ピアノ・トリオ

2019年8月18日 (日)

[ 近年名盤検証 ] リン・エリエイル Lynne Arriale Trio 「Live at The Montreux」「With words unspoken」

女流ジャズ・ピアニストの究極のバラード演奏に降参

61iybx1eoxlw  米国の女流ジャズ・ピアニストのリン・エリエイル(アリエール)Lynne Arriale の近作と言えば「Give Us These Days」(XATW-00145677)だが、それは今年の一月にここで取り上げた。(→)
(http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/lynne-arriale-t.html)。

  しかし最近リリースされた寺島靖国の「For Jazz Ballads Fans Only Vol.1に彼女の名演奏"ESTATE"が取り上げられ、この曲はアルバム「Live in Montreux」(再発2000年)に収録されているもので、たまたまこのアルバムは私は所持していたので改めて・・・かっての手持ちの他の1枚を含めて検証してみたいのだ。

 とにかく私にとってはこの彼女に関してはこれらの3枚のアルバムが知る全てであって、最近実はもう少し過去のアルバムをしっかりそろえてみたいと密かに思っているのだ ( 実はこれを書いているうちに、「WHEN YOU LISTEN」(1995) , 「INSPIRATION」(2001)の2アルバムが到着した )。

 

<Jazz>

Lynne Arriale Trio 「Live at the Montreux Jazz Festival」
TOB / EU / 20252 / 2000

Montreux

Lynne Arriale(p),Jay Anderson(b),Steve Davis(ds)
Recorded Live at Montreux Jazz Festival,July 4,1999

 彼女のトリオの1999年のモントルー・ジャズ・フェスに於けるライブ盤である。

(Tracklist)
1.Alone Together
2.Evidence
3.With Words Unspoken *
4.Seven Steps To Heaven
5.Think Of One
6.Estate
7.Calypso *
8.An Affair To Remember

*印 Arrialeのオリジナル

  彼女のオリジナル曲のM3."With Words Unspoken"が素晴らしい。これはエレガントにしてロマンティシズムいっぱいのバラードで、これで彼女のプレイを知らしめられる。とにかく注目のM6."Estate"は、私の好きなイタリアのMartinoの曲だが、暑い夏の出来事をしみじみと歌い上げるピアノには完全に降参です。
 そして最後のM8."An affair to remember"の演奏はこれ又素晴らしく、最後に司会者 Beautiful ! の言葉が収録されているが、正にBeautiful。過去をしっとり振り返えさせられる。

(評価)
□ 曲・演奏 ★★★★★☆
□ 録音   ★★★★☆

   *     *     *     *     *

<Jazz>

Lynne Arriale Trio「With words unspoken」
Digital Music PROD / US / CD158 / 2016

Withwordsunspoken

Lynne Arriale(p)
Drew Gress(b)
Steve Davis(ds)

  リン・エリエイルがDMP に残したピアノトリオ盤。「The Eyes Have It」(94 年作品) に続き1年ごとにリリースされ、3部作としても人気のあるアルバムである。これがそのうちの一枚(1996年、三作目)。モンクやジミー・ロウルズ、ジョビンやコール・ポーターなどの名曲を彼女の素晴らしいエレガントにしてリリカルなセンスあふるる演奏で、名盤と言ってよい好盤。

Lynne72145ew (Tracklist)

1. Think of you
2. Woody n' You
3. With Words Unspoken *
4. Windswept *
5. The Peacocks
6. A Promse Broken *
7. Zingaro
8. I Loves You Porgy
9. Where or When

 *印 Lynne Arriale のオリジナル曲

 彼女の美しいピアノ・サウンドとエレガントな流麗さ、そして哀感等の演奏に痺れるのは、まずは彼女自身の曲M3."With Words Unspoken "、そしてM5."The Peacocks"(J.Rowles)、さらにはM8."I Loves You Porgy"(G.Gershwin)、M9."Where or When"(R.Rogers)等の曲ですね。そして叙情的なものだけで無く、その他スウィングするジャズ・プレイにもどこか気品があるんですね。このアルバムもお勧めの名盤だ。

(評価)
□ 曲・演奏 ★★★★★☆
□ 録音   ★★★★☆

(試聴)

    "With Words Unspoken"

*

   " Alone Together "

 

 

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2019年8月 6日 (火)

