ユーロピアン・ジャズ

2017年4月24日 (月)

ジョエル・レンメル・トリオJoel Remmel Trio 「SOME THINGS NEVER CHANGE」

美旋律ジャズでありながらフリー・インプロヴィゼーション展開重視

<Jazz>
Joel Remmel Trio「SOME THINGS NEVER CHANGE」
Atelier Sawano / JPN / JRT003 / 2016

71e9molvjklw

Joel ‐ Rasmus Remmel : piano
Heikko ‐ Joseph Remmel : bass
Aleksandra Kremenetski : drums

  取りあえず2013年の1stアルバム『LumeKristall』から注目してきた東欧はエストニアの若きピアノ・トリオの昨年リリースされた3rdアルバム。
 今回のアルバムは過去の2作よりは一歩前進というか発展というか進化を示していると思う。聴きやすいメロディーを取り入れた曲を主とするところから脱却して、おそらく即興を重視したややスタイルを複雑にした曲のため、ちょっと評価に躊躇するところがあって、しばらく横に置きっ放しになっていた。しかし彼らの流れは注目価値ありというところで、そのため遅まきながら今になってここ登場することになった。

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(Tracklist)
1. Kolmekesi Paadis
2. Stepping Into The Basement
3. Some Things Never Change
4. Taevatahed Laulvad
5. By The Book
6. Vaikse Aja Ilu
7. Mul On Hea Jeesuses
8. Turn Out The Stars

 殆どが、ピアニストのJoel Remmelの曲だが、女流ドラマーのAleksandra Kremenetskiの曲も1曲(M4)登場。

 オープニングから、メロディ中心と言うよりは、演奏のスリリングな交錯がみられるフリー・インプロヴィゼーションの展開となる。メロディの美しい欧州のピアノ中心のトリオ曲というところから完全に脱却を図っている。もともとフリージャズ世界に足を入れていたところがあるようで、過去の2作品にもそんな因子が顔を出していたが、若いといえども結成して7年経過したこの3rdでは、思い切ってその世界に展開を広げた感がある。
 アルバム・タイトルとなっているM3.”Some Things Never Change”は、ベースの低音からスタートとして次第にメロディーの美しさを交えつつも、やや前衛的ジャズ印象を貫いて展開するため、聴く方はこれらの多様なスタイルについて行けるかがポイントだろう。
 M6.”Vaikse Aja Ilu”では彼らの特徴であるピアノ・メロディの美しさと、変調する中にも優しい展開が支配し、ここにきて彼らの過去のアルバムの美しさを思い出した。それもそのはずこの曲1stアルバムにも登場していたもの。後半に入ってのインプロヴィゼーションに手を加えている。そして最後の1分間は安堵の流れを聴かせてくれて、なにかほっとする響きで終える。
 そしてM7.”Mul On Hea Jeesuses”では、この曲の前半はクラシック流の美ピアノの音で支配して、後半は一転してやや荒々しい古典的ピアノ・ジャズと化すという変化のアレンジを見せる。
 M8.”Turn Out The Stars”は最終トラックにふさわしいこのアルバムの締めくくりである。ビル・エヴァンスの曲のアレンジだ。それは美しいメロディのみに止まらない彼らの姿勢を変調ジャズにて示すのだ。

  進化する若きトリオの1シーンを感じさせるアルバムであった。

(視聴)

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2017年4月16日 (日)

ベネディクト・ヤーネル・トリオBenedikt Jahnel Trio 「THE INVARIANT」

流麗なピアノと風格あるクラシック調な哲学的ジャズ世界

<Jazz>

Benedikt Jahnel Trio 「THE INVARIANT」
ECM / JERM / ECM2523 5712837 / 2017

Theinvariant

Benedikt Jahnel: piano
Antonio Miguel: double bass
Owen Howard: drums

Recorded March 2016 at Rainbow Studio, Oslo
produced by Manfred Eicher.

