ニッキ・パロット

2016年6月29日 (水)

又々ニッキ・パロットNicki Parrottのニユー・アルバム 「Yesterday Once More 」

カーペンターズをJazzyに・・・・・・・

 Venus Recordsは、とにかくニッキ・パロットはがんがん出しますね。今や看板ミュージシャンって感じですな。今度はあのカレンKaren Carpenterのカーペンターズのトリビュートです。(これは我が友人お勧めのこの初夏美女狩り第一号)
 パロットに言わせると”私はいつもカーペンターズの音楽が好きだったし、カレンの歌声を愛している。彼らの曲の数々は時代を超えていると思う。だから私も歌ってゆきたいの・・・・・・”と言うことらしい。

<Jazzy not Jazz>
Nicki Parrott 「Yesterday Once More - The Carpenters Song Book
VENUS RECORDS / JPN / VHCD-1204 / 2016

Cap
ニッキ・パロット Nicki Parrott (vocals & bass)
ジョン・ディ・マルティーノ John Di Martino (piano)
ケン・ペプロフスキー Ken Peplowski (tenor sax, clarinet)
フランク・ヴィニョラ Frank Vignola (guitar)
アルビン・アトキンソン Alvin Atkinson (drums)

Produced by Tetsuo Hara & Co-Produced by Ken Peplowski
Recorded at Trading 8's Studio in New York on February 23,24 & 25,2016.
Engineered by Isaiah Abolin
Mixed and Mastered by Tetsuo Hara
Venus Hyper Magnum Sound Direct Mix Stereo
Artist Photos by Brian Wittman

 (Tracklist)
1.雨の日と月曜日は Rainy Days And Mondays (R.Nichols, P.Williams)
2.恋よさようなら I'll Never Fall In Love Again (B.Bacharach, H.David)
3.見つめあう恋 There's A Kind Of Hush (L.Reed, G.Stephens)
4.愛のプレリュード We've Only Just Begun (R.Nichols, P.Williams)
5.プリーズ・ミスター・ポストマン Please Mr Postman (Holland, Garrett, Gorman, Dobbins, Bateman)
6.愛は夢の中に I Won't Last A Day Without You (R.Nichols, P.Williams)
7.シング Sing (J.Raposo)
8.ふたりの誓い For All We Know (F.Karlin, R.Royer, J.Griffin)
9.涙の乗車券 Ticket To Ride (J.Lennon, P.McCartney)
10.トップ・オブ・ザ・ワールド Top Of The World (R.Carpenters, J.Bettis)
11.It's Going To Take Some Time (C.King, T.Stern)
12.レインボー・コネクションThe Rainbow Connection (P.Williams, K.Ascher)
13.イエスタディ・ワンス・モア Yesterday Once More (R.Carpenters, J.Bettis)
14.遥かなる影 Close To You (B.Bacharach, H.David)

Np7 やはりニッキ・パロットもVenus Recordsアルバムとなると、先般紹介したJazz路線のARBORS RECORDS盤「STRICTLY CONFIDENTIAL」)と異なって、一般向けのJazzy not Jazz路線ですね。まあそんなところで、彼女のヴォーカルを楽しむにはそれはそれで良いと言うことにしましょう。

 ところでVenus盤の方の前アルバムは、「Sentimental Journey 」 で、古き良き時代のドリス・デイが対象でしたが、今アルバムは、なんとあのカーペンターズですから、彼女にとっても手強い相手です。特に全世界に愛されたカレンの歌声は誰の頭にもこびり付いているわけで、そしてそのイメージに対抗しての説得力のある歌い込みが出来るかどうか?、そんなところはなかなか一筋縄にはゆきません。ちょっと相手が悪かったのでは無いだろうか?。案の定、やはりカレンの清楚にしてしっとりとした世界にはとても及ばなかった。
 それでも思いの外、パロットも善戦、それは単なる二番煎じ路線で無く、彼女の特徴である嫌みの無いさらっとしたJazzyな世界に連れ込んだというところが一つの作戦で、取り敢えず今回も成功したと言って良いでしょうな。しかし残念ながら「Sentimental Journey 」には一歩及んでいませんね。

 更に前作のARBORS RECORDS盤の「STRICTLY CONFIDENTIAL」のようなジャズ・アルバムを期待すると張り合いが無くなるので、先ずはそれを忘れて彼女のヴォーカル・アルバムとして聴いていくことですね。しかしVenus Recordsは完全にこういった線に彼女を位置づけてしまってますね。
 
(参考視聴) このアルバム関係は見当たりませんので・・・

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2016年5月20日 (金)

ニッキ・パロットNicki Parott のベースでピアノ・トリオ・アルバム「STRICTLY CONFIDENTIAL」

スマートな洒落た世界は一級品

    <Jazz>
 Rossano Sportiello, Nicki Parott, Eddie Mrtz
       「STRICTLY CONFIDENTIAL」
         ARBORS RECORDS / USA / ARCD19449 / 2016

Strictlyconfidential_2

Rossano Sportiello(piano)
Nicki Parrott(bass,vocal)
Eddie Metz(drums)

Recorded on Oct. 5 and 6,2015 at Avatar Studios, N.Y.