[今知る名盤] ステヴ・ルドルフ・トリオ Steve Rudolph, Phil Haynes, Drew Gress 「day dream」

スタンダード・ナンバーを流麗にして繊細、美メロのピアノ・トリオ

<Jazz>
Steve Rudolph,Phil Haynes, Drew Gress 「day dream」
PA-CT Records / US / PAKT1014 / 2010

Daydream1

Steve Rudolph(p)
Drew Gress(b)
Phil Haynes(ds)

 先日リリースされた寺島靖国の「For Jazz Ballad Fans Only Vol.1」で知ったこのピアノ・トリオ。アルバムを仕入れて聴いてみると何とこれは名盤そのもの。改めて9年前のリリースだが、ここに取り上げることとした。
  プロデュサーは、ドラマーのピル・ハイネスPil Haynesだが、曲のアレンジは米国のピアニストのステヴ・ルドルフSteve Rudolph(↓)、そして名ベーシストのドリュー・グレスDrew Gressというピアノ・トリオである。

Screenshot201503300133 (Tracklist) 
01. Some Other Time /L.Bernstein
02. Beautiful Love / V.Young
03. Viola  / S.Mendes
04. Turn Out The Stars / B.Evans 
05. Lover Man  / Ramirez、Davis, Sherman
06. I Get Along Without You Very Well /H.Carmichael
07. Theme For Maxine / W.Shaw
08. Day Dream / Strayhorn, Ellington
09. A Weaver of Dreams / V.Young

 "スタンダード・ナンバーで構成された甘くてほろ苦い流麗なピアノ・トリオ・サウンド"とのインフォメーションのあるこのアルバム。見事にその線をいっている。特にステヴ・ルドルフのピアノは華麗にして繊細、流麗な流れは出色である。
  そしてM5."Laver Man"の11分を超える曲にみるように、ピアノの余韻のある響きを持ったメロディーが流れ、プロデューサーを務めるピル・ハイネスのシンバルが繊細に響き、トリュー・グレスのベースが、これまたピアノに負けない繊細さと重厚感の味付けがあって、三者によりピアノ・トリオの王道を演じている。
 Pict0449 M1."Some Other Time"はBernsteinの曲で、美しく繊細なピアノの音と流れるようなメロディでスタート。ベースの響き、シンバルの響きが共にこれ又美しく、このアルバムの期待度が高まる。
 M4."Turn Out The Stars" B.Evansの曲も登場する。彼らの演奏も物思いにふける世界を描く。
 M6."I Get Along Without You Very Well "もゆったりとした流れが深遠だ。
 M7."Theme For Maxine"のベースのゆったりした語り口と早い流麗なピアノ流れが対照的で、次第にドラムスのリズムに乗ってゆくところが聴き所。
   M9."A Weaver of Dreams"は、このアルバムの中でも3者が楽しそうに演じている姿が目に見えるようなリズムカルな曲。 

 とにかくベテランの酸いも甘いも経験してきた人生からの曲の解釈は、見事にここに結実している。
 ステヴ・ルドルフはプロ・ミュージシャン50年以上となるベテラン・ピアノ・プレイヤーだが、意外に日本で多くは聴かれ語られていない。寺島靖国が取り上げたことにより私は初めてアルバムを鑑賞できた。彼は2000年のセブンスプリングスジャズフェスティバルでのJazziz Magazineピアノコンクールの優勝者として、彼は2つのJazz Composition Fellowshipsを受賞しているとか。 エバンスビルで生まれ、インディアナ州ブーンビル近郊で育ち、インディアナポリスのバトラー大学で奨学金を受けてトランペットと作曲を学んだ。彼は22歳で彼の主な楽器をピアノに切り替え、1977年にトミードーシーオーケストラと共演するようになったという経歴だ。彼の活動は範囲は広く、芸術と地域奉仕への貢献に対して2002年のハリスバーグ芸術賞というものも受賞している。

 このアルバムのさりげないトリオ演奏の中に、繊細な美と流麗なジャズ流れを十分に昇華したプレイに引き込まれる。名盤と言っていいと思う。もう一枚のアルバム「Everything I Love」(RLCD41049/2010=1995年盤の再発)も手にすることが出来たので、又近々取り上げたい。

(評価)
□ 選曲・演奏  ★★★★★☆
□ 録音     ★★★★☆

(試聴)   "Some Other Time"

 

 

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2019年7月 8日 (月)

ステファン・オリヴァのニュー・アルバム Stephan Oliva「Orbit」

久々のオリジナル曲によるインテリジェンス溢るるピアノ・トリオ盤


<Jazz>
Stephan Oliva, Sebastien Boisseau, Tom Rainey 「Orbit」
YOLK MUSIC / j2075 / 2019

