評価したが、・・・・・・・今回のアルバムはどうもお祭り騒ぎに聴こえてきてしょうがない。まあそんなところなんでしょうが。つまりラテンもののファンは歌謡曲的に踊りまくって聴くには楽しいアルバムということですね。

(試聴) ”彼方への口づけ” feat. グロリア・エステファン~をどうぞ・・・

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2012年12月29日 (土)

2012年ROCK界の回顧~私的偏見的~フロイド、クリムゾンなど

ROCK回顧は、どうも・・・・新鮮みに欠けてしまった

 既にもう今年は終わろうとしている。いろいろと今年のROCKアルバムなど回顧してみても、どうもあまり記憶に残る新鮮な大事はなかった年のようだ。それは私自身の歳のせいで感受性が低下しているのか?(・・・・それもたぶんあるのかも知れないが)。いずれにしても今年の良く聴いたアルバムを少々取り上げてみる。

 昨年末のナイトウィッシュ(NIGHTWISH)のニュー・アルバム「IMAGINAERUM」 、そしてスティーブ・ハケット(Stve Hackett)の「幻影の彼方 Beyond Thre Shrouded Horizon」のアルバムを聴いていたことから始まったように思う。全く性格は異なるとは言え、それぞれ持ち味を出してのなかなか良いアルバムだった。

サンタナ SANTANA

Santana_2  まずはサンタナのライブ映像アルバムが登場した。「GREATEST HITS-SANTANA ~ Live at Montreux 2011」
 老骨と言っては申し訳ない(ちょっと皮肉を言いたくなる)サンタナが、なんと新婚生活からの贈り物。ドラマーのシンディ・ブラックマン・サンタナとの結婚後の2011年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルにおけるサンタナ・バンドのご機嫌な演奏。ブルー・レイ、DTSサウンドと中身も濃く、久々に”Black Magic Woman / Gypsy Queen”を楽しませてもらった。
 そして春になったら、以外にも久々の彼のバンドによるインストゥメンタル・アルバム「SHAPE SHIFTER」が登場。私からみると、このアルバムは過去の情熱のラテン・ロックのイメージは少なく、又ジャズに傾いたものでもなく、かっての宗教の世界でもなく、中庸を得た彼の”人生の賛歌”に聴けるアルバムだった。

ピンク・フロイド PINK FLOYD

Thewallbox_2  昨年からのピンク・フロイドの”IMMERSION BOX SET”シリーズの完結版「THE WALL」の登場。CD6枚、DVD1枚の7枚組。1980年のアルバム「THE WALL」の5.1サラウンドのリ・マスター版と、ロジャー・ウォーターズのオリジナル・デモがたっぷり収録。又1980年アールズ・コートのライブ映像”The happiest days of our lives”がお目見えした。これによって「THE WALL」の良好映像がやはり存在する事が確実視された。目下ロジャー・ウォーテーズは”ザ・ウォール・ライブ”を3年続けている。そして2013年は再びヨーロッパ・ツアーに入る。なんと4年にまたがるロング・ラン・ライブとなることで世界を”THE WALL”に巻き込んでいる。まあ彼の人生を核に描いた作品であり、そして時代の警告のアルバムでもあり、今日に於いても色あせないテーマを持っていることでロング・ランはあのショーとしてのスケールの大きさからも当然なんであろう。これは一つのロックの歴史でもある。

ジョス・ストーン JOSS STONE

Soulsession2  今年の彼女のニュー・アルバムは「THE SOUL SESSION VOL2」今年の回顧では、どうしてもプログレ系に私はなってしまうが、彼女だけが別枠。なにせアデル旋風の中での奮戦だ。前作「LP1」(2011年)が快作であったこと、そしてこれは彼女の10年前の17歳のデビュー・アルバムの「VOL2」ということで注目した。ソウル系の1960-70年の曲を、彼女のオリジナル歌詞によって蘇らせたものだ。前作同様の彼女のソウルフルな熱唱は聴きどころ。そしてソウルと言えどもロック色の強いアルバムであることは言うまでもない。ジャニス・ジョプリンを尊敬しているという彼女の意気込みはかなりのもので、結構面白いアルバムに仕上がっていた。

