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2018年5月15日 (火)

恐ろしや70歳越え(声) 奥村チヨ 卒業アルバム「ありがとう~サイレントムーン」

[My Photo Album (瞬光残像)]  Spring/2018

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(我が家の庭から・・・   NikonD800/90mm/PL/May,2018)

歌謡曲の歴史~50年前からの一物語の終焉

日本歌謡曲

奥村チヨ 卒業アルバム「ありがとう~サイレントムーン」
Universal Music / JPN / UPCY-7465 / 2018

Photo

 「サイレントムーン」 奥村チヨ : Vocals
              渡辺なつみ作詞、浜圭介作曲、高橋哲也編曲
 

Cybgk0euqaa4w こうゆうのを話題にするのは慣れない話ですが・・・若い人は当然知らない話で、50年前に「東芝三人娘」というのがありました。それが50年経った訳だから・・・当然彼女らは現在70歳前後なんですね。
 それは小川知子、奥村チヨ、黛ジュン、1960年代後半(かっての東京オリンピック直後の頃)の歌謡曲黄金時代に活躍した三人の女性歌手。東芝音楽工業(現・EMIミュージック・ジャパン)からレコード歌手としてデビューしたこの三人だ。それも現在も健在で活動しているから凄い。

 その奥村チヨ(1947年生まれ)が70歳を過ぎての今年2018年に引退すると言うことで話題になっている。しかも新曲「サイレントムーン」(渡辺なつみ作詩、浜圭介作曲)を歌ってアルバム・リリースしてのことである。
 彼女は、高校三年生の時にCMソングを唄って、東芝の草野浩二の目にとまり、高校卒業してシルビー・バルタンの「私を愛して」のカヴァーからスタート。

Photo_3 「ごめんネ…ジロー」(1965年)「北国の青い空」(1967年)などをヒットさせたのだったが、その「北国の青い空」は、当時エレキ・ギターの全盛期を作ったベンチャーズ(→)が日本でも圧倒的人気があって、これは彼らの作曲した曲で、これを歌いあげた事によって私も一目置くことになった。

 しかし、その彼女のコケティッシュな魅力、小悪魔のようでいて可憐な可愛らしさがあるというイメージから、本人の希望とは裏腹に、レコード会社の戦略もあって「恋の奴隷」を初めに「恋狂い」と「恋泥棒」の「恋三部作」を発表し、圧倒的ヒットを飛ばしたのであった。それにより当然紅白歌合戦にも選ばれたが、メインの曲「恋の奴隷」は、その内容から不適切となって(今じゃ考えられないことだが)、「恋泥棒」を唄ったという話が残っている。
 その後の「中途半端はやめて」など、ヒットはするがそのコケティッシュなイメージは更にエスカレートして、本人はいよいよ納得しないところとなった。

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 そこで1971年12月になって、本人の歌手引退も辞さない強い希望から実現した曲で、自身のコケティッシュ・イメージを脱却した「終着駅」(千家和也作詞、浜圭介作曲)を発表し、これが又販売枚数が40万枚と好評を得た。そしてこれは作曲者の浜圭介にとっても認められた作品で有り、奥村チヨは彼と結婚して、1974年に芸能界の第一線を退いたのだった。
 ・・・・と、考えて見れば昔々のお話しで、なんとそれが1980年になると、ビクターから、「せめてさよならは…」をリリースして歌手活動を再開。1993年に、折からの1960年代ブームに乗って「恋の奴隷」が再ヒットしちゃったんですね。

 更に個性的な歌唱スタイルで1995年にはなんと新曲「パローレ・パローレ」 (岡田冨美子作詞、金野孝作曲)が大ヒット、それは彼女が50歳になろうとしていた時である。若い人からは”唄がうまいあのおばさんは一体誰れ?”と話題沸騰したのは、我々から見るとニンマリする話であった。
 そして2000年には「浮雲」(金野孝作詞、浜圭介作曲)も実力溢るる曲で人気を獲得、いよいよ70歳を過ぎての今年になって、自分でも納得の新曲「サイレントムーン」を得たと言うことで引退宣言となったのだ。それが又この曲、若々しい声で唄いあげていていやはや恐ろしいお婆ちゃんの物語であった。

 そこで今回リリースされた引退記念アルバム(CD+DVD)の内容は以下。話題となった曲の多い彼女の経歴からも収録曲が不十分ということで、巷には若干の不満があるようだが・・・、一枚のCDに納めようとしたらこんなところであろうか。取り敢えず最後の新曲「サイレントムーンSilent Moon」がトップと最後(カラオケ版)に収録。

Co1_2【収録曲】
DISC1(CD)
1.サイレントムーン
2.私を愛して Car tu t'en vas
3.ごめんネ・・・ジロー
4.北国の青い空
5.涙いろの恋
6.恋の奴隷
7.恋泥棒
8.くやしいけれど幸せよ
9.嘘でもいいから
10.中途半端はやめて
11.終着駅`95
12.別離の讃美歌
13.何かありそうな西銀座
14.バスが来たら
15.浮雲
16.サイレントムーン(カラオケ)