(Tracklist)
1. Strictly Confidential
2. Sunset And The Mockingbird
3. John Hardy's Wife
4. What A Difference A Day Made *
5. Hallelujah, I Love Him So *
6. Misty
7. A Brush With Bunji
8. She
9. Shoe Shine Boy
10. What Are You Doing The Rest Of Your Life *
11. Pure Imagination
12. Sunny Morning
13. Close To You *
14. Shiny Stockings
15. How Beautiful Is Night
       
(*印4曲 Nicki のヴォーカルが入る)

  Venus Recordsからニッキ・パロットのヴォーカル・アルバムが立て続けに出てますが、これはそれとは違ってARBORS RECORDSからの彼女のアルバム。
 このレーベルからは、既に彼女のベース・プレイをフューチャーしたアルバム「Live At The Jazz Corner」(2012)や「It's A Good Day」 (2013)のピアノ・トリオものを楽しんで来た。
 これらはロッサノ・スポルティエッロ(Piano)、ニッキ・パロット(Bass,Vocal)、エディ・メッツ(Drums)のスウィング・ジャズを演ずるトリオによるもので、今回取りあげたのは、このメンバーによるニュー・アルバムである。

Trio1w
 そしてこのレーベルからは、その他過去にニッキ・パロット(B, V)とロッサノ・スポルティエッロ(P)のデュオ盤として「Peaple Will Say We're in Love」(2007)、「Do It Again」(2009)の2アルバム、又更にBecky Kilgre & Nicki ParrottTwo Songbirds of a Feather」2015)というダブル女性ヴォーカルのアルバムもあった。
 これらはベーシストとしてのニッキ・パロットが楽しめるところと、懐かしのスウィング・ジャズを肩の凝らないパターンで楽しませてくれるのだ。

1001810_10 さて、今回のニュー・アルバムだが、冒頭からアルバム・タイトルのM1.” Strictly Confidential ”が、軽快なタッチの肩の凝らないスウィング・トリオ・ジャズが展開。特にロッサノ・スポルティエッロの転がるようなピアノ・タッチが快感。
 M2.”Sunset And The Mockingbird” スローな展開であるが、ピアノは流れるような展開で、ちょっと懐かしき時代を思い起こさせる。
 M3.”John Hardy's Wife” は、ブラッシングによるリズムに、やはり軽快にピアノとベースが交互に展開して楽しい。
 そして突如M4.”What A Difference A Day Made ”には、ニッキ・パロットの優しいヴォーカルが登場して気分一新。
  その流れに、私の好きなM6. ”Misty ”が登場すると、もうたまりませんね。良い気分です。
 M7. ”A Brush With Bunji ”は、歌うベースという感じでニッキのプレイを楽しめる。
 又M10. ”What Are You Doing The Rest Of Your Life”は、情感たっぷりのニッキのヴォーカルが迫ってくる。

 まあこんな感じのエレガントと言うに相応しいスマートにして軽快、時にしっとりした気分を持たせる演奏に、聴く者に心地よさを感じさせるご機嫌なアルバムなんですね。
 アルバムを通して、ニッキ・パロットの全編ヴォーカルというのでないところが、又逆に彼女の嫌みの無いヴォーカルを引き立てる結果となり、これは成功の一枚とと言って良いだろう。とにかく重くないところが気が休まるし、美しく洒落た世界に引き込まれるアルバムだ。

(視聴)

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2015年10月 4日 (日)

ニッキ・パロットNicki Parrott ニュー・アルバム:「Sentimental Journey」

今度はヴィーナス・レコードから、ちょっと洒落たアルバム

 いっや~~、なかなか頑張っていると言うか、レコード会社も畳み込んできますね、人気者となればの事でしょうか?。ニッキ・パロットのもう今年になって三枚目のアルバムですね。
 (参照)当ブログ「カテゴリー”ニッキ・パロット”」
     http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/cat40025561/index.html

       <Jazz>
                   Nicki Parrott 「Sentimental Journey」
                   Venus Records / JPN / VHCD-1178/ 2015

852
ニッキ・パロット Nicki Parrott (vocals & bass)
ジョン・ディ・マルティーノ John Di Martino (piano)
アドリアン・カニングハム Adrian Cunningham (tenor sax, clarinet & flute)
フランク・ヴィニョラ Frank Vignola (guitar)
アルビン・アトキンソン Alvin Atkinson (drums)

Recorded at Trading 8's Studio,New York on April.28-29, 2015
Produced by Tetsuo Hara Engineered by Isaiah Abolin


 今度は、ドリス・ディの人気曲を集めて、ニッキ流のジャズ・ヴォーカルに仕上げたちょっと洒落たアルバム。今年の春にニュー・ヨークのスタジオで二日間で仕上げたもので、彼女はドリス・ディのファンなので、何時も歌っているモノを集めてのものなんでしょう。まあ懐かしい曲のオンパレードでムードも満点。