マリリオン MARILLION

Marrion  久々のマリリオンのニュー・スタジオ・アルバム「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」の登場。しかも近年のアコースティック・タイプでなく、原点回帰というかあの名作「Brave」(1994年)にも想いを馳せるアルバムをリリースしてくれた。もちろんスティーブ・ホガースの色は濃いが、それでもそれぞれのメンバーの気合いも感じた。スティーブ・ロザリーも水を得たようにギターをフル回転してくれて、久々にマリリオンを感ずることが出来た。いやはやブリティッシュ・プログレも健在なり。

キング・クリムゾン KING CRIMSON

Larks40cddvd_3  さてさて、またしてフリップ翁の魔術にかかってしまった今年である。なんとあの「太陽と戦慄 Larks' Tongues in Aspic」の5.1サラウンドによるリ・マスター盤を中心に、ライブ音源、映像の公開だった。しかし恐るべきクリムゾン!、サラウンド盤となってまさにその真価を発揮。特に”Larks' Tongues in Aspic”の曲の出來の深さに圧倒されるのだ。そしてとくにあの Jamie Muir の姿を再び手近に感じられたことは、私にとって嬉しいことであった。更にここに来て”Exiles”、”Easy Money”などが、サラウンドで聴けるとは想像もしなかった。こうして聴いてみると、やはりプログレの雄はキング・クリムゾン。

■その他(私にとっては今年初めての出会いでインパクトのあったもの)

(1)アイオナ IONA
Anotherrealm_2    ロックをベースにケルト音楽を作り上げるバンド。今年始めてアルバム「Another Realm」を知って感動ものだった。もちろん一種のプログレとも言える世界であり、又女性リード・ヴォーカル(Joanne Hogg)によってそのイメージは美しく聖なる世界も仕上げてくれる。しかもロックのダイナミックな流れは決して失っていいところがミソ。キー・ボード、ギター(Dave Bainbridge)はもちろんだが、イリアン・パイプスの音色とのシンフォニックに流れる世界はインスト曲もありお見事というところ。

(2)NOSOUND
Sol29_2     こんなバンドも現存していることは嬉しくなった。しかもイタリアというから恐ろしくなる。なにせ昔のイタリアン・プログレに痺れた過去を持つ私であるが故に尚更である。しかしかってのイタリアン・プログレとは全くといって異なる。極めてイギリス的、彼等の曲作りは確かに一時のピンク・フロイドを思わせるところがあって、特に注目してしまった。私が聴いたのは「sil29」 、「lightdark」という2枚のアルバム。キー・ボードの作る空間にギター、ドラムスを筆頭に各種楽器の色づけは音としては厚みがあり迫るところがある。曲一つ一つの出來が良いだけに、アルバムとしてはハードなややテンポの早い曲を織り交ぜメリハリを付けたら更に凄いのだが。今後の活動については私には知識が無いが、続けて接してゆきたいバンドの筆頭に入ることは違いない。

 2012年も、社会的には多くの問題を抱え、しかも全く解決の道も開かずに終わろうとしている。来年はどんな年になるのやら・・・・結構不安が感じられる今年の終わりであるが、とにもかくにも何か明るい光を感じられる年になって欲しいと願うばかりだ。

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2012年5月17日 (木)

サンタナSANTANAの久々のオリジナル・ニュー・アルバム「SHAPE SHIFTER」

サンタナが郷愁漂う人生賛歌の世界で優しくなって登場(3部作の第1作か?)