 ECM盤が続きます。前回、Julia Hülsmann Trio の『Sooner and Later』を取りあげたが、あのアルバムのジャケからふと思い出したアルバム。私はジャケに結構拘っているのですが、訴えてくる印象が似ているのでこのアルバム『THE INVARIANT』を再考するに至った。
 ところがなんとジャケ(Cover photo)の作成者をみると、『Sooner and Later』のLiner photosを担当したArne Reimerという人の写真によるものだった。
 まあそれはそれとしてこれもドイツですね、ベルリンを拠点にして活躍中のピアニストのベネディクト・ヤーネルBenedikt Jahnel によるトリオ作品。5年ぶりのECM第2作目となるもの。
 このアルバムのタイトルは「不変」と訳せば良いのか、いずれにしてもこのトリオ結成して10年と不変で来たようで契りは深い。そのトリオ・メンバーはスペイン人ベーシスト、アントニオ・ミゲルと、カナダ人ドラマー、オーウェン・ハワードと国際的。

(Tracklist)
1. Further Consequences
2. The Circuit
3. Mirrors
4. Mono Lake
5. Part Of The Game
6. For The Encore
7. Interpolation One
8. En Passant

 曲は全てベネディクト・ヤーネルによるもの。彼は1980年生まれのドイツ人、2000年にベルリン芸術大にて学位取得し、2005年米国N.Y.に渡り、2007年にベルリンに戻っている。

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 とにかくオープニングM1.” Further Consequences ”から聴かれる彼のピアノはクラシック調にして流麗そのもの。その曲名も哲学的であり描くところも深い。それがECM流に流れて、M2.”The Circuit ”に繋がって行く。
 そして9分以上のM3.” Mirrors ”には、その深遠な世界にはまってしまう。
 M4.” Mono Lake ”は、やや安堵感が漂ってほっとする。
 M5.”For The Encore ”は欧州的美の広がる静謐さが感じ取れる優しい曲。
 M7.”Interpolation One ”のベースとピアノの音で描く暗さは凄いが、M8.”En Passant ”で一転して明るい陽光の差す様な世界に、そして流麗なピアノの調べを経て静かに幕を閉じる。
 はっきり言って、曲の流れは聴きやすく難解では無い、しかし描く世界の哲学的世界は深い。しばらく解釈に時間がかかって横に置いておいたが、今こうして聴き直してみると、これはなかなかハイレベルな格調高い名盤です。

(視聴)

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2017年4月12日 (水)

ジュリア・ハルスマン・トリオJulia Hülsmann Trio 「Sooner and Later」

ECM流のピアノ・トリオ・アルバムだが・・・・高尚の一言

<Jazz>
Julia Hülsmann Trio 「Sooner and Later」
ECM / JERM / ECM 2547 / 2017

Soonerandlater

Julia Hülsmann(p)
Marc Muellbauer(double bass)
Heinrich Köbberling(ds)

Produced by Manfred Eicher
Recorded Sep. 2016, Rainbow Studio, Oslo

(Tracklist)
1. From Afar *
2. Thatpujai *
3. You & You +
4. Biz Joluktuk 
5. All I Need
6. The Poet (For Ali) -
7. Offen -
8. J.J. *
9. Soon *
10. Later +
11. Der Mond *
(Composer : "*印"Julia Hülsmann、  "+印"Heinrich Köbberling"、  "-印"Marc Muellbauer)

Julia_huelsmannw 1968年生まれのドイツの女流ジャズ・ピアニストにしてコンポーザーのジュリア・ハルスマンのピアノ・トリオ作品。
  彼女はベルリンを拠点にしてのベテラン・ジャズ・ピアニストだ。このところはクインテット、カルテットという作品が続いていたが、久々の6年ぶりのトリオ作品と言うことだ。

 まずECMと言えどもジャケの印象は更に地味で、そしてそこには日常の姿をしっかり見つめようとする想(こころ)を感じ取れる。
 そして演奏は明らかに”ECMサウンド”で、物静かに哲学的に流れて行く。演奏の特徴は彼女の名前を冠したアルバムだが、ピアノが決して前面に出て振る舞うと言うところがないところだ。三者の対等なるトリオ演奏が聴きどころ。

  とにかく、M1、M2と冒頭から詩的な世界が広がる。そしてその流れはM3, M4ても同様だ。刺激性の無い演奏が彼らの持ち味として安定性の感覚を聴く者に及ぼしてくる。
 これはどこかで見たが「文学性の演奏」と言わしめる世界なのである。全編、静かに流れるが、これは単なる抒情性とか美旋律といったところとは異なるのだ。ただし静かな流れと言っても、快調なリズムをも展開する。とにかく高尚という言葉に尽きる演奏なのだ。
 あまりにも整然とした演奏に、はっとするような山が無いと言えばそうなのだが、従ってなんとなく始まって、快く聴いてなんとなく終わるというアルバムなのである。そんなところは北欧ものの大自然をイメージするとか、逆に南のイタリアにおける演歌調を味うとは違っている。これが・・・ドイツなのか?。
 なにせ、花粉症の季節、抗アレルギー剤を内服しているせいか、聴き入っているとすぐ寝てしまうのである。