Orbit

Stephan Oliva (p)
Sebastien Boisseau (b)
Tom Rainey (ds)

Recorded and mixed by Gerard De Haro
Mastering by Nicolas Baillard at Studio La Buissonne in 2018

 フランスのピアニスト、ステファン・オリヴァの久しぶりのピアノ・トリオ・アルバム。マイナー・レーベルからのリリースで取りあえず手に入れた。まずは注目点はアルバム・ジャケにもトリオ3人の名前が列記されていて、いわゆるピアニストの為のトリオというスタイルでなく、三者が三位一体型のトリオでの演奏型。そうは言ってもステファン・オリヴァが全11曲7曲を、そしてベースのセバスチャン・ボイソウが3曲を提供している。まあ彼らがジャズを極めんとする一つのパターンであるオリジナル曲アルバムだ。
  アルバム・タイトル「Orbit」の意味は、所謂人工衛星などの"周回軌道"のことのようだが、"人生の流れる環境"などの意味もあるようで、そんなところからも哲学的世界を感ずる。

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(Tracklist)

1. Split Screen (Stephan Oliva)
2. Wavin (Sébastien Boisseau)
3. Gene Tierney (Stephan Oliva)
4. Processione (Stephan Oliva)
5. Le Tourniquet (Sébastien Boisseau)
6. Cercles (Stephan Oliva)
7. Inflammable (Marc Ducret)
8. Polar Blanc (Stephan Oliva)
9. Around Ornette (Stephan Oliva)
10. Spirales (Stephan Oliva)
11. Lonyay Utça (Sébastien Boisseau)

  このアルバムは、所謂オーソドックスなピアノ・トリオ・ジャズを期待してはいけない。"フランスらしい気品に溢れ、冷気漂うインテレクチュアルな美的ピアノ・トリオ作品"と評されているが、まさにそんな作品だ。そしてこのトリオの三位一体型の演奏も群を抜いている。これぞこの3人が互いに目指すものを融合させたといったパターンは随所に感じられる。
 とにかく所謂叙情的優しさ美しさというものではない。しかしその気品あるインテリジェンスの高く、フィロソフィカルな世界は、ある意味での前衛性も加味して響き渡る。いっやーーなかなかスパイスの効いた刺激と深遠さとで、あっという間にアルバム一枚を聴いてしまう。

 とにかく、スタートのM1."Spilit Screen"から三者の絶妙なスリリングな連携に驚きながらも、この先の展開に不安をかき立てられながら聴くことになるが・・・。M2."Wavin"の静寂にして深遠な世界によって、なる程このアルバムの思索的世界を知らしめられる。
 中盤は、M7."Inframmable"にみるように、ピアノの高音と低音で深遠な世界にリズムを刻み、一変して途中から変調し三者のメロディーというよりはリズムの妙が前衛的にインタープレイし展開する曲だ。そしてそのながれからM8."Around Ornette"のスリリングな演奏と深遠な世界の三者の交錯への世界と流れる。
 M9."Spirales"はベースのソロが低音で響き、そしてピアノ、ドラムスが、独自の世界を作りながら次第に合流する流れに入ってゆく。
 こうしたトリオ展開は、次世代ピアノ・トリオの一角を築き上げているという印象である。
   そして終曲M11."Lonyay Utca"は、静かな永遠の世界に導きつつアルバムを納める。

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 このアルバムは一曲一曲よりは、全曲をトータルに構成されたアヴァンギャルド・トリオ作品として聴くと良い。それはこのトリオ三人のインテリジェントにしてアグレッシブな姿勢によって作り上げられたものとして知ることが出来る。そこにポイントをもって聴くと、ちょっとした多くのピアノ・トリオ作品の中で、この作品のある意味での重要性に接することが出来る。しかしそれにつけてもステファン・オリヴァ(↑)の繊細なプレイとフィロソフィカルな世界は凄い。

(評価)
□ 曲・演奏 :  ★★★★★☆
□   録音   :  ★★★★★☆

(視聴)

 

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2019年6月26日 (水)

アヴィシャイ・コーエンのニュー・アルバム Avishai Cohen 「Arvoles」

異空間のみ感じられて・・・

<Jazz>
Avishai Cohen 「Arvoles」
RAZDAZ /  EU / RD4619 / 2019

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Avishai Cohen (bass)
Elchin Shirinov (piano)
Noam David (drums)
Bjorn Samuelsson (trombone #1,4,6,9,10)
Anders Hagberg (flute #1,4,6,9,10)
2019年2月18日-3月15日 Nilento Studio,Sweden 録音

