北欧ジャズ

2017年4月29日 (土)

サン・ビービー・トリオSøren Bebe Trio ニュー・アルバム「HOME」

究極の北欧ピアノ・トリオ美学!!

Søren Bebe Trio「HOME」
FROM OUT HERE MUSIC / Denmark / FOHMCD008 / EU

Home

All compositions by Søren Bebe

Søren Bebe - Piano
Kasper Tagel - Bass
Anders Mogensen - Drums

Recorded Nov. 2015 by Boe Larsen at MillFactory, Copenhagen
Mixed & Mastered by J.E.Kongshaug at Rainbow Studio, Oslo

  ピアノ・トリオ・アルバム『From Out Here』『A Song For You』(参照:この2アルバム、既にここに5年前2012年に取りあげた)で、北欧の美しさを焼き付けられた私にとっては、非常に印象のあるサン・ビービー・トリオSøren Bebe Trioが、ここに来てニュー・アルバムをリリースして来た(おそらく第5弾だ)。

 サン・ビービー(実は彼のこの名前の発音はこれで良いか、"ソレン・ベベ"?いまだに自信がありません)はデンマークを拠点に活躍している新鋭ピアニスト。2004年にデンマークの"Royal Academy Of Music"を卒業、2006年から旧友であるAnders Mogensen、同年のデンマーク「Summer Session」で知り合ったNiels Ryde(electric Bass)とトリオを結成。2008年にはMusic Meccaからこのメンバーでアルバム『Searching』を発表し、ピアノ・トリオ・ファンから注目を集めた。新鋭とはいえ既に10年以上のキャリアを築いてきており、第3作『A Song For You』からベースはKasper Tagel(double Bass) に変わっている。

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List1_2  収録曲は右のような全11曲、全てリーダー・ピアニストのサン・ビービーによるもの。
 とにかく北欧の自然たっぷりの静まりかえった美しい世界が頭に浮かんでくるフレーズに満ちあふれているアルバム。
 ピアノはあくまでも透明感の高い美しい調べを演じ、ベース、ドラムスもそれに呼応して心安まる自然風景を刻み込む。

 既に前作までに彼らのトリオ作品は・・・・・”ピアノはリリカルなピアニストとしてビル・エヴァンスからキース・ジャレットの延長線上にある。そしてビートは何を加えてかというと、夜にひっそりと咲く花のように悲しいメロディーを持った、民謡にも似たシンプルな感性である”・・・と評されている。このアルバムもその流れで、まさにその世界を描き、私にとっては何にも変えられない美世界である。それもクラシック調の味に北欧ジャズのインプロヴィゼーションの醍醐味も加味された世界をしっかり構築している。

 とにかくスタートのM1.”The Path to Somewhere”の曲名どおり、硬質にして繊細なピアノの美音が響き、この世界はどこに連れて行ってくれるのか、全身任せたくなる深遠にして安定感の美学に浸れる。
 中盤のM5.”A Simple Song”、M6.”Haarlem Landscape”などは、彼らの余裕の世界であるが、やっぱり美しい。
  M10.”Home”はその通りの安堵の世界。
 そしてその流れは破綻すること無く、終曲M11.”Tak”まで、しっかりとTotal Playing time 45分間流れ、時の経過も忘れる北欧の空想の世界である。
 北欧の静謐な美学を求めるなら絶対お勧めアルバムだ。

                *           *          *

Eva_2 実はこのアルバムの前には、2013年にサン・ビービーは名ベーシストのマーク・ジョンソンMarc Johnsonをフィーチュアーして、ピアノ・トリオを組んで、
 アルバム『EVA』(Spice of Life / SOL SV-0029 / 2013 →)
・・・・・をリリースしている。
 このアルバムも美しさは群を抜いている。今回このアルバム『HOME』と同時に私の名盤仲間に入れたので、又後ほど取りあげたいと思っているところだ。

(視聴)”The Path to Somewhere” from 「HOME」

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2017年3月24日 (金)

ヴィクトリア・トルストイViktoria Tolstoy 「Meet Me At The Movies」

北欧の世界観の感じられるヴォーカル

<Jazz>
Viktoria Tolstoy 「Meet Me At The Movies」
Act Music / Germ / ACT9827-2 / 2017


Vtw

Viktoria Tolstoy (vo),
Krister Jonsson (g),
Mattias Svensson (electric & acoustic bass),
Rasmus Kihlberg (ds)
Special Guests:
Iiro Rantala(p), Nils Landgren: trombone(vo)