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  収録11曲中の殆どの9曲が彼らのオリジナル曲(ジュリアが5曲)であるが、作品紹介をみると・・・・、"ツアーでヨーロッパ、アメリカ、ペルー、中央アジア、中国も一緒に廻ったとのことでアジアでの演奏は「自分たちの世界を広げてくれた」という。M-4”Biz Joluktuk ”はその中央アジアでのツアー時にキルギスで12歳のヴァイオリニストが弾くのを聴いた曲に インプロヴィゼーションを施したものと言うのだ。
 M-2”Thatpujai ”ドイツのピアニスト、ユタ・ヒップのソロで聴かれるフレーズをテーマにしているとか"・・・・など、彼らの印象を受けたものにインプロヴィゼーションを繰り広げた曲群のようだ。
 結論、こうした真摯な高尚なアルバムも好感が持てるし私にとっては価値あるアルバム。

(視聴)

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2017年3月24日 (金)

ヴィクトリア・トルストイViktoria Tolstoy 「Meet Me At The Movies」

北欧の世界観の感じられるヴォーカル

<Jazz>
Viktoria Tolstoy 「Meet Me At The Movies」
Act Music / Germ / ACT9827-2 / 2017


Vtw

Viktoria Tolstoy (vo),
Krister Jonsson (g),
Mattias Svensson (electric & acoustic bass),
Rasmus Kihlberg (ds)
Special Guests:
Iiro Rantala(p), Nils Landgren: trombone(vo)

 スウェーデンの人気女性ヴォーカリスト、ヴィクトリア・トルストイViktoria Tolstoy 。彼女はロシア系で文豪トルストイの孫娘だということで一目置かれてきた。1974年生まれで、もうベテラン歌手。
 これはアメリカ・クラシック映画主題曲を歌ってのアルバムだ。ACT-Musicのアルバムだけあって録音が良い。又彼女の唄声は低音から高音まで標準的で聴き応えがソフトでヴォリュームもあってなかなかの良質モノ。 過去に10枚のアルバムをリリースしているが、私自身はそれ程興味を持つこともなく今日に至っていたが、このアルバムで彼女のファンには叱られそうだが、実はを見直しているんです。(そこで彼女のDiscographyを参考までに末尾に記す)

(当アルバムのTracklist)
1. Calling You (Bob Telson) from the movie “Bagdad Café”
2. As Time Goes By (Herman Hupfield) from the movie “Casablanca”
3. En Man [Marlowe‘s Theme] David Shire (Swedish lyrics by Rolf Börjlind)
from the movie “Farewell, My Lovely”
4. Out Here On My Own (Michael & Leslie Gore) from the movie “Fame”
5. Why Should I Care (Clint Eastwood) from the movie “The Bridges of Madison County”
6. The Book of Love (Peter Gabriel) from the movie “Shall We Dance?”
7. Love Song For A Vampire (Annie Lennox) from the movie “Bram Stokers Dracula”
8. Kiss From A Rose (Seal) from the movie “Batman Forever”
9. Angel (Sarah McLachlan) from the movie “City Of Angels”
10. New World (Björk / von Trier) from the movie “Dancer In The Dark”
Bonus track
11. Smile (Chaplin / Turner / Parsons) from the movie “Modern Times”

Viktoria_tolstoy まずスタートから映画『バグダッド・カフェ』のM1.”Calling You ”を持ってくるというのは、なんとも気迫の感じられるところだ。それもなかなか味付けが良い。ホリー・コールとつい比較したくなるのだが、彼女流を貫いていてVegasというよりは、北欧の自然風景が浮かんでくるところは恐ろしい。"I am calling you"と歌いあげるところも大人の雰囲気を醸し出している。この曲だけでも一聴の価値ありだ。
 バックはギター、ベースで洒落た演奏を聴かせるが、曲によってピアノも加わる。
 又サラ・マクラクランとこれも比較したくなるM9.”Angel”が登場。ギターはカントリー風に演ずるが、やっぱり彼女の唄声が入るとなんとなく北欧風に聴こえてくるところが不思議。
 M3.”En Man [Marlowe‘s Theme]”は、スウェーデン語で唄われるが、これが全く意味不明。その為私には静かな都会のムードが感じられて納得。
 映画『カサブランカ』、『モダン・タイムス』からも登場(M2.”As Time Goes By”,M11.” Smile” )で、クラシック・ムードも近代北欧に仕上げている。
 映画『マジソン郡の橋』の一曲M5."Why Should I Care"も優しくしっとり唄うところはお見事。
 映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のビョークの曲M10.” New World ”は、さすがちょっとこのアルバムではイメージの変わった曲となった。

