ユーロピアン・ジャズ

2017年11月16日 (木)

ソニア・スピネロSonia Spinello Quartet 「WONDERland」

(今年聴いて印象に残ったアルバムを-3)

やや陰影のある優しさのヴォーカルとロベルト・オルサー・トリオの美が聴きどころ

<Jazz>
Sonia Spinello Quartet「WONDERland」
ABEAT Records / ITA / AB JZ162 / 2016

Wonderland1
Wonderland2_4
Sonia Spinello(vo)
Roberto Olzer(p)
Yuri Goloubev(b)
Mauro Beggio(ds)
featuring
Bebo Ferra(g)
Fabio Buonarota(flh)

 なんといってもRoberto Olzer Trioをバックにしての女性ヴォーカル・アルバムと言うことで、取り敢えずは聴いたものだ。ヴォーカリストはソニア・スピネロSonia Spinelloで、「ジャズ批評」で2016年の「JAZZ AUDIO DISC AWARD 2016-VOCAL」の金賞を取っている。「ジャズ批評」もちょっと新しもの好きのような気もしましたけど。この女性は私はこのアルバムで初めて知ったもので、イタリアの歌手だがそんなに若くはなさそうだが詳しいことは解らない。彼女名義のアルバムはこれが最初ではないかと思われる。

Wonderlandlist

  これも何故だか解らないが、スティーヴィー・ワンダーの曲がずら~と並んでいる(何ででしょうね?)、10曲中5曲もだ。だからアルバム・タイトルは「WONDERland」となっているのかも知れない。あとは彼女自身の曲3曲とスティングとベーシストのゴロウベフY.Goloubevの曲1曲づつである。
 ヴォーカルの質はどちらかというと陰性、明るいというものでは無い。それはこのアルバムとしての表現なのか、もともと彼女の素質なのかこれも実は知らないのだ。又彼女の発声の高音部は私の好みとは少々異なっているが、中・低音に魅力を持っている。

13600294_1749377958676321_822137421  M1."Visions"の出来が良いですね。この仕上げはスピネロのヴォーカルとのマッチングも良く、オルサーのピアノ、ゴロウベフのベースが又退廃的なムードに抒情的な美しさを盛り上げますね。これはなかなかとスタートでこのアルバムではトップ・クラスの出来。
 M3."Fragile"はStingのポピュラーな曲。なかなか味なフィーリングで聴き応えがある。この曲は良く聴くのだが、彼女らしさというか、彼女の特徴をしっかり出して唄われている。これは寺島靖国の今年の『for Jazz Vocal Fans Only Vol.2 』(TYR1059)にも選ばれている。
 M4."Sorry"は、スピネロ自身のオリジナルの曲で、哀感があって良いです。このアルバムでの彼女の曲では出色。Flugelhornが生きています。
 M2.、M5.、M6.ではギターが入るが、どうもこのアルバムでは彼女とのマッチングに魅力が発揮出来ていない印象を受け、感動の仕上げは至っていなかった。
  M7."Too shy to say"は、ベース・ソロから始まって、彼女の優しさのヴォーカルが入り、するとピアノがそれを支えるという流れで、シンバル音とピアノの力まない繊細な流れは聴きどころ。

 こうした女性ヴォーカル・アルバムでのロベルト・オルサー・トリオの優しさの漲ったバック演奏の美しさは、聴きどころであったもの。

(視聴)

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2017年11月 5日 (日)

ルイージ・マルティナーレLUIGI MARTINALE TRIO「face the music」

音楽的センスが漂っている粋なトリオ

<Jazz>

LUIGI MARTINALE TRIO「face the music」
ABEAT Records / ITA / AB JZ 549 / 2015


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Luigi Martinale (p)
Reuben Rogers (b)
Paolo Franciscone (ds)
Recorded by Alberto Macerata at Play Studio, Bricherasio, (CN) Italy
on January 15th, 16th, 2014

 寺島靖国選曲シリーズ『for Jazz Audio Fans Only Vol.10』(TYR-1060)で知ったアルバムだ。実はこのルイージ・マルティナーレ・トリオLuigi Martinale Trioに関しては、私は白紙状態。このシリーズに選ばれた事から興味を持せていただいた。まだまだ私の守備範囲の狭さを実感させられた。

Rmtrio このアルバム、ここに選ばれたと言うだけあって録音も秀悦。リアルな音と曲としての配置と残響が見事にバランス良く再生される。なんと寺島靖国自身のアルバムは、ちょっとリアルなところを追求するが為に、曲としてのバランスをどうしても欠いてしまうのだが、そんな意味でもこれはさすがに音楽のイタリアというところである(昨年末リリースされて評判だった大橋祐子の『ワルツNo.4』(TYR-1054/1055)の”スタジオ盤”と比較してみると面白い)。
  ピアニストのルイージ・マルティナーレは1963年生まれと言うことだから今年で54歳、円熟期ですね。彼はトリノ音楽院でクラシック音楽を学んで、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院ではエンリコ・ピエラヌンツィにジャズを学んでいる。
 このアルバムもベースにリューベン・ロジャースReuben Rogers を迎えての音楽的センスの満ちあふれたアルバムに作り上げている。

