趣味

2018年8月14日 (火)

懐かしの海外スナップ集(6) ペーチュ(ハンガリー)第6集

ペーチュPécs(ハンガリー)スナップ最終編    

Mamiya645afd_2

2000年5月撮影

撮影機器:Mamiya 645 AFD , Mamiya ZOOM AF 55-110mm 1:4.5
フィルム: posi-film KODAK E200

「青春」

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「歴史に耐える」

Pecsltrw


「生活の道」

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 これらを撮影した今から18年前の当時、やはり35mmカメラは少々物足りないと言うことで、ブローニー版のカメラを結構使いました。しかしブローニー版(120、220フィルム)の6x9、6x7、6x6、6x45版撮影となると(最も小さい6x45でも、135フイルムを使う35mm版に比べると撮影フィルム面積は2.7倍と大きくなる)、操作はマニュアル機が主力であった。そこでオートフォーカスによるスナッピンク撮影に耐えられるカメラとしてこの「Mamiya 645AFD」を結構使ったのです。しかしこれが思いの外、重量級である。それでも頑張ってこのペーチュを訪れた時には併行したのでした(この55-110mmのズーム・レンズも重い)。今思うによくこの重さのカメラを持って行ったものだと感心するというところなんです。
Mamiya_645df_500
  このカメラは、フィルムバックは交換式になっており、それがその後デジタル・バックの開発が進んでデジタル機としても使えるカメラに変身(当初からそれを見据えて開発されていた)、その為プロには結構使われた。
 そして現在は「Mamiya DF+」(→)と進化して、完全な中版デジタル機となっている。今や、APS-Cからフルサイズ(35mm版)とデジタル機も画像センサーが大きくなる方向にあるが、この6x45サイズの更なる大きなセンサーの中判デジタル機もここに来て話題になっているのである。

☆この「懐かしの海外スナップ集」は・・・
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(視聴)

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2018年8月 9日 (木)

懐かしの海外スナップ集(5) ペーチュ(ハンガリー)第5集

ペーチュPécs(ハンガリー)にて  2000年5月 

ミノルタ名機TC-1(nega-film : Fuji Reala ace 100)スナップ集

 ハンガリーは陶器でも有名な国。日本にもかなりの影響をもたらして来たという。そしてこの町ペーチュも陶器製造でも世界的に有名なのだ。それは1853年に陶芸家であるZsolnay Vilmos(ジョルナイ・ヴェルモシュ)によって設立されたもの。有名な陶器「ジョルナイZSOLNAY」の製造本拠地である。その他芸術的センスも溢れた町だ。

ペーチュの郊外にて-5- 「ジョルナイ陶器工場」

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ペーチュの郊外にて-6-  陶器の絵付け(1)

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ペーチュの郊外にて-7-  陶器の絵付け(2)

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ペーチュの郊外にて-8-  

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ペーチュの郊外にて-9-  卵の殻への彩色

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ペーチュの郊外にて-10-  卵の殻への彩色(作品)

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MINOLTA TC-1,  Minolta G-ROKKOR 28mm  1:3.5
NegaColor-Film : Fuji Reala ace 100

Pecs29trmzw このペーチュのシリーズも残すところあと1回、右は当時(もう18年前と言うことになりますが)ペーチュの郊外の農家を訪れた筆者である。ベルトにミノルタTC-1のケースがみえる。お恥ずかしなからこんな格好で歩いていたんです。

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(参考視聴)

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2018年8月 7日 (火)

懐かしの海外スナップ集(4) ペーチュ(ハンガリー)第4集

ペーチュPécs(ハンガリー)にて   2000年5月 

ミノルタ名機TC-1(Fuji Reala ace 100)スナップ集

Img_1104trw_2 超小型35mmフィルムカメラの頂点に君臨したこのMinoltaTC-1は、ROKKORレンズの優秀性から愛用された。そして2000年前後は、海外旅行には打って付けの小型で、便利に使わせてもらったカメラである。

ペーチュの郊外にて-1-  ハンガリー民族舞踏のメンバー

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ペーチュの郊外にて-2-   ハイキングの少年少女

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ペーチュの郊外にて-3-   農家の一角

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ペーチュの郊外にて-4-  学校のバンド

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MINOLTA TC-1, Minolta G-ROKKOR 28mm 1:3.5
Nega-Color Film : Fuji Reala ace 100

 ハンガリーのこの都市ペーチュを訪れて解ることは、郊外に行ってみると、欧州独特のワイン作りは勿論だが、彼らは人間性を大切にする農業をベースにした生産業に非常に充実感を持って従事していることだ。経済力としては日本は圧倒的に優位にあるが、人間重視というところでどうも敵わないと行ったところではないか。