(tracklist)
1. イッツ・マジック It’s Magic
2. アゲイン Again
3. ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス Just One of those things
4. フールズ・ラッシュ・イン Fools Rush In
5. イフ・アイ・ギブ・マイ・ハート・トゥ・ユー If I Give My Heart To You
6. アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス I'll see you in my dreams
7. ケ・セラ・セラ Que Sera, Sera
8. ザット・オールド・フィーリング That Old Feeling
9. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブMy One and Only Love
10. ブルー・スカイ Blue Skies
11. キサス・キサス・キサス Que Sas (in English it's called Perhaps and I would sing it in Spanish and English)
12. シークレット・ラブ Secret Love
13. センチメンタル・ジャーニー Sentimental Journey
14. ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー Dream A Little Dream Of Me

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 どの曲もお馴染みで聴くにも疲れないのだが、それはそのことだけで無く、ニッキの歌唱の特徴であるクセが無くマイルドでそしてソフトでといったところが出ているのでしょうね。彼女のベース・プレイの音もあるが、それよりもヴォーカル中心のアルバムですね。ウィーナス・レコードはどうもそんな取り扱いで売り込みますね。そう新鮮味はないが、まあ秋の夜には、ちょっとリラックスして聴くには良いアルバムです。
 ちょっとびっくりしたのは、14曲目の”Dream A Little Dream Of Me”だが、なんとアナログ・LP時代の懐かしのスクラッチ・ノイズ入っているではないか、いやはやこれもオールド・ソングを思い起こす演出なのでしょうかね?(それとも私の盤が異常なのでしょうか?)。
 アルバム・タイトルには曲”Sentimental Journey ”を取り上げているのだが、私が聴くに”Secret Love ”の方が良かったですね、もっともこっちが私の好きな曲であったためかも知れないが。
 とにかく誰にも勧められるアルバムだ。

(参考視聴) 

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2015年8月18日 (火)

アレクシス・コールAlexis Cole & Bucky Pizzarelli 「A Beatiful Friendship」

これも又なかなかリラックス・ムードの楽しいジャズ・ヴォーカル・アルバム
 ~ニッキ・パロットがベースを演じ、時にヴォーカルも共演~

<Jazz>

        Alexis Cole & Bucky Pizzarelli 「A Beatiful Friendship」
          Venus Records / JPN / VH'sCD-01174 / 2015

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     Recorded at Trading 8's Studio In N.Y. on Oct. 1&2. 2014
                   ALEXIS COLE アレクシス・コール (VOCAL)
                   NICKI PARROTT ニッキ・パロット (BASS,VOCAL)
                   BUCKY PIZZARELLI バッキィ・ピザレリ (GUITAR)
                   FRANK VIGNOLA フランク・ヴィニョラ (GUITAR)
                   ANAT COHEN アナット・コーエン (CLARINET)
                   WARREN VACHE ウーレン・ヴァシェ (TRUMPET)

 先日アレクシス・コールの昨年のアルバム『A KISS IN THE DARK』を取り上げたが、こちらは今年リリースの楽しいスタンダード・ジャズ・ヴォーカル・アルハム。
  ニッキ・パロット、バッキィ・ピザレリ、アナット・コーエン等、彼女と繋がりのあるメンバーと共にレコーディングしたまさにフレンドシップのアレクシスの最新作だ。
 そしてVenus Record としては、珍しくジャケがキワものでないですね。
 しかし、こうして書いていて思うのだが、私はやっぱり女性ものに弱いのかなぁ~~と、弱いと言うのは、好きだと言うことだが、ジャズとなると結果的には俄然女性モノが多く取り上げている(ピアノ・トリオものを別にして)。言い訳けをするようだが、まあこれもこよなく美女狩りを得意とする友人の影響であるとここで御礼をしておこう。(ロックとなると、そりゃ~~やっぱり本気で(笑)聴くのは男モノですね、ヤッパリ)

Alexis2<Tracklist>
1. ビューティフル・フレンドシップ
2. イースト・オブ・ザ・サン
3. ハニーサックル・ローズ
4. あなたを想いて
5. イフ・アイ・ワー・ア・ベル
6. ジャスト・フレンズ
7. ムード・インディゴ
8. ムーングロウ〜ブルー・ムーン
9. 君住む街角
10. スターダスト
11. サヴォイでストンプ
12. サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート
13. ジーズ・フーリッシュ・シングス
14. ワッチ・ホワット・ハプン


  バックはギター、ベース、クラリネット、トランペットという構成で、ベースはニッキ・パロットが担当、8曲目”Blue Moon~Moonglow”、12曲目”On The Sunny Side of Street”などではヴォーカルも披露してアレクシスとのデュオが楽しめる。この両者は異質のヴォーカルではあるが、こうしてデュエットしてみるとそれが結構様になる。その対比がなかなか面白く楽しめる。

Buckypizzarelli2 又ギターの BUCKY PIZZARELLI バッキィ・ピザレリ が話題だ。このベテランを引っ張り出しての共演は聴きどころ。彼は古老ジャズ・ギタリストで、所謂スウィングジャズを現代に伝える重鎮。
 このピザレリについては私は深入りはしたことが無いので、そう聴いてきたと言うことはない。そこでネットで見られる紹介文を参考に記す~
 「9歳のときにバンジョーとギターを弾き始め、17歳で地元のダンスバンドのギタリストとしてプロキャリアを開始している。その後も多くの楽団やフリーランスのギタリストして評価を高めていくが、大きく羽ばたいたのは'70年代。Benny Goodman の楽団に参加しながら、優れたリーダーアルバムを発表するようになる。リズムギタリストとして出発した Bucky Pizzarelli のチャームポイントは何と言ってもコードワークを主体にしたダイナミックなソロプレイだ。加えて7弦ギターの低音の迫力が加わって、洒脱ながら男気のある一種独特の色気が漂っている」~と紹介されている。