(Tracklist)

List

  収録曲は10曲中6曲はルイージ・マルティナーレ自身のオリジナル曲。スタートのThelonoous Monkの曲"Ask me now"を聴くと、三者のバランスも良くなかなか粋なトリオだと言うことが解る。
 M2."Caress" 、マルティナーレの曲が登場すると、成る程ユーロ・ジャズのメロディーの美しさが迫ってくる。明らかにこの曲を挟むM1.M3.のモンクの曲とは本質的に異なるところが見えてくる。それでかえって私の求める魅力度が高まってくる。
 M4.Coots/Lewisの"For all we Know"はしっとりと演奏され、ピアノが美しく流れちょっと想いに耽ることが出来る。後半にベース・ソロも気持ちを落ち着かせてくれる。
 M5からM9までマルティナーレの曲が続くが、寺島靖国にも選ばれたM7."Breath"が良いですね。ピアノが高音で流す部分のメロディーはエレガントで美しく魅力たっぷり。展開もふと題名のように"囁(ささ)き"が感じられる。
 M9."Indian Trick"のリズム展開は、異色的で面白い。

 このアルバムは好録音も後押ししていると思うが、なかなか達人のトリオ・ミュージックとして捉えることになったもの。彼の他のアルバムも聴いてみたいと思っているところだ。

(視聴)
(Solo)      Luigi Martinale

 
                             *            *

(Trio)     Luigi Martinale Trio

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2017年11月 1日 (水)

寺島靖国選曲シリーズ「For Jazz Audio Fans Only Vol.10」

(ミュージック鑑賞の秋)

Tt2
      (このところLP復活で、古き名機のDENON DP-80が頑張ってます)

オーディオ・ファンを楽しませてくれるジャズ・アルバム10巻目
~好録音のピアノ・トリオを満喫~

<Jazz>

Yasukuni Terashima Presents
「For Jazz Audio Fans Only Vol.10」

Terashima Records / JPN / TYR-1060 / 2017

Forjazzaudiofansonly10

 2001年スタートの寺島靖国選曲のコンピレーション・シリーズの『Jazz Bar』も既に16年となり、年1枚での16巻をなんとなく聴いて来た。そしてここに取りあげるそれに継ぐシリーズとして、これも既にいつの間にか10年となる『For Jazz Audio Fans Only 』、今年で10巻目となった。これも私は取り敢えず楽しみにしているシリーズで、既に聴いたアルバムからの曲も収録されているのだが、やっぱり聴いてしまうのである。
 寺島靖国の選曲は録音にも拘りがあってのことで、『Jazz Bar』に登場する曲群もオーディオ・ファン向けでもあるが、この『For Jazz Audio Fans Only 』シリーズは更にその点が強調されている。又曲もどちらかというとピアノ・トリオが主力であるため、その点は私好みとも一致していて、既にこれによって知ったマイナーなトリオも過去にあって、結構楽しませて頂いているのである。そして10年目の「Volume 10」を、ここで少々紹介する事とする。

(Tracklist)
1. Estate [The Kirk Lightsey Trio]
2. Les Rails enchevetres [Georges Paczynski Trio]
3. Spring Lingers [Alf Haggkvist Trio]
4. Laberinto [Sergio Gruz Trio]
5. St. James Infirmary [大橋祐子トリオ]
6. Elm [Roberto Olzer Quartet]
7. Pap [Carsten Daerr Trio]
8. Drum Afterlude [Carsten Daerr Trio]
9. Breath [Luigi Martinale Trio]
10. Noble One [Scott Earl Holman Trio]
11. When My Anger Starts To Cry [RGG]
12. Then Goodbye [Michael Salling Trio]
13. Fit To Fly [Guido Santoni Trio]

 2曲目は、あのシンバルの響きを代表に驚きのサウンドであったGeorges Paczynski Trioのアルバムだが、ここでは既に紹介した『LE VOYAGEUR SANS BAGAGE』(ASCD161101)から"Les Rails enchevetres"が取りあげられている。これはフランスのヴァンサン・ブルレVincent Bruleyによる録音・ミックスもので、数年前の作品からそのリアルなサウンドで話題になってきており、そのメンバーによる今年のリリースもの。

Walz4w M5. "St. James Infirmary" は、大橋祐子トリオだ。寺島レコード・アルバム『WALZ 4』(TYR-1054)(→)から。スタジオ録音の他、大間知基彰氏が、オーディオ・マニアに評価の高いオクタヴィア・レコード江崎友淑エンジニアと組んだホール録音などが別にCD一枚あって話題になったもの。オーディオ・マニアに喜ばれた。

