CLASSIC

2021年1月20日 (水)

カティア・ブニアティシヴィリ Khatia Buniatishvili 「LABYRINTH」

タイトルどうりの異常ともいえる静から迷宮へと誘う演奏
・・・・久々の名盤である

<Classic,  classical music >

Khatia Buniatishvili 「LABYRINTH」
Sony Classical / Germ / 19439795772 / 2020

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Khatia buniatishvili(p)
Gvantsa Buniatishvili(p track 5,13)
arr. Khatia Buniatishvili track 1,5,8,11

Recording: Paris, Philharmonie, La Grande Salle Pierre Boulez,
June 16–20, 2020

 どちらかという奔放な解釈でありながら繊細な表現に秀でていることで知られる今や注目のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの新作。なんとクラシックから映画音楽と現代音楽にまでの幅広い分野の曲がセレクトされていて多彩そのもの作品集。(彼女については、詳細は既にここで取上げているので、そちらを参照)
 そしてタイトルが「Labyrinth 迷宮」ですから、これまた聴き手を惑わす世界かとおそるおそる聴くことになった。しかしアルバム自身は彼女のお気に入り曲を集めたものであり、多くの人に聴いてもらうべく多彩であり気軽に聴ける世界と銘打っている。
 彼女の言う「迷宮」とは、「運命・宿命と創造」、「難局と放免(悪魔祓い)」ウンヌンが・・・これを聴くことによって理解できるかどうか。

Khatiab2

(Tracklist)

1.Ennio Morricone:Deborah’s Theme( from the film Once Upon a Time in America
2.Erik Satie:Gnopédie No. 1
3.Frédéric Copin:Prélude in E minor op. 28/4
4.György Ligeti: Arc-en-ciel No. 5 from Études pour piano – Book I
5.Johann Sebastian Bach:Badinerie(from Orchestral Suite No. 2 in B minor BWV 1067 for piano four hands with Gvantsa Buniatishvili
6 Johann Sebastian Bach:Air on the G String 5:19 from Orchestral Suite (Overture) No. 3 in D major BWV 1068
7.Sergi Rahmaninov(arr.Alan Richardson):Vocalise op. 34/14
8.Serge Gainsbourg:La Javanaise
9.Heitor Villa-Lobos:Valsa da dor
10.François Couperin:Les Barricades mystérieuses from Pièces de clavecin – Book II
11.Antonio Vivaldi/Johann Sebastian Bach:Sicilienne Largo from Bach’s Organ Concerto in D minor BWV 596 based on Vivaldi’s Concerto in D minor RV 565
12.Johannes Brahms:Intermezzo in A major op. 118/2
13:Arvo Pärtt:Pari intervallo for piano four hands
14.Phlip Glass(arr. Michael Riesman & Nico Muhly ):I’m Going to Make a Cake from the film The Hours
15.Domenico Scarlatti:Sonata in D minor K 32
16.Franz List:Consolation (Pensée poétique) in D-flat major S 172/3
17.John Cage:4:33
18. Alessandro Marcello/Johann Sebastian Bach:Adagio from Bach’s Keyboard Concerto in D minor BWV 974 based on Marcello’s Oboe Concerto in D minor

  とにかくとにかく上のように選曲がユニーク。クープラン、スカルラッティ、バッハなどのバロック期の作品からサティが登場し、モリコーネ、ペルト、ゲンスブールをはじめジョン・ケージまでの近現代作品まで網羅し、時代を超えて多彩な曲が登場してくる。

E0080798_2b  M1."Deborah’s Theme"はモリコーネだが、暗く沈んで静かに物思いの世界で始まり。M2."Gnopédie No. 1"サティは静かな世界に心安まる。そしてM3."Prélude in E minor op. 28/4"ショパンの超ゆったりの演奏で美しい世界にと、完全にこのアルバムの世界に弾き込まれてしまう。
 M4." Arc-en-ciel No. 5 from Études pour piano – Book "になって初めて強打鍵盤音が出現。
 バッハのM5."Badinerie", M6."Air on the G String"はほっとする安堵感あり、現実の世界に呼び戻される。M7."Vocalise op. 34/14"ラフマニノフは抒情性たっぷり。
 M9."Valsa da dor"は強弱のメリハリが素晴らしく、彼女の特徴を聴ける。弱の深い情感に心が惹かれる。
 M11."Sicilienne Largo from Bach’s Organ Concerto in D minor BWV 596"ビヴァルディ・バッハも美しい。M12."Intermezzo in A major op. 118/2"ブラームスは納得の美。
 M13."Pari intervallo for piano four hands"の「断続する平行」は、姉のGvantsa B.とのフォー・ハンド演奏。とにかく深遠に奥深さは出色。
 M14."I’m Going to Make a Cake from the film The Hours"の展開はまさに映画を見る世界。
 M15."Sonata in D minor K 32"スカルラッティのソナタ、M16."Consolation"リストの「慰め」は、このアルバムを聴いてよかったと心に染み入る名曲・名演奏。
 M17.はあの有名なジョン・ケージの"4分33秒"、全ての楽器の休章。これが登場するとは思わなかった。ここではかすかに聞こえる小鳥のさえずり。そして終曲M18."Adagio from Bach’s Keyboard Concerto in D minor BWV 974 "は締めくくりに相応しい美しいバッハのアダージョ。