 スウェーデンの人気女性ヴォーカリスト、ヴィクトリア・トルストイViktoria Tolstoy 。彼女はロシア系で文豪トルストイの孫娘だということで一目置かれてきた。1974年生まれで、もうベテラン歌手。
 これはアメリカ・クラシック映画主題曲を歌ってのアルバムだ。ACT-Musicのアルバムだけあって録音が良い。又彼女の唄声は低音から高音まで標準的で聴き応えがソフトでヴォリュームもあってなかなかの良質モノ。 過去に10枚のアルバムをリリースしているが、私自身はそれ程興味を持つこともなく今日に至っていたが、このアルバムで彼女のファンには叱られそうだが、実はを見直しているんです。(そこで彼女のDiscographyを参考までに末尾に記す)

(当アルバムのTracklist)
1. Calling You (Bob Telson) from the movie “Bagdad Café”
2. As Time Goes By (Herman Hupfield) from the movie “Casablanca”
3. En Man [Marlowe‘s Theme] David Shire (Swedish lyrics by Rolf Börjlind)
from the movie “Farewell, My Lovely”
4. Out Here On My Own (Michael & Leslie Gore) from the movie “Fame”
5. Why Should I Care (Clint Eastwood) from the movie “The Bridges of Madison County”
6. The Book of Love (Peter Gabriel) from the movie “Shall We Dance?”
7. Love Song For A Vampire (Annie Lennox) from the movie “Bram Stokers Dracula”
8. Kiss From A Rose (Seal) from the movie “Batman Forever”
9. Angel (Sarah McLachlan) from the movie “City Of Angels”
10. New World (Björk / von Trier) from the movie “Dancer In The Dark”
Bonus track
11. Smile (Chaplin / Turner / Parsons) from the movie “Modern Times”

Viktoria_tolstoy まずスタートから映画『バグダッド・カフェ』のM1.”Calling You ”を持ってくるというのは、なんとも気迫の感じられるところだ。それもなかなか味付けが良い。ホリー・コールとつい比較したくなるのだが、彼女流を貫いていてVegasというよりは、北欧の自然風景が浮かんでくるところは恐ろしい。"I am calling you"と歌いあげるところも大人の雰囲気を醸し出している。この曲だけでも一聴の価値ありだ。
 バックはギター、ベースで洒落た演奏を聴かせるが、曲によってピアノも加わる。
 又サラ・マクラクランとこれも比較したくなるM9.”Angel”が登場。ギターはカントリー風に演ずるが、やっぱり彼女の唄声が入るとなんとなく北欧風に聴こえてくるところが不思議。
 M3.”En Man [Marlowe‘s Theme]”は、スウェーデン語で唄われるが、これが全く意味不明。その為私には静かな都会のムードが感じられて納得。
 映画『カサブランカ』、『モダン・タイムス』からも登場(M2.”As Time Goes By”,M11.” Smile” )で、クラシック・ムードも近代北欧に仕上げている。
 映画『マジソン郡の橋』の一曲M5."Why Should I Care"も優しくしっとり唄うところはお見事。
 映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のビョークの曲M10.” New World ”は、さすがちょっとこのアルバムではイメージの変わった曲となった。

 映画音楽というのは、その映画の印象が強いので、自己流の展開はある意味では避けられることが多い。しかしこのヴィクトリアの場合はさすがベテラン、果敢に北欧風に仕上げたところは、冒険であったと思うが、それがむしろ私には北欧の世界観が感じられてなかなか良いアルバムに仕上げたと思うのである。

<参考 Viktoria Tolstoy - Diacography>
1994 – Smile, Love and Spices
1996 – För Älskad
1997 – White Russian
2001 – Blame It On My Youth
2004 – Shining on You
2005 – My Swedish Heart
2006 – Pictures Of Me
2008 – My Russian Soul
2011 – Letters to Herbie
2013 – A Moment of Now (with Jacob Karlzon)
2017 – Meet Me At The Movies

(視聴)

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2017年3月14日 (火)

ヘルゲ・リエン・トリオHelge Lien Trio「GUZUGUZU」

ノルウェーから極東日本との更なる深まりが・・・・・・

<Jazz>

Helge Lien Trio「GUZUGUZU」
ozella music / GERM / OZ070CD / 2017


Guzuguzu

Helge Lien(p)
Frode Berg(b)
Per Oddvar Johansen(ds)

All music composed by Helge Lien
Recorded and Mixed on Raimbow Studio , Oslo, Sept.2-4 2016