 M6."Elm"これもここで既に取りあげた Roberto Olzer Quartetのアルバム『FLOATIN' IN』(ABJZ168)からの、Richie Beirachの曲だ。私の愛する曲では最右翼のもので、これはトリオにトランペットが加わった良演奏、録音はこれも名手イタリアのStefano Amerioだ。

61jpjmedv9lw M9. "Breath" この曲は知らなかったが、イタリアのLuigi Martinale Trioによるもので、なかなか情緒のあるピアノ・トリオ演奏と好録音で気持ちが良い。アルバム『face the music』(ABJZ549)(→)からで、ピアニストのルイジ・マルティナーレのオリジナル曲が6曲収録されていて、この曲はその内の1曲。彼はエンリコ・ピエラヌンツィに多々指導を受けてきたようであるが、今年で50歳代半ばになり円熟期。

5169yse82l M12. "Then Goodbye"も良いですね。デンマークの Michael Salling Trioですが、アルバム『Nice Vibrations』(CALI087)(→)からだ。スウィングするジャズ心とヨーロッパ的リリシズムが合体した感のあるこれも愛すべきアルバム。
 

 今回の選曲もなかなか味なもので、ナイスなコンピレーション・アルバムが出来上がった。本来オムニバスものは余り好まないのだが、これは選ばれ採用されるモノが、ピアノ・トリオが主力であってその為私は大歓迎ということになるのであった。又今時の名技術陣による好録音合戦を目の当たりに体験できる。そんなところも注目点。

(試聴)

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2017年10月20日 (金)

ロベルト・オルサー・カルテットRoberto Olzer Quartet作品 「FLOATIN' IN」

トランペットの加わったカルテットもなかなか・・・・

<Jazz>
Roberto Olzer Quartet 「FLOATIN' IN」
ABEAT Records / ITALY / ABJZ 168 / 2017

1

Fulvio Sigurtá (trumpet, flugelhorn)
Roberto Olzer (piano)
Yuri Goloubev (bass except 4)
Mauro Beggio (drums except 4)

recorded, mixed and mastered in August 2016 at Artesuono Studios, Cavalicco (UD), Italy, by Stefano Amerio

2  前回に続いて抒情派ピアニストのロベルト・オルサーRoberto Olzer(イタリア)の登場である。これは今年イタリアのABEATからリリースされた彼のカルテット・アルバム。過去の好評アルバムをリリースしたRoberto Olzer Trio に、オルサーの師であるエンリコ・ピエラヌンツィに賞賛を受けたフルヴィオ・シグルタFulvio Sigurtá (trumpet, flugelhorn)(→)が加わっての相変わらずの抒情派作品に仕上げたもの。

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            (Roberto Olzer)
(Tracklist)
1. Skyscapes (Yuri Goloubev)
2. Stella By Starlight (Victor Young)
3. Elm (Richie Beirach)
4. Still To Bill (Roberto Olzer)
5. Maybe Next Time (Roberto Olzer)
6. Aphrodite (Roberto Olzer)
7. Stee-Vee (Yuri Goloubev)
8. Vocalise (Yuri Goloubev)
9. Forward (Roberto Olzer)


Y Victor YoungとRichie Beirachの2曲を除いて全てオリジナル曲。それもロシアのクラシック・ベーシストからジャズに転向したユーリ・ゴロウベフYuri Goloubev(→)の貢献はここでも大きく3曲、そしてオルサー自身は4曲という全9曲が収録されている。”Roberto Olzer Quartet”と名乗っているのは、やはりオルサー主導の作品なのであろう。
 それにしても、私のこの上なく好きなRichie Beirachの"Elm "の登場には驚きつつも歓迎だった。 この曲では本来のピアノで演ぜられるあの美しい旋律はトランペットで流し、オルサーのピアノは編曲を加えつつのサポート役での曲構成である。そしておもむろに登場するBass、Drumsが曲の深遠さを役柄を心得てのごとく描く世界はお見事であった。いずれにしてもオルサーのピアノによっての曲の美しさと深みとの情景は抜群に良く、いやはや納得の仕上げである。

 私はもともとオーソドックスな、ベースとドラムスとのピアノ・トリオを愛する人間なのだが、全編、トランペットは静かに美しく旋律を哀感ある情感を込めて流すところは、決して悪くなく、心憎いと思わせる。ここで描く抒情的カルテット演奏は如何にもヨーロッパという世界のなにものでもない。こうしてオルサーもトリオから一歩踏み出した訳だが、ピアノ・トリオとは異なった世界へのアプローチは、前進するミュージシャンとしては当然の事なのだろうと思う。カルテット編成による曲に於ける役割の違いを如何に自分のものにしてゆくかという問題を克服して行かねばならないのだが、このカルテットを聴く限り、なんなくその構成を十二分にこなしているようにも思う。それは曲の流れの中での自己抑制を図りつつも、曲自身は究極は自分の憂愁の世界に導いて行くという一つの難作業が見事に結実しているためだ。
 オルサーはかってフルートやハーモニカなどとのカルテットを多く経験している為、本アルバムの作成に於いては、意外に何の抵抗もなく首尾良く纏めきったのかも知れない。