Recorded mixed and mastered by Lars Nilsson

 
注目のイスラエルのベーシスト、アヴィシャイ・コーエンのニュー・アルバムの登場。アルバム・タイトル「Arvoles」は、トラッド曲で「木」を意味するのだというのだが、ジャケも彼のアルバムでは一風変わった絵画での「木」が描かれている(彼の母親が描いたものらしい)。とにかく彼の今までのアルバムには、どこか郷愁を誘う美しさがあって、今回も期待のアルバムだった。
 基本はピアノ・トリオ編成。ピアノはエルチン・シリノフ(アゼルバイジャン出身)、ドラマーはイスラエル出身のノーム・ダウであり、アルバムとしては初編成トリオ。

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(Tracklist)

1.Simonero
2.Arvoles (Traditional)
3.Face Me
4.Gesture #2
5.Elchinov
6.Childhood (for Carmel)
7.Gesture #1
8.Nostalgia
9.New York 90's
10.Wings
*#1,3-10 Composed by Avishai Cohen
*All Tracks Arranged by Avishai Cohen

 

Avishai_cohenw_20190626181601  曲はのアルバム・タイトル曲M2.以外は全てアヴィシャイ自身のオリジナル曲で占められている。又今回は5曲ではホーンセクションが加わっているという試みもみられる。
 スタートM1."Simonero"はちょっと今までのイメージと違ってベースのソロから始まって展開が異様、おとなしいピアノ・トリオではない。何か新展開を試みているムード。グルービーな世界を狙ってのことか。
 M2."Alvoles"はトラッドらしいのだが、がらっと変わって軽いリズムのピアノ旋律が流れる優しい曲で、中盤彼のベースが物語るという曲だ。どこか母親に対する優しい心を描いているのだろうと思わせる。
 そしてM3"Face Met"はイスラエルっぽいムード。彼のベースが低音のアルコ奏法で響き、ピアノ、ドラムスはアフリカンぽく、ラテンぽくといったハイテク展開。
 なんかファンキーっぽくもあったり、まあピアノ・トリオの抒情的世界とは異なる。
 M6."Childhood"もホーンセクションによるメロディーを流して郷愁感はあるも、どうも馴染めない。
 M8."Nostalgia"はピアノトリオらしい展開で、ややほっとして聴くも私の期待ではなかった。

 結論的に、アヴィシャイ・コーエンの新展開と技術的な高度さもうかがえる筋は解るが、ホーンセクションが加わったり私の期待し好む世界とは別物であった。こうゆうのにのめりこむ人がいるなら話を聞いてみたいところだ。

(評価)
▢ 曲・演奏 :   ★★★★☆
▢ 録音         : ★★★★☆

(視聴)

 

 

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2019年5月22日 (水)

ジョバンニ・グイディのニュー・アルバム Giovanni Guidi 「AVEC LE TEMPS」

そこには郷愁の世界が・・・そして中盤は驚きの展開をみせる

<Jazz>
Giovanni Guidi 「AVEC LE TEMPS」
ECM / International / ECM2604 / 2019

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Giovanni Guidi (Piano) 
Francesco Bearzatti (Tenor Saxophone) 
Roberto Cecchetto (Guitar) 
Thomas Morgan(Double Bass)  João
Lobo(Drums)
 
Recorded at Studios La Buisonne in November 2017 Produced by Manfred Eicher.

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  イタリアの若手ピアニストで既にここでも取り上げて来た注目株のジョヴァンニ・グイディGiovanni Guidiのトリオによる2015This Is The Day以来のECM3作目が登場。
 このアルバムは、フランスのシンガーソングライター/作曲家レオ・フェレLeo Ferre(1916-1993)の曲をトリオで演奏し、この曲は「愛と喪失」がテーマとなっているものというが、それがアルバム・タイトルであり、オープニング曲として登場。ブックレットにはその詩が載っている凝りようだ。
 そして今年の7月に亡くなったイタリアのあのトランぺッター、トーマス・スタンコに捧げたグイディのオリジナル曲 “Tomasz”で幕を閉じる。
 この2曲はなにかやるせない気持ちにさせる郷愁感たっぷりで、美しくも哀愁ある曲に浸れるのだが、その間では、ここに演奏しているバンドは、サックス奏者のFrancesco BearzattiとギタリストのRoberto Cecchettoが参加してクインテットのバントとなり、グィディのオリジナル作品とグループの即興演奏に参加し、メンバー全員が卓越した演奏でエネルギーと色彩のコントラストを描く。

