秋の夜長の回顧シリーズ(番外編) : ローズマリー・クルーニーとペレス・プラード
ご機嫌な一枚といったらこのアルバムがNo1!!
「タバスコの香り / ローズマリー・クルーニー&ペレス・プラード A TOUCH OF TABASCO / Rosemary Clooney & Perez Prado」 RCA (BMG) BVCJ 37569 , 2006 (original 1959)
この秋の夜長を回顧するところで、ローズマリー・クルーニーとペレス・プラードが出て来たところで、このアルバムを取り上げないわけにはゆかない。なにはともあれご機嫌そのものの一枚。最近はどうしてこうしたアルバムがないのかと、むしろ時代を憂うところでもある。
とにかく銀幕と歌声で人気絶頂のローズマリー・クルーニー、そして世界にマンボ旋風を起こして音楽革命とでも言っていいペレス・プラードの活躍。その両者が合体したところにこのアルバムが生まれたわけだ。これも基本はペレス・プラード楽団のマンボの流れに、器用な歌回しが出来るローズマリー・クルーニーの技量が乗ったわけである。
それも1959年のことであった(いやはや50年も前の話である)。これはその当時のLPをデジタル・リマスターしたもので、今においても十分サウンド的には耐えうるCDとなっている。よくぞここまで復活させてくれて有り難うというところ。
さてその曲は左のとおりである。
もう既に話題にした”キエン・セラQuen sera(Sway)”がなんと言っても最高!、もともとメキシコの曲であるが、ペレス・プラード楽団はヴォーカルなしで演奏していた。又あのディーン・マーティンも歌ってヒットしていた曲である。英語詩を付けて”sway”というタイトルで世界に愛されていたもの。このリズムの快適さに、クルーニーの情熱的なヴォーカルで最高になった。とにかく無条件に私の好きな仕上がりの曲。
又、”メロンの心corazo'n de melo'n”も楽しい。この曲を歌ったヴォーカリストも多いが、やっぱりこのコンビが最高だ。一世を風靡したものだ。
その他”マック・ザ・ナイフmack the knife”、これもなかなかのパンチが効いて盛り上がりがいいし、プラードの演奏も乗っている。
”バリ・ハイBali ha'i”がこうゆう化け方をすると、音楽って演奏者しだいだなぁ~~と、つくづく思わせる。
とにかくご機嫌なアルバムの筆頭株として、取り上げざるを得ないところであった。
(試聴)
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