1 Nocturne du Jour 2 Valse à Trois 3 Lasse Étude 4 Improvisation sur le Prélude n°7 5 Nocturne à Peine 6 Prélude en Boléro Bémol Majeur 7 Improvisation sur la Marche Funèbre 8 Valse des Astres 9 Pleine Étude 10 Improvisation sur le Prélude n°20 11 Ballade en Bolide 12 Valse N° 2en do dièse mineur Op.64
DISC 1 01. Carol of the Bells 2:06 02. The Bells [solo piano] Tord Gustavsen 2:04 03. Det lyser i stille grender 2:49 04. Deilig er den himmel blå Det Norske Jentekor,Anne Karin Sundal-Ask 3:05 05. Jul i svingen Det Norske Jentekor,Anne Karin Sundal-Ask 2:17 06. Glade jul [Stille natt] 2:23 07. Joleklokker over jorda 3:45 08. Eg veit i himmerik ei borg Det Norske Jentekor,Anne Karin Sundal-Ask 2:32 09. Jul, jul, strålande jul 4:03 10. Jeg er så glad hver julekveld Det Norske Jentekor,Tord Gustavsen,Anne Karin Sundal-Ask,Janna Dons Strøm,Elida Angvik Hovdar,Agnes Onshus Grønn,Anna Elisabeth Giercksky Russnes,Amalie Eikenes Randen,Anne Magdalene Bru Rem 6:28 11. Nå tennes tusen julelys 3:31 12. Mitt hjerte alltid vanker 8:28 13. Folkefrelsar Det Norske Jentekor,Tord Gustavsen,Anne Karin Sundal-Ask,Janna Dons Strøm,Elida Angvik Hovdar,Agnes Onshus Grønn 5:48 14. Ljoset nytt i natti rann [solo piano] Tord Gustavsen 4:15 15. Deilig er Jorden 3:41
DISC 2 01. Ved myrke midnattstid [solo piano] Tord Gustavsen 6:04 02. Sjelenes pilgrimsgang [solo piano] Tord Gustavsen 1:58 03. Ingen krok er mørk [solo piano] Tord Gustavsen 2:56 04. Inkarnasjon I [solo piano] Tord Gustavsen 2:36 05. Inkarnasjon II [solo piano] Tord Gustavsen 1:21 06. Inkarnasjon III [solo piano] Tord Gustavsen 3:14 07. Inkarnasjon IV [solo piano] Tord Gustavsen 1:21 08. Til lave hytter [solo piano] Tord Gustavsen 4:14 09. Klårt di krubba skina kan [solo piano] Tord Gustavsen 4:05 10. Inkarnasjon V [solo piano] Tord Gustavsen 3:14 11. Inkarnasjon VI [solo piano] Tord Gustavsen 4:28
とにかく、幼い声まで聴きとれる合唱団が見事です。特にM5."Jul i svingen (スウィンゲンのクリスマス)"は、おそらくまだ日本でいえば小学校前の幼い少女たちの歌声のようだ。あどけなさの残ったかわいらしさと美しさだ。多くの曲は、中学生ぐらいまでの少女達だろうか、一緒に作り上げる世界が見事なのである。 こんな世界がクリスマス聖歌・讃美歌としては貴重なんでしょうね。
アン・カリン・スンダル・アスクAnne Karin Sundal-Ask は、2005年からノルウェー少女合唱団の芸術監督兼指揮者として働いていて、彼女はトロンハイムの音楽院とノルウェー音楽アカデミーで指揮者、フルート奏者、教師として教育を受けた。そして2017年から、彼女はノルウェー少女合唱団の全てにおける責任者となり、合唱団の指揮でいくつかの賞を受賞し、又合唱団を多くの国際コンクールでトップの地位に導いたと。更に彼女は、国際合唱コンクールの審査員も務めてきているとのこと。 彼女は、特に質を意識し、目標志向で刺激的なリーダーであり、各団員個人が最高のパフォーマンスを発揮できるように、音楽の目標を歌手に伝える能力を備えていると説明されている。指揮者のイントネーション、サウンド、アンサンブル音楽への焦点はトレードマークになり、彼女は合唱団の音楽表現の開発に継続的に取り組んでいるようだ。