 映画音楽というのは、その映画の印象が強いので、自己流の展開はある意味では避けられることが多い。しかしこのヴィクトリアの場合はさすがベテラン、果敢に北欧風に仕上げたところは、冒険であったと思うが、それがむしろ私には北欧の世界観が感じられてなかなか良いアルバムに仕上げたと思うのである。

<参考 Viktoria Tolstoy - Diacography>
1994 – Smile, Love and Spices
1996 – För Älskad
1997 – White Russian
2001 – Blame It On My Youth
2004 – Shining on You
2005 – My Swedish Heart
2006 – Pictures Of Me
2008 – My Russian Soul
2011 – Letters to Herbie
2013 – A Moment of Now (with Jacob Karlzon)
2017 – Meet Me At The Movies

(視聴)

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2017年3月14日 (火)

ヘルゲ・リエン・トリオHelge Lien Trio「GUZUGUZU」

ノルウェーから極東日本との更なる深まりが・・・・・・

<Jazz>

Helge Lien Trio「GUZUGUZU」
ozella music / GERM / OZ070CD / 2017


Guzuguzu

Helge Lien(p)
Frode Berg(b)
Per Oddvar Johansen(ds)

All music composed by Helge Lien
Recorded and Mixed on Raimbow Studio , Oslo, Sept.2-4 2016

 ノルウェーのヘルゲ・リエンのピアノ・トリオによるニャー・アルバム。彼のカメラ好きによる写真ジャケのアルバム『Natsukasii』はインパクトがあったが、あれは2012年だったんですね。あのアルバムの抒情性に惹かれてから彼のファンになってしまった。それも私のカメラ好きと、なんとピンク・フロイド好きが彼と一致していることもあって、なお共感してしまったと言うことなんです。
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 その後このトリオのドラマーは、ペル・オッドヴァ―ル・ヨハンセンに2013年に代わった。そしてアルバム『Badgers & Other Being』発表して2014年に来日。その際には新潟県のライブ会場での一コマで、屋外で彼と一緒に皆既月食を観たり撮影したのを思い出しますが(8, Oct, 2014)、あのアルバム以来3年ぶりの新生ヘルゲ・リエン・トリオ第2弾(通算5作目)だ(今回のカヴァー・デザインは替わって、リエン作ではないですね)。
 そしてこの4月は、またまた来日公演のスケジュールとなっている。

Trio2

 日本好きのヘルゲ・リエンとは言え、アルバム・タイトル”Natsukasii懐かしい”で驚かされたが、今回アルバムは下のTracklistを見てのとおり、なんと日本語の擬音言葉を曲名として創作されたオリジナル曲によって構成されたものとして登場となった。

(Tracklist)
1.Gorogoro (thundering)
2.Guzuguzu (moving slowly)
3.Nikoniko (smilling
4.Garari (completely)
5.Jasmine
6.Chokichoki (cutting)
7.Kurukuru (spinning around)
8.Shitoshito (raining quietly)


Hl1w M1.”Gorogoro”って"thundering"って言うのですから雷鳴ですかね?。転がるようなピアノ演奏、ベースのアルコ奏法による黒い雲の襲うイメージ、そんなところで聴くと面白いのだが・・・・それにしては美しすぎるか。
 M2.”Guzuguzu” ("moving slowly"の意味というのもちょっと"?"だが) これはピアノとドラムスの掛け合いが面白い。

  彼は、ミュージックというものに関わることになったのは、ピンク・フロイドがその大きな因子であると何時も語っている。
  彼のオリジナル曲、そして演奏は、ある時は郷愁的優しさのあるメロディーを聴かせ、またある時はやや前衛的なスリリングな味つけをしてインパクトの効いたドラマティック展開を聴かせる。伝統的ジャズ手法による美に加えインプロヴィゼーションによる革新性(何方かが言っていた言葉ですが私は納得)を追求するタイプだ。今回のアルバムもそんな因子を持って迫ってくる。写真で言えばややスモーキーな柔らかい像とコントラストの効いた堅めの像との絶妙な交錯といった感覚でその点が上手い。

 M3.”Nikoniko” (smilling) は、なかなかピアノ表現が難しいと思うが、優しいピアノの音が響く印象の曲に仕上がっている。
 M5.”Jasmine”は、この中でも趣向が変わって異国情緒。
 M6.”Chokichoki” (cutting)や M7.”Kurukuru” (spinning around)の躍動感と陰影とがドラマチックで、叙情性とは別物。彼らのこれからの一つの方向性を感じさせる演奏だ。
 M8.”Shitoshito” (raining quietly) しっとりとした雰囲気でアルバムを納めるのである。