DISC2(DVD)
・サイレントムーン(Music Video)
・奥村チヨMemorial Video
・浮雲(Music Video)

(視聴)

① 恋の奴隷

②  終着駅

③  サイレントムーン

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2018年2月 9日 (金)

メロディ・ガルドーMelody Gardotのライブ・アルバム「Live in Europe」

心の琴線にふれる歌心のライブ・ベスト盤

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★ライブで大切なものはただ一つ。・・・それはハートです。このアルバムには私のハートとツアー中に応援してくださった皆様の愛情が込められています。私にとって大切な思い出溢れたギフトであると同時に、リスナーの皆様にも贈りたいギフトでもあります。このアルバムは長い「ありがとう」のメッセージです。感謝しています。・・・・メロディ・ガルドー

(上記はメロディ・ガルドーのこのアルバムにおけるメッセージです。そう言えば2009年の彼女の私にくれたサインにも、”Arigato !”と記してあった)

<Jazz>
Melody Gardot 「Live in Europe」
Universal Music / JPN / UCCM-1243 / 2018


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Vocals , Guitar and Piano : Melody Gardot
Trumpet: Shareef Clayton,  Sax: Irwin Hall,  Organ: Devin Greewood,  Guitar: Mitchell Long,  Bass: Edwin Livingston,  Drums: Chuck Staab


 いやはや頑張っているジャケですね。このヌードの女性はメロディ・ガルドーなんでしょうか?、ギターを弾き語りしていますね。何処かに今回のアルバムを作るに当たって彼女は自らヌードを披露することを選んだとか書いてあったような気がしますが・・・・・。と、すれば気合いが入ってますね。

 まあそれはそれとして、このアルバムはメロディの精力的な2012年から2016年までに行われた世界ライブからのヨーロッパにおけるもの。彼女自身が厳選したものを納めている。2枚組という豪華版に仕上がった。デビュー10周年記念としての意味もあるようだ。

Mg 私は彼女に直接話をしたり生演奏に接したのは、2009年の話。2ndアルバム・リリース時でした。右はその時の彼女のサイン。あれ以来ファンと言えばファンである。
  もともと彼女はライブへの力の入れ様は高い。従ってアルバムの出来とライブの出来には、そのパターンにかなりの違いがあり、それぞれ興味深いのである。ライブではよく編曲も行っているし、そんな意味でもライフ盤の価値は結構高い。又彼女のライブ盤への力の入れ様も解るのである。

 今回は初のCDライブ・アルバム盤となっているが、既にライブ映像オフィシャル版は、一昨年ここでも取りあげたようにリリースされている( 『Live At Olympia Paris』(EVB335359/2016))。
  又、ブート・ライブ・映像版『DONOSTI 2012』 (MegaVision, Live at SPAIN)もあった。

(Tracklist)
Disc 1
1.  Our Love Is Easy - Live in Paris / 2012 *
2.  Baby I'm A Fool - Live in Vienna / 2013 *
3.  The Rain - Live in Bergen / 2013 *
4.  Deep Within The Corners Of My Mind - Live in Amsterdam / 2012 *
5.  So Long - Live in Frankfurt / 2012 #
6.  My One and Only Thrill - Live in Barcelona / 2012 *
7.  Lisboa - Live in Lisbon / 2015 #
8.  Over The Rainbow - Live in Zurich / 2013 *

Disc 2
1.  (Monologue) Special Spot - Live in London / 2016
2.  Baby I'm A Fool - Live in London / 2016 *
3.  Les Etoiles - Live in London / 2016  *
4.  Goodbye - Live in Utrecht / 2016 #
5.   (Monologue) Tchao Baby - Live in Utrecht / 2016
6.  March For Mingus - Live in Utrecht / 2016 %
7.  Bad News - Live in Utrecht / 2016 %
8.  Who Will Comfort Me - Live in Amsterdam / 2015 *
9.   Morning Sun - Live in Paris / 2015 %

 *印 アルバム『MY ONE AND ONLY THRILL』より
 #印  アルバム『ABSENCE』より
 %印  アルバム『CURRENCY of MAN~出逢いの記憶~』より

 さてこのライブ盤の内容であるが、成る程、上のようにヒット曲満載の作品に仕上がっていると同時に、見事な編曲が施されているものが選ばれている。そしてファンから愛される代表曲 ”Baby I'm A Fool ”(2013年のウィーン、2016年のロンドン録音)、”My One and Only Thrill” (2012年のバルセロナ録音)、”Who Will Comfort Me”(2015年アムステルダム録音)など聴き応え十分。更に”Les Etoiles ”(2016年ロンドン録音)、”March For Mingus” (2016年ユトレヒト録音)なども収録されている。とにかくオリジナル・アルバム(スタジオ録音盤)を持っていても、このライブ盤は全く別のアルバムとして聴くに十分だ。
  ”The Rain”(2013年ベルゲン録音)は、11分以上に及ぶ曲と化して、器用なIrwin Hallのサックスなどの演奏の別仕立てによっての編曲はお見事。
 又 ”Lisboa” (  Lisbon / 2015) ”Over The Rainbow” ( Zurich / 2013 )の2曲などは、会場との一体感を表現しているなど聴き手を飽きさせない。