 ノルウェーのヘルゲ・リエンのピアノ・トリオによるニャー・アルバム。彼のカメラ好きによる写真ジャケのアルバム『Natsukasii』はインパクトがあったが、あれは2012年だったんですね。あのアルバムの抒情性に惹かれてから彼のファンになってしまった。それも私のカメラ好きと、なんとピンク・フロイド好きが彼と一致していることもあって、なお共感してしまったと言うことなんです。
Lienjohan2
 その後このトリオのドラマーは、ペル・オッドヴァ―ル・ヨハンセンに2013年に代わった。そしてアルバム『Badgers & Other Being』発表して2014年に来日。その際には新潟県のライブ会場での一コマで、屋外で彼と一緒に皆既月食を観たり撮影したのを思い出しますが(8, Oct, 2014)、あのアルバム以来3年ぶりの新生ヘルゲ・リエン・トリオ第2弾(通算5作目)だ(今回のカヴァー・デザインは替わって、リエン作ではないですね)。
 そしてこの4月は、またまた来日公演のスケジュールとなっている。

Trio2

 日本好きのヘルゲ・リエンとは言え、アルバム・タイトル”Natsukasii懐かしい”で驚かされたが、今回アルバムは下のTracklistを見てのとおり、なんと日本語の擬音言葉を曲名として創作されたオリジナル曲によって構成されたものとして登場となった。

(Tracklist)
1.Gorogoro (thundering)
2.Guzuguzu (moving slowly)
3.Nikoniko (smilling
4.Garari (completely)
5.Jasmine
6.Chokichoki (cutting)
7.Kurukuru (spinning around)
8.Shitoshito (raining quietly)


Hl1w M1.”Gorogoro”って"thundering"って言うのですから雷鳴ですかね?。転がるようなピアノ演奏、ベースのアルコ奏法による黒い雲の襲うイメージ、そんなところで聴くと面白いのだが・・・・それにしては美しすぎるか。
 M2.”Guzuguzu” ("moving slowly"の意味というのもちょっと"?"だが) これはピアノとドラムスの掛け合いが面白い。

  彼は、ミュージックというものに関わることになったのは、ピンク・フロイドがその大きな因子であると何時も語っている。
  彼のオリジナル曲、そして演奏は、ある時は郷愁的優しさのあるメロディーを聴かせ、またある時はやや前衛的なスリリングな味つけをしてインパクトの効いたドラマティック展開を聴かせる。伝統的ジャズ手法による美に加えインプロヴィゼーションによる革新性(何方かが言っていた言葉ですが私は納得)を追求するタイプだ。今回のアルバムもそんな因子を持って迫ってくる。写真で言えばややスモーキーな柔らかい像とコントラストの効いた堅めの像との絶妙な交錯といった感覚でその点が上手い。

 M3.”Nikoniko” (smilling) は、なかなかピアノ表現が難しいと思うが、優しいピアノの音が響く印象の曲に仕上がっている。
 M5.”Jasmine”は、この中でも趣向が変わって異国情緒。
 M6.”Chokichoki” (cutting)や M7.”Kurukuru” (spinning around)の躍動感と陰影とがドラマチックで、叙情性とは別物。彼らのこれからの一つの方向性を感じさせる演奏だ。
 M8.”Shitoshito” (raining quietly) しっとりとした雰囲気でアルバムを納めるのである。

      *          *

 とにかく、今回のアルバムはテーマがユニークそのもので(ウォーターズのピンク・フロイドの頃の手法も感ずる)、何か一歩脱皮というか、壁を破りたい試みというか、前作もそうだったがヘルゲ・リエン・トリオとしての挑戦も感じられる。それは平坦な叙情にのみ収まりきれない何かエネルギーの発露を求めたような印象を持つのである。

(参考視聴) 映像はニュー・アルバム関係は見つからず・・・・参考までに前作から

  *   *

(試聴) ニュー・アルバムから”Jasmine”

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2017年2月19日 (日)

ヨーナ・トイヴァネンJoona Toivanen 「LONE ROOM」

ピアノ・ソロによる実験性とクラシカルな世界との交錯による静謐な世界

<Jazz>
Joona Toivanen 「LONE ROOM」
CAM.Jazz / ITA / CAMJ7904 / 2016

Loneroom

Joona Toivanen : Piano
all music by Joona Toivanen
Recorded and mixed in Cavalicco on 3, 4 September 2015 at Artesuono Recording Studio

 フィンランドのヨーナ・トイヴァネン(1981年生まれ)のピアノ・ソロ・アルバム。
  あの澤野工房リリースのヨーナ・トイヴァネン・トリオ『NUMURKAH』(2000)以来気になるミュージシャンになり(なにせ当時まだ10代での録音)、2015年にはCAM Jazzからの同トリオ・アルバム『NOVEMBER』で北欧の良さを印象づけられたのだが、ここにソロでの出逢いとなったもの。