最初の有名な曲M1."Carol of the Bells"では、低音の弦を使ってエレキ・ベースのようなエッジの効いた音のリフを披露して、少女達の密度の高いハーモニーに色づけする。続けてM2."The Bells"この曲のテーマを今度はソロでアレンジして聴かせるなど、単なる伴奏ピアノには終わっていない。 又M14."Ljoset nytt i natti rann(昨日の夜、新たな光が)"のグスタフセンのソロはダイナミックで、展開も圧巻である。
とにかく、聴きなれた曲M6."Glade jul (Stille natt)(きよしこの夜)"も含めてのクリスマスキャロル(私の知識レベルでは聖歌、讃美歌、クリスマスソングも含めている)、フォークソングなどの曲群で、ノルウェー少女合唱団とトルド・グスタフセンが見事な連携プレイを披露している。この緊密な優しくのどかで美しい歌声とピアノの透明感のある音との相互作用の中で、我々は表現を倍増させる即興演奏を介して静かな心の安らぎの世界からうっとりとした瞬間へと導かれるのだ。M12."Mitt hjerte alltid vanker (常に待ち望む心を)"、M15."Deilig er jorden(この世はうるわし)"はそのさえたる出来だ。単なる聖歌でないこの世界は貴重であった。
[ CD 1 - CLASSICS + IMPROMPTU ] 1ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調より第2楽章 Ravel: Piano Concerto in G Major, M. 83: 2. Adagio assai 2ディパーチャーDeparture 3モーツァルト:小さなジグ K.574 ト長調 Mozart: Eine kleine Gigue in G Major, K.574 4プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」 第3楽章 Op.83 Prokofiev: Piano Sonata No.7 in B-Flat Major, Op. 83: 3. Precipitato 5モシュコフスキ:20の小練習曲 第8番 Op.91-8 ロ短調 Moszkowski: 20 Petit Etudes, Op.91: No. 8 in B Minor: Moderato 6カンヴァセーションズ・ウィズ・マイセルフ~パート1 Conversations With Myself - Part 1 7カンヴァセーションズ・ウィズ・マイセルフ~パート2 Conversations With Myself - Part 2 8モシュコフスキ:20の小練習曲 第20番 Op.91-20 変ト長調 Moszkowski: 20 Petit Etudes, Op.91: No. 20 in G-Flat Major: Allegro Moderato
[ CD 2 - SONGS ] 09.ガッタ・ビー・ハッピーGotta Be Happy 10.ニード・トゥ・ウォークNeed To Walk 11.ザ・パズルThe Puzzle 12.リッスン...Listen... 13.ストラッティン・イン・キタノStruttin' In Kitano 14.オールウェイズ・トゥゲザーAlways Together 15.オベレクO’berek 16.フォー・サムワンFor Someone
現在のジャズ・シーンでのNO.1ピアニストのオリジナル曲ソロ演奏ということで、否が応でも当然注目された。当初配信リリースと限定アナログ盤リリースであり、その後9月にCDと通常盤アナログは世界同時で発売という形をとったが、これら売り上げの一部がJazz Foundation of America’s COVID-19 Musician’s Emergency Fund基金へと寄付されている。
(Tracklist) 1.I. waking up / I. 2.II. stepping outside / II. 3.III. keeping distance / III. 4.IV. stopping, listening: hearing / IV. 5.V. remembering before all this / V. 6.VI. uncertainty / VI. 7.VII. - the day moves by - / VII. 8.VIII. yearning / VIII. 9.IX. waiting / IX. 10.X. in the kitchen / X. 11.XI. family harmony / XI. 12.XII. lullaby / XII. 13.Don't Let It Bring You Down 14.New York State of Mind 15.Look for the Silver Lining