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 もともと歌唱能力が高く、ギターやピアノの演奏能力も長けているメロディのライブは聴くものにとっては魅力十分で有り、こうしたミュージャンは貴重である。
 彼女の交通事故による重体などの不幸な経歴を乗り越えての活動に喝采を浴びせるのであるが、それはむしろ彼女自身が、自己の作曲や演奏活動の力にしているところが共感を呼ぶところである。
 スタジオ最近作は、2015年の『CURRENCY of MAN~出逢いの記憶~』(UCCU-1468)であったが、勿論女性としての心の流れを描くと同時に、現在の社会に目を向けて、ジャズからプログレッシブ・ロックっぽい技法でコンセプト世界も描いてみせるところは稀有な存在である。目下は当然スタジオ次作にも期待をしているところだ。

(視聴)

 

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2017年12月19日 (火)

ケイティ・メルアKatie Melua 「IN WINTER」(Special Edition)

(今年聴いて印象に残ったアルバムを-6)

究極の癒やしの世界にみえるグルジアへの郷愁

<Jazz, Pop>

Katie Melua 「IN WINTER」(Special Edition)
BMG/ADA / EU / 538339070 / 2017


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Katie Melua : Vocals, Guitar
Gori Women's Choir

Katie1w ケイティ・メルアのアルバムも久しぶりのような気がする。もともとこのアルバムは2016年の冬にリリースされたものであるが、ここにライブ盤も同梱されてのスペシャル・エディションの登場だ。
  彼女はここでは何回と取りあげているのだが、ジョージア(旧グルジア)で生まれ、イギリスを拠点に活動するシンガー・ソングライター。幼少期は悲劇の紛争のグルジアからイギリスへ避難。そんな経歴から彼女の美しい透明感のある歌声には、どこか陰影もあってそれが又一つの魅力でもある。(参照:ケイティ・メルア

 さて、このアルバムは「冬」がテーマなのだが、彼女の冬にこだわった旧グルジアに想いを馳せたところが、しみじみと感じ取れる。それにはグルジアのゴリという小さな街の24人編成の女声聖歌隊、ゴリ・ウィメンズ・クワイアを迎えてアルバムのレコーディングを行ったところにも見て取れる。なんとこの地の文化コミュニティ・センターにお手製のレコーディング・スタジオを作り、そこで録音したという気合いの入れ方であった。
 前作『KETEVAN』 (2013年)も、彼女のグルジア生まれのバース・ネームをアルバム・タイトルに持ってきた作品であったが、過去のポップな因子の強いアルバムで彼女は一つのアーティストとしての地位を獲得すると、自己の原点に目を向ける因子が年と共に深まっていることが解る。そんな意味でもこのアルバムはその頂点に位置しそうである。

Katie_melua_zmf_2016w【CD1 - In Winter】 
1. The Little Swallow 
2. River 
3. Perfect World*
4. Cradle Song 
5. A Time to Buy* 
6. Plane Song *
7. If You Are so Beautiful 
8. Dreams on Fire*
9. All-Night Vigil - Nunc Dimittis 
10. O Holy Night   


 曲は上のように10曲。彼女自身の曲は4曲(*印)、そしてその他の一つは、彼女の思い入れの冒頭の曲はウクライナのトラディッショナル聖歌「The Little Swallow (Shchedryk)」であり、ウクライナ語で唄われている。オープニンクから並のポップ・アルバムではないぞと思わせる。
 又、ロシア革命(1917年)の2年前にラフマニノフが作曲した「All-Night Vigil(徹夜祷)」の「Nunc Dimittis(聖抱神者シメオンの祝文)」という曲は、紹介によるとケイティにとって一つの挑戦でもあると同時に、どうしても入れたかった曲だという。美しいバック・コーラスとケイティの美しい声によって描くところは深遠な大自然を描くがごとくの美世界。敬虔な気持ちになる。
 彼女のオリジナル曲「Perfect World」や、共作のなんとグルジア語のナンバー「If You Are so Beautiful」も登場、そして最後に収録されているケイティが初めて出演したベルファストの学校でのコンサートで披露したと言う「O Holy Night」などが『IN WINTER』に収録されている。 ここには彼女の冬の雪の日の”心の癒やしの世界”の展開が聴く者の心に響いてくるのである。

 そしてこの「Special Edition」には、彼女のライブ版をカップリングされている(↓)。これには、この『IN WINTER』の全曲のライブ・バージョンと、彼女の過去のヒット曲を完全にこのアルバムに相応しい編曲を施して、彼女のアコースティック・ギターでしっとりと聴かせてくれるのである。いやはや大人のケイティといったところだ。
 透明感と癒やしのケイティの声と、ゴリ・ウィメンズ・クワイアの聖なるコーラスが織りなす深遠なる聖なる世界は素晴らしい。

【CD2 - Live from Admiralspalast, Berlin】 
1. The Little Swallow
2. River   
3. Perfect World   
4. Cradle Song   
5. A Time To Buy   
6. Plane Song   
7. If You Are So Beautiful   
8. Dreams On Fire   
9. All-Night Vigil - Nunc Dimittis   
10. Holy Night   
11. Belfast   
12. Bridge Over Troubled Water   
13. Wonderful Life   
14. Nine Million Bicycles   
15. Closest Thing To Crazy   
16. Satrpialo 
17. I Cried For You 
18. Fields Of Gold (Bonus Track)

(視聴)

      *               *              *   

 

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2017年10月10日 (火)

アルゼンチンからの続編 「JAZZ SEXIEST LADIES Ⅱ」

取り敢えず楽しみましょう!!