  さてここに今年リリースの二連発のオルサー作品に恵まれたが、前回紹介のアルバムは、ピアノ・ソロであった為、次作は再びピアノ・トリオ作品に期待してしまうところだ。

(視聴)

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2017年10月18日 (水)

ロベルト・オルサーRoberto Olzer の ピアノ・ソロ・アルバム「Torre Del Lago」

祖母への感謝の贈り物

<Jazz>
Roberto Olzer 「Torre Del Lago」
ATELIER SAWANO / JPN / AS 158 /2017

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Roberto Olzer plays Fazioli Grand Piano F278 (solo)
Recorded on May 15,2017 at Artesuono Recording Studio Udine, Italy
Recorded, Mixed & mastered by Stefano Amerio

 ちょっと一瞬見入ってしまうほど心にしみ入る静寂な風景をジャケットにしたイタリアのロベルト・オルサーRoberto Olzer のピアノ・ソロ・アルバム。タイトルは「Torre del Lago」、これはイタリア、トスカーナの地名のようである。その地は、あのイタリアのオペラの作曲で有名なジャコモ・プッチーニ(1858 - 1924年)が愛したと思われる土地で、彼の人生の殆どを過ごしていたのだという。いずれにしてもこのアルバムで、オルサーはプッチーニの曲を多く採用していることの結果、このタイトルになったのかも知れない。

 又アルバムには、”彼の言葉”が記されているが、その内容から見ると、2016年にトリオで来日しての公演中に、彼を音楽へと導いてくれた愛する祖母が本国で亡くなったのだった。そして家族全員で愛していたプッチーニの曲をここに演じて、その彼女への感謝と追憶の想いをこのアルバムに込めたと言うことのようだ。

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(Tracklist)
1. Luiza
2. Mi chiamano Mimi
3. Pezzo in La
4. 7/8, Attesa
5. We Will Meet Again
6. Coro a bocca chiusa
7. In Her Family
8. Remembering Pramila
9. Sentimentale
10. Straight to the Dream
11. Sono andati? Fingevo di dormire
12. Torre del Lago
13. La Grazia e discesa dal cielo
14. Epilogo
Bonus Track:5/4Johnnes Bickler,Vissi D'arte Giacomo Puccini

Puccini_0_2 プッチーニGiacomo Puccini(→)の曲を中心としての14曲だが、プッチーニとは、どちらかというとオペラの作曲家という印象であるが、私はオペラって少々苦手なんです。しかし「マノン・レスコー」「トスカ」「蝶々夫人」などは極めて有名だが、ここに取りあげられた曲群は、オルサーの編曲もあるためか、私にとっては初めての曲のように聴いたところだ。
 そして5曲はオルサー自身のオリジナル曲。その他、スタートはA.Carlos Jobinの曲の"Luiza"だが、とにかく優しいと言う一言の世界。M5."We Will Meet Again"はBill Evans、M7" In Her Family"はPat Metheny、更にM10."Straight to the Dream"はEnrico Pieranunziと、広くカヴァーもしている。しかしそれもオルサーの敬虔な気持ちに特化された演奏の世界に変容している。
 クラシックとかジャズのピアノ・ソロというジャンルを越えて、彼の心を込めた心優しく美しく仕上げたアルバムである。特にプッチーニの曲、M11. "Sono andati? Fingevo di dormire"は、優しい郷愁と哀感の世界で素晴らしい。そして彼の曲M14. "Epilogo"で静かに幕を閉じるのである。
 ただ、ボーナス曲があって、彼の感傷に溺れているだけでない姿を見ることが出来た。それには、これからの彼の生きる道への決意のような明るさと力強さを聴かせて全編の締めくくりをしているように私には聴き取れたのである。

Samerio2b アルバム作成に当たって、録音、ミックスなどの技術は、このところ評価の高いStefano Amerio(→)が担当して、スリリングなジャズ・トリオ録音時とちょっと異なり、刺激の少ない優しさと適度な余韻のあるところに仕上げている。
 又使われているピアノはイタリアらしく、このところオルサーは拘って使っている名高い「Fazioli Grand Piano F278 」 である。こんなところも聴きどころの一つである。

(視聴)

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2017年10月14日 (土)

ティエリー・マイラード Therry Maillard ピアノ・ソロ・アルバム 「Alone」

フランスの郷愁シャンソンを取りあげて・・・・

<Jazz>
Therry Maillard  「Alone」
L'autre / France / AD4180C / 2017

Alone

Thierry Maillard (piano solo)