メルドーは、「世界中の誰もが経験したであろうことを捉えた音楽的スナップショットで、多くの人々が共通して、また新たに体験し、感じたことをピアノで描こうとした」と言っている。家族とともにNYから離れた地オランダで自粛生活を送っていた中での作品。このコロナウイルス禍に加え、2020年5月のジョージ・フロイドさんの白人警察官による殺害事件からの Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)運動で揺れる米国社会を見つめつつの彼の心が描かれていた作品。聴いてみて、しかしここまで彼の真摯な心の作品に浸れるとは思わなかったもの。 M1."waking up"どこか優しい雰囲気でスタート。 M3."keeping distance"は、不自然な形での離れた二人の理不尽な経験とか、M4." stopping, listening: hearing"は、コロナウイルス禍に加え新しい困難が発見された状況など描いたものとして評価された曲。 M5."remembering before all this"は、今は数ヶ月前は遠い昔に思える困難に向かわざるを得ない状況と、M6."uncertainty"はそんな中での不安を表現。 などなど・・・メルドーの心の表現なのであろう。実はやや内向的な世界ではあるが、全編に漂う人間としての誠実にして真摯な心での人間愛をここに聴けるとは思わなかった。それだけ驚きのアルバムだ。 M13.、M14.、M15.の三曲は彼の人生を回顧するに、心に与えてくれた感謝の曲として演じられている。 彼は、こんな不自然な世界であるが、一方家族に囲まれての時間が多く取れたこの時を大切にといった感謝も忘れては居ない。 いずれにせよ、実際にこのコロナ禍での彼のフランスやドイツでのソロ・ライブも非常に優しいライブとなっている(参考:ドイツ・ライブ「MOERS 2021」)
(評価) □ 曲・演奏 88/100 □ 録音 78/100
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<Jazz, Classic>
Brad Mehldau, Orpheus Chamber Orchestra 「VARIATIONS ON MERLANCHOLY THEME」 Nonesuch Records / / Nonesuch 075597916508 / 2021
Brad Mehldau : piano Orpheus Chamber Orchestra
Produced by Adam Abeshouse Recorded,mixed,and mastered by Adam Abeshouse Music composed by Brad Mehldau,published by Werther Musi (BMI) Design and Illustration by Lawrence Azerrad
1.Ennio Morricone:Deborah’s Theme( from the film Once Upon a Time in America 2.Erik Satie:Gnopédie No. 1 3.Frédéric Copin:Prélude in E minor op. 28/4 4.György Ligeti: Arc-en-ciel No. 5 from Études pour piano – Book I 5.Johann Sebastian Bach:Badinerie(from Orchestral Suite No. 2 in B minor BWV 1067 for piano four hands with Gvantsa Buniatishvili 6 Johann Sebastian Bach:Air on the G String 5:19 from Orchestral Suite (Overture) No. 3 in D major BWV 1068 7.Sergi Rahmaninov(arr.Alan Richardson):Vocalise op. 34/14 8.Serge Gainsbourg:La Javanaise 9.Heitor Villa-Lobos:Valsa da dor 10.François Couperin:Les Barricades mystérieuses from Pièces de clavecin – Book II 11.Antonio Vivaldi/Johann Sebastian Bach:Sicilienne Largo from Bach’s Organ Concerto in D minor BWV 596 based on Vivaldi’s Concerto in D minor RV 565 12.Johannes Brahms:Intermezzo in A major op. 118/2 13:Arvo Pärtt:Pari intervallo for piano four hands 14.Phlip Glass(arr. Michael Riesman & Nico Muhly ):I’m Going to Make a Cake from the film The Hours 15.Domenico Scarlatti:Sonata in D minor K 32 16.Franz List:Consolation (Pensée poétique) in D-flat major S 172/3 17.John Cage:4:33 18. Alessandro Marcello/Johann Sebastian Bach:Adagio from Bach’s Keyboard Concerto in D minor BWV 974 based on Marcello’s Oboe Concerto in D minor