  このアルバムの注目の一つは録音の良さです。CAM Jazzアーティストが録音の拠点としているアルテスオーノ・レコーディング・スタジオAstesuono Recording Studioに於けるもの。レコーディングとミキシングはステファノ・アメリオStefano Amerio。このアルバムで聴かれるピアノの音は絶品です。もし自分の装置のテストをしたいならそれには向いていると断言できる。

Jt1w さて、このアルバムの内容だが、トイヴァネンがようやく(と言って良いのか)30歳の半ばになってのソロで、多分相当気合いが入ったのではと想像する。今までにリリースされてきたトリオ作品は、その北欧的叙情的な風情が私の好んだポイントだが、このソロは今までのアルバムにもちょっと垣間見た実験性も一歩進めて加味されてのものになっている。

 アルバム・タイトルの曲”Lone Room”がその筆頭だが、流麗なタッチのメロディー重視のプレイと言うよりは、ピアノの一つ一つの音を大切にして、その余韻、空間を感じさせるパターンで、流れに音楽的実験性が感じられる。しかしアヴァンギャルドというところではない。M2.”Lowlands”ではプリパレーションを施したピアノ・サウンドも聴かせる。
 そして一方M4.”Moon Illusion”のようにクラシックを感ずる展開のところもあったり、又メロディーにはあの北欧の抒情的な世界をやっぱり感じ取れてなかなか奥深い。この曲はトリオでのアルバム『NOVEMBER』の冒頭に登場させた曲だが勿論彼のオリジナル。
 そしてアルバム全体の印象は、やはりECM的な静謐な世界を描いた世界と言う感想だ。
 まあ結論的には私から見ると、実験的試みを感じつつも、やっぱり鍵盤の和音の音からもクラシックからの発展型のパターンとして受け取って聴き入ってしまう。

(Tracklist)
Loneroomlist

(視聴) Joona Toivanen Solo Piano "Lone Room"

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2017年1月23日 (月)

マルガリータ・ベンクトソンMargreta Bengtson : 「Ballads」

北欧からのややあどけなさの発声が残った美声に降参

<Jazz>
Margreta Bengtson「Ballads」
SPICE OF LIFE / JPN / SOLSV0036 / 2016

Sol_sv0036margareta500

Margareta Bengtson マルガリータ・ベンクトソン(vocal)
Mathias Algotsson マティアス・アルゴットソン(piano, organ)
Peter Asplund ペーター・アスプルンド(trumpet, vocal)
Dicken Hedrenius ディッケン・ヘドレニウス(trombone)
Svante Söderkvist スヴァンテ・ソダークヴィスト(bass)

Recorded on July. 2016

17151794t7abd_2 今年になって聴いた美声第2弾。嘘か誠か”北欧一と言われる美しい歌声とその美貌で聴く人を魅了し続けるマルガリータ・ベンクトソンMargreta Bengtson”というのが宣伝文句。
 そこにバックは、あの私のお気に入りのマティアス・アルゴットソンMathias Algotssonのピアノがゆっくりと繊細に美しい世界を描くのでこりゃ溜まらない。実は私はこっちのほうが気になったというところ。彼とのデュオを軸に展開していて、そこにペーター・アスプルンドPeter Asplundのトランペット、ディッケン・ヘデレニウスDicken Hedreniusのトロンボーン、スヴァンテ・ソダークヴィストSvante Soderkvistのベースをフィーチャーしてスタンダードの名曲の数々をしっとりと歌い上げたバラード・アルバムである。

 しかも、このアルバム『Balladsバラッズ』は彼女の昨年の5年振りの来日記念盤であり、とにかくマルガリータの魅力をスタンダードの名バラードによって聴く者を魅了しようというなんとも大変なアルバムだ。
 とにかく北欧のミュージック・シーンは今や世界にその価値を認められている。そこからのまさに彼女の7年ぶりのプレゼント作品。

Margareta1 マルガリータ・ベンクトソンMargreta Bengtsonは、「リアル・グループTHE REAL GROUP」のソプラノ・シンガーとして長年活躍して来た。
 「リアル・グループ」とは、スウェーデン王立音楽アカデミーで出会った5名のメンバーで1984年に結成したアカペラ・グループ。これに関しては私の知らない世界であるのだが、マルガリータはその初代ソプラノ歌手であったと。1987年にアルバム『Debut』でCDデビューし、1995年には米国現代アカペラ協会(CASA)から、「The World's Best Vocal Group」賞を授与されているとのこと。
 しかし彼女は、2007年にジャズヴォーカリストとして独立。ソロ第一弾アルバム『I’m Old Fashioned/アイム・オールド・ファッションド』は全曲フルオーケストラをバックにスタンダードを歌い上げたアルバム。
 2009年に発売した第2弾アルバム『Where The Midnight Sun Never Set/ホエア・ザ・ミッドナイトサン・ネヴァー・セット』は、スモール・コンボをバックにジャズを歌い上げた作品で、私は未聴だがこれも好評のものだ。