10000w 余談だが、デジタル機時代になって、このスナップに用いたフィルム・カメラMinoltaTC-1も、いつの間にかなんとなく除湿箱に鎮座することが多くなり、最近はそれに変わって、やはりデジタル機としてスナップ用に、ほぼ同じ小型の Canon  PowerShot G9X mark II(→)の出番が多くなった。しかしそうは言ってもこの両機を腰に付けてのフィルムとデジタルの欲張り散歩は、結構楽しい時となっている。

 

☆このシリーズは・・・・・
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(参考視聴)

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2018年8月 4日 (土)

懐かしの海外スナップ集(3)=ハンガリー・ペーチュ(3) & 「教会音楽」

ペーチュPécs(ハンガリー)にて  (2000年5月撮影)

「もう夏の訪れ」   Király Streetにて

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「ちょっとしたひととき」  ~親子の語らい           

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Mamiya 645AFD   Zoom AF 55-110mm 1:4.5
posi-color film KODAK E200

(これは当時のKODAKのリバーサル(ポジ)・カラー・フィルムであるが、前回のハンガリー・ペーチュ(2)のFujiのネガー・カラー・フィルムと比較してみると、明らかに清々しいFujiのネガの色に軍配の上がるという状態でした。Fujiのネガは優秀なのに驚きです)


 ペーチュは、ハンガリーの南に位置した農業地帯にある都市だが、ハンガリーでは人口から五番目の規模の都市(17万人)であるようだ。発展が遅かっただけ観光的にはなかなか魅力の都市である。ここにある教会は立派なホールとパイプ・オルガンがあり、音楽的にも引きつけるモノがある。

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(ペーチュの教会で聴いた音楽)

<Classic>
SZABOLCS SZAMOSI 「A PÉCSI BAZILIKA ORGONĀJA」
Lszl Dobos / Hungary / DLCD110 /1997

Apecsibazilikaorganaja

  Pécs Cathedral、この教会でハープオルガン演奏を聴いた。その荘厳たる響きに圧倒される。天井の高い空間に於ける響きは体の芯まで響く思いであった。こうした場所は残響も手頃で有りそこが又感動の世界である。
 このアルバムは、この時に、この教会で手に入れたものだ。

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 Listは上記のとおりで、やはりバッハの”トッカータとフーガBWV565”が登場する。この教会での録音で有り、その荘厳たる音と響きが堪能できる。これも懐かしい思い出であった。

(参考視聴)

Bach「Toccata & fuga二短調 BVW565」

Pécs (Hungary)

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2018年8月 1日 (水)

懐かしの海外スナップ集(2)=ハンガリー・ペーチュ(2)

ペーチュPécs(ハンガリー)にて    (2000年5月撮影)

「ペーチュの5月 -1-」    Széchenyi Square にて 
                                    (クリック拡大)    

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*

「ペーチュの5月 -2-」    Széchenyi Square  にて     

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*

「ペーチュの5月 -3-」 Eosin glaze of Zsolnay fountain
                                     水飲み場に群がる少年少女”

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Mamiya 645 AFD,  Zoom AF 55-110  1:4.5
negacolor Fuji Reala 100(J19)
(今こうして当時のFuji Realaというネガカラー・フィルムをスキャンしてみると、くどくなくなかなか素晴らしい発色のネガ・フィルムであることを実感する)

 5月になると、急激に明るい世界をみせるハンガリーのペーチでのスナップ。場所は街中央のMosque of Pasha Qasim のあるSzéchenyi Square である。     
 欧州は大陸的気候のせいか、5月の明るさは格別だ。もう初夏の気分である。人々の活性も頂点に近いところまで昇る。だから愛想もよくなるし気持ちも開放的で、訪れた我々も楽しくなる。

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(参考)

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2018年7月27日 (金)

懐かしの海外スナップ集(1)=ハンガリー・ペーチュ(1)

「ふと想う」
            ~ ペーチュ(ハンガリー)にて   (2000年5月)

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                                (クリック拡大)
Mamiya 645 AFD,  Zoom AF 55-110  1:4.5
negacolor Fuji Reala 100(J19)

 このハンガリ-のペ-チュPécsというところは、ブタペストから南にあり、クロアチアとの国境に近い田舎都市ですが、縁あって2回訪れています。最初に訪れたのは、まだ共産圏であった1970年代後半で、当時は町の道路は舗装なしでしたが、この20数年後の2000年に訪れた時は、国は共産圏の拘束から解放されめまぐるしく発展しており、道路も立派になり、こうして町の一角も整備されていました。ただし建物は新しくなっているというのでなく、立派に塗装され手入れが成されていました。ところがなんと物価はもの凄い上昇で、約300倍になっていました。日本の戦前と戦後の違いと似ています。