      *          *

 とにかく、今回のアルバムはテーマがユニークそのもので(ウォーターズのピンク・フロイドの頃の手法も感ずる)、何か一歩脱皮というか、壁を破りたい試みというか、前作もそうだったがヘルゲ・リエン・トリオとしての挑戦も感じられる。それは平坦な叙情にのみ収まりきれない何かエネルギーの発露を求めたような印象を持つのである。

(参考視聴) 映像はニュー・アルバム関係は見つからず・・・・参考までに前作から

  *   *

(試聴) ニュー・アルバムから”Jasmine”

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2017年3月 8日 (水)

ジョヴァンニ・ミラバッシGiovanni Mirabassiのピアノ・ソロ・ライブ 「LIVE IN GERMANY」

これはミラバッシらしい音の洪水に溢れたアルバムだ

<Jazz>
Giovanni Mirabassi「LIVE IN GERMANY」
CAM Jazz / ITA / CAMJ79102 / 2017.2

Gmjermanyw

Giovanni Mirabassi (piano) solo
Recorded on 16 Sept. 2014 at Bauer Studio, Ludwigsburg

  私はあのアルバム「AVANTI」 以来、イタリア出身でフランスで活躍しているのミラバッシGiovanni Mirabassiのファンなんですが、このライブ・アルバムの購入は若干躊躇していたんです。それも近作の2016年「NO WAY OUT」は、彼の一つの挑戦がみえて良かったんですが、 「VIVA V.E.R.I」、「Animessi」あたりが、実はそれ程面白くなかったせいかも知れない。
 ところが、そうこうしている時に爵士さんからこのアルバムを薦められました。いっやー、このアルバムは成る程あのミラバッシらしさが聴かれて喜んでいるんです。それも彼のかなり力みの無いリラックスした姿を感じ取れるんです。

 このアルバムは、ドイツでのステージ・ライブものなんだが、どうゆう訳か?エラ・フィッツジェラルド、メルセデス・ソーサ、エディット・ピアフ という3人のシンガーに捧げるという酒肴なんですね。
 エラ・フィッツジェラルド(Ella Jane Fitzgerald、1917- 1996年)はコール・ポーター、ジョージュ・ガーシュィン、アントニオ・カルロス・ジョビンなど唄ったし、メルセデス・ソーサ(Haydée Mercedes Sosa, 1935 - 2009年)はアルゼンチン・フォルクローレの女性歌手である。
 そしてエディット・ピアフ(Édith Piaf, 1915 - 1963年)は、フランスのシャンソン歌手で、有名な”ばら色の人生”とか”愛の賛歌”等のヒットがある。何故この3人三様の全く異なった歌手を選んだのかよく解らないが、とにかく共通点は人間模様、喜びと哀しみ、熱い情熱と陰のある憂愁 と・・・・多彩な人生模様といったところなのか。それによって彼の心の一部を覗かせてくれているんです。

Mirabasshi01(Tracklist)
1. Sous Le Ciel De Paris (J. Dréjac - H. Giraud) 4:31
2. Canción Con Todos (A. Tejada Gomez - J. C. Isella) 4:42
3. The Man I Love (I. Gershwin - G. Gershwin) 6:21
4. Hymne À L’Amour (E. Piaf - M. Monnot) 3:29
5. Sólo Le Pido A Dios (L. Gieco) 5:51
6. Mercedes (G. Mirabassi) 3:58
7. My Old Flame (S. Coslow - A. Johnson) 5:11
8. J' M'en Fous Pas Mal (M. Emer) 5:44
9. Ella (G. Mirabassi) 6:17
10. Duerme Mi Tripón (O. Galíndez) 4:43
11. Bewitched (L. Hart - R. Rodgers) 4:48
12. Edith (G. Mirabassi) 5:03
13. I've Grown Accustomed To Her Face (A. J. Lerner - F. Loewe) 2:56