 さてこのアルバム、とにかく冒頭のM1. "The very thought of you"から、詩的なピアノの調べが流れ、彼女の説得力ある美声による歌い込みに、このアルバムの方向が実感できる。とにかくしっとりと聴かせてくれるパターン。そして意外に彼女の唄い回しにはどことなく歳のわりにはあどけなさが残っていて、これも一つの魅力になっている。
 聴き慣れた曲M2. "My foolish heart"も、アルゴットソンのピアノは、彼女の美しい語りかける歌声を生かすべく、高音を使いゆったりと流す調べで、バック演奏としてお見事と言える。こうしたピアノとヴォーカルのデュオ・スタイルもバラード曲ではなかなか良いものだ。
 そしてM3." I thought about you"の後半にはトランペットが加わって、こんどは夜のムードを加味して盛り上げるのである。
 アルゴットソンは、ハモンドオルガンの名手でもあって、M4. "Gentle rain"では、バックはオルガンによる面白い味付けもあり、M8. "Long ago and far away"は、オルガンとベースが、更にM10. "Nature boy"は、オルガンとトランペットがと、バックの変化による味付けも聴きどころ。そしてM9. "Here ́s that rainy day"はピアノ・ソロがたっぷり聴けるという多彩な趣向で楽しませてくれる。

  こうして全編、アメリカン・ジャズを、その魅力あるポイントを失わずに北欧風ジャズに仕上げたところはなかなか魅力的なアルバムであった。

(Tracklist)
1. The very thought of you
2. My foolish heart
3. I thought about you
4. Gentle rain
5. My one and only love
6. Spring can really hung you up most
7. Our love is here to stay
8. Long ago and far away
9. Here ́s that rainy day
10. Nature boy
11. Never will I marry

(参考試聴) 「Ballads」関係が見当たらないため彼女の1stから

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2016年12月29日 (木)

2016年の別れに・・・マーティン・ティングヴァルMartin Tingvall 「distance」

深遠な世界を感じ・・・心安らかにこの年を送る

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                                                   (我が家の白南天)
            *          *          *

<Jazz ,   Piano solo>
Martin Tingvall 「distance」
SKIP RECORDS / GERM / SKP 9147-2 / 2015

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All Songs composed and produced by Martin Tingvall
Martin Tingvall played on a Steinway D Grand Piano, Fender Rhodes and Celeste


Martin_tingvall_05_fcm  Tingvall Trio でお馴染みのスウェーデン生まれのマーティン・ティングヴァルMartin Tingvall のソロ・ピアノ・アルバム。
 アイスランドを旅してインスプレーションを得たと言うピアノ・ソロ作品。前作の『en ny dag』(SKIP91172/2012)が素晴らしかったのが印象深いのだが、今作も全曲彼のオリジナルで負けず劣らずの快作である。

 スタートM1.”an idea of distance”から、ゆったりと叙情的なピアノの音が如何にももの悲しく展開する。それはやっぱり都会のイメージでなく何処か人々の生活圏から離れた孤独な地に立っての雰囲気が感じられ、深遠なる自然の中に自己を見つめるに相応しい時間を作ってくれる。

List 彼はドイツで活躍しているのだが、やはりその心は北欧なんでしょうね。私が勝手にそう思うのだがこの世界はまさに北欧なんです。
 珍しくM6.”a blues”では、強い鍵打音で心に強く響くが、その後M7.”black sand”では再び元に戻って、クラシック調の優しい美しいピアノの響きに変わる。

 ”アメリカのジャズとヨーロッパの芸術音楽の要素とそれを兼ね備えた”と彼の演奏を紹介しているのを見たが、彼のピアノは、非常に透明感ある響きを基調にして、牧歌的という表現が良いのか、人間の雑踏とは離れた世界観を聴かせてくれ、そしてしかも非常に美しいのです。これはジャズというより全ジャンルに広めたいとふと思わせる。

 そして・・・・このアルバムを聴きながら、全ての原点に戻った気持ちで今年2016年を送りたいのである。

                      ----------------------------

 今年もこの拙いブロクを覗いて頂き、いろいろとご指導有り難うございました。来る2017年も又よろしくお願いします。皆様にもご多幸なる新年をお迎えになりますよう祈念いたします。
                   
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(視聴)

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2016年12月25日 (日)

ラーシュ・ヤンソンのニュー・アルバム=Lars Jansson Trio 「MORE HUMAN」

何か達観した人生から聴こえてくるようなピアノ・トリオの世界

<Jazz>
Lars Jansson Trio 「MORE HUMAN」
Spice Of Life/Savvy / JPN / SOLSV-00371 / 2016