 <Jazz, Lounge, Rock>

V.A 「JAZZ SEXIEST LADIES volumeⅡ」
Music Brokers / Argentina / MBB7249 / 2017

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 特にジャズとなれば、”なにはともあれ難しい事を言わずに聴きましょう”と言う発想は、最もオーソドックスなのかも知れない。そしてそんな時には打って付けと言うことで、こうしたアルバムの登場だ。これは続編で、前作『JAZZ SEXIEST LADIES 』(Music Brokers/MBB7238/2017)をここで紹介したのは今年の春。そして結構好評であったのか「Ⅱ」の登場となったのである

 いやはや立派なCD3枚組。当然Karen Souzaをトップに配置して なんと36曲のオンパレード。Music Brokersレーベルのアルゼンチン世界に馴染みのある女性シンガーを配置。聴いてみると全てジャズといよりはポップ系も含まれてはいるが、女性特有のセクシームードを十二分に歌い込んでいるオムニバス盤。それぞれ既発売の元のアルバムがあっての寄せ集めであって、なるほど経費もかからず上手い企画でもある。今回も美女狩りを得意とする我が友人から聴かせてもらうことになったもの。それも我々のような変な意味じゃ無く物好きな輩が巷には存在しているので成り立つんでしょうな。

Pp91b(Tracklist)

 CD1
1 Souza, Karen - Creep 03:29
2 Anakelly - Love Never Felt So Good 03:06
3 Menescal, Sarah - Don't Speak 04:11
4 Martinez, Flora - Captain Of The Heart 04:10
5 Cooltraine Quartet, The - Purple Rain 03:56

6 Starlight, Stella Trio - Don't Let Me Down 03:52
7 Dixon, Deborah / Les Crossaders - A Hard Day's Night 02:54
8 Jazzystics / Souza, Karen - Personal Jesus 03:17

Flora_m29 Says, Betty - Blue Moon 02:55
10 Scubba - Viva La Vida (Bossa Version) 04:08
11 Costa, Deise / Os Digitalistas - Ray Of Light 03:40
12 Amazonics - Born To Be Alive 04:02


CD2
1 St. Jones, Eve - Space Cowboy 03:25
2 Jazzystics - Starboy 03:42
3 Starlight, Stella Trio - Get The Party Started 02:57
4 Souza, Karen - Paris 03:18
5 48th St. Collective - Rat In My Kitchen 03:46
6 Martinez, Flora - The Scientists 04:28
7 Groove Da Praia - Walking On The Moon 04:12

Sarahmenescal2b8 Ituana - Disorder 04:26
9 St. Jones, Eve - I Only Want To Be With You 03:49
10 Cooltraine Quartet, The - Holding Back The Years 03:58
11 Simonal, Michelle - All Apologies 03:53
12 Les Crossaders / Benson, Julie - Think For A Minute 04:14

 CD3
1 Simonal, Michelle - With Or Without You 03:41
2 Souza, Karen - Wicked Game 04:04
3 St. Jones, Eve - Breakout 04:09
4 Anakelly - Under The Milky Way 04:34
5 Menescal, Sarah - Adventure Of A Lifetime 03:56
6 Simonal, Michelle - Believe 04:06

Hqdefault27 Bellestar - Love Will Tear Us Apart 02:57
8 Mendes, Celso / Lua - My Cherie Amour 02:38
9 Scubba / Moraes, Ivette - The Sweetest Taboo 04:06
10 Souza, Karen - Everyday Is Like Sunday 03:37
11 Martinez, Flora - True Colors 03:08
12 Starlight,Stella Trio - Sorry 03:48

  とにかくこうしたものは、いろいろと言わずに聴いてみるのが一番。ここでもやっぱり貫禄はこの分野では目下誰もが認めるKaren Souzaですね、4曲登場している。又前作同様New Bossa系のSarah Menescalとか、映画でも人気のキュートな発声のFlora Martinezとか、更にこれも発声があどけなさを売りにしているようなMichelle Simonalなど主として前作と変わらぬ布陣で楽しませてくれる。ちょっと気になるのはStella Starlight Trio という知らないバンドが、前作からも登場しているのだが、女性シンガーをフィーチュアーしているのかこのレーベルによく登場している。
  取り敢えずサービス価格で大量に適当に楽しめるというところで、星★★★★☆。

(試聴)

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2017年7月22日 (土)

キアラ・シヴェロChiara Civello「ECLIPSE」

ボサノヴァ系ラテンムード・ヴォーカルでのイタリア世界

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<Jazz>
Chiara Civello「ECLIPSE」
Sony / EU / 889853595327 / 2017

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Chiara Civello : Vocals
Produced by Marc Collin