SANTANA 「SHAPE SHIFTER」
SONY MUSIC  76692 99966 2 ,  2012

Shapeshifter

 女性ドラマーのシンディ・ブラックマンと結婚してハッピーなカルロス・サンタナ、いやはや久しぶりのサンタナ・バンドとしてのインストゥメンタル・アルバムの登場です。あの超ヒット・アルバム「スーパー・ナチュラル」で、多くの多彩なミュージシャンとのコラボレートしての大成功、彼の多芸が成し得た結果だと思うが、それによって逆にバンド本来のスタジオ・アルバム作りはお預け状態でした。あれから13年ぶりにここにテーマを持ったニュー・アルバムが届いた。
 これはこの後2作が続いてリリースされるらしく、どうも3部作の第1号という感じである。

Calsantana1. Shape Shifter
2. Dom
3. Nomad
4. Metatron
5. Angelica Faith
6. Never The Same Again
7. In The Light of a New Day
8. Spark of the Divine
9. Macumba In Budapest
10. Mr. Szabo
11. Erez La Luz
12. Canula
13. Ah, Sweet Dancer

  上のように全13曲が収録。2.と13.の2曲を除いて全てカルロス・サンタナのオリジナル曲。

 このアルバムはアメリカン・インディアンの関わりであろうか?、アルバム・タイトル曲”shape shifter”からスタートする。なんとなくイントロはacギターで民族的雰囲気を醸し出す。次第にelecギターとキーボードの掛け合いが始まって、サンタナの世界が始動する。
 おやおやもう2曲目”dom”からギターの音色は哀愁のパターン。
 3曲目”nomad”が流れてくるかが、リズムは決してスローではないが、例の情熱のラテン・リズム・タッチではない。ギターが多彩に歌い上げる。
 ”angelica faith”は、カルロスのギターが優しい世界を描いてみせる。彼の近年の私から見ると”感謝”という世界観が見えてくるとこる。
 続く”never the same again”も激しい情熱という世界でなく、どことなく優しい感謝の歌である。さらに”in the light of a new day”も、更に更に”spark of the devine”と同様に優しさ溢ふるる世界。カルロスのギターが歌ってくれる。
 ”macumba in budapest”なんかは、久々にボンゴ、コンガが鳴り響くが、完全に郷愁のブタペストといった感じだ。
 10曲目”Mr.szabo”にくると、なかなかカルロスのアコースティック・ギター・テクニックが繊細に心に訴えてきて楽しめる曲。いやはや昔のワイルドな感じは全くない。
 ”erwz la luz”は全曲の流れでスタートするが、初めてヴォーカルが入る。やはりどこか郷愁を誘う展開。
 ”canula”カルロスお得意の哀愁のヨーロッパ調の泣きのギターで聴かせる曲。
 ラストは”ah, sweet dancer ”、ピアノが美しく、ギターが美しく、人生に感謝の曲だ。

 今回のニュー・アルバムは、過去の情熱のラテン・ロックのイメージはない。そうかと言ってジャズっぽくもなく、又光明を求めての宗教的世界でもない。カルロス自身の新婚生活から生まれる感謝の心なのだろうか?。
 しかし、ここに見るはサンタナ・バンドというより、カルロス・サンタナの”人生の賛歌”という感じに受け止められた。アルバムとしては纏まった良盤。(しかし、このアルバム・ジャケ・デザインは何とかならないのだろうか?このアルバムのイメージからもマイナスにしか思えない)
 

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2012年2月22日 (水)

サンタナ SANTANA 健在~「GREATEST HITS-SANTANA ~Live at Montreux 2011」

久々のサンタナ・バンドの炸裂~新婚のサンタナ、まさにお元気~
最新2011年ライブ、Blu-Rayで登場!!