 とにかくこのアルバムは、アレクシス・コールが仲間とスタンダード曲を楽しんだというご機嫌盤で、リラックス・ムードとジャズの楽しさを伝えてくる。彼女は独特の説得力あるややダークにして嫌みの無い色気のあるヴォーカルが聴きどころなのだが、このアルバムではそれとはちょっと違っている。それはいかにもスウィングする楽しさを見事に表現していて、やっぱりジャズ分野学究肌のなせるところか?。彼女の芸達者をここで十分堪能したという次第。

(参考視聴)

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2015年8月15日 (土)

ベッキー・キルゴアBecky Kilgore&ニッキ・パロット Nicki Parrott 「TWO SONGBIRDS of a FEATHER」

リラックスした中のスウィング・ジャズ・ヴォーカル・デュオ

<Jazz>
                    Becky Kilgore& Nicki Parrott 
                「TWO SONGBIRDS of a FEATHER」

                 Arbors Records / US / ARB19447 / 2015

Two_songbirds
                      Rebecca "Becky" Kilgore(vocal,guitar)
                      Nicki Parrott(vocal,bass)
                      Harry Allen(tenor saxophone)
                      Mike Renzi(piano)
                      Chuck Redd(drums)

 ヴィーナス・レコードからの何枚かのアルバムで、日本ではもう売れっ子の女性ベーシストでありシンガーであるニッキ・パロット。そして彼女より20歳以上年上のベテラン・ジャズ・シンガーのレベッカ(ベッキー)・キルゴアとの女性同士のジャズ・ヴォーカル・デュオ作品。

  ニッキ・バロットに関しては、このブロクで過去に何回か取り上げているので、紹介はそちらを参考にしてもらう事として、彼女のベースの演奏もオーソドックスで磨きがかかってきたし、嫌みの無いやや甘いそしてキュートな歌声は相変わらず魅力がある。
(参照:当ブログ~カテゴリー「ニッキ・パロット」)
  http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/cat40025561/index.html

Rebeccakilgore3_2 さて、お相手のベッキー・キルゴア(右→)だが、1948年マサチューセッツ州Waltham生まれと言うからもうベテラン。高校生頃からギターを始めて、ジョン・バエズなどのフォーク・ソングに傾倒していたが、次第にジャズ方向となり。ジャズ・ギターも習ったようだ。1990年頃はコンピュータープログラマーの傍らジャズを演じていたという。米国、英国ではこの”ベッキー”は愛称で(”レベッカ”が正しい)人気の高いジャズ・シンガー。それなのに私は今ま特に彼女のアルバムに接触無く来ていた。今回のこのアルバムでしっかりと聴かせて頂いたというところ。

<Tracklist>

1. Two Little Girls From Little Rock
2. Two Songbirds Of A Feather 
3. Ray Noble Medley (The Very Thought Of You / Why Stars Come Out At Night)
4. Life Is So Peculiar
5. When Love Goes Wrong
6. 'S Wonderful
7.Theme From Valley Of The Dolls
8. They Say It's Spring
9.. Bluemoon / Moonglow
10. Them There Eyes
11. A Woman's Perogative
12. El Cajon
13. When I Grow Too Old To Dream


  とにかく力みの無い両者のスウィングするお洒落にして華麗、言葉を換えれば粋な歌声からのスタート。これもジャズの醍醐味ですね。そしてHarry Allenのtenor saxが又旨くリードするんですね。
  又3曲目の”Ray Noble Melody”のようバラード調もサックスが前面に出ず二人のヴォーカルが優しく生きてなかなかムードがあって聴き応え十分。私はこのタイプの方が好きなんです。
 もともと二人はベースとギター奏者であり、そして歌声はニッキ・パロットはキュートな感じを醸し出すのですが、このベッキー・キルゴアは歳を全く感じさせないどちらかというとまろやかにして清楚なクセの無いところが良いですね。そしてその両者のハモりも無難にこなして好感度が高い。そしてお互いにソロパートを交互に繰り返したり、とにかく不思議に息はぴったりと合っていて嫌みが無い。

Np2 ベッキーはギターを演ずるのですが、このアルバムではあまりその音は聴こえてこない。しかしニッキ(←左)のベースは結構バック演奏の役割も大きく、技巧に走らずオーソドックスに展開する。

 女性ヴォーカル・デュオも久しぶりに聴いたのですが、あまりハッとするというものではないが、なんと言っても両者の自然体のお洒落なところが最大の持ち味で、13曲目の”When I Grow Too Old To Dream”ではバックなしのハモリを聴かせたり、むしろ二人が楽しんでいるように我々が聴けるアルバムである。まあこれも良いではないか。

(参考視聴)

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2015年2月25日 (水)

ソフトでマイルドな唄声:ニッキ・パロットNicki Parrottのアルバム~「Angel Eyes」

        <My Photo Album 瞬光残像 = 南イタリア編>

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アルベロベッロAlberobelloの夜(4)
                                                             (photo 2014.12)