 このスナップは、やらせではありません。ペーチュの市街地中央のSzéchenyi Square からKirály Streetを少し入ったところにあるNational Theatre in Pécs前の広場(Theatre Square)にて偶然みつけた光景です。なんとかタイミングを待っていて何枚か撮っての遂に捕らえた瞬間です。手前の像はハンガリーでは何かの意味があるのか解りませんが、魚の鱗のような肌になっています。これは広場の水の上に鎮座している像です。そしてその像との対比が私としてはお気に入りの一枚となったモノです。

(このシリーズは、私の別室ブログ「瞬光残像」http://photofloyd.exblog.jp/と連携しています)

(参考)
National Theatre in Pécs
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町歩き

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2018年6月 3日 (日)

最近のカメラ事情(2)  高級コンパクト・フィルム・カメラの異常人気

[カメラの話題]

引き手あまたの高級コンパクト・フィルム・カメラ

「ミノルタTC-1」   「コンタックスT3」

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(上の写真は、私の所有の両機)

 写真の世界では、フィルム画像の味(特にリバーサル・フィルム)がまだ忘れられなくて、なんだかんだと言ってもカメラはフィルム・カメラだと頑張っている人も居るんですが・・・・。
 まあカメラと言えば、ここに来てもうデジタル・カメラというのが主流ですね。主流どころか既に若者ではフィルム・カメラを知らないという輩もいるんですから。
 とにかくカメラ機能も素晴らしい上に、画像もあの素晴らしかったリバーサル・フィルム画像に迫ろうとしているのであり、そしてしかもその画像は自分で自宅で全て処理できるとくれば当然のことである。更にフィルム・カメラでは考えられなかった動画が当たり前に撮影できる。それも「4K」なんて当たり前になってきているんです。

Img_1104trw しかし、しかしなんですね。今、思いもしなかった珍現象が起きているんです。それは高級コンパクト・フィルム・カメラの異常と言われるまでの高人気である( 「ミノルタTC-1」→)。
 中古カメラ店を覗いてみると、昔高額で簡単には買えなくて欲しい欲しいと思っていた高機能一流カメラが素晴らしい美品でもお小遣いで買えそうなところになってます。フィルム・カメラで需要が圧倒的に下がったためですね。もともと商品の売れ行きは、若い人が寄ってこなけりゃ駄目ですね。まあ超高級品は、まだまだ手にしたい人はいてそれなりに価格は維持している感じです。
 ところが、フィルムの良さを経験的に知っている輩は、頭の何処かにフィルム味が残っているのだが、やっぱり主力カメラは既に機能的にも便利さにおいても優位なデジタル・カメラになっている。それも又デジタルでなければ殆ど生活(仕事も含めて)において成り立たなくなっているんですね。
 ただしかし、それでも彼らは(私もその一人かも・・・)撮影対象によっては、デジタル機で撮っても、フィルムでも撮りたいという感覚をやっぱり満たそうとする。そこで登場するのが、サブ・カメラにフィルム機を持つという世界である。サブ・カメラであるから、携帯に便利、扱いに便利なモノが良い。しかも高性能機であればなお良い。そこで登場するのがかって一世を風靡した高性能の超コンパクト・35mmフィルム・カメラである。

  思い起こせばそうでした超コンパクト・フィルム・カメラ「ミノルタTC-1」(大きさ99X59X29.5mm)が登場したのは1996年で、一世を風靡したんでした。今から約20年前の話である。
Img_1072trw2  もともと、高級コンパクト・カメラに力を注いだのは、ドイツのツァイス・イコン社のコンタックス・カメラを引き継いだヤシカ・京セラだった。1984年に「コンタックスT」を登場させ、1990年には「コンタックスT2」を発売していたのだが、そこに登場した「ミノルタTC-1」の大成功に刺激され、2001年に「コンタックスT3」(→)に発展させ発売した。これが最後の高級コンパクトとなる。コンタックスは勿論主力は一眼レフ開発製造する中での話だ。

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 結局のところ、この「ミノルタTC-1」と「コンタックスT3」がこのコンパクト機市場では大成功した。ちなみにニコン35Ti,28TiとかリコーGR1,GR21,GR1sなども存在していたが、高性能を維持してのここまでのコンパクト化には追いつけなかった。(→後ろがニコン35Ti、前が小型のミノルタTC-1(この写真は借用)