M1."Deborah’s Theme"はモリコーネだが、暗く沈んで静かに物思いの世界で始まり。M2."Gnopédie No. 1"サティは静かな世界に心安まる。そしてM3."Prélude in E minor op. 28/4"ショパンの超ゆったりの演奏で美しい世界にと、完全にこのアルバムの世界に弾き込まれてしまう。 M4." Arc-en-ciel No. 5 from Études pour piano – Book "になって初めて強打鍵盤音が出現。 バッハのM5."Badinerie", M6."Air on the G String"はほっとする安堵感あり、現実の世界に呼び戻される。M7."Vocalise op. 34/14"ラフマニノフは抒情性たっぷり。 M9."Valsa da dor"は強弱のメリハリが素晴らしく、彼女の特徴を聴ける。弱の深い情感に心が惹かれる。 M11."Sicilienne Largo from Bach’s Organ Concerto in D minor BWV 596"ビヴァルディ・バッハも美しい。M12."Intermezzo in A major op. 118/2"ブラームスは納得の美。 M13."Pari intervallo for piano four hands"の「断続する平行」は、姉のGvantsa B.とのフォー・ハンド演奏。とにかく深遠に奥深さは出色。 M14."I’m Going to Make a Cake from the film The Hours"の展開はまさに映画を見る世界。 M15."Sonata in D minor K 32"スカルラッティのソナタ、M16."Consolation"リストの「慰め」は、このアルバムを聴いてよかったと心に染み入る名曲・名演奏。 M17.はあの有名なジョン・ケージの"4分33秒"、全ての楽器の休章。これが登場するとは思わなかった。ここではかすかに聞こえる小鳥のさえずり。そして終曲M18."Adagio from Bach’s Keyboard Concerto in D minor BWV 974 "は締めくくりに相応しい美しいバッハのアダージョ。
これは1977年のオーケストラ共演ツアーのモントリオール公演のライブ映像版。かってライブアルバム『IN CONCERT』としてお目見えしたものだか、現在廃盤。そこで実際にショーどおりに再編集してのバージョンを加えての復刻版。 とにかく「Pictures at an Exhition 展覧会の絵」が素晴らしい。ロックを過去のクラシックにプログレさせたという離れ業。しかもオーケストラを競演させるというエマーソンの野望の結晶。
「丑(牛)」にちなんで、Pink Floyd「原子心母 Atom Heart Mother」そしてMORGAUA QUARTET「原子心母の危機 Atom Heart Mother is on the edge」へと流れるのである それはウォーターズの"人間と社会への不安"から荒井英治の"音楽は現実から逃避してはならない"へとの流れである。
█ <Progressive Rock> Pink Floyd 「原子心母」 Atom Heart Mother Harvest / UK / SHVL-781 / 1970
(Tracklist) 1. Atom Heart Mother, 2.If, 3.Summer'68, 4.Fat Old Sun, 5.Alan's Psychedelic Breakfast
1970年発表。 全英チャート初登場1位、全米でも55位を記録するなど世界的にヒットして、ピンク・フロイドを世界的バンドとして押し上げられたアルバム。 プログレッシブ・ロックというものを世界をはじめ日本でも認知させた。 ここには、ペース・メーカーで生き延びている妊婦を見てのウォーターズの人間観から生まれた不思議なタイトル「原子心母」、ロックとクラシック更に現代音楽を融合させたロン・ギーシン。そして既にB面には、ウォーターズにまつわる人間や社会への不安が頭を上げ、それを美しく歌ったM2."If"が登場、これ以降彼の曲はその不安との葛藤が続くのである。M4."Fat Old Sun"はギルモアのギターによる音楽的追求が始まっている。 アルバム『モア』以降、ギルモアを呼び込んでバンド造りに努力したウォーターズ。しかし四人の音楽感の違いから分裂直前であったが、この『原子心母』ヒットで彼らは嫌が上でもバンド活動を続け、その後の『おせっかい』、『狂気』と最高傑作に向かう。
█<Classic> MORGAUA QUARTET 「原子心母の危機」 Atom Heart Mother is on the edge 日本コロンビア/ JPN / CD-COCQ85066 /2014
(Tracklist) 1. レッド(キング・クリムゾン) Red(King Crimson) 2. 原子心母(ピンク・フロイド) Atom Heart Mother(Pink Floyd) 3. 平和~堕落天使(キング・クリムゾン) Peace~Fallen Angel including Epitaph(King Crimson) 4. ザ・シネマ・ショウ~アイル・オヴ・プレンティ(ジェネシス) The Cinema Show~Aisle of Plenty(Genesis) 5. トリロジ-(エマーソン・レイク&パーマー) Trilogy(Emerson Lake and Palmer) 6. 危機(イエス) Close to the Edge(Yes) i) 着実な変革 ⅱ) 全体保持 ⅲ) 盛衰 iv) 人の四季 7. ザ・ランド・オブ・ライジング・サン(キ-ス・エマ-ソン) The Land of Rising Sun(Kieth Emerson)
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