 私はどちらかというと、シャンソンには弱いのですが、このアルバムはフランスのピアニストのティエリー・マイラードTherry Maillard (T・メイラード、T・マイヤールなどの日本語呼び名有り)によって、ジョルジュ・ブラッサンスGeorges Brassens(1921-81)、ジャック・ブレルJacques Brel(1929-78)、レオ・フェレLéo Férré(1916-93)というシャンソン三大巨匠(私は良く知らないのだが)がいて、その彼らの作品をとりあげたもの。

Ilcantodellemontagne  今年の1月に、ここで彼のアンドレ・チェッカレリ(ds)とディ・ピアッツア(b)とのトリオ作品『Il Canto Delle Montagne』ILONA Records/AD3689C)取りあげたが、あれが私はティエリー・マイラードというピアニストとの初めての出逢いであった。あのアルバムのピアノのクリアなタッチと美しいメロディライン更には時に加わる躍動感には驚きを隠し得なかったのだが、それによりここに彼のピアノ・ソロの登場となればごく自然に聴いてみたいと思うところなのである。

 又驚きは、ピアノ・ソロ演奏集とは言っても、3曲(M3.M8.M13)には、アコルディーナ(ピアニカのボタン式のような吹奏楽器らしい)と言う楽器の音が重なって入って、なんとなく郷愁感を盛り上げているところもある。もともとこのアルバムに取りあげられた曲は、マイラードが子供時代に両親とのヴァカンスに出るときに、いつも車の中で鳴っていたものと言うことで、彼の郷愁回顧のアルバムであるのかも知れない。

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(Tracklist)
1. CHANSON POUR L'AUVERGNAT (BRASSENS)

2. LES COPAINS D'ABORD (BRASSENS)
3. LES AMOUREUX DES BANCS PUBLICS (BRASSENS)
4. LES PASSANTES (BRASSENS)
5. ALONE (MAILLARD)
6. NE ME QUITTE PAS (BREL)
7. QUAND ON N'A QUE L'AMOUR (BREL)
8. AMSTERDAM (BREL)
9. LA VALSE A MILLE TEMPS (BREL)
10. LES TROIS POETES (MAILLARD)
11. JOLIE MOME (FERRE)
12. EST-CE AINSI QUE LES HOMMES VIVENT ? (FERRE)
13. AVEC LE TEMPS (FERRE)
14. LES POETES (FERRE)

 収録曲は、シャンソン三巨匠それぞれ4曲づつの12曲と、マイラード自身のオリジナル2曲(M5.M10)である。クラシック演奏感覚もチラッと見せるところがある郷愁の中に彼自身のアレンジが随所にみられ、かなり流麗にして躍動的な演奏を聴かせてくれるところが彼の訴える新感覚の世界なのだろう。どことなく哀愁感も感じられるが、私にとっては知らない曲が殆どで、なかなか郷愁にドップリ浸かるというところでは無く、少々解りにくいところにもあった。三巨匠ではレオ・フェレLéo Férréの曲がなんとなく感覚的には親近感が持てるところでなのかなぁ~と言うところ。
 しかしむしろ彼のオリジナル曲で有りアルバム・タイトル曲のM5."Alone"が哀愁のピアノが聴けて良いですね。こんなところからも、彼のオリジナル曲にむしろ惹かれてしまうのだが、日本人として聴く我々はそんなところなのかも知れない。

 ティエリー・マイラードは、1966年フランスPuteaux生まれで、フランスで活躍中のジャズ系ピアニストであり、コンポーザー。31歳(1997年)のデビュー作『Paris, New York』がスマッシュヒットして(これは私は聴いてないのだが)、フランスの90年代後半のピアノ・トリオ・ブームの一翼を担ってきたと言うことだ。そして昨年リリースの『Il Canto Delle Montagne』が素晴らしかったが、やはり各方面で好評で、今日を迎えている。

(試聴)

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2017年10月 1日 (日)

マティヤ・デディクMatija Dedićのピアノ・トリオ作品        「From The Beginning」

華麗なタッチの流麗なピアノが魅力

<Jazz>
Matija Dedić 「From The Beginning」
Dallas Records / EU / DALLAS 570 / 2009

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Matija Dedić : piano
Jeff Ballard : drums
Larry Grenadier : bass

 このアルバムに至ったのは、これもまた寺島靖国の『FOR JAZZ DRUMS FANS ONLY Vol.1』(Terashima Records/TYR1057)に取りあげられたこのトリオの曲"From The Beginning"を聴いたためだ。とにかく洗練された演奏ぶりと、そしてトリオ・メンバーに興味を持ったからである。

7075dfe95d07bd88145f 実はこの肝心のクロアチア出身のピアニストのマティヤ・デディクMatija Dedić(1973年ザグレブ生まれ)を私は知らなかった 。このアルバムは、2009年リリースのピアノ・トリオ作品だ。 むしろリズム隊のブラッド・メルドー・トリオのドラマーのあるジェフ・バラードJeff Ballard 、ブラッド・メルドーやパット・メセニーとの関係で知られるベーシスト、ラリー・グレナディアLarry Grenadier が参加していることが興味を持った要因でもある。