 いやはや、これはやはりミラバッシですね。非常にポピュラーな曲を演じているのだが、それぞれ1曲1曲の展開が複雑な展開を加味させて、何か一度に二つ以上の曲を聴いているような気分になります。
 まずはオープニングM1. ”Sous Le Ciel De Paris”で、このソロ・コンサートの意味を聞かせるが如くシャンソンがミラバッシ流のピアノの音の洪水で満たされるのである。
 今回はあの気になる唸りを上げるような熱演と言うよりは、かなりさらりとした演奏をベースにしているので、違和感なく気楽に聴けるところが良いです。ただライブということで曲間に拍手が入って、どうも私の感覚だと、ミラバッシの世界にのめり込めずにやや客観的に冷静に聴くというところになってしまうのですね。記録と言うよりは聴かせるアルバムとして、拍手を入れたかったら最後だけで良かったのでは?。
 しかし彼はやっぱり技法としては尋常なパッサージ・ワークではないですね。これだけ単調なメロディーでありながらも、そこに聴かれる音の多彩さに圧倒されます。
 アルバム全体で見ると、後半になるにつれ優しさが溢れてきて、心も落ち着いてホッとする世界に連れて行ってくれます。

(ジョヴァンニ・ミラバッシ紹介=http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/giovanni-miraba.html 参照)

(視聴)

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2017年2月28日 (火)

アレッサンドロ・ガラティAlessandro Galatiのニュー・アルバム「COLD SAND」

 アレッサンドロ・ガラティ・トリオが澤野から登場

 澤野工房であるから、北見柊のライナーが付いている。そして・・・・

Listen to the silence -静謐を聴け
彼方なる天より滴る美音の雫
イタリアが生んだピアノの魔術師
Alessandro Galati が創造する「音時空」

 ・・・・と、言う発売前の宣伝文句に圧倒されますね。これがほんとなら絶対に買いです(笑)。

<Jazz>
Alessandro Galati Trio 「Cold Sand」
ATELIER SAWANO / JPN / AS 155 / 2017

Coldsand

Alessandro Galati: piano
Gabriele Evangelista: bass
Stefano Tamborrino: drums

Recorded on 13,14 September at Artesawano, Cavalicco, Udine, Italy

(Tracklist)
01. Cold Sand
02. Mob Sick
03. Lucy's Eyes
04. Nina
05. Nothing Much to Say
06. Schosty
07. Here, There & Everywhere
08. Here
09. There
10. Everywhere
11. Nowhere
12. Uptown

 前回のイエローのアルバム・ジャケから今回は薄ブルーですね。アルバム・タイトルの「Cold Sand」そのものです。
 とにかく今回のアルバム、個々の曲は勿論それぞれ素晴らしいが、とにかくアルバム・トータルに私は絶賛してしまう。”澤野工房よくやってくれました”というところ。
 私はアレッサンドロ・ガラティは、あの1994年に録音したクラシック・カーのジャケ・アルバム『Traction Avant』に痺れてからのお付き合いだ。今作はあの作品は私の場合勿論リアルタイムではないのですが、20年経ってのものなんですね。私にとってはいよいよ彼のトリオの最高峰に到達した感があります。ここに来るまでには彼のアグレッシブな実験作もあって、それを乗り越えてこのアルバムに到達した嬉しさは格別である。
  ライナーの北見柊の表現する「透明感のある音色、空間の広がりを感じさせる演奏、そして何より、我々の琴線に触れるオリジナルのメロディ・ライン」という当にその世界である。

Trio

 収録曲12曲、M07”Here, There & Everywhere ”はLennon-McCartneyの曲で、それ以外10曲ガラティのオリジナルである。
  とにかく全編哀愁に溢れたピアノの音とメロディが、なんと言えない空間を持ちながら心の奥に滲みこんでくる。
 M8.” Here ”、M09. ”There” などが典型的だが、ベ-スとドラムスがピアノの響きを浸透させてワンテンポ遅れて畳み込んでくる。この絶妙なタイミングもたまらなく快感だ。いっやーー、そして確かにこの深遠な世界は久々の感覚になる。
 又M01. ”Cold Sand”、M05. ”Nothing Much to Say”のメロディー・ラインはもうたまらなくその流れに浸りきれる。

 これはおそらく日本のガラティ・トリオ・ファンを意識してのサービス作品集ではないだろうか?、それ程日本人である我が心に響くのである。
 そして今年はまだ早いのに、今年度のナンバー1に取りあげられることになるだろうと思う快作である。 ユーロ・ジャズに傾倒していて、こんな一枚に出会えることはほんとに幸せを感ずる。

(参考視聴)

(試聴)

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2017年2月19日 (日)

ヨーナ・トイヴァネンJoona Toivanen 「LONE ROOM」

ピアノ・ソロによる実験性とクラシカルな世界との交錯による静謐な世界

<Jazz>
Joona Toivanen 「LONE ROOM」
CAM.Jazz / ITA / CAMJ7904 / 2016

Loneroom

Joona Toivanen : Piano
all music by Joona Toivanen
Recorded and mixed in Cavalicco on 3, 4 September 2015 at Artesuono Recording Studio