 ふと思うのだが、ジャズとロック、ポップも多様化して、どうもその境もかなりオーバーラップしてきたように思う。
 このアルバムも、ジャズ分野で取り扱われているが、サンバ、ボサノヴァの流れは実感できるが、M1.M3.M4.M8.M11.など誰もが聴けるポップといってもかまわない曲作りである。
  イタリア出身のキアラ・シヴェロChiara Civello(1975年ローマ生まれ)、イタリアの曲をも取り上げてはいるが、何故か所謂イタリア的では無いという仕上げである。成る程経歴をみると、バークリー音楽院卒業以来ニューヨークをベースとしていて、やはりジャズの世界にいるのだが、ヨーロッパというよりは世界へ羽ばたいている彼女の通算6作目となるアルバムだ。そんな彼女だが、なんと2005年にデビューしていて既に10年選手、しかし私は今回が初めてのお付き合い。
 しかし世界を意識しているとは言っても、全曲イタリア語ですね、そこに何か意味があるのか無いのか?。英語も取り入れて欲しかったような気がするのだが。

C_4_foto_w(Tracklist)
1. Come vanno le cose
2. Eclisse twist
3. Cuore in tasca
4. Qualcuno come te
5. Sambarilove
6. Parole parole
7. Amore amore amore
8. La giusta distanza
9. Um dia
10. New York City Boy
11. To Be Wild
12. Quello che conta

 プロデュースがフランスのボサノヴァ・プロジェクトの”ヌーベル・ヴァーグNouvelle Vague”のマーク・コリンということによるのか、彼女の目指しているところによるのか、M5.”Sambarilove”のサンバとか、その他ボッサの流れが根底にあって従ってラテン風味が感じられるアルバムなのだ。その中でもM10.”New York City Boy”がイタリア語ではあるが、なかなかジャズっぽくこのアルバムでは私にとっての聴きどころ。M2.”Eclisse twist”は聴いたことがあるなと思ったら、イタリアのミーナの”太陽はひとりぼっち”ですね。M7.”Amore amore amore”これもイタリアの有名曲”あまい囁き”だ。オリジナル曲もあるようだが、全体のムードと反して、こんな風に、なんとなくイタリアを意識したアルバムのようにも感じられる。

  こんなところで、ラテン・ムードで仕上げたイタリア世界というところで、考えて見ると不思議なアルバムであった。とにかく夏の夜にはそれなりにゆったりと開放的に聴くには抵抗がなくてよい。

(参考)-Chiara Civello Discography-
①Last Quarter Moon (Verve, 2005)
②The Space Between (Universal, 2007)
③7752 (EmArcy, 2010)
④Al Posto del Mondo (Sony, 2012)
⑤Canzoni (Sony, 2014)
⑥Eclipse (2017)

(視聴)

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2017年7月10日 (月)

女優フローラ・マルティネスFlora Martinezの1stアルバム 「FLORA」

カナダ-コロンビア映画女優のヴォーカル・アルバム

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<Jazz>
Flora Martinez 「FLORA」
Music Brokers Arg / Arg / MBB9331 / 2016


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Prodused by José Reinoso (Arrglos, pianos, guitarras y programaciones)

  またまた”美女狩りシリーズ”です。
 このアルバムの女性ヴォーカルのフローラ・マルティネスFlora Martinezは、カナダのコロンビア映画女優であり又テレビでの活躍も盛ん、その上歌手でもある。カナダ人の母親とコロンビア人の父の間にモントリオールで生まれ(1977)、ボゴタとノースバンクーバーで育った。

Sexiestl1 私が知ったのは、あの若干奇怪なるアルバム『JAZZ SEXIEST LADIES』(Music Brokers/MBB7238/2017)(→)に登場していたことに他ならないが、映画は全く知らない。しかし1999年の最初の映画とおもわれる「Scopolo」は、フランス・ビアリッツ映画祭で最高女優賞に輝いたり、
なかなかのものであったようだ。一般的には映画「Rosario Tijeras」(Colombian Film 2005)が有名らしい。

 71fmdg2_2日本でも2000年の「Tuya siempre 抱かれる女」(→)が結構知られているようだし(ジャズが主力の音楽で良かったようだ)、スペインの監督ビセンテ・アランダの「Lolita's Club」 (2007) にも主演した。

 ・・・・と、映画話は、私はどれも観ていないのでこんなところだが、彼女のこの1stアルバムの話にしよう。

(Tracklist)
1 Happy
2 The Captain of Her Heart 
3 Make You Feel My Love   
4 The Scientist 
5 Los Aretes de la Luna
6 Let's Stay Together
7 Safe and Sound
8 De Musica Ligera   
9 True Colors
10 Gimme Shelter