Jeffballardw メンバーからみると、その筋ではかなりの評価を得ていると推測するところだが、このマティヤについては、思いのほか情報は少ない。日本では知る人ぞ知ると言った所なのだろうか。いやはや私の世間の狭さを痛感させられた。
 CD2枚組の全12曲、マティヤMatija Dedićのピアノ・ソロも4曲登場し、彼のオリジナル曲が半分の6曲を占めている。こうして見ると、これは完全に彼の作品ということになるのだが、メジャー・デビュー作だったのか?。

List_2

Larrygrenadierw スタートの(CD1)M1."Rrom the beginning"が寺島靖国に選ばれてた訳だが、ジェフ・バラードJeff Ballardのドラムスから入って、ピアノがおもむろに登場する。そのピアノは極めて華麗で、無理に主役に踊り出ず、続いてベースがピアノに変わって流れの主役になり、中盤以降は三者のトリオ・プレイが楽しめる。なかなか洒落た演奏だ。
 そして(CD1)M4."W.A.M."は、おもっいっきり三者のジャズの乗りを展開する快感の曲。 (CD1)M6."You are Too beautiful"では、スローナンバーで流麗なピアノの華麗さ、繊細さは当に”ビューティフル”そのもの。 (CD1)M5."Angela"及び(CD2)M3."Marina's dilemma",M6."Dr.A"は、ピアノ・ソロで完全にクラシック世界をベースにした美しいジャズを聴かせる。
 (CD2)M2."Nardis"、(CD2)M5."Bye,bye blackbird"の三者のインタープレイは、その華麗さに圧倒される曲。 (CD2)M4."Lush life"もその洒落た美しさは卓越している。

 このトリオは、流麗なピアノが魅力と同時に、ジャズの醍醐味と味を知り尽くしたかのようなリズム隊によって、お互いが出しゃばること無く華麗なタッチで仕上げているところが魅力。それにしてもピアニストのマティヤ・デディクMatija Dedićはこれからも相当に期待してよいプレイヤーにしてコンポーザーと思う。日本では、このアルバムより後の2015年のアルバム『Sentina』 (BLUE BAMBO/US/PWBBM021)で支持を得たようだが、近作に『DEDICATED』(ears&eyes Records/2017)があり、是非ともアプローチしたいところだ。

(試聴)

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2017年9月11日 (月)

アレッサンドロ・ガラティAlessandro Galati 「WHEELER VARIATIONS」

これは単なる耽美派に止まらない深遠なる恐ろしい世界だ!!

<Jazz>
Alessandro Galati 「WHEELER VARIATIONS」
Somethin' Cool / JPN / SCOL-4024 / 2017

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Alessandro Galati (piano, compositions, arrangements)
Simona Severini (vocal)
Stan Sulzmann (tenor saxophone)
Stefano Cantini (soprano saxophone)
Ares Tavolazzi (bass)
Enzo Zirilli (drums)

recorded at Sonoria Studios, Prato.   
mixed at Artesuono Studios by Stefano Amerio.

 アレッサンドロ・ガラティAlessandro Galatiの演ずるピアノの耽美なる哀愁の美しさには、もう『TRACTION AVANT』(Via Veneto Jazz/VVJ007/1994)以来、何年も酔ってきたのだが、今年も早々に『Cold Sand』(Atelier Sawano/AS155/2017)の美しいアルバムを堪能できた。しかし彼はその一方、実験的スリリングという美しさとは別世界の顔も持っていて、実はこのアルバムはピアノ・トリオでなくヴォーカル入りの6人編成によるモノであったため、美しさとは別物の実験色の強いモノであろうと勝手に決めつけて飛びつかなかったものだ。
 しかし、どうもそうとも言い切れないところも、諸々の感想ではちらほら見えてくるために、遂に取り付くこととなったアルバムである。
 トランペット奏者の故ケニー・ウィーラー(Kenny Wheeler, 1930- 2014年)に捧げられたアルバムだが、ガラティが彼とどのような関係にあったかについては私はよく知らない。しかしウィーラーの感傷的な美旋律にはガラティーも感動を受けていたようだ。

Ag1w(Tracklist)
1. KEN
2. k
3. e[#1]
4. n[#1]
5. NY
6. n[#2]
7. y
8. WHEEL
9. w
10. h
11. e[#2]
12. e[#3]
13. l
14. ER
15. e[#4]
16. r


 このアルバムも、製作は技術者はStefano Amerioが担当してのコンビであり、それぞれの楽器が鮮明に録音され、オーディオ的にも優れ盤。又トラックリストを見ると上のように曲名はふるったモノで、全曲ガラティによる作曲・アレンジということになっており、如何にもKenny Wheelerに捧げる記念盤であることが如実に解る。