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(Tracklist)

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 スタートからアルバム・タイトル曲の"Avec Le Temps"(It may take Time)が登場。この曲は今回の主テーマであるレオ・フェレの曲で、ジョバンニ・グイディ・トリオで演奏され、郷愁感たっぷりの美しく抒情的な演奏に対面できる。とにかくピアノ、ベース、シンバルの響きと究極の美しさを聴かされる。凄い。
 続く"15th of August"は、ベースのリズムにギターが美しくしっとりと歌い上げるグイディの曲だ。そして中盤からの盛り上がりにはサックスが登場。
 3曲目"Postludium and a kiss"は、5人によるインプロヴィゼーションの曲と思われる。とにかくまず美しいグイディのピアノから始まるが、サックスがまずは暴れ始め、次第に5者が入り乱れての交錯が不思議な一体感となって響いてくる。そしてそれが続く4曲目の"No Taxi"となると、一層その前衛性は高まって第1曲目とは全くの別世界。こんなクインテット演奏が彼らのエネルギーを見る思いだ。
  そしてグイディの曲"Caino", "Johnny the Liar"と続くが、次第に異空間に引っ張られるも、初期の美しさが再び見えてくる。このあたりの技法が憎いところ。
 7曲目"Ti Stimo"でギターの再び美しい世界に戻り、ピアノの美旋律が顔を出す。最後はあれだけ暴れたサックスも美しく歌い上げるのだ。
 終曲"Tomasz"は、トーマス・スタンコに捧げた曲だけあって、そこには真摯なこころでの人間愛に満ちた美しい曲としてグイディの美しいピアノの響きを中心としてしっとりと演奏される。

  とにかくこのアルバムは、寄せては返す静かな波のような郷愁誘う叙情的哀愁的世界から、クインテットの織り成すどちらかというと即興的前衛的世界とがバランスよくアルバムを構成して素晴らしい作品となっている。推薦盤だ。

(評価)

▢ 曲・演奏  ★★★★★☆
▢ 録音    ★★★★★☆

(視聴)

 

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2019年4月24日 (水)

エスペン・バルグ・トリオEspen Berg Trio 「Free To Play」

ジャズの欧州的進化か ~そこにはスリリングな展開とアンサンブルの妙が

<Jazz>

Espen Berg Trio 「Free To Play」
BLUE GLEAM / JPN / BG011 /  2019

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Espen Berg (p)
Barour Reinert Poulsen (b)
Simon Olderskog Albertsen (d)

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  ノルウェーのエスペン・バルグ・トリオの3作目。ますます波に乗る彼らの進化形が体感できるアルバムの登場だ。とにかくリーダーのピアニストのエスペン・バルグは、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、エスピョルン・スヴェンソン等に影響を受け、フレッド・ハーシュに師事したという新鋭で、既に1st「Mønster」 2nd「Bølge」は魅力有るトリオとしてここでも取り上げてきた。そして欧州のハイセンス・アルバムをリリースするBLUE GLEAMレーベルからの3作目なのである。

(Tracklist)
1. Monolitt
2. Skrivarneset
3. Kestrel
4. Camillas Sang
5. Gossipel
6. Episk-Aggressiv Syndrom
7. ’Oumuamua
8. Meanwhile in Armenia
9. Furuberget
10. Body and Soul (日本盤 Bonus track)