Mvfm2 トラックリストは上の如くのボブ・ディランなどの曲(M3.)が登場している。歌は英語で歌われているが、曲によってはスペイン語(M5.)も登場する。彼女はカナダの市民で英語は勿論だが、流暢なフランス語、スペイン語を話すようだ。
 これは彼女の個性的な声に、ちょっと注目しての昨年リリースされたアルバムを取り寄せてみたもの。
 とにかく意外に低音が豊富で厚く広がり、高音部はやや繊細にと言った歌声だが、まずは特徴はあどけない発音をしてコケティッシュなんですね。曲のタイプはやっぱりジャズというところだが、なかなかポップに近い展開するのでジャズ・ヴォーカルの範疇と言ってもあまりジャンルを問わず広い層で聴けるというところ。それはバックの演奏がピアノ、サックスなどで、ジャズ・タイプであるが聴きやすいことによる。ゆったりとしたそんな展開をするやや異色のアルバムだが、非常に取っ付きやすいのだ。
 多分、映画を観ていて彼女のファンならたまらないアルバムなんでしょうね。

 こうした聴き慣れない女性ヴォーカルものをたまには聴くのも良いものである。

(視聴)

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2017年6月28日 (水)

トップ・モデル=カレン・エルソンKaren Elsonのヴォーカル・アルバム「DOUBLE ROSES」

刺激の無いお行儀の良い(?)ポップ・アルバム

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<Rock, Pop>
KAREN ELSON 「DOUBLE ROSES」
1965Records , Hostess / UK / HSEY4040 / 2017

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   Vocals & Composed by Karen Elson
   Produced by Jonathan Wilson


 これは完全に「美女狩りシリーズ」です。
 とにかく英国のトップ・モデルであるカレン・エルソンのヴォーカル・アルバム。彼女は1stアルバム『The Ghost Who Walks』をリリースしたのが2010年(これは私は申し訳ないが聴いてない)、従ってこのアルバムは7年ぶりの2ndアルバムとなる。そしてプロデューサーに今回のロジャー・ウォーターズの北米ライブでギターとヴォーカルを担当しているジョナサン・ウィルソン。

 まあこんなにお行儀が良くてよいのかと思わせる曲群である。カレン・エルソンのシンガー・ソングライターとしての作品。テンポも早くなくゆったりしたポップ曲。バックにはストリングスも入った刺激度は低いどちらかというと美しさの演奏(こうゆうのも”Rock”として受け止めているようだが、いやはや一口に”Rock”と言ってもその占める範囲はまさに広いですね)。
 そんな中でもM8.”A Million Stars #”は、珍しくエレクトリック・ギターをバックに聴かせます(このほうが私の趣味ですけどね)。そしてM9.”Wolf”はサックスがバックで歌いあげてくれて、一番盛り上がった曲ですかね。
 まあとにかくやさしく語り聴かせる如くタイトル・トラックのM2.”Double Roses”などを代表に美しく聴かせてくれます。
 いずれにしても彼女の歌声は高中低音至るところ美しいのです。モデルとしての美貌と難点のないプロプォーション。そしてこの美しい声と、天は幾つのモノを彼女に与えたのでしょうかね(”天は二物を与えず”というのは嘘ですね)。

Karenelson1jpg(Tracklist)
01.Wonder Blind
02.Double Roses
03.Call Your Name
04.Come Hell And High Water
05.The End
06. Raven
07. Why Am I Waiting
08. A Million Stars #
09. Wolf
10. Distant Shore

 Karen Elson は、1979年生まれ、今年で38歳になる。2003年にロバート・プラントの「Last Time I Saw Her」にヴォーカルとして参加して以降、英国出身のこの美貌のシンガーは、ファッションの世界から更に多方面での活動を展開してきたのだという。
 どこかで見た彼女の紹介記事によると、彼女の音楽活動というのは、創設メンバーでもあるニューヨークのキャバレー・グループ「ザ・シチズン・バンド」というものなのだそうだ。ミュージシャン、パフォーマー、アーティスト、アクロバットなど、多種多様な才能が参加するパフォーマンス集団らしい。なかなか現代風の感覚での活動のようだ。このあたりは私の知らない世界であって、何かの機会に覗いてみようとも思っているところ。

 まあ、彼女のフォトと歌声をここで堪能してください。
  ( フレさん、この手は如何でしょうか^^) )

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(視聴) ”Call Your Name

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2017年5月27日 (土)

大変身のイメルダ・メイIMELDA MAY 「LIFE. LOVE. FLESH. BLOOD」

”アイルランドの美空ひばり”(私の独断的命名)
~相変わらずの抜群の歌唱力は健在~

<Jazzy Pop,  Blues , Folk>
IMELDA MAY 「LIFE. LOVE. FLESH. BLOOD」
DECCA / EU / 5714901 / 2017

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Prodused by T Bine Burnett
Written by Imelda May

Vocals : Imelda May
Gest Player : Jeff Beck (Guitar M2),  Jools Holand (Piano  M9)
Marc Ribot : Guitar
Jay Bellerose : Drums
Zachary Dawes : Electric Bass
Dennis Crouch : Acoustic Bass
Patrick Warren : Keyboad


 これはイメルダ・メイのメジャー四作目、アルバム・タイトルが凄いですね、まさに彼女の生き様そのもの。彼女は私に言わせると”アイルランドの美空ひばり”だ。何を唄わせてもトップ・クラスのヴォーカルを聴かせてくれる。とにかくそうは言っても今まではやっぱり”ロカビリー歌姫”が看板。ところがここに来て驚きの大変身。大体髪型を現代風に変え、化粧もそれにそってかってのロカビリー時代風とは全くの変身、女性ってこんなに変化するんですね。あの彼女をお気に入りのジェフ・ベックも驚いたでしょう。