Simonaseveriniw_2 なんと言っても、全編を通じてのダークにして深遠なる哀愁感ある世界が聴きどころだ。Simona Severini(→)のヴォーカルは低音にソフトにして厚みがあり、なかなか陰影があって心に訴える響きで迫ってくる。そしてテナーとソプラノ・サックスが独特な詩情世界を構築する。もともと私はサックス等は演奏によっては、うるさく感じて好まないことがあるのだが、ここではそれ相当に控えていてまあなんとか許容範囲と言うところ。
 M3.e[#1]にて、もうガラティのピアノの打鍵の美しさと余韻の絶妙な世界が全開する。
 曲によっては特にM5.NYやM14.ERのように、攻めのスリリンクな演奏面もあってアクセントとして効果を上げている。
 もちろんガラティのピアノが、哀愁感たっぷりの美旋律を展開するのだが、ピアノ・トリオ作品とは違って、ヴォーカルのバックでは若干控えめに流れるところはやむを得ないところ。しかし相変わらずの流麗にして美しい響きを展開している。
  又M7.yでは、ベースとドラムスのデュオで流す世界が一つの聴きどころでもある。
 しかし、6者の演ずるそれぞれの緻密な役どころに隙が無く、この全曲に流れる世界は、深遠にして異世界に聴く者をして引っ張り込む異様なムードがあって、それは恐ろしいほどだ。まさに凄いの一言。
 そして終曲M16.rでは、ガラティのソロ・ピアノによる独壇場で、しっかりとファンを納得させるのである。これは名盤だ。

(試聴)

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2017年9月 3日 (日)

マリオ・ラジーニャの作品Mario Laginha Novo trio 「TERRA SECA」

ポルトガル音楽の民族性をジャズ的発展へ

<Jazz>
Mario Laginha Novo trio 「TERRA SECA」
ONC Prodçóes / POR / NRTI017 / 2017

10073035812

Mario Laginha - piano
Miguel Amaral - portuguese guitar
Bernardo Moreira - contrabass

 ジャズへのアプローチは多種多様ではあるが、民族性を生かしたものも最近よくお目にかかる。ポーランドのアンナ・マリア・ヨペクの3部作の小曽根真、福原友裕との「HAIKU俳句」の”Yoake”、”Pandora”、”Do Jo Ji”なんかは驚きだった。

Guiter これもポルトガルのジャズ・ピアニストの大御所と言われるマリオ・ラジーニャMario Laginha(1960年、リスボン生まれ)の試みる変則ピアノ・トリオ・アルバム。つまり彼のピアノにベース、ギターというドラムレス構成。彼には一般的なベース・ドラムスとのトリオも結成しているが、これは特にミゲル・アマラルMiguel Amaral演ずるポルトガル・ギターportuguese guitarが大きな特徴だ(→)。ポルトガルというとあの民謡”ファド”が重要だが、あの国を旅行した時に聴いたのを思い出す音色であって、これはあちらでは一般的に使われているギターだと思う(実際には、一般的クラシック・ギターとは異なる流れにあるようだが)。

 さて、このアルバムの中身は、ジャズとポルトガル音楽をかけあわせたような作品。サウンドはそれぞれの持ち味を発揮したところだが、やはり“ファド”のような叙情性を感じさせるギターの音が散りばめられている。
 そしてやっぱりクラシック的ムードが全体に流れているのである。まあ真剣に向き合って聴くという難しいことは避けて、むしろバック・グラウンド・ミュージック的気持ちで流しているとポルトガル・ムードに浸れて、ちょっと変わった気分にさせてくれるのである。
 この作品は、1曲以外は全てオリジナルだというので、それにしてもジャズにポルトガルの素朴なムードは確実にあって、彼の意気込みが感じられる。彼はThe most Creative Contemprary Portuguese Jazz Musiciansと言われている存在だ。

Mario1

(Tracklist)
1. Terra Seca
2. Dança
3. Quando as Mãos se Abrem
4. Tão Longe e Ainda Perto
5. Fuga para um Dia de Sol
6. Há Correria no Bairro
7. Enquanto Precisares - para o Pedro
8. Pela Noite Fora
9. O Recreio do João
10. Chão que se Move

500_laginha2 リーダーのマリオ・ラジーニャは、私は今までに聴き込んだ記憶が無いのだが、ジャズ・ピアニストとしての数十カ国に渡る演奏歴と、数々のオーケストラやビッグバンドに委嘱作品を提供する作曲家としてのキャリアを20年以上に渡って展開する、まさにポルトガルを代表する音楽家のひとりと言うところのようだ。そして紹介など見ると、リーダー作品としては、バッハの作曲技法に影響を受けた自作曲集『Canções & Fugas』(2006年)、ショパンへのオマージュ作品『Mongrel』(2010年)、建築にインスパイアされたピアノ・トリオ編成による『Espaço』(2007年)など、多様かつ個性的な作品を発表し続けていると言うのである。更に、世界の民族性を尊重した音楽作りに貢献しているようで、いやいや今後取り敢えずは少しは注目しておかねばならないと言ったところ。