 とにかく、久しぶりに素晴らしいアルバムを聴いたという気持ちで聴き終えることが出来る。カティア・ブニアティシヴィリも自分の好きな曲を演奏したと言うだけあって、情感の入れ方も素晴らしい。彼女の色に染められて、曲によってこんな哀感があったのかとも新しい発見がある。彼女のこうした面は初めてと言うことではないが、しかしこの世界は彼女がこれからも大切にしていく世界であろうと思うし、是非そうあって欲しいと願うのである。
 
(評価)
□ 選曲・演奏    95/100
□ 録音       88/100

(視聴)

 

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2021年1月 7日 (木)

EL&Pからブニアティシヴィリ、ブレンデル、プレヴィンの「展覧会の絵」

ムソルグスキーの前衛性からの世界は・・・・

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 ロシアの作曲家ムソルグスキー(Modest Petrovich Mussorgsky, 1839.3.21 - 1881.3.28)は、民族主義的な芸術音楽の創造をした作曲家集団「ロシア五人組」の一人だ。ロシアの史実や現実生活を題材とした歌劇や諷刺歌曲を書いた。歌劇『ボリス・ゴドゥノフ 』や管弦楽曲『禿山の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』などが代表作だ。

 ここで取上げる組曲『展覧会の絵』(1874年作曲、楽譜は10年後にリムスキー・コルサコフにより編集出版)は、19世紀ロシアの生んだ最も独創的なピアノ音楽とされている。絵画にちなび彼の世界で発展させた10の楽曲と、全曲の冒頭と曲間に変奏されながら挿入される「プロムナード」より構成された曲。ムソルグスキーならではの独創性が全曲に漲っていて、その音楽的前衛性によって現代においても過去の物にならない。フランス印象派をはじめ各方面に大きな影響を及ぼした。民主主義的な理想のために闘う前衛的なロシア・リアリズムが宿っている。

 そしてそれは現代に於いてロックからクラシックに至る世界で重宝がられているのだ。ここでこの新年に聴いた四枚のアルバムを紹介したい。

█ 「展覧会の絵」 ロック盤

<Rock>
(DVD 映像盤)
 EMERSON,LAKE & PALMAR 
「MONTREAL 1977 COLLECTORS' EDITION」
Olympic Stadium,Montreal, Quebec   PRO-SHOT

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 EL&Pはクラシック曲をロックにアレンジしたグループの代表格だが、このムソルグスキーの「展覧会の絵」やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」、アルベルト・ヒナステラの「ピアノ協奏曲第1番」などだ。
 これはもともとこのコンセプトはエマーソンがEL&P結成以前に在籍していたザ・ナイスで行ってきたもの、それがEL&Pに引き継がれたいた。

 これは1977年のオーケストラ共演ツアーのモントリオール公演のライブ映像版。かってライブアルバム『IN CONCERT』としてお目見えしたものだか、現在廃盤。そこで実際にショーどおりに再編集してのバージョンを加えての復刻版。
 とにかく「Pictures at an Exhition 展覧会の絵」が素晴らしい。ロックを過去のクラシックにプログレさせたという離れ業。しかもオーケストラを競演させるというエマーソンの野望の結晶。

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  EL&Pのバンド構成は、キーボード、ベース(ボーカル)、ドラムの、いわゆるキーボード・トリオである。所謂ロック・サウンドには、あの歪んだ破壊的パワーを出すギターは欠かせないものだが、このバンドの構成の場合はギター・サウンドはない。ときにベースのレイクがアコギを使う程度。そしてキーボード・プレイヤーはステージを自由に動き回れず、ロックにとって大きなインパクトとしてのパフォーマンスに制約が大きい。

 しかしキーボードのエマーソンは、ハモンド・オルガンでは攻撃的な音出しに成功し、モーグ・シンセサイザーの音色をうまく取り入れた。C-3とL-100という2台のハモンドオルガンを使い、L-100の出力にギター・アンプを使って破壊的なサウンドを出した。又アンプに近づけてノイズを出したり、鍵盤の間にナイフを突き立てて二つの鍵盤をオンにするエマーソン独特のパフォーマンスにより攻撃的・破壊的イメージ作りをした。さらに演奏面でも「PIANO CONCERTO No.1」にみるように、オーディエンスを虜にした。

 レイクもヴォーカルでの魅力も訴えたし(「C'EST LA VIE」)、パーマーとのドラムスも迫力演奏(「TANK」)。こうしてEL&Pは70年代末期に頂点に立った。しかしこの1977年のパフォーマンスがその後の彼ら自身に重圧となる。
 こんな衝撃は今のロック界では観られない。そんな意味でも貴重盤だ。

 

 

█ 「展覧会の絵」クラシック盤 (1)  ピアノ組曲版

<Classic>

Khatia Buniatishvili  「KaLEidoScope」
Sony Classical / EU / 2016

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Khatia Bunatishvili : piano

0d2926fc5f6c9861573b (Tracklist)

1. Modest Mussorgsky / PICTURES AT AN EXHIBITION
2. Maurice Ravel / LA VALSE
3. IGor Stravinsky / THREE MOVEMENTS FROM PETRUSHKA

   いまや売れっ子のピアニストKhatia Bunatishviliの異端のクラシック・アルバム。この新年の冒頭に当たり、彼女のメリハリのあるピアノ演奏を聴き込みました。
 このアルバムは、既にここで取上げているのでそちらへ (↓)
   (参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/khatia-buniatis.html

 

█ 「展覧会の絵」クラシック盤 (2)  ピアノ組曲版

<Classic>

ALPRED BRENDEL 「PICTURES AT AN EXHIBITION」
PHILIPS / JPN /PHCP-1157 / 

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Alfred Brendel : piano
Recorded on 1985

Alfredbrendelb2   もともとのこの「展覧会の絵」はこのピアノ版であるピアノ組曲であるのだが、それはムソルギスキーが、彼の友人の急進的建築家ヴィークトル・ハルトマンの遺作展から影響を受けて作曲されている。原題は《展覧会からの絵》という意のようで、ハルトマンの絵をそのまま音楽において描出した訳ではなく、あくまでそこからインスピレーションを受けて彼の世界から作られた楽曲という。

  そしてこのブレンデルの演ずるところは、ブニアティシブィリと違ってどちらかと言うと、優しさに溢れているという印象。何度となくよく聴いてきたアルバム。

 

 

█ 「展覧会の絵」クラシック盤 (3)  オーケストラ版

<Classic>

ANDRE PREVIN , Wiener Philharmoniker 
「PICTURES AT AN EXHIBITION」

PHLIPS / Germ. / 416 296-2 /

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Wiener Philharmoniker 
conducted by ANDRE PREVIN

Live Recording , Musikvereinssaal , Wien, 20&21/4/1985

Previn219x219  これはラヴェルによるオーケストラ版「展覧会の絵」を、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏したアルバム。指揮者によってはこうしたオーケストラ版においては、原曲のピアノ組曲のロシア的世界に近づけるものと、あくまでもオーケストラ版としてのラヴェル的世界に広げる者と居るようだが、プレヴィンは特にどちらかにも偏らず、彼の世界で演じたようである。テーマが変わる間にプロムナードという散歩的繋ぎを挿入した組曲だが、そのプロムナードがそれぞれの状況や心理を描くに役立ったところをプレヴィンはかなり慎重に描いているような印象である。


█ 我々が受けるところとしては、オーケストラ版よりは、ピアノ版の方がスリリングな印象であり、その辺はこうして比べて聴いていると面白い。そこに更にEL&P版のようなロックで迫ってみると、これ又ムソルグスキーの世界が印象深くなってくるのである。

 ムソルグスキーに関して・・・・当時ロシアには、「移動派」という民主主義的な理想を求めての闘う前衛的なロシア・リアリズム美術の画家集団が存在していて、この運動を、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフといったロシアの歴史的作家たちは擁護したのだが、音楽界ではムソルグスキーのみ支持したというのだ。こんな貴族生活から大衆の世界に根を下ろした彼の心が前衛的な曲作りに向かわせたのか、興味ある「展覧会の絵」なのである。音楽というものもその時代の中で生きて存在しているところに価値はあるのだと思う次第だ。

(視聴)
EL&P

  

*

Khatia Buniatishvili

*

Alfred Brendel

 

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2021年1月 2日 (土)

2021年の幕開け -「原子心母」「原子心母の危機」

今年は辛丑(かのとうし)年(牛)・・・・・「帰馬方牛」を願いつつ

「帰馬方牛」
戦争が終わって平和になることのたとえ。
または、二度と戦争をしないことのたとえ。
戦争のための馬や牛を野性にかえすという意味から。
(殷の紂王を討ち取った周の武王は、戦争で使った馬を崋山の南で放ち、牛を桃林の野に放って二度と戦争に用いないことを示した故事から)
出典 『書経』

 2019年は全世界「コロナ渦」にのまれ、影に隠れていた世界情勢、そして日本の情勢には、甚だ疑問の姿を感じざるを得ない。歪んだポピュリズム、ナショナリズムの台頭、戦後の平和を維持するリベラリズムに対しての新自由主義の負の部分の支配、人種問題。そして日本での安倍政権以来顕著となった政府の独裁化と道義崩壊、対近隣諸国との政策の危険性、原子力政策の危険性、国民無関心化の助長などなど、新年に当たって多くの問題を考えざるを得ない。

 「丑(牛)」にちなんで、Pink Floyd「原子心母 Atom Heart Mother」そしてMORGAUA QUARTET「原子心母の危機 Atom Heart Mother is on the edge」へと流れるのである
 それはウォーターズの"人間と社会への不安"から荒井英治の"音楽は現実から逃避してはならない"へとの流れである。

 

91pv5nyeiklw  █ <Progressive Rock> Pink Floyd
   「原子心母」 Atom Heart Mother
    Harvest / UK / SHVL-781 / 1970

 
 (Tracklist)

    1. Atom Heart Mother, 2.If, 3.Summer'68, 4.Fat Old Sun, 5.Alan's Psychedelic Breakfast 



1970年発表。
 全英チャート初登場1位、全米でも55位を記録するなど世界的にヒットして、ピンク・フロイドを世界的バンドとして押し上げられたアルバム。
 プログレッシブ・ロックというものを世界をはじめ日本でも認知させた。
 ここには、ペース・メーカーで生き延びている妊婦を見てのウォーターズの人間観から生まれた不思議なタイトル「原子心母」、ロックとクラシック更に現代音楽を融合させたロン・ギーシン。そして既にB面には、ウォーターズにまつわる人間や社会への不安が頭を上げ、それを美しく歌ったM2."If"が登場、これ以降彼の曲はその不安との葛藤が続くのである。M4."Fat Old Sun"はギルモアのギターによる音楽的追求が始まっている。
 アルバム『モア』以降、ギルモアを呼び込んでバンド造りに努力したウォーターズ。しかし四人の音楽感の違いから分裂直前であったが、この『原子心母』ヒットで彼らは嫌が上でもバンド活動を続け、その後の『おせっかい』、『狂気』と最高傑作に向かう。

 

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  <Classic> MORGAUA QUARTET
 「原子心母の危機」 Atom Heart Mother is on the edge
     日本コロンビア/ JPN / CD-COCQ85066 /2014


 

 


(Tracklist)
1. レッド(キング・クリムゾン) Red(King Crimson)
2. 原子心母(ピンク・フロイド) Atom Heart Mother(Pink Floyd)
3. 平和~堕落天使(キング・クリムゾン) Peace~Fallen Angel including Epitaph(King Crimson)
4. ザ・シネマ・ショウ~アイル・オヴ・プレンティ(ジェネシス) The Cinema Show~Aisle of Plenty(Genesis)
5. トリロジ-(エマーソン・レイク&パーマー) Trilogy(Emerson Lake and Palmer)
6. 危機(イエス) Close to the Edge(Yes)
    i) 着実な変革 ⅱ) 全体保持 ⅲ) 盛衰 iv) 人の四季 
7. ザ・ランド・オブ・ライジング・サン(キ-ス・エマ-ソン) The Land of Rising Sun(Kieth Emerson)

Arai0618 MORGAUA QUARTET
荒井英治(第1ヴォイオリン、東京フィル交響楽団ソロ・コンサートマスター)
戸澤哲夫(第2ヴォイオリン、東京シティ・フィル管弦楽団コンサートマスター)
小野富士(ヴィオラ、NHK 交響楽団次席奏者)
藤森亮一(チェロ、NHK 交響楽団首席奏者)

編曲:荒井英治
録音:2013年 9 月 30日、2014 年1月27日、2月7日、クレッセント・スタジオ

   プログレ至上主義者、ヴァイオリンの荒井英治による入魂のアレンジにより、クラシック・カルテットの演奏アルバム。宣伝文句は「この危機の時代に、新たな様相で転生するプログレ古典の名曲群」で、まさにそんな感じのアルバム。
 このモルゴーア・カルテットは、ショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲を演奏するために結成されたカルテット。東大震災に