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          ↓↓   (見よ!この変身)

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 それも彼女をそうさせたのは、やっぱり離婚でしょうかね。彼女のロカビリー・バンドのリーダー格のギタリストDarrel Highamと18年の結婚生活にピリオドを打ち、離婚が報じられたのはもう少々前の話(2015年)。しかしその後ここまで変身とは全く信じられないところ。

  私は、彼女をここで何回と取りあげたのはやっぱりファンだからです。とにかくロカビリーは勿論だが、ジャズを唄わせても最高です。ジェフ・ベックとの共演での”Lilac Wine”、”Cry me a River”なんかは一流のジャズ・シンガーをも圧倒する(アルバム:Jeff Beck 「EMOTION & COMMOTION」(WPZR-30373/4,  2010))。

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 そしてこのアルバムにみるように、唄うはその曲調も大変化、なにせあのロカビリーの”Johnny Got a Boom Boom ”からの変化ですからね。まあとにかくお得意のロカビリーも顔を出すが、もう完璧な大人のシンガーへ変貌を遂げてみせ、ジャジー・ポップから、ブルース、フォーク、ロック、ソウル、ゴスペル、ジャズにまでに渡っている。これぞ彼女の芸達者の極地。そしてこの曲群、やっぱり全曲彼女の手によるオリジナル曲である。彼女に言わせると”自分の日記みたいなもの”と表現されている。
 レコーディングはLos Angelesにて7日間で行われたもの。

(Tracklist)
1.  Call Me
2.  Black Tears
3.  Should’ve Been You
4.  Sixth Sense
5.  Human
6.  How Bad Can A Good Girl Be
7.  Bad Habit
8.  Levitate
9.  When Its My Time
10.  Leave Me Lonely
11.  The Girl I Used To Be


Imagew_2 まずオープニングのM1.” Call Me”とM3.”Should’ve Been You ”で驚きますね。この2曲は今回の変身の代名詞的曲。みごとな二種の現代風ジャージー・ポップに感動です。
 又二曲目のリード・トラックM2.”Black Tears ”はジェフ・ベックのギターが登場。彼女の内と外の真実の心の姿をバラードで歌いあげる。これは1-2年前からお目見えしていた曲。ロカビリー時代のスローバラードですね。そしてやっぱりジェフのギターは心に染み込みます。
  M6. ”How Bad Can A Good Girl Be ”これは又聴きやすい親密感あるメロディーで一皮剥けた彼女を知ることになる気が休まる曲。
  M7. ”Bad Habit ” やっぱり出ますね、ロカビリー調の軽快な曲。
 M8.”Levitate ”親近感のあるメロディー、説得力のヴォーカル、そして隠れた色気まで臭わせて、一緒に唄いたくなるような曲。
 M9. ”When Its My Time ”こんなカントリー・ブルースっぽい曲も登場。昔、プレスリーが激しい曲の後にしっとり唄い上げた姿とダブリますね。上手い。 
 とにかく全体的に非常に聴きやすい説得力十分の曲とヴォーカル。ソフトであるが、やや陰影のあるところが味噌だが、決して暗くない。そして軽快な曲も交えてのまあ見事なアルバムに仕上げている。

 彼女は1974年7月10日生まれ(実はどうでも良い話だが、偶然私と生まれた月、日は一緒)、と言うことで40歳を過ぎている。アイルランドのダブリン出身のシンガー・ソングライター。本名はイメルダ・メアリー・クラビーImelda Mary Clabby 。2008年にアルバム『ラヴ・タトゥ』でメジャー・デビューしている。2012年8月に娘を生んでの母親でもある。
 このニュー・アルバムで”ロカビリー歌姫”から、”落ち着いた雰囲気の大人なシンガー”へ変貌を遂げてみせ、新たな挑戦に踏み切った。それでも印象は30歳代と言ってもよい十分の若さを感じさせる。

 このアルバム・リリースはこの4月。それを知らないで居て、ブログ「ロック好きの行き着く先は...」のフレさんに教えられました。サンキュー。


(視聴)

       ”Black Tears”  ( 2016 )↓

      ”Cry me a River” with Jeff Beck   ( 2010 )↓

     ”Danny Boy”  with Jeff Beck  (2010) ↓

 

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2017年5月11日 (木)

ドロタ・ミシキェヴィチDorota Miśkiewiczのベスト盤「Best of」

ポーリッシュ・ボッサの世界は・・・・・

 ポーランド・ジャズは私の注目点の一つであり、今Anna Maria Jopekの久々のニュー・アルバムがリリースというところで気分も高まっているが、彼女のバンドでバック・コーラスを担当していたドロタ・ミシキェヴィチDorota Miśkiewicz(1973年生まれ)という女性もヴォーカル・アルバムは結構人気がある。そして何枚かのアルバムがあるのだが、昨年リリースしたベスト盤があって、それをここで紹介する。