              *    *    *    *

        <Jazz>
              Nicki Parrott 「Angel Eyes」
               VENUS RECORDS / JPN / VHCD1167 / 2014

Angel_eyes

 オーストラリア出身で、ニューヨークで活躍中のニッキ・パロットNicki Parrottのベースと、彼女のアルバムでお馴染みのJohn Di Martinoのピアノとのデュオ作品。もちろん彼女のヴォーカルが全編で彩る。

Tracklist は、下のように全15曲スタンダード・ラブ・ソング集

1.  アイ・ワナ・ビー・アラウンド 
2.  ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング   
3.  ザ・ニアネス・オブ・ユー 
4.  アイル・ネバー・ビー・ザ・セイム   
5.  あなたを想いて
6.  ワン・フォー・マイ・ベイビー 
7.  アイ・ガッタ・ライト・トゥ・シング・ザ・ブルース    
8.  アイ・トールド・ヤ・アイ・ラブ・ヤ、ナウ・ゲット・アウト 
9.  灯りが見えた 
10.  キャン・エニワン・エクスプレイン   
11.  サムシングス・ガッタ・ギブ 
12.  アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー   
13.  アイ・クライド・フォー・ユー
14.  ユ・ードント・ノウ
15.  エンジェル・アイズ

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 デュオ作品で、とにかく落ち着いた曲展開で聴いて疲れないアルバム。ピアノも丁寧な演奏をみせ、彼女のベースも語るような響きで休息にはピッタリである。
  もともとシンガーとしてのスタートではなかった彼女のヴォーカルは、まろやかで角がなくソフトにしてマイルド、響きも良いので快感。しかも曲はバラード調で歌われ、尚更心休まる休息向きだ。このところのヴィーナス盤アルバムでは完全にジャズ・ベーシストというところから、ヴォーカリストというところが強調されてきている。

 そして売れどきが勝負とばかり、ヴィーナス・レコードは頑張って、彼女のニュー・アルバムをハイピッチでリリースしている。更にこのアルバムと2013年のアルバム「The Lock of Love」などを今度はSACD盤で立て続けにリリースするが、それはそれでまあ結構なことではあるのだが・・・・。

 ニッキ・パレットについては過去に何回か取り上げているので以下のものなどを参照して欲しい。
 ① http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/nicki-parrott-t.html
 ② http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/nicki-parrott-b.html

 ところでここでも紹介した昨年のARBORS RECORDS盤のピアノ・トリオもの「IT'S GOOD DAY」は、なかなか彼女のベーシストとしてのジャズ盤としての高評価をしたところだが(http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/its-a-good-day-.html )、どうもヴィーナス・レコード盤は、いつも通りやっぱり一般受けの狙いが強く、彼女の演奏よりはヴォーカリストを前面に出していて、その線は全く変わっていない。それはちょっと空しいところもないではないが、それでも曲の中盤には両者のデュオ演奏部もそれなりに取り入れて、ベースの音もしっかりと聴こえてくるので、まあこうして我々も楽しんでいるのである。そんなところで大いに歓迎しておくことにしているのだ。
 アルバムとしては、若干単調に流れている。その為か8曲目の” I told Ya I Love Ya,Now Get Out”、9曲目の”I'm Beginning To See The Light ”はややアップ・テンポの演奏もみせ、又 10曲目”Can Anyone Explain”で、突然男性ヴォーカルが入るも、そう大きな効果は上がっていない。
 曲や演奏など何か山や谷がもう一つ欲しいような気がするのだ。そこで一工夫をと言いたいところだが、彼女のヴォーカルのパターンがこれなんで、ちょっと難しいかもしれない。そうは言っても、とにかく万人向きの良盤であることには間違いない。

(参考試聴)

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2014年4月14日 (月)

ムーディーで優雅でちょっと気品のあるジャズ : ロッサノ・スポルティエロ&ニッキ・パロット「IT'S A GOOD DAY」

ニッキのベース・プレイ、そして少々ヴォーカルが入る~ピアノ・トリオ・ジャズ

<Jazz>

ROSSANO SPORTIELLO, EDDIE METZ, NICKI PARROTT
「IT'S A GOOD DAY」
Recorded at Nola Recording Studios, New York City , on Oct.8th & 9th, 2013
ARBORS RECORDS / ARCD 19431 / 2013

Itsagoodday    
       
Rossano Sportiello : piano
       Nicki Parrott : bass with vocals on tracks 2,6,& 9
       Eddie Metz : drums, wind chimes

 遅まきながら、今年手に入るようになったたニッキ・パロットのベース・プレイを主としたピアノ・トリオもの。ピアノはイタリアのロッサノ・スポルティエロRossano Sportiello、このところ彼とニッキのベースのお付き合いのアルバムが続いている。こちらではビーナス・レコードの日本向けニッキのヴォーカル版と違って、スポルティエロのリーダーとみてよいジャズを楽しもうという演奏に付き合える。
 今回のこのアルバム、とにかく気品あるジャズと言っていいだろう。選曲も多彩なところからと言ったものであるが、このジャケのトリオの写真のように演奏はネクタイをしてといった雰囲気がそのまま感じられる。