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All tracks composed and arranged by Lars Jansson
Recorded on March 26, 27 2016 at Sweden

ラーシュ・ヤンソン/ Lars Jansson: Piano
トーマス・フォネスベック/ Thomas Fonnesbeak: Bass
ポール・スヴァンベリー/ Paul Svanberg: Drums

Lj1 北欧スウェーデンの今や大御所ジャズ・ピアニスト、ラーシュ・ヤンソンLars Jansson(1951年~)は、このところ何度となく日本を訪れ、ピアノ・トリオ・ファンを魅了し、そして多くの日本ファンを獲得してきている。(私にとって強烈なインパクトがあるというタイプではないのだが)
 そんな時についにサービス満点のセルフ・カヴァーと言うか(自己の作品の中から選曲してのベスト盤というのでなく)新録音盤つまり現在の気持ちでの演奏版集がここにお目見えした。それもなんとどうもこれは日本側での企画のようであるところが味噌。

 彼の演奏はもともと美旋律にして拘りのない曲展開で、大いに聴きやすい演奏が特徴であるが、今回のアルバムは、自分の取り巻きの近親者への愛情を心から描ききったものらしく、一段と語りかけるような愛情の感じられる作品の印象が強い。
 しかもジャケ・デザインは孫娘のヒルダの描いたもので、そのあどけない可愛い彼女のPhotoもカヴァーに登場させており、又このアルバムの中には、彼女へ捧げた曲も収録という心のいれようだ。

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 スタートM1.”A Beautiful Smile ”の親しみやすいメロディーと澄んだピアノの音でまず喜ぶ。
 M3.”Too Good To Me”いっやー、この優しさ溢れた美しい曲にはうっとりですね。
 M4.”More Human”はヤンソン節と言える名曲。
 愛孫娘へのM6.”Hilda Smiles”、M12.” Hilda Plays”などの人間愛の曲。
 その他、M5.”There Is A Butterfly In My Room ”は若干印象が違って、軽快中に演者3人が楽しんでいる様が目に見えるような曲。
 M11.”Mothers In Brazil”も美しさそのものを演じきっている。
 とにかく心を解(ほぐ)してくれるムードに充ち満ちた優しさ溢るるアルバムであると同時に、その中にはちらっと熟練されたピアノ・プレイの味があってうなづいて聴いてしまう。

 シャズ・ピアノ・トリオに期待の寄せ方はいろいろとあって、スリリングとか異次元世界への誘導とか、心をえぐるような鋭さとか、夜の深遠なムードなどと、期待するところも多種でそんな世界も私は好きなのだが、それとは全く別物でこのようにさらっとした清々しい優しさの美しさというところも良いものだ。私にとっては年末には気持ちの整理には相応しいニュー・アルバムであった。

(Tracklist)
1. A Beautiful Smile *
2. I am That 
3. Too Good To Me 
4. More Human
5. There Is A Butterfly In My Room 
6. Hilda Smiles 
7. Summer Song *
8. The Wounded Healer Can Heal 
9. Simple Song Simple Life 
10. Marionette 
11.Mothers In Brazil 
12. Hilda Plays 
13. The Inner Room 
14. Freedom of Heart *
15. Hope
      (*印 new number)

(視聴)

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2016年10月21日 (金)

エレン・アンデションEllen Andersson 「I'LL BE SEEING YOU」

スウェーデンからの新人女性ジャズ・ヴォーカルのカルテット・・・・・これはいけるかも

          Ellen Andersson エレン・アンデション

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<Jazz>
Ellen Andersson Quartet 「I'LL BE SEEING YOU」
PROPHONE / SWEDEN / PCD165  / 2016

IllbeseeingtouwEllen Andersson Quartet:
Ellen Andersson (vocal)
Anton Forsberg (guitar)
Hannes Jonsson (bass)
Sebastian Brydniak (drums)

special guests:
Peter Asplund (trumpet on 2,4,7)
Oilly Wallace (alto saxophone on 3,6,9)
2016年1月デンマークのコペンハーゲン録音

 1991年スウェーデン生まれの若手ながらな興味深い独特の味を持つ女性シンガーの登場だ。彼女は母国スウェーデンやデンマークのシーンで、ソロ歌手として、またヴォーカル・グループ「トゥシェTouché」(デンマーク)のメンバーとして精力的に活躍している。
 こうしてとにかく歌姫は世界で尽きること無くお目見えして来るわけで、歓迎です。