 フィンランドのヨーナ・トイヴァネン(1981年生まれ)のピアノ・ソロ・アルバム。
  あの澤野工房リリースのヨーナ・トイヴァネン・トリオ『NUMURKAH』(2000)以来気になるミュージシャンになり(なにせ当時まだ10代での録音)、2015年にはCAM Jazzからの同トリオ・アルバム『NOVEMBER』で北欧の良さを印象づけられたのだが、ここにソロでの出逢いとなったもの。

  このアルバムの注目の一つは録音の良さです。CAM Jazzアーティストが録音の拠点としているアルテスオーノ・レコーディング・スタジオAstesuono Recording Studioに於けるもの。レコーディングとミキシングはステファノ・アメリオStefano Amerio。このアルバムで聴かれるピアノの音は絶品です。もし自分の装置のテストをしたいならそれには向いていると断言できる。

Jt1w さて、このアルバムの内容だが、トイヴァネンがようやく(と言って良いのか)30歳の半ばになってのソロで、多分相当気合いが入ったのではと想像する。今までにリリースされてきたトリオ作品は、その北欧的叙情的な風情が私の好んだポイントだが、このソロは今までのアルバムにもちょっと垣間見た実験性も一歩進めて加味されてのものになっている。

 アルバム・タイトルの曲”Lone Room”がその筆頭だが、流麗なタッチのメロディー重視のプレイと言うよりは、ピアノの一つ一つの音を大切にして、その余韻、空間を感じさせるパターンで、流れに音楽的実験性が感じられる。しかしアヴァンギャルドというところではない。M2.”Lowlands”ではプリパレーションを施したピアノ・サウンドも聴かせる。
 そして一方M4.”Moon Illusion”のようにクラシックを感ずる展開のところもあったり、又メロディーにはあの北欧の抒情的な世界をやっぱり感じ取れてなかなか奥深い。この曲はトリオでのアルバム『NOVEMBER』の冒頭に登場させた曲だが勿論彼のオリジナル。
 そしてアルバム全体の印象は、やはりECM的な静謐な世界を描いた世界と言う感想だ。
 まあ結論的には私から見ると、実験的試みを感じつつも、やっぱり鍵盤の和音の音からもクラシックからの発展型のパターンとして受け取って聴き入ってしまう。

(Tracklist)
Loneroomlist

(視聴) Joona Toivanen Solo Piano "Lone Room"

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2017年2月 4日 (土)

コリン・バロンColin Vallon ニュー・アルバム 「Dance」

リリカルにしてアンビエントな世界を構築してはいるが・・・・

<Jazz>

Colin Vallon Patrice Moret  Julian Sartorius 「Dance」
ECM / GERM / ECM 2510 / 2017

Danse

Colin Vallon: piano 
Patrice Moret: double bass 
Julian Sartorius: drums 
Recorded February 28-March 1, 2016 at Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano.
Produced by Manfred Eicher

 既に何度か取りあげたローザンヌ(スイス)生まれ(1980年)の新進気鋭ピアニスト、コリン・バロンのピアノ・トリオ・アルバム。2006年の『Les Ombres』以来の5作目、話題のECMからは3作目のアルバム。今作も前作と同じトリオ・メンバーによるもの。

 これは完全に前作『Le Vent』(2014年)の流れからのアルバムだ。オープニングは落ち着いた低音によるやや暗めの印象のピアノとベースで深くリズムを刻む曲M1." Sisyphe"で 、これは意外に私の好奇心をくすぐる。
 そして期待の曲M2. "Tsunami"は、これは"うねり"と訳した方が良いのか?、アルバムタイトルが「Dance」(躍動?)であるから、多分そうかも知れない。ピアノそしてベースで刻むリズムでやや不安感のある世界を築きながら、その雰囲気を盛り上げつつ、中盤からはピアノの旋律も美しく響く。
 相変わらすバロンのピアノ・プレイが中心ではあるが、そのピアノを主として聴かせるというパターンとは少々異なる。トリオとしてパトリス・モレのベースは、多彩な手法で効果をあげてくる。そしてこれは録音によるところもあると思うが、左右のスピーカー両範囲に広がって位置しているジュリアン・サルトリウスのドラムス・シンバルの音は、常に繊細で好感が持てる響きである。その3者の交錯によって、これは一つのアートであるという形をとっている。そんなところでM9. "Tinguely"等にみるように次第に盛り上げていくところは一つの意志を感ずるところだ。