 当然これらのカメラはもう生産はされていない訳で(2005年まで生産)、そこで中古市場では、「ミノルタTC-1」と「コンタックスT3」を求めての協奏曲が起きているのである。なんと考えて見れば、このミノルタもコンタックスも既にそのブランドは消滅してしまっているところが哀しい物語であるだが・・・・。

 この2機は、超小型ながら、その性能の良さは今日でも万人の認めるところである。特にコンタックスの場合は、その名はドイツ由来であるために、今や外国でも「コンタックスT3」(ゾナー35mm F2.8)は引き手あまたである。

Dsc03006tr2w 一方「ミノルタTC-1」も千代田光学以来の伝統を注ぎ込んだロッコール・レンズ(G-ROKKOR 28mm F3.5)の評価が高く(このレンズは後にレンズのみでも発売された程の代物)、カメラも最小機であって外国でも中古探しが盛んのようだ。

Img_1107trw_2 ミノルタは古くは1973年から1976年にライカの小型版「LEITZ minolta CL」(今も私の愛用機→)という小型名機を製作してドイツをも唸らせた歴史があり、小型機への伝統的歴史がある。

 現在「ミノルタTC-1」「コンタックスT3」両機は、中古で有りながら十数万円で取引されている。驚きですね、「ミノルタTC-1」の新品価格(定価)は十数年前に148,000円だったと思いますが、実際はそれよりかなり安く手に入った。「コンタックスT3」は、98,000円だった。
 
 時代の流れで考えてもみなかったことが起きてくる。今日(このデジタル・カメラ時代になって)、フィルム・カメラとして最も人気のあるのが、この高級コンパクト・カメラになろうとは夢にも思わぬ事であった。こうして技術を注ぎ込んで丁寧に仕上げられ、中身の濃い高性能機というのは、時代の流れの中でも、常に魅力を発揮するということが実証され事実となったのである。

MINOLTA TC-1=レンズシャッター: 8~1/750sec、 レンズ: 固定式G-ROKKOR 28mm F3.5、 露出計: 中央重点測光 スポット測光、 AE: 絞り優先AE、 使用電池: CR123リチウム電池

CONTAX T3 =レンズシャッター: 16~1/1200sec、 レンズ: SonnerT35mmF2.8、 露出計: 2分割外部測光、 AE: プログラムAE 絞り優先AE、 AF: 外光パッシブ式、 使用電池: CR2リチウム電池

(参考視聴)

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2018年5月29日 (火)

最近のカメラ事情(1)・・・人気のミラーレス・カメラ「SONY α7シリーズ」

[My Photo Album (瞬光残像)]  Spring/2018

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作例
 (我家の庭から・・・薔薇の季節(2)) 
Sonyα7Ⅲ(ILCE-7M3)/ Sony SEL24105G(SEL24-105mmF4G OSS) /73mm, 1/200sec, F4.5/ ISO100

[カメラの話題]

サブ・カメラからメイン・カメラに?・・・・・・

ミラーレス一眼「Sonyα7Ⅲ ( ILCE-7M3)」
 35mmフルサイズ裏面照射型センサー2420万画素、ISO100-51200、
   AF 693点像面位相差AFセンサー(コントラストAF枠425点)、瞳AF
   AF追従高速連写10コマ/秒、177枚連写持続能、4k動画(QFHD:3840X2160)


このカメラの初代「Sonyα7」 が登場したのは2013年。小型でありながらセンサーは驚きのフルサイズ機ということで注目され、既に足掛け5年の経過であるが、昨年11月「SonyαR7Ⅲ」 、今年になって3代目のこのシリーズのベーシック機として「Sonyα7Ⅲ」が登場して、俄然その注目は高まって目下一つのブームを起こしている。
 それも昨年5月には最上級機「Sonyα9」を登場させ、目下のデジタル機の最高峰を伺ったため、この「α」シリーズがSonyの主力機器としての位置がほぼ認知され、ユーザーも安心して対応できるムードにも落ち着いたのだ。

(私も最近この「Sonyα7Ⅲ」に更新(レンズは話題のSony SEL24105G) ↓)

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 カメラもフィルムからデジタルの時代になって、その進歩は著しい。もともと一眼レフの主流となったことすら驚きであったが、今やそれが当たり前で、かってのフィルム・カメラは既に知らない若者が多くなってきたことで、我々自身も自分の歳を感ぜざるえないところとなっている。