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 曲はリーダーのエスペン・バルグ(↑)が作曲している。ピアノ・トリオとして所謂北欧の牧歌的ピアノ美旋律を期待すると大きな反発を感ずるだろう。しかし演奏はトリオが対等にがっちり組んでのアンサンブルが見事で、ピアノが前面に出てバックにベース、ドラムスという単純なパターンでない。
  いわゆる北欧流の牧歌的美旋律という顔もチラホラはするが、基本的にはピアノも単に美旋律を追ってゆくのではなく、時としてリズム隊としての役割を対等に果たしつつ三者の結合は聴きどころ。
  そうは言っても、M4."Camllas Sang" が美しいですね、ピアノとベースによる流れの妙に圧倒される。
 M6."Episk-Aggressiv Syndrom"の前半の熱っぽい演奏から、ガラッと変わって中盤からの宇宙空間をさ迷うがごとく展開に彼らの挑戦的世界が見えてくる。
 M7."'Oumuamua"は終盤に来ての流麗なピアノの流れを聴くとそこには彼らの美しさが滲んできて、アルバム最後の2曲M9."Furuberget"、M10."Body and Soul"でのゆったりした流れの中に、ようやく北欧的な美とピアノの美が実感できる。
 前2作に比べると、更に実験性と進化した形態のジャズの色が濃い。昔から"スウィングしなけりゃジャズでない"といった世界とは確実に決別している。私的には少々理解に困惑するところも有り、もう少し優しさと美旋律も織り込んで欲しいところだが、ちょっとそんな甘さは否定されてしまう。これは好みから見ると確実に賛否両論別れるピアノ・トリオであるが、進化と言う面からは一歩前進形の世界は間違いなく音楽的な評価はおそらく高いところにあると見る。

(評価)
□ 曲・演奏 : ★★★★★☆
□ 録音        : ★★★★☆

(視聴)  このアルバムからは見当たらなかったので・・・参考に

 

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2019年4月20日 (土)

ヘルゲ・リエンのニューアルバム Helge Lien Trio 「10」

新トリオはむしろヘルゲ・リエンの原点回帰による展開をみせた

<Jazz>

Helge Lien 「10」
Ozella Music / Germ / OZ091CD / 2019

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  新トリオでヘルゲ・リエン・トリオのニュー・アルバムが登場している。ちょっとこのところのヘルゲ・リエン(ノルウェー)の作品に若干不満があった私であって、ベーシストのフローデ・ベルグが、オスロ・フィルファーモニック・オーケストラの仕事に専念で抜けたということは更にどう変化するか実は不安であった。
 しかしなんと新加入のベーシストは、マッツ・アイレットセンMats Eilertsen 、これは驚き、つい先日ここで取り上げたあの素晴らしいECMからのベーシスト・リーダー・アルバム「And Then Comes The Night」(ECM2619/2019)のリーダーではないか。彼はノルウェーですからヘルゲ・リエンと結びついても全くの不思議はない。これも又凄いことになったと、ニュー・アルバムを手に入れたのである。それもなんと気合が入った2枚組全30曲である。

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Hl3   まず冒頭のCD1のM1."Be Patient"で、ややこれは期待を裏切っていないぞと確信できた。とにかくリエンの自然界の中に溶け込むようなピアノの澄んだ響きは何にも代えられない。
 M4."Krystall"ではどこか不思議な世界に導かれて、三者の交錯が聴きどころ。
 特にリエンの曲M7."Now"にみる世界は、スリリングにしてミステリアスな世界に引っ張り込まれ、精悍なダイナミックな展開もみせたり、その多様性は実に神秘的ともいえる。どちらかと言うと硬質な部分と美しさの部分との両面が魅力的なのである。
 M6."Before Now"のアイレットセンのアルコ奏法、M8"And Then"からM9."Crabs"のヨハンセンのドラムスも聴きどころである。

  CD2では、M13."Get Ready"M14."Run"の異空間への広がりが面白い。ここでもアイレットセンのベースの味付けとヨハンセンのシンバル、ドラムスがが奮闘。
 M17."Krystall"ではリエンの美しいピアノが響く。
   M19."Berlin Blues"では、なんとなくお遊びがあって楽しい展開。
 M2, M20."Popkoral"は、かってのアルバム「NATSUKASII」を思い出すような牧歌的なムードだ。
 
 久しぶりにヘルゲ・リエンに堪能したアルバムを聴いた感覚になった。ニュー・トリオになってむしろ原点回帰したところと見る。内省的なメランコリックさと、アグレッシブなトリオ演奏の交錯のこの世界が彼の世界だと思うのである。
 又録音も極めて繊細な響きで気持ちが良い。

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(評価)
▢ 曲・演奏 : ★★★★★☆
▢ 録音        : ★★★★★☆

(視聴)


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[MY PHOTO]  (我が家の枝垂れ桜 2019.4.18)

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Sony ILCE-7M3,  FE4/24-105 G OSS,  PL , 105mm, 1/125, f/4.0, ISO1000

 

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2019年3月11日 (月)