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 しかしピアノ・トリオはどうしてもピアノのウエイトが高い。従ってそこが曲では多くを左右するのだが、M7. "Kid" 、M10. "Morn "のようにピアノの音は一音一音響かせてその余韻によって一つの世界を描くパターンは私は好きだ。
 しかしM2. "Tsunami"から始まって、前半の多くの曲のように、同音の鍵盤を左手で何度か叩きながらバックのリズム作りをしたり、又は一方右手でのメロディーをも同様に反復演ずるところ、つまり彼らも所謂”ミニマル・ミュージック”を探っているのか?、その辺り、ちょっと私個人的には諄(くど)くて頂けない。
 
 全体に静かで陰性のリリカルな流れを構築しているアルバムだが、今回はミニマル奏法が邪魔して、あまり私好みの「絵」に填まってくれなかった。しかし決して否定するアルバムではない。彼らの以前にも紹介した2ndアルバム『Ailleurs』を聴いてみると解るが、今回のこのアルバムは、前作同様「ECM世界」を意識しての構築されたものとみて良いのだろう(実は前作との違いを殆ど感じない)。そこでもう一つこの世界の縛りから一歩脱してフリーなところに身を置くと、実は面白いトリオであると思って期待しているのだが、どうだろうか。

(Tracklist)
1. Sisyphe
2. Tsunami
3. Smile
4. Danse
5. L'Onde
6. Oort
7. Kid
8. Reste
9. Tinguely
10. Morn
11. Reste (var.)

(視聴) ”Tsunami” from 「Dance」

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2017年1月31日 (火)

ティエリー・マイヤールTHIERRY MAILLARD「 Il Canto Delle Montagne 」

抒情派でなく、小気味よい跳躍する端麗タッチのピアノ・トリオ

<Jazz>

THIERRY MAILLARD「 Il Canto Delle Montagne 」
ILONA RECORDS / FRA / AD3689C / 2016

Ilcantodellemontagne_2

Thierry Maillard (piano)
Dominique Di Piazza (electric bass)
Andre Ceccarelli (drums)

Recorded at Studio de Meudon - April 2016

 いっやー、しかし美しい山容の写真のジャケですね。見入ってしまいます。これぞLPのジャケでじっくり見たいと言ったところです。

Thirry_m それはさておきこのアルバムは、16曲中14曲、ピアニストのティエリー・マイヤールThierry Maillard (1966年フランスのPuteaux生まれ。→)のオリジナル曲で占められたアルバム。
 そして各曲それぞれにメロディーが明瞭で非常に聴きやすいところがある。彼はフランスの正統派ピアニストとしての名声を博している人物だ。しかし私はこれまでにその恩恵に与ってきておらず、今にして縁あって聴いているといったところ。

 さてこのアルバム、一見優しそうな曲仕上げかと思いきや、なかなか技法を凝らしてのトリオ演奏が難解に迫ってくるところもある。特にピアノ・トリオとしては、まずは歯切れよく跳躍的にしてメロディアスなタッチのピアノが、どちらかというとダイナミック・パターンでイキイキと旋律を歌いあげるのだが、それにディ・ピッツアDominique Di Piazza のelectric bassも華を形成して健闘し、そしてチェカレリAndre Ceccarelliのdrumsも洗練されたリズム取りをみせての貢献度大で、トリオとしての形に風格すら感ずるところに仕上げている。

 一部、現代ジャズ的なハードなところで迫ってくると思いきや、M11. "Mamallapuram "は流麗にして快いところを見せ、更にM6." Irish Ghost"そして M7. "Le Chateau Des Sirenes"や M8. "Plus Jamais Pareil"、M13. "Lullaby" と中盤は非常に聴きやすくロマンティックにして美しいメロディーを聴かせるピアノで納得の世界。
  最後のM16. "A Paris"は、かなり3者のアクティブな面を聴かせてこのアルバムを占めるのだが、彼らの本質はここにあるのかも知れない。
 4-5分ぐらいの比較的短い曲で占められ16曲と多く、それぞれ変幻自在な変化も示すので、聴きようによってはちょっと振り回されるところもある。
 
(Tracklist)
1. Il Canto Delle Montagne
2. Le Temps Qui Passe
3. Sultan
4. Valse Sentimentale
5. Hymne
6. Irish Ghost
7. Le Chateau Des Sirenes
8. Plus Jamais Pareil
9. US Folk
10. My Own Jazz
11. Mamallapuram
12. Reunion
13. Lullaby
14. Viking Song
15. Le Lac De Come
16. A Paris


(視聴)

 

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