 このアルバムは彼女のヴォーカルにギター、ベース、ドラムスのカルテット・スタイルをとっているが、これがなかなかのインティメイトな雰囲気を盛り上げての演奏で、ジャズの持つ躍動と一方繊細な哀愁と、そしてスウィングすることも忘れずに自在に演じきっていて、そこに曲によってスペシャルゲストとしてのトランペット(Peter Asplund スウェーデン)、アルト・サックス(Oilly Wallace デンマーク)が乗ってくる。こんな洒落たジャズ演奏で、M4”Au Privave ”ではインスト部分たっぷり演じ、それに彼女の広域をカヴァーする魅力あるヴォーカルが乗ってくるといった洒落かただ。

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 スウェーデンということなのか、彼女の若干なまりのある英語が結構魅力を発揮するし、ややキュートに歌うところがあって、若さの割には訴えると言うか味を印象づけるヴォーカルを展開している。
 又M6” Gloomy Sunday ”では、ややハスキーな厚めのヴォーカルも聴かせ、低音から高音まで見事にカヴァーしていて芸達者ぶりも発揮。又M8”Smile ”は結構洒落たギターがたっぷりと演奏して、それにねっとりと彼女が唄うところはなかなかチャーミングでもある。

 いやはやこれはカルテットと言うだけあって、単なるヴォーカル・アルバムでないしっとりとしたジャズを聴かせるところが、私にとってはこれからの注目株だと捉えたところ。
 
(Tracklist)

1. 'S Wonderful
2. You've Changed (feat. Peter Asplund)
3. A Day In The Life Of A Fool (feat. Oilly Wallace)
4. Au Privave (feat. Peter Asplund)
5. I'll Be Seeing You
6. Gloomy Sunday (feat. Oilly Wallace)
7. Everything I Love (feat. Peter Asplund)
8. Smile
9. I Cried For You (feat. Oilly Wallace)

 (視聴)

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2016年7月25日 (月)

(再発盤検証)ラドカ・トネフRadka Toneff 「Butterfly」

ノルウェーの伝説的歌姫のアウトテイク集の再発盤

 あの名盤スティーブ・ドブロゴスSteve Dorbrogoszのピアノとのデュオ『フェアリーテイルズFAIRYTALES』を吹き込んだ直後、82年に30歳の若さでその短い生涯を閉じてしまったノルウェーの伝説的歌姫、ラドカ・トネフ(25 June 1952 – 21 October 1982)。彼女の死後26年(2008年)にリリースされた貴重なアウトテイク集の再発盤がここに来て昨年末登場した。

(参考)「FAIRYTALES」http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/steve-dobrogosz.html

   <Jazz>
      RADOKA TONEFF 「butterfly」
      BOMBA RECORDS / JPN / BOM13002 / 2015

Butterflyw
Arildbass01 ラドカ・トネフのよきパートナーであったと言うバンド・メンバーのベーシスト・アーリル・アンナシェン(アリルド・アンデルセン)Arild Andersen(←)の選曲によったもので、これは彼女が一般に知られ注目を浴びる以前の録音されていたモノを集めたものだ。以下の12曲。

(Tracklist)
1.It's Been A Long Day
2.Pre-Dawn Imagination
3.Antonio's Song
4.Nature Boy
5.Sometime Ago
6.Like That
7.The Butterfly
8.Before Love Went Out Of Style
9.Black Coffee
10.My One And Only Love
11.He Ain't Heavy, He's My Brother
12.Don't Weep For The Lady

ラドカ・トネフ RADKA TONEFF (VOCAL)
ヨン・バルケ JON BALKE (PIANO)
スティーヴ・ドブロゴス STEVE DOBROGOSZ (PIANO)
ラーシュ・ヤンソン LARS JANSSON (PIANO)
ヨン・エベルソン JON EBERSON (GUITAR)
アーリル・アンナシェン ARILD ANDERSEN (BASS)
アレックス・リール ALEX RIEL (DRUM)
ヨン・クリステンセン JON CHRISTENSEN (DRUMS)
エスペン・ルード ESPEN RUD (DRUMS)
ノールショッピング交響楽団 NORRKOPING SYMPHONY ORCHESTRA

978x  いわゆる未発表音源集である。放送局の音源やジャズ・フェスティバルでの録音などを集めたものという。優しい声で、語りかけるかのように歌うトネフのヴォーカルが、今に甦って来て、確かに魅力溢れるアルバムだ。
 彼女の死は自殺とみられているが、その状況を察するに更に哀感が漂ってくる。
 このアルバムのように彼女は全てがこの囁くように歌い込むわけで無いことは知っている。結構かってはこのアルバムの”Black Coffe”に若干みられるように声を張り上げての歌い込みもあったのだ。しかしこのアルバムは一つの憂いを誘うべくこのように選曲されたものとみている。
 バックの演奏陣も振るっていて、スウェーデンで活躍中のスティーヴ・ドブロゴスはじめ 北欧の一流プレイヤーであるヨン・バルケやラーシュ・ヤンソン、アリルド・アンデルセン、アレックス・リールなどの名も見える。