Itsagooddaylist 左の如くの全13曲(クリック拡大)。ニッキのヴォーカルは、2,6,9の3曲で聴かれるが、後はトリオの一員としてジャズを演奏してくれる。

 ニッキ・パロットはもともとウッド・ベースを弾くオーストラリア出身のジャズ・プレイヤー。ところがあるところからヴォーカルを披露して一躍人気者になった。多分日本では、2007年のVenus Recordsからリリースした「Moon River」あたりが一番の引き金だったろうか。
 なんと15歳からベースを引き出し、シドニーの音楽院でジャズを学び、1994年には渡米して、あのベースの巨匠ルーファス・リードにジャズ・ベースを指導してもらったという。

Nickiparrott6  ここ2~3年、Venus Records盤においては、商業ベースで彼女はもはや次第にヴォーカリストの方が強調され、どちらかというとJazzy not Jazz 路線に流れていて私にとっては若干不満であったが、このARBORS RECORDS盤の方は、ジャズ演奏をしっかりと披露してくれる。
 このアルバムは、そんな意味での彼女本来のベース・プレイヤーとしての味を感じ取れるピアノ・トリオをしっかりと演じてくれているのだ。
 しかしそれにしても落ち着いた良い演奏盤である。三者それぞれ力みも無く、どちらかと言うとサラッとした味わいなのだ。あるところでは”リラクゼーションとスイング、歌心に溢れたエンターテイメント性抜群の旨口ピアノトリオ作品となっています”とか”極上のハートウォーミングな演奏を展開する歌心満点の好盤”と評しているが、まさにその通り。多分ロッサノ・スポルティエロの主導的影響が大きいと思うが。
 しかも最後には、ジャック・ルーシェ・トリオでお馴染みのセバスチャン・バッハの曲”主よ人の望みの喜びよ”で収めるところはにくいのである。

(参考視聴) Rossano Spoatiello と Nicki Parrott の共演

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2013年6月24日 (月)

ニッキ・パロット Nicki Parrott : 「思い出のパリ THE LAST TIME I SAW PARIS」

シャンソン特集で・・・・さて如何か?

<JAZZ> NICKI PARROTT 「THE LAST TIME I SAW PARIS」
               VENUS Records   VHCD-01120 ,   2013

Paris

 ニッキ・パロットが今年も既にこのニュー・アルバム「思い出のパリ」をリリースしている。昨年の”四季シリーズ”の4枚のリリース、このスピードにびっくりしたわけだが、VENUSレコードの商魂か?、彼女のジャズ・ベーシスト、ヴォーカリストとしての人気は確かにあるのだが、そうは言ってもちょっと乱発気味で、中身は次第にジャズを離れてポピュラーものに近づいていく姿がどうも私としては不満なわけで、・・・・そんなところから実は”四季シリーズ”の後に来るものはジャズを究める作品として期待していたのである。(このニッキ・パロットに関しては過去のアーティクルを参照して下さい :  http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/cat40025561/index.html )

 
  Parsonnel
      Nicki Parrott : Vocals & Bass
      Jacob Fisher : Guitar
      Gil Goldstein : Accordion
      John Di Martino : Piano
      Tim Horner : Drums

 このアルバムは上記のようなクインテットで、シャンソン・ムードの為(?)のアコーディオンが加わっている。そして今回は何時も必ずと言っていいようにメンバーに加わっていた彼女の姉のLisa Parrottのサックスがいない。それには何かの事情があったか?その点は解らない。
 ジャケ・デザインはなかなかちょっとしたムードがあって、彼女は絵になるので旨く納めていて、取り敢えず私としては評価する。
 そこで問題は中身だが・・・・・TrackList は、以下の14曲。

 1.パリの空の下
 2.風のささやき
 3.ロシュフォールの恋人たち
 4.ヌアージュ
 5.セ・シ・ボン
 6.シェルブールの雨傘
 7.愛の讃歌
 8.詩人の魂
 9.思い出のパリ
10.セーヌ川
11.ラ・メール
12.バラ色の人生
13.行かないで

14.これからの人生

Paris2
 まあ、とにかく日本でも誰もが聴いているポピュラーな曲のオンパレード。Venusレコードだけあって日本向けは間違いない仕上げである。
  ”パリの空の下 Under Paris Skies”からスタート、これを聴いて実はがっかりした。もうアコーディオの音と共にシャンソンそのもの。別に唄も悪くないし、これはこれで良いのだろうが、私が期待しているのはシャンソン・アルバムでなくて、ニッキ・パロットのベースを絡めてのジャズ・ヴォーカル。そんなところからはほど遠い。まあ彼女の歌が聴ければ良いというファンも居ることだろうし、この仕上げの方が一般には受け入れやすいのかも知れないが・・・・・。と、私にとっては期待外れ。
 続く”風のささやき”、そうそうこの方がニッキ節が感じられて良い。続く”ロシュフォールの恋人たち”、”ヌアージュ”になってようやくジャズ・ヴォーカルのムードが臭ってきた。
 とにかく”シェルブールの雨傘”、”愛の讃歌”・・・・・などなど、もう名曲というか日本中で愛された曲というか誰もが聴く曲で埋め尽くされて、ニッキの歌声がたっぷり溢れている。そして難しいアレンジもなく聴きやすい。実は・・・そんなところが少々物足りないのである。それでも”愛の讃歌”あたりは、彼女の特徴である"かまととっぽいキュートな感じ"を出しつつ、やや熟女の味もちらっとみせてファンを楽しませてくれるというところなんでしょうね。

 録音は良好であるが、ジャズ度は低い(最後の”これからの人生”がジャズっぽさでは光っている)。これでは先日紹介の女性ジャズ・ベーシストのBrandi Disterheftや、若手のDenise Donatelli あたりに遅れをとりそうだ。だがアルバムとしてはまとまっているとも言えるのではないかなぁ~それはそれで良いとして、かっての彼女のベースとピアノとのデュオ・アルバム「Peaple Will Say Were In Love」、テナー・サックスとクラリネットのデュオ・アルバム「Like A Lover」のようにジャズに挑戦してゆくニッキ・パロットを期待しつつ・・・・・、今回のアルバムの感想であった。

PeaplewsilLikelover

(試聴) http://www.youtube.com/watch?v=oiEuMNxDrfI

       [PHOTO]    今日の一枚

Parisa_2
(OLYMPUS PEN  E-P3    M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 撮影2011at Seine)

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2012年11月26日 (月)

初冬の夜にこの2枚:ニッキ・パロットNicki Parrott「Winter Wonderland」 / ダイアナ・パントンDiana Panton「Winter Kiss」

ニッキ・パロット、ダイアナ・パントン~とにかく気楽に初冬の夜に聴きましょう

 もう冬ですね、タイミングよく2枚のアルバムが届きました。今回も我が心を知る美人歌手をこよなく愛する友人からのプレゼントです(感謝)。
 と、言うのもニッキ・パロット、ダイアナ・パントンは、いつもここで取り上げてます。しかし私は熱狂的ファンと言うのとはちょっと違って、取り敢えずは、しっかりと好感を持っている二人であるからです。

NICKI PARROTT 「WINTER WONDERLAND」
Venus Records VHCD01091  ,  2012   

Winterwonderland

 彼女(Nicki Parrott)に関しては今年は豊作でしたね。春のアルバム「Sakura Sakura」、夏には「Summertime」、そして秋の「autumn leaves」の3枚に加えて、”季節シリーズ”の締めくくりである冬のアルバム「WINTER WONDERLAND」の登場です。
 彼女のヴォーカルとベースは当然ですが、ピアノ(John Di Martino)、ドラムス(Tim Horner)、ギター(Paul Meyers)と、彼女の姉のLisa Parrottのサックスと同一メンバーで仕上げています。 このアルバムはその他、テナー・サックス(Houston Person)が加わっていて、かなりサックスのイメージが強いアルバムだ。

 収録全15曲は下記の通りで一枚のCDにたっぷり入っています。

 1. Have yourself a merry little christmas
  2. christmas in new orleans
  3. I'll be home for christmas
  4. The christmas song
  5. Blackberry winter
  6. Blue christmas
  7. I've got my love to keep me warm
  8. Christmas time is here
  9. White christmas
10. June in january
11. My favorite things
12. Winter weather
13. Baby, it's cold outside
14. Winter wonderland
15. What are you doing new year's eve?

 とにかく、クリスマス・ソングのオンパレードとウィンターもので占められています。まあ、欧米、豪州はこの時期はクリスマスはしょうがないのでしょうね。相変わらず各曲無難に癖もなく仕上げています。つまり曲のアレンジがそう刺激的に面白いわけでもなく、そうかといって嫌みは無く、取り敢えず優しいジャズとして優良のではないでしょうか?。うそそう私的には、ちょっとサックスの音が前に出すぎてうるさいと思うことも。オーストラリア出身といえども、ニュー・ヨークで活躍中であって、このスタイルはやむを得ないところか。
 もう少し彼女のベースをバックにゆったりと間を置いたヴォーカルで唄い語って欲しいところ、もともとそうゆうスタイルが良かったのだ。そんな意味では”5.Blue christmas”はピアノと共に、”8.Christmas time is here”、”11.My favorite things”は彼女のベースとピアノと共に聴かせてくれるところは好む世界。締めくくりの”15.What are yoy doing new year's eve”はギター・バックに冬の夜の世界が展開する。やっぱり冬はこれですね。

(参考) http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/autumn-leaves-s.html

      *               *

Diana Panton 「Winter Kiss」
Fab Label  MZCF1259  ,  2012

Winterkiss

 こちらはカナダの妖精(?)ダイアナ・パントンの冬物である。やっぱりクリスマスものがたっぷり入っています。例によってメロウ・ヴォイスと表現されるややあどけないような声は彼女の特徴。上のニッキ・パロットのアルバムとかなり曲がダブってますが、こちらは下のようなメンバーで、ドラムスのないバック演奏で、雰囲気はかなり異なっているところが、面白い。

 Diana panton : Vocal
  Guide basso : Cor, flh, tp
  Reg schwager :  guitar
  Don thompson : bass
  (Harrison kennedy : vo on tr.2)

 こちらも16曲たっぷり入ってます。

   1. kissing by the mistletoe
   2. Baby it's cold outside
   3. Christmas Kiss
   4. Winter weather
   5. C'est noël chéri
   6. winter wonderland
   7. Have yourself a merry little christmas
   8. December
   9. Snow
  10. Snowbound
  11. Winter warm
  12. The christmas waltz
  13. Christmas time is here
  14. Let's it Snow
  15. Images of chrismas
  16. Dance nuit silence night

   
 こうしてみるとクリスマスにちなんだ曲って多いですね。まずはアレサ・フランクリンのボッサノヴァ・ナンバーから始まって、あまり一般的でないクリスマス・ソングも唄われる。
”3.Christmas Kiss”は、本来はこれがアルバム・タイトルの曲なんですが、やはり静かなクリマスをじっくり優しく聴かせてくれる。このあたりが近年ファンが多くなってきたところであろう。ギタ-、ピアノの静かなバックもムードたっぷり。私はもともとこのダイアナ・パントンってそう歌はうまいと思わないのですが、そのムードはか弱く、清楚でプリティーというところが聴く者に心をつかむのでしょうね。なかなかのものです。全体に嫌みの無いところがミソ。
 確かに一般的なクリスマス・ソング物と違って、ボッサなムードの加味した演奏などの支えの中や、ピアノのバックのみ又ギターの音のみで聴かせるところもあるヴォーカル・アルバム。冬のさんさんと降る雪の夜の暖かい部屋で聴くにはクリスマスに関係なく心の安まる良いアルバムだ。

 (試聴) http://www.youtube.com/watch?v=sGJBXK0PmRQ
   (参考) http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/diana-panton-06.html

Pa071893monoblog
(ポーランド・チェーンストホーヴァにて  2012.10)

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2012年10月29日 (月)

ニッキ・パロットNicki Parrottの四季シリーズ : 「autumn leaves」 , 「Summertime」

日本人向けの易しいジャズ・アルバム

NICKI PARROTT 「autumn leaves」
VINUS RECORDS  VHCD01086 ,  2012

Autumn

 遅まきながら、ニッキ・パロットの「四季シリーズ」の秋の部だ。ベース奏者のヴォーカル開眼で結構人気者になった彼女。Venusレコードの企画で今年は春の「さくらさくらSakura Sakura」、夏の「Summertime」に続いての秋の「Autumn leaves」だ。これらは多分日本だけの企画盤と思うが、そろそろ冬の部がリリースされるのであろうか(クリスマス・ソング特集?)。

1. Autumn leaves
2. Early Autumn
3. Autumn in New York
4. Autumn Noctune
5. Autumn Serenade
6. Autumn in Roma
7. Tis Autumn
8. September Song
9. Lullaby of the Leaves
10. Willow weep for Me
11. Maybe September
12. September in the Rain
13. When October Goes
14. Stormy Weather

 曲目は上記のとおりポピュラーな曲のオンパレード。Venusレコードが彼女は結構売れたのでここで一儲けといった感じのアルバム。確かに14曲彼女の魅力あるヴォイスを聴けるというので、それはそれで良かろうが・・・と言うか?、ファンにはサービスたっぷりというか?、まあそんなところで・・・・納得しましょう。
 はっきり言って、ちょっと練れていない曲が多い。こんな表現で良いのか疑問だが、つまりありきたりに唄った曲集と言っていいだろう。つまりポピュラー・アルバムといった感じなのである。
 アルバム「Sakura Sakura」を今年の春に取り上げた時にも書いた記憶があるが、そう文句も言わずに、四季を感ずる中で楽しく聴けば良いとしておきたい。
 そうです決して不快なアルバムでなく、むしろ楽しいアルバムですから。つまり言い方を変えれば、オーソドックスに下手な脚色・編曲のない優良アルバムということになる。
 こうして聴いてきて思ったのだが、ニッキ・パロットって、”summer”よりは”spring”や”autamn”の方が似合いますね、ベースの音のせいだろうか?。さてさて”winter”はどうなのであろうか?。
 
 Nicki Parrott : Vocal ,  Bass
  Jhon Di Martino : piano
  Lisa Parrott : Bariton sax
  Paul Meyers : Guitar
  Tim Horner : drums
  Harry Allen tener sax
  James Greening : Trombone

 演奏陣は上記のとおりで、このアルバムになって、前2作よりは若干曲演奏も楽しませてくれるところが見えてきたが、実は私としては、彼女のベースはもちろんだが、ここに集まった演奏人の彼らなりきの曲の解釈をもう少し練り上げて演奏して楽しませてくれればよいのになぁ~~と言うところなんです。確かNicki Parrott & Ken Peplowski「LIKE A LOVER」(参考 http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/nicki-parrott-l.html)あたりはそんなところがあって良かったと思ったのだが・・・。

Summertimeblog NICKI PARROTT 「Summertime」
VENUS RECORDS  VHCD01079 ,  2012


 こちらが今年夏にリリースされたアルバム。これもGershwinの”summertime”を代表に、夏の曲のオンパレード。

 これもニッキ・パロットの声を聴きたいとうところに徹しているアルバムと言って良いだろう。ファン向けサービス作品。

Pa081926sqblog  
(ポーランド・ワルシャワにて   2012.10)

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