白の世界(その4) 5題 / エミール・ブランドックヴィスト・トリオEMIL BRANDQVIST TRIO 「FALLING CRYSTALS」

早い春の到来

  今年は例年よりはかなり早くいよいよ春の雰囲気が身近になってきました。通常の年よりは1~2週間は早いのではないでしょうか。
 これ(↓)は我が家の山茱萸の老木です。もう明らかに黄色の色に被われ、開花して数日経過しています。我が家にとっては毎年これが春のスタートなんです。

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 そこで写真撮影による今年の冬の回顧シリーズ「(冬の記憶)白の世界=雪中撮影行」も4回目になるが、こう春の到来が早いと、そろそろこれは早めに仕上げて、ここらあたりで一締めとしたいと・・・・・・。

 

[白の世界]

        雪中撮影行 2019  (4)

 ~別室 「瞬光残像」https://photofloyd.exblog.jp)と連携

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[16] 「一蓮托生」  ~仲間と行動や運命を共にするが如く冬に対峙している姿は可憐。

*

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[17]  「孤軍奮闘」

*

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[18]   「肝胆相照」  ~自然の世界は、流れ木々などそれぞれ親密な関係の上に存在している。

*

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[19] 「堅忍不抜」  ~我慢強く堪え忍んでいる姿は美しい。

*

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[20]    「暮色蒼然」   ~真冬の一日は短い、あっと言う間に訪れる夕暮れ時

(撮影機材)
CAMERA : SONY ILCE-7M3
LENS : ①ZEISS Vario-Tessar FE4/16-35 ZA OSS,   ② FE4/24-105 G OSS
FILTER : Kenko PRO1D  C-PL(W)

      *       *       *       *

美しさは・・・ここに

<今日のJAZZ>

EMIL BRANDQVIST TRIO 「FALLING CRYSTALS」
SKIP Records / Germ / SKP 9135-2 / 2016


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Emil Brandqvist : Drums, Percussion, Keyboards
Tuomas Turunen : Piano
Max Thornberg : Bass

  このスウェーデンのドラマーの結成したこのエミール・ブランドックヴィスト・ピアノ・トリオの美しさは群を抜いているため、先日ここで2018年の最近作「WITHIN DREAM」(SKP 9141-2)を紹介したが、もう少し深入りしてみようと昨年仕入れた2016年のアルバム。
 相変わらずTuomas Turunen のピアノが美しく(彼のピアノ・ソロ・アルバム「Ornaments of Time」(skp9139-2/2017)も先日紹介したとおりだ)、曲の流れにうっとりしてしまう。

Fallinglist

 メロディーの美しさ、ピアノのリリカルな響きがまず印象的。更にストリングスが入ったりして(M5、M9、M12)、その美しさを倍増させる。リーダーのドラムスはそれ程前面に出ず、ひたすら曲の展開をサボートする。 しかしクラシック的印象もあるが、なんとオルタナティブな前衛的展開ももせるし(M7)、彼らの現代性をも十分感じざる。そして再び叙情的なピアノがソロ的にも展開して見せて、上に登場させた雪景色の静かさも感じさせるところはアルバム造りも一流と言える。

(評価)
□曲・演奏 : ★★★★★☆
□録音  : ★★★★☆

(視聴)

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2019年3月 8日 (金)

白の世界 (その3) 5題 / チャールス・ロス・トリオCharles Loos Trio 「French Kiss」

[白の世界]
        雪中撮影行 2019  (3)

 ~別室 「瞬光残像」https://photofloyd.exblog.jp)と連携

 今年の冬の回顧シリーズ3回目。3月に入って更に今年の暖冬が顕著になっていて、白の世界はウソのような気分にもなります。ところが今朝はまだやっぱり3月ですね、外は白銀の世界となりました。そんなところで、少々今年の撮った記録を続けておきます・・・・。

(画像はクリック拡大)

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[11] 「則天去私」 ありのまま自然に生きる心境、私心にとらわれず自然の道理に身をゆだねあるがままに生きる。そうした心境にあること。

                                              *

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[12] 「韓信匍匐」  大きな目的のために、一時の苦労だと耐え忍ぶ

                                             *

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[13] 「肝胆相照」  お互い心の底まで理解し、打ち解けあっている間柄。・・・・自然の姿とそれに寄り添って力強く生きる植物(木々)が、こんなところから気になるのです。

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[14] 「外柔内剛」 見た目は弱々しいが実は強い意志を持っている。

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[15]  「暮色蒼然」 あたりが徐々に暗くなってゆく夕暮れ時の気配。空の変化が非常にドラマチックです。

 取り敢えずは、こんなところで冬期の”白の世界”を求めての「雪中撮影行」の数枚を公開した。

(撮影機材)
CAMERA : SONY ILCE-7M3
LENS : ①ZEISS Vario-Tessar FE4/16-35 ZA OSS,   ② FE4/24-105 G OSS
FILTER : Kenko PRO1D  C-PL(W)

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<今日のJAZZ>

ちょっと洒落たピアノ・トリオだ!

