<今夏の美女狩りシリーズ>ブリジット・ミッチェルBrgitte Mitchell 「LET'S CALL IT LOVE」
Jazzyな・・・キューティー・ヴォイスの登場
<Jazz>
Brgitte Mitchell 「LET'S CALL IT LOVE」
MUZAK / JPN / MZCF1331 / 2016
ブリジット・ミッチェルBrgitte Mitchell (vocal)
【LA session】:2,3,5,6,7,9
ラッセル・フェランテ(piano)
ディーン・パークス(guitar)
ジェフ・ハミルトン(drums)
エド・リヴィングストン(bass)
アルトゥーロ・サンドヴァル(trumpet/6)
ボブ・シェパード(soprano sax /3)
録音&ミックス:アル・シュミット/Capitol Studio, LA
マスタリング:グレッグ・カルビー/Sterling Sound, NY
【Rio de Janeiro session】:1,4,8,10
アムレット・スタマート(piano)
レオナルド・アムエド(guitar)
ネイ・コンセイソン(bass)
エリヴェルトン・シルヴァ(drums)
カルロス・マルタ(flute, bass-flute / 1,8,10)
録音:アレクサンダー・ハング/Drum Studio, Rio de Janeiro
ミックス:アル・シュミット/Capitol Studio, LA
マスタリング:グレッグ・カルビー/Sterling Sound, NY
2016初夏美女狩りシリーズ第3弾。(いっや~もう既に盛夏ですね)
南アフリカ出身の女性シンガー・ブリジット・ミッチェルBrgitte Mitchell 、どうゆう流れか知らないが現在は香港を拠点として活動しているらしい。もともとはケープタウンの教会のコーラス隊で腕を磨いてきたと紹介されている。
これは本格派ジャズというよりは、キュートなヴォイスで、かなりボピュラー寄りの女性ジャズ・ヴォーカルもの。
バックはLAと Rio de Janeiroの2カ所でのスタジオ・セッションで、そこでの録音ものを纏めたものとなっている。
アントニオ・カルロス・ジョビンのボサ・ノバ名曲はじめデイヴ・フィリッシュバーグやアビー・リンカーンなどのカヴァーもので構成されたアルバム。
彼女はこの前には1stアルバムを2013年にリリースしており、それは「Don't Explain」(P-VINE / JPN / PCD93775)で、少し聴いてみると、そちらの方が、このアルバムよりはジャズよりのパターンのヴォーカル・アルバムだ。
さて、今回のこの2ndアルバムは、Tracklistは下に記すが、オープニングはリオのセッション・グループの軽快なボサ・ノバ・リズムに乗っての”Lamento”。フルートもリズムを刻み昔聴いたハービー・マンを思い出した。なかなか彼女の確かにキュートと言える歌声が楽しい。
2曲目”Throw It Away”は、LA Sessionのバックに、今度はしっとりと歌い上げる。なかなか彼女も芸達者だ。
先の話のように、まあキュートな歌声の持ち主で若干ハスキーなところもあるが高音になるに従って澄んだ声になり、語って聴かせたり、リズムにのって体全体で歌い上げたり(イメージだが)、なかなか洒落た味も持ち合わせた楽しさ十分の聴きやすい声と曲の出来だ。
とにかく異なったLAとRioの2つのセッションによりアメリカン・ジャズとボサ・ノバの曲の混成によって作り上げられたアルバムということで、変化があって飽きさせない。いっや~なかなか粋なアルバムです。
(収録曲)
1. ラメント
2. スロウ・イット・アウェイ
3. ロスト・イン・ザ・メモリー
4. メディテイション
5. ゼイ・オール・ラフト
6. コルコヴァード
7. ピール・ミー・ア・グレイプ
8. トリステ
9. ムーンライト
10. ワンス・アイ・ラヴド
(参考視聴) Brgitte Mitchell
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