M2011bl 「GREATEST HITS SANTANA~Live at Montreux 2011」 Blu-ray  Eagle eye media EEB334099 ,  2012

 カルロス・サンタナ Carlos Santana は、2010年7月に”Universal Tone Tour”の真っ最中、イリノイ州(Mewest Bank Amphitheatre (Tinley Park) )で、ドラマーのシンディ・ブラックマンCindy Blackmanにステージ上でプロポーズ。見事12月にはハワイのマウイ島で結婚式を挙げた。

 そんな老骨に鞭打っての頑張りが評判のサンタナの2011年モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのステージ映像が、ブルー・レイ、DTSサウンドで登場した。
 近年のサンタナは、時代の話題のアーティストを引っ張り出してのギター・プレイや、ブルース・ジャズ・メンバーとの交流などを多くこなしていたが、今回はサンタナ・バンドのパワーの炸裂。過去の彼のヒットをがんがん演奏。これはなかなかご機嫌だ。

M2011bl2   そしてなんとサンタナの妻となったドラマーのシンディ・ブラックマン・サンタナが7曲目の”corazon espinado”に登場して、ドラムを叩き、その後にはソロ・プレイも披露、なかなかの圧巻。
  Raul Rekow 、Karl Perazzoなどのコンガ、パーカッションなどのリズム隊も健在でラテン色をアッピール。ドラムスはDennis Chambers が担当、ソロ・プレイも見せる。キーボードは David K. Mathews、ベースは Benny Rietveld という布陣で、Andy Vargas とTony Lindsayのヴォーカルは変わらず頑張っている。更にバンドには、トランペット、トロンボーンも加わっていて11人編成。

M2011bl3  更には、12曲目”make somebody happy”には、いつの間にか髭をはやしたデレク・トラックス、そしてスーザン・テデスキがゲスト共演。サンタナ・バンドに色を添えてなかなか華々しいステージとなる。
 
 とにかく下の曲目を見てのとおりで、久々に”black magic woman / gypsy queen”も登場。サンタナ・バンドの過去のヒット曲集で、ハード・ロック、ラテン・ロックやジャズィなアプローチの曲のオンパレードで久々の快感に浸れる。
 しかもAC/DCの”back in black”、ディープ・パープルの”smoke on the water”なども登場して楽しませてくれる。
 なんといってもこのブルー・レイ・アルバムは、映像はもちろんサウンドも良くサンタナの映像ものとしては嬉しいもの。しかしほんとにカルロス・サンタナは歳の割には(1947年7月20日生まれ63歳)諸々衰えていませんね。
 
(収録曲)

1. Spark of the Divine / Sun Ra
2. Back in Black
3. Singing Wings, Crying Beasts / Black Magic Woman/Gypsy Queen
4. Oye Como Va
5. Maria Maria
6. Foo Foo
7. Corazn Espinado
8. Jingo
9. Europa
10. Batuka / No One To Depend On
11. Duende / Open Invitation
12. Make Somebody Happy / Right On
13. Smoke On the Water
14. Evil Ways / A Love Supreme
15. Sunshine of Your Love
16. Smooth / Dame Tu Amor
17. Woodstock Chant
18. Soul Sacrifice
19. Samba Pa Ti
20. Bridegroom / Into the Night
21. Love, Peace & Happiness / Freedom

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2011年5月 5日 (木)

サンタナ SANTANA (8) : 原点回帰「SANTANA / THE WOODSTOCK EXPERIENCE」

ウッドストック1969年の花

Woodstockexpphoto  サンタナについては、当ブログで何回とその衝撃デビュー前の実態に焦点を当ててきたが(① 2010.1.30 ”サンタナの衝撃(2)”、② 2011.4.23 ”初期サンタナ「on the road to woodstock」”など参照)、やはり彼らの実質的デビューであったのは、ウッドストック69でありそれを語らずには始まらない。
 1966年頃のサンタナ・ブルース・バンド結成して以降、諸々の活動を経て1967年にはサンタナとなり、実質彼らのバンドはメンバーチェンジを重ねながらウッドストック時に固まった。
 ウッドストック69の音源や映像はDVD「Woodstock 愛と平和の音楽の3日間」、CD「1st 記念盤」などで、”saver”、”soul sacrifice”、”fried neckbones” が視聴出来たが、ウッドストック開催40周年記念盤として2009年にジェファーソン・エアプレインやジャニス・ジョプリンなど5組のバンドの未発表音源が出されていて、その中にサンタナがある。あらためてここに紹介だ。