(視聴)

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2017年8月22日 (火)

ウォルター・ラング・トリオWalter Lang Trio 「FULL CIRCLE」

どこか定まらないムードに若干不満足だが・・・

<Jazz>
Walter Lang Trio 「FULL CIRCLE」
Atelier Sawano / JPN / AS-151 / 2016


Fullcircle_2

Walter Lang : piano
Thomas Markusson : bass
Sebastian Merk : drums


 ジャズ・ピアニスト=ウォルター・ラングWalter Lang は、1999年から既にピアノ・トリオとして10枚以上のアルバムをリリースしているが、日本では"Swing Journal"を代表に、かなりの高評価を勝ち取って来ている。彼のもう一つのトリオである今年紹介したTRIO ELFは別にすると、ウォルター・ラング・トリオによる近作は、ここでも取りあげてきたが、このアルバムと同メンバーによるStarlight Reflection』2013)そしてMoonlight Echoes』2015)であった。そしてこの2作はいずれも夜の世界を描いてきた。それがなかなか心にしみいる世界でお気に入りだったんだが、今作は少々異なっている。そんな訳でここでの私の感想を書くにもなんとなく少々後回しになって、今、遅くればせながらの登場である。

 登場する曲は、何故か日本の名曲2曲、それとパット・メセニーの曲を代表にその他というところだが、オリジナル曲が多くを占めている。そしてテーマは小島万奈によるライナー・ノーツにあるところの”今回は全編を通して世界の土地や音楽への心を綴った、回想と現実を漂うようなアルバムだ”と言うところなのかも知れない。

Walterlangtrio

(Tracklist)
1. Minuano
2. Bokka(牧歌:宮澤賢治)
3. Play that Fiddle
4. Mathias
5. Oborozukiyo(おぼろ月夜:岡本禎一)
6. Season of Lent
7. Full Blast
8. Old Folks
9. Bali
10. Full Circle
11. Gipsies in Byzantium
12. Taksim Meydani
13. Kansas Skies

M1. Minuano パット・メセニーの曲。この明るさ、どうも期待したムードでない。
M2. Bokka やはり日本の曲は良いですね。哀感があって思索的な世界に導いてくれて私好み。
M3. Play that Fiddle オリジナル曲だが、この曲に見るような明るいというか軽い旋律がどうもあまり納得しない。
M4. Mathias この曲もあまり意味を感じない曲
M5. Oborozukiyo なんと文部省唱歌ですね。ベースによる旋律が主役をなす曲作りであるが、後半にピアノによる主旋律が演じられる。このような日本の曲が良い仕上げだ。
M8. Old Folks 物思いにふけれる味のある曲。
M10. Full Circle オリジナルとしてはやはりアルバム・タイトルにもなっているこの曲が良い。手頃に美しい中に深遠さのある世界に没頭できる。
M11. Gipsies in Byzantium ドラムスから始まって、美しいピアノ、なかなか宇宙感覚のある聴き応えがあり、こうした世界が私はラングに求めたい。
M13. Kansas Skies これはなんと懐かしくなるフォーク・ロック調で、どこかで聴いたような安堵感のある”カンサスの空”であるが、これはオリジナル曲。

 どうも結論的には、それぞれ曲が独立して聴き所も勿論あるのだが、あまり全編通してどうも充実感ある意味が持てなかった。それは特にオリジナル曲の軽いタッチはあまり私の好むところで無かった為かも知れない(これは前作でも少し覗いて見られる疑問点でもあったのだが)。彼はTRIO ELFのような実験的トリオも試みているので、こちらのトリオではやっぱり抒情的な美しさ、そして思索的世界を深く推し進めて描いて欲しいと思うのだが、それは単なる私の期待なのかも知れない。

Walterl1wウォルター・ラングをちょっと回顧しておこう・・・・・
   
 1961年ドイツ生まれ ボストンのBerklee School of MusicそしてAmsterdam School of Artsを卒業している。1999年Walter Lang Trio結成。主なアルバム(↓)

初期トリオ
    "Walter Lang Trio plays Charles Chaplin" (1999)
    "Across The Universe" (2002)
    "Softly as in a morning Sunrise" (2005)
    "The Sound Of A Rainbow"(2005)

現トリオ Walter Lang (piano),  Thomas Markusson (bass),  Sebastian Merk (drums)
     "Starlight Reflection"  (2013)
     "Moonlight Echoes" (2015)
     "FULL CIRCLE" (2016)

TRIO ELF
     "Music Box Music" (2016)

(視聴)

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