 <Jazzy Pop>
Dorota Miśkiewicz 「Best of」
SONY Music Ent. Poland / EU / 88985326232 / 2016


Bestof

(Tracklist)
1. Bezbłędny

2. Pod rzęsami
3. Um Pincelada
4. Nucę, gwiżdżę sobie
5. Poza czasem
6. Dwoje różnych
7. Budzić się i zasypiać (z tobą)
8. Nieuniknione
9. W komórce
10. So gia (Sodade)
11. Samba z kalendarza
12. Lubię być szczęśliwa
13. Anna Joanna (Jovano Jovanke) live

Dziennik2 ドロタ・ミシキェヴィチは、ポーランドジャズ界を代表するサックスプレーヤーHenryk Miśkiewiczを父に持ち、名門ショパンミュージックアカデミーで作曲、ヴァイオリンを学んでいる。目下はポーランドでシンガー、作曲家として活躍中。
 そしてこのアルバムは過去のアルバムから厳選した曲と新曲3曲、これらは彼女のオリジナル曲だ。そして未収録ライブ1曲を加えたもの。

 曲のパターンは主としてラテン風味も適度にあって、どちらかというとボサノヴァのムードが主流のジャズィーなポップ作品。それは冒頭のM1.”Bezbłędny”から軽快に流れてくる。
  M8.”Nieuniknione”などは、まあブラジリアンテイストと言って良いのだが、ところがユーロ・ポーランド風と言われる感覚もあって不思議なポーリッシュ・ボッサと言うところか。
 彼女の発声は極めて標準的なところをクリアしていて聴きやすいタイプ。面白いことにただ高音域に入ると、しっかり協力関係にあったアンナ・マリア・ユペクに似た発声法を聴かせる。
 M10. ”So gia (Sodade)”は、男性ヴォーカルとのデュエットで聴かせるのだが、ラテン・ムードを美しく歌いあげてくれる。

  今や、ポーランド・ジャズは世界で注目の一つであるが、ショパンを誇りとした国民は、音楽というものに対しての価値観を十分認識しているところに、クラシック、ジャズのみならずトラッドやロック、ポップに至っても成長して行く因子があるのではないかと思っている。

 このアルバムは、実に気楽に聴かせてくれる世界であって、初夏向きのボッサの世界だ。

(視聴) ”Poza czasem”

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2017年4月20日 (木)

エイミー・マクドナルドAmy Macdonald の久々登場アルバム「UNDER STARS」

華麗なメロディーと軽快に弾むリズムに哀感有り

<Folk Rock, Indie Rock>
Amy Macdonald 「UNDER STARS」
Melodramatic Records / EU / 5728885 / 2017

Nnw

All songs written by Amy Macdonald
All Tracks Mastered by Geoff Peche at Abbey Road Studio, London

 スコットランド出身(1987年8月25日生まれ)で、2007年アルバム『This Is The Life』でデビューして、全英チャート一位を獲得して話題になったエイミー・マクドナルドの5年ぶりの4thアルバム。彼女は父親のギターを使い独学で演奏方法を習得。その後、グラスゴー近辺のパブ、コーヒー・ハウスで演奏を始めたというたたき上げの実力派。
 2nd『A Curious Thing』(2010年)、3rd『Life in a Beautiful Light』(2012年)はヨーロッパの多くの国でトップ10入りを果たし、アルバム3枚のトータル・セールスは500万枚を超える彼女だが、ここに久々の登場だ。
 
Truecolors31news03w 前回、彼女のステージ映像版を取りあげたが(http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/index.html)、アコースティック・ギターを演じながらの彼女のヴォーカルは、やや独特の声質でコントラルト(アルト)というやや低め声域で唄うためきつさが無く、聴く方にも聴きやすい。
 全曲彼女自身の作詞作曲ものであり、リズム感が快調で軽快に弾む曲を得意としていて、私の場合、日頃好きなユーロ・ピアノ・トリオ・ジャズなどを聴いているなかで、この春を迎え気候も弾んでくると、こうした躍動感あるアルバムも聴きたくなってくるのである。

5fec2944aw(Tracklist)
1. Dreamon
2. Under star
3. Automatic
4. Down by the water
5. Leap of faith
6. Never too late
7. The rise & fall
8. Feed my fire
9. The contender
10.Prepare to fall
11.From the ashes

 このアルバムも快調な疾走感の曲でスタートするが、M2.”Under star”はエミー節が全開し、M4.”Down by the water”では、ちょっと変わって説得力のある歌を披露する。
 又M6”Never too late”、M10”Prepare to fall ”などのスローにして哀愁も感じられるしっとり歌いあげる曲も登場する。
 全体的には躍動感の曲の流れがあるが、何故か何となく哀感を歌いあげていて、その辺りが魅力の一つにも思う。このアルバムも全英2位に挙がっている。
  デビュー当時と違って実生活も大人の世界に入っているが、まだまだ若さの躍動は失われていない。曲によってフォーキーな印象が薄くなって、結構ポップなところが、今回のアルバムの特徴かとも思うが、彼女のインディーなロック感覚は健在で、まだまだ成長は感じられるところであった。

(視聴)

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