Woodstockexp 「SANTANA / THE WOODSTOCK EXPERIENCE」-recorded live at the woodstock music & art fair, saturday, august 16, 1969-    Columbia/Legacy 88697/48242 2 , 2009

 サンタナは時代と共に変化しそれなりのロック・ワールドを築いてきたわけであるが、実質デビューはこのウッドストックであり、R&B、ラテン、メキシカン、アフロキューバンそしてブルース、ジャズを混成したラテン・ロックと表現された新ロックを展開したことで一躍話題になった。このウッドストック・デビューはあまりにも衝撃的で、今でも多くのものが当時のサンタナをこよなく愛されいるといっても過言でない。
1stmembers  この時のメンバーはグレック・ローリー(key,vo)、デイブ・ブラウン(b)マイケル・シュリーヴ(d)ホセ・チェピート・アリアス(tim)マイケル・カラベロ(cong)そしてカルロス・サンタナ(g, vo)の6人(このメンバーは3rdアルバムまで続く)。
 このメンバーはそれぞれが別の異なった得意分野を持っていて、例えばカルロスはブルースの世界に傾倒し、グレッグはジミー・スミスなど、又マイケル・カラベロはジミ・ヘンドリックス、マイケル・シュリーヴはマイルス・デイビスに入れ込んでおり、更にチェピートはアフリカン・ミュージックと多彩なパターン持ったバンド構成であった。そして各人が刺激し合いながら曲を作り演奏した結果がサンタナであったという。

Woodstockexplist このアルバムでは、過去に未発表であったものを含めてウッドストック69ライブの8曲が聴ける(左、クリック拡大)。
 最初のヒット曲”Evil Ways”始め、あのステージにおけるパフォーマンスに観衆は酔った。
 そもそもこのウッドストックに彼らを売り込んだのはビル・グラハムであり、彼の思惑どおり衝撃的な一事件であった。もともとヴォーカル曲をやる気がなかった彼らに一般にアッピールするには歌が必要としてやらせたのも彼だった。それがこの”Evil Ways”の曲にあらわれているのだ。
 この時、後に常に演奏されるようになった”Jingo”や”Soul Sacrifice”も演奏されている。特に”Soul Sacrifice”には、聴衆も熱狂的になった。カルロス・サンタナのギターとグレッグ・グローリーのキー・ボードのコンビネイションも見事であるが、それに加えて印象深かったのはマイケル・シュリーヴのドラムスである。ドラムとパーカッションの響き渡るリズム隊の演奏にオルガンとギターのインター・プレイは荒々しい中に官能的であって、その新鮮さに驚きが隠せなかった。

 こうしてサンタナのデビューは見事だった。そしてその音源がこうした形で我々にも届いている。このアルバムは当時リリースされた1stとカップリングされて記念盤として出されたものだ。
 現在は既に40年以上も経過していると言うことが不思議なくらいにこの当時のサンタナは我々の脳裏に鮮明に残っているのだ。その後ジャズ的世界が見え隠れしたり宗教的世界に救いを求めて行くカルロスの姿など波瀾万丈なロックを絶やさず築いてきたサンタナであるが、そうであるからこそ尚更デビュー当時の衝撃は貴重な歴史である。

 こうしたwoodstock69を語るときに忘れてはならないのは、その時代的背景である。反体制活動と若者の意識改革、そしてヒッピー文化、フラワー・パワーなどの若者文化。一方アンダー・グラウンド的なサイケデリックな感覚の流行。アフリカン・アメリカンの公民権活動と反差別闘争、ブラック・パワー・ムーブメント。それに加えてベトナム反戦運動と個人の尊重感覚。諸々が若い世代で燃えていた時代である。その時代背景下のウッドストックの意味づけを知らないと、当時のロックの世界は理解されない。サンタナが衝撃を与えたのはその中での一事件なのである。

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