Charless Loos Trio 「French Kiss」
LYRAE Records / JPN / LY0206-c / 2003

Frenchkiss

Charles Loos : piano
Bas Cooijmans : bass
Bruno Castellucci : drums

List_3


 このアルバムは、やはり寺島靖国が彼のメインのコンピレーション・アルバム「Jazz Bar 2018」(年一回リリース、これで18巻目)にて、Charless Loos Trioの曲”La chanson des vieux amants”を紹介したことにより知ったもの(何故、昨年になって2007年ものを取り上げたのかは不明)。
 ベルギーのベテラン・ピアニストのチャールス・ルースのピアノ・トリオ・アルバムである。とにかく彼は大御所といった感じでもはや重鎮。そのトリオ盤はもう全てのジャズの要素を取り込んで安心して聴ける洒落たアルバム作り。スウィングする快適、しっとりとした情緒たっぷりのバラード、シャンソン調のリズム、抒情性豊かな展開と楽しませてくれる。フランス、ベルギーのヒット曲の演奏集だ。

(評価)
□ 曲・演奏 :★★★★★☆
□ 録音   :★★★★☆

(参考視聴)  charles Loos  solo piano play

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2019年3月 5日 (火)

白の世界 (その2) 5題 / ミケ-レ・ディ・トロ・トリオMichele di Toro Trio 「il passo del gatto」

[白の世界]
        雪中撮影行 2019  (2)     

      ~別室 「瞬光残像」https://photofloyd.exblog.jp)と連携

 今年の冬期は既に2月末から春の気配が感じられ、雪国でも降雪量は例年より少なく異常な天候であったと言える。日本各地でも桜の開花は例年より早く予報されていて既に開花の始まった地域もある。
 そんな中でも、まだ例年であれば3月前期は雪国では「雪の世界」であって、「白い世界」が当然と言うことで、今年2月に撮影した一部を続けることにする。

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[6] 「外柔内剛-3」  見た目は弱々しいが、実は強い意志を持っている。

                                          *

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[7] 「剛毅朴訥」 意志が強く武骨で無口な様子
    騒ぐ様子もなく冬季には葉を落としじっと耐えている木々の意志の強さを感じる。

                                             *

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[8] 「宏大無辺」 広々として限りのない様。

                                            *

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[9] 「堅忍不抜」 我慢強く耐え忍んで、意志を貫き通すこと。

                                          *

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[10] 「独立自尊」 他の援助に頼らず自力で行うこと。自己の尊厳や品性、人格を保つこと。

                     (画像はクリックにて拡大)

(撮影機材)
CAMERA : SONY ILCE-7M3
LENS : ZEISS Vario-Tessar FE4/16-35 ZA OSS,    FE4/24-105 G OSS
FILTER : Kenko PRO1D  C-PL(W)

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<今日のJAZZ>

ミケ-レ・ディ・トロ・トリオ
Michele di Toro Trio 『il passo del gatto』

Abeat for Jazz / Italy / AB JZ 045 / 2007


Ilpasso2

Michele Di Toro (p)
Yuri Goloubev (b)
Marco Zanoli (ds)


List


Trio 昨年一月に、ここで取り上げたイタリアのピアニストMichele Di Toro のトリオ作品。これは2007年のアルバムである。
  昨年末の寺島靖国の『for Jazz Audio Fans Only Vol.11』に、このアルバムから"Ultimo giorno in Via Palazzi"が選ばれており、現在手に入る彼らのアルバムでは、これのみ手持ちになかったので取り寄せて聴いている。相変わらずテクニシャンぶりと斬新なセンスと抒情性を加味した素晴らしい演奏。曲にはベーシストYuri Goloubev の貢献も演奏と共に大きくしかも録音がこれ又良い。

(参照) ミケーレ・ディ・トロ・トリオのその他アルバム
       ①『PLAYING WITH MUSIC』(BA161CD/2017)
       ②『PLAY』 (ABJ2134/2014)
     (http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/jazz-bar-2017.html

(評価)
□ 曲・演奏 : ★★★★★☆
□ 録音   : ★★★★★☆

(視聴)

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