  貴重なアルバムであることは間違いない。

(参考=Radoka Toneff : Discography)
Winter Poem (Zarepta Records)1977 – with the Radka Toneff Quintet
It Don't Come Easy (Zarepta Records)1979– with the Radka Toneff Quintet
Fairytales (Odin Records) 1982– with Steve Dobrogosz
Live in Hamburg (Odin Records)1992 – with Steve Dobrogosz, Arild Andersen, and Alex Riel (recorded in 1981)

(参考視聴)  Radka Toneff & Arild Andersen

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2016年7月21日 (木)

モニカ・ボーフォースMonica Borrfors 「Hello Young Lovers !」

まさに円熟の女性ジャズ・ヴォーカル

    <Jazz>
     Monica Borrfors「Hello Young Lovers !」
     GAZELL / SWE / GAFCD1119 / 2016

Hello_y_l
Recorded in the OAL Studio, Sollentuna , May, 2015

Monica Borrfors(vo)
Gösta Nilsson(p)
Filip Augustson(b)
Jesper Kviberg(ds)
Anders Bergcrantz(tp)
Fredrik Lindborg(ts)

138329917kyqe  ジャズ・ヴォーカルは殆ど女性にまかせろという時代だと思う。そのよって来たるところは、聴く者は男性が圧倒的に多いのかも知れない。そしてその魅力というのは可愛い魅力、美しい声の魅力、セクシーな魅力、ジャズ的センスに満ちている魅力、落ち着いた大人の世界の魅力などなど多彩だ。そんな中でここに取りあげるのは、まさに大人の包容力あるゆったりした世界でソフトでマイルドに包んでくれるジャズの一枚である。

 1980年から活躍しているスウーデンを代表するベテランで、大人の女性ジャズ・ヴォーカリスト、モニカ・ボーフォースMonica Borrfors(1954年生まれ)の久々の新作。2010年リリースの『Li'l Darlin』以来である。彼女のアルバムは数枚もっているが、これは彼女のリーダー作として10作目のアルバムになるらしい。
 スタンダードをしっとりと聴かせてくれます。とにかくベテランの味が満載のアルバム。

Band
 バックの演奏も充実。ピアノ・トリオをベースにトランペット、テナー・サックスが曲によって入る。特にピアノのGösta Nilssonは彼女の夫君で、私の持ち合わせているアルバムでは、私のお気に入りの1995年のアルバム『Slowfox』でも勿論関わっており、前作『Li'l Darlin'』(2009年)でも今回のピアノ・トリオは変わっていない。そしてこのアルバムではプロデュースとアレンジを行っていて、製作にはやはり彼の力が大きいようだ。

 この他参考までに、彼女は以前ここで取りあげた「スウィート・ジャズ・トリオ」との共演によるアルバムもなかなか魅力的な世界を演じてきている。(アルバム『a certain sadness』(2002年)、『Remembering Billie』(2004年))
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/monica-borrfors.html

List さてこのアルバムのTracklistは左のような16曲。特にアルバム・タイトル曲”Hello Young Lovers”にも表れているが、彼女の孫達に捧げられているアルバムとしても作り上げられたようだ。

 最後の曲”Epilogue after The Storm”のみはプロデューサーでピアニストのGösta Nilssonの曲で、締めくくりとしてのソロ演奏である。その他はスタンダード曲集であり(と言っても、私にとっては初聴きの曲も多い)、全てに彼女の暖かいマイルドにしてソフトなしかも英語による歌声が聴ける。
 特にM3.”Nature Boy”のしっとりとした歌い込みとバックのベースと共に描く世界は静かな落ち着いた夜の世界を感じ取れるのである。それは続いてM4.”It Never Entered My Mind”もミュートを効かしたトランペットの静かに響き渡る音と彼女のヴォーカルが素晴らしく共鳴して心に響いてくる。このあたりは完全に大人の世界ですね。
 又彼女のヴォーカル・アルバムであるが、M10.”Doxy”、M11”The Boy Next Door”、M12.”I Didn't Know What Time It Was”のようにバックの演奏陣がたっぷりと中間部でヴォーカル抜きで演ずるところもあって、このアルバムは演奏陣にとっても気合いが入って居るというか、プロデューサーのGösta Nilssonの意志が相当に入っていることが解る。

いやはやとにかくこれぞ大人のジャズ世界ですね。

(視聴)

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