 又、そのデジタル機も当初は簡便な「デジタル・コンパクト・カメラ」でスタートして、そのブームもすざまじかった。しかしそれも既に「スマート・フォン内蔵カメラ」にその道は譲ってしまっている。そしてカメラ業界もなんとなく低調時代に入ってしまった。
 しかし・・・時代は思わぬ展開がするもので、そんなスマート・フォン・カメラ流行で、今度はそれ以上を求めて、デジタル・コンパクト機も高価で高機能なモノは再び注目を浴び、若い連中にももてはやされる時代となった。

Column6_img_02 一方、既に本格的な高機能多機能なカメラとして主流になった「デジタル一眼レフ・カメラ」もここに来て危うい状況が生まれてきたのである。それが「ミラー・レス一眼」の高機能化である。
 もともと一眼レフ・カメラは、ハイレベルのファインダーが撮影者にとっては重要で、その撮影のための見える像はレンズを通して来た光をミラーで反射し、その光をプリズムを通してのファインダーで見ていた訳だが(右図:撮影時はミラーが跳ね上がって光がセンサーに当たる)、その為この性能を上げるためには、かなりの装置に費用が掛かっている。
 ところが、右図下のようなファインダーで見る像は、ミラー・プリズム装置を無くして、撮影用のイメージ・センサーで受けた光の像を電気的に直接見て撮影対象に相対するという方法がここに来て有力になった。それはそのセンサーの受けた像をエレクトリック・ビュー・ファインダー(EVF)で、かってのプリズムを通してみていた像に負けない像がほぼリアルタイムに見られるようになって来たと言うことが大きいのだ。こうして光学的装置からエレクトリックな装置でまかなうようになった「ミラー・レス機」が注目されているのだ。それは余計な装置が減少し、費用は下げられ、又フランジバック(レンズ・マウントからセンサーまでの距離)が短いなどもあって、カメラの大きさも小型化出来るというメリットが大きいためだ。

7konica もともとコニカ・ミノルタ・カメラの技術陣がソニーに移って、過去の遺産を受け継ぎながらカメラを製造していたわけだが、「デジタル・一眼レフ」は相変わらず、ニコン、キャノンの天下であった。しかしソニーは、このミラーレス機能を発展させ、もともと持っていたミノルタαシリーズ一眼レフの高技術を合体させ、エレクトリック機能の高度化による高機能「ミラー・レス一眼レフ」に力を注いできた。
 そして2013年に出現した「Sonyα7」機(私の初代機↑)は、レンズ群は、当時まだ十分揃ったとは言えないが、マウントを使うことによってほぼあらゆる過去の多くのメーカーのレンズを使うことが出来るように設計されていた為に人気機種となったのだった。

Img_1001tr そして今年発売されたこの新しい「Sonyα7Ⅲ」機も同様で、私の場合、右のように主にライカ・レンズを付ける事が多い(→)。それも「ニコン・フルサイズ一眼レフ」機のサブ機感覚なんですね。又キャノンの一眼レフ機用レンズはマウントでその機能を生かしたままこのカメラでも性能発揮して使えるのである。

 今やこのシリーズのベーシック機と言われているこの「α7Ⅲ」が、なんと像を感知する”デジタル・センサー”と”オート・フォーカス機能(瞳AFが話題)”更に”シャッター機能(10コマ/秒)”などにトップ・レベルの優秀な機能を発揮しており、しかもフルサイズセンサー機として驚きの小型化が成功して、人気も最高潮に達しているのである。

Sel24105gtr こんな人気の中で、ソニーも、このαシリーズ・カメラへの純正レンズのラインナップをもかなり充実しつつある。中でも驚くことに最近発売したこのカメラ対応のレンズである「Sony SEL24105G(SEL24-105mmF4G OSS) (→)は、値段もリーズナブルで、性能も手頃。又ズームは一般標準利用範囲での24-105mmとカヴァー範囲が広く超人気レンズとなった。そしてこの春から異常状態で、なんと現在も生産が間に合わず、注文から手に入るまで2ケ月位待たされるという事態となっている(事実私も1ケ月半待たされた)。そして今時は価格は発売から次第に下がるのが通例だが、これは2017年11月発売し6ヶ月の経過があるにも関わらず、下がらずにいて、ソニーの希望価格よりも高値で動いているところもある始末だ。

Slide_01w 又、このαシリーズに対応用として初めてレンズ・メーカーのタムロンも、ここに来て新レンズ「TAMRON Model A036(28-75mm, F/2.8)」(←)を発売。これも手頃の価格で、性能も良好と言うことで好評。なんとこれも注文が多く、製造が追いつかず、やはり購入するには、待たされるという事態が起きている。
 今時、こんな事態はカメラ販売では珍しく、如何にこの”Sonyαシリーズ”の人気が高いか解る。当に「一眼レフ・カメラ」から「ミラー・レス・カメラ」への流れが本格化してしまった訳である。
 そこで既にキャノンもミラー・レス機に着手。多分ニコンもおそらくこの流れに追従することになるだろうと思われる。いよいよカメラ業界も又々大きな転換期となって来たのである。
 そして私の場合でも、・・・・・どうもこのミラーレス機がサブ・カメラからメイン・カメラになりつつある事を感ずる今日この頃なのである。

(参考)

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2018年5月26日 (土)

中西繁傑作作品「雨の舗道」

[My Photo Album (瞬光残像)]  Spring/2018

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(我が家の庭から・・・・薔薇の季節)

[絵画の話題]   中西繁作品

縦位置構図と横位置構図の意味するところは・・・・

  中西繁画伯の数多い傑作の中の一枚と私は思っている「雨の舗道」(F130号大作)という作品がある。これは画伯が2004年から2年間フランスへ留学した(モンマルトルの100年以上前にゴッホの住んだ部屋にアトリエを構えた)時に、その構想と作製に関係した作品と推測しているが、2007年の日展に出品されたものだ。
 サクレクール大聖堂のあるモンマルトルの丘、その北側の周回する並木道コーランクール通りの一枚だ。

□ 雨の舗道 (F130号) 2007年作品

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 この作品は130号という大作ですが、夕方であろうか、雨の降る葉も落ちた季節のコーランクール通りの舗道を一人の婦人が笠をさして歩いて行く。着ているコートからもう寒い季節を迎えての冷たい雨だろう。手には赤い袋を提げている(これが又一つのポイントになってますね)。私は個人的な勝手な決めつけで、これは決して若い婦人ではないと思っている。まだ明るさの残った空が濡れた舗道に反射し、そこに移る婦人の影は華々しいフランスの通りにしては、後ろ姿であるだけに何故か陰影のある哀感を感ずるところだ。左の人間謳歌の時代を反映する若者のビキニ姿の看板。これとの対比が更にその印象を強めていると思っている。
 私はこの葉の落ちた木の枝によって描かれるパリ風景が好きであって、この作品のように周りの建物などが更に味わい深く感じられる。路面の車のライトの反射など気分を盛り上げている。又、雨に濡れたベンチ、舗道には孤独な鳩が一羽歩んでいるのも印象的。心に感じさせる叙情詩的な素晴らしい作品である。

 とにかく中西繁先生のフランス・パリに纏わる一連の作品は、このように素晴らしいのであるが、ここに「雨の舗道」を取りあげたのには、ちょっと理由がある。

 次の作品を見て欲しい。

□ 雨の舗道 (3.5m× 2.5m 大作)  2018年作品

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 さてこの上の作品は、中西繁画伯による今年製作されいるなんと3.5メートル(6.5X2.5mと記されていたがおそらく 3.5x2.5mだと思いますが)を越える大作のようでである。それは、先日先生のブログ「中西繁アート・トーク」でほぼ完成したと書かれていたのを見ただけであるので確実のところは言えないのですが・・・。

Photo 今作はなんと横位置の大作であった。少しづつ2007年作と比べると描いたところに異なる場所もある。まず気になるのは婦人の正面奥の街路樹が大きく描かれていること、左のベンチが無くなっていること、この舗道の車道寄りの街路樹の幹の形が異なっていること、画面が縦構図から横になり左右に広くなったため、車道にはむこうに向かう車が描かれた。広い舗道もやや昇り坂に見えたモノが、横に広く構図をとって、やや平らになった。そしてこれは意味があるのかどうか、婦人の持っているバッグもしくは下げ袋の赤がやや派手さが押さえられた。やはり舗道の手前には孤独な鳩がいる。


 そこで私が最も問題としたいのは、縦位置から横位置に変わった構図である。これはおそらく3メートル以上の大きさの大作であるから、縦も2.5mあって、物理的に横にせざるを得なかったのかも知れないが・・・・・?。
 ・・・・と、思いつつも実は私は縦位置が好きであるため、ここに少々その変化を書きたかったのである。もともと人間がこうして見たときには、横位置の方が安定感があると言われている。しかしこの2007年の原作品の方は、縦位置の構図であって、それが又私は好きなのである。更に、縦構図では画面半分から下は舗道を描いているのであるが、これを広く取った意味は大いにあると思っているからである。その遠近感がたまらないのです。
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 まあ昔から右のような黄金図形(長方形)(縦横比1:1.618=この黄金長方形から右の図のように、最大の正方形を除くと、残った長方形がまた黄金長方形の比率になり、そこからまた最大の正方形を除くと、永遠に相似な図形ができていく)と言うのがあって、最も人間が安定して見れる構図はこの横位置長方形なんですね。そしてどのような比でも横位置が安定感がある(この絵画は1:1.4か?)。
 しかし私は縦位置の不安定感に実は凄く惹かれるのです。まあこれは私個人の感覚ですからどうしようも無いのですが・・・・。しかしこの絵はやや暗さも一味あって、ならばこそ安定感にない縦位置であって欲しかったと思うのは偽らざる気持ちなのでした(しかし大きさから無理な話と思いますが・・・)。・・・しかし見方によっては、この大きさですから前に立った鑑賞者にとっては、この横位置の中に入っての臨場感は凄いと思います(「赤レンガ倉庫展」に向けたものでしょうか)、その為の横位置かも知れません。画伯は今回はそれを狙ったのかも・・・・とも推測されます。

そこでもう一枚(↓)。

□ 雨のコーランクール (F130号)  2007年

130

 これは上の「雨の舗道」と対をなすコーランクールの一枚ですね。これも傾斜のある道路の広い舗道の一枚です。雨上がり直後のようです。舗道の描写が素晴らしく圧巻です。これも素晴らしい作品ですね。しかし私の眼から見ると、「雨の舗道」とは全く印象が異なります。その決定的なところは、やはり舗道を歩く婦人が描かれていますが、この作品では、こちらに向かってくるところが印象を変えていると思ってます。こちらはやはり夕方と思いますが同じ暗さでも、見る印象は明るいのです。ここにも孤独の鳩が登場しますが、ここでは孤独と言うよりは、可愛く感じます(不思議ですね)。そして私はこの作品の場合はこの横位置が良いと思います。不安感の無い光景なのです。

 ・・・・と、縦位置横位置の構図というのは私にとっては大いにそれぞれ意味有りで楽しいのです。

<参考までに・・・>
W 中西繁先生の絵画では、実は縦位置はそう多くない。しかし右に見るように・・・・
「終着駅(アウシュビッツ・ポーランド)」(F100号)(→)という作品があるが縦位置である。
 あの忌まわしい第二次世界大戦の虐殺の代名詞だ。このビルケナウの収容所に入った線路と向こうにゲートの建物。これを描いた日本人画家は他に私は知らないが、これを描かなければならなかった中西繁画伯の心を知らなければならないだろう。この大部分を締める線路と遠くのゲートであった建物とのバランスのこの構図が、縦位置での印象を倍増している。
 戦争は許せない。(現在ポーランドでは、ここは「負の遺産」として公開している。数年前に私も訪れてみたが、あえて現在は暗い印象の無い景色となっている。しかし絵には心がある。見るとおり、この絵には明るさは無い)

中西先生へ・・・・先生の肖像および絵画を無断で掲載させて頂いて申し訳ありません。問題がありましたらご連絡ください。対応いたします。

(参考)

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2018年3月21日 (水)

ジャズとオーディオ 寺島靖国「テラシマ円盤堂~曰く因縁、音の良いJAZZ CD ご紹介」

<My Photo Album (瞬光残像)>       (2018-No6)

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「待つ」   (Feb. 2018 撮影)

オーディオ的感覚でジャズを聴く楽しさ

<書籍>
ONTOMO MOOK
寺島靖国「テラシマ円盤堂~曰く因縁、音の良いJAZZ CD ご紹介」


音楽の友社 2018年3月1日発行

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 こうゆう書籍の発行されるのは歓迎ですね。主たる内容は雑誌「STEREO」雑誌と「レコード芸術」に連載された記事の総集編である。今やジャズ愛好家の中では知らない人はいないと言われるぐらいのジャズ評論家であり、寺島レーベルでCDのリリース、そして本来のジャズ喫茶のマスターというトリプルに活躍中の寺島靖国の執筆ものだ。

 なんといっても、「STEREO」誌の「寺島円盤堂」は2013年からの56題、毎月一題であるので5年分。又「レコード芸術」誌の「クラシック・ファンのための音のいいJAZZ CD」が60題、これも5年分という総集編。興味のある私にはいっぺんにこうして見れるのは有り難い。もう忘れていたものも多く、懐かしく見れるところも楽しいのである。

Photo_2▶ 巻頭言「オーディオでジャズを楽しむ悦楽」
寺島靖国と言えば、ジャズ・ファンであると同時にオーディオ・ファン。なにせここでも書いているが、彼はCDの評価に音楽とオーディオどちらに重きを置くかという事になると、それは”7:3”でオーディオという位の大将である。これはまさに極端だろうと思うが、私だったらと考えると”7:7”と言いたいですね。それじゃ10を越えていると言われるが、”5:5”とは言いたくない。つまり両方極めて重要と言いたいのです。こんな話は余談だが、そんなファン心をしっかり掴んだ寺島靖国の話は100%賛成とは言わないが、極めて興味深く又参考になる話なのである。
 もともと今日の若者には、かってのオーディオ・ブームなんかは知らないわけで、とにかく秋葉原の電気街は殆どがオーディオ関係で一色になった時代を過ごしてきた私のような高齢者は、極めてオーディオには関心があるのである。

総集編「寺島円盤堂」
 
ここで面白いのは2013年8月号の「ジェーン・モンハイトはCDを聴くにかぎる」ですね、ジャズ・クラブのライブに赴いたら、ロシアの中年婦人がジェーン・モンハイトの顔をして現れた。・・・・と、やはり女性ヴォーカルは、CDによって性能の良いオーディオ装置で、自分にとって魅力ある女性を頭に描きつつ聴くのが良いってことですかね。
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 一方この企画の中でも、やはり録音技師の重要性を訴えていますね、特に注目は最近のイタリアのステファノ・アメリオ(ex : Alessandro Galati Trio盤など)(→)、フランスのヴァンサン・ブルレ(ex : Georges Paczynski Trio盤など)ですね。この点は私も最近非常に注目しているところです。彼はブルレがお気に入りのようだが、私はどちらかと言えばアメリオですね。

「クラシック・ファンのための音のいいJAZZ CD」
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寺島靖国とすれば、ヘイリー・ロレン(→)とかカレン・ソウザはやっぱり注目株のようですね。
 又イゴール・ゲノー・トリオのアルバム『ROAD STORY』の低音を代表的に録音の素晴らしさを書いています。実は私はこのアルバムのリリース当時に、このブログで取りあげているんですが、私の評は”このトリオはなかなか三者のバランスのとれた演奏の展開で、今後も私のような抒情派には向いている。まさに期待株である。又、このアルバムは録音も良く、ピアノの音は勿論、ベースの響き、ドラムス、シンバルの音などクリアーで良い”と当時書いていて、フムフムと寺島靖国の評価にニンマリしているんです。
 又面白いのはキース・ジャレットは嫌いのようだが、私のお勧めの1980年代末のアルバム『Changeless』(ECM/POCJ-2016)は評価しているようですね。

▶ 「寺島靖国ジャズオーディオ世界」
 さて、この本には上記の2つの総集編の他に、巻頭言と「寺島靖国ジャズオーディオ世界」と称して①から⑧までの8つの特集も収載されている。

Contralaindw①ジャズオーディオ世界遺産 ~この音を聴け CDベスト10
   
Bobo Stenson Trio「Contra La Indecision」(→)が入ってます
②巻頭対談 寺島靖国Vs後藤雅洋「ジャズとオーディオの濃密な関係」
   
かってのシャズにはJBLという絶対論が懐かしい
③クロスポイント/音楽とオーディオの交差点~お気に入りディスクは、こんなシステムで 対談寺島靖国×山之内正(オーディオ評論)
   
ジャズとオーディオ・システムの関わり方
④試聴室のオーディオシステムとジャズ喫茶Megのオーディオシステム
   
CD再生の装置に於けるポイント-ケーブルの話、スーパーツイーターの話
⑤ジャズオーディオ、気になる機器探検
   
スピーカー論
⑥クロスポイント/音楽とオーディオの交差点~お気に入りディスクは、こんなシステムで 対談寺島靖国×鈴木裕(オーディオ評論)
⑦「メグ・ジャズ・オーディオ愛好会」イベント紹介/林正儀
   
人それぞれのオーディオ感覚
⑧「寺島レーベル推薦盤レビュー」音で聴くジャズを実践。オーディオファンにも好評なCD/林正儀

 なかなかここまで多くのジャズ・アルバムを取りあげて、オーディオ的感覚で聴いて行こうという評価をするのもそう多いわけでなく、その為結構面白く見れた本でした。
 もともと寺島靖国は、ピアノ・トリオ・ファンであったり、ユーロ・ジャズに興味は深いと言うことなど、私からみればその点も同感であって、そんな為かこの冊子は親近感を感じた点でもあったかも知れない。
 更に現実的なオーディオ機器における装置の改善のポイントなどの話の特集もあって、そこそこに興味をそそって参考になったというところです。

(PS) 私はステファノ・アメリオStefano Amerio派という話をしましたが、その好例は、Alessandro Galatit『WHEELER VARIATIONS』(SCOL-4024)にて聴くことが出来ます。

(参考視聴) 寺島靖国ジャズ喫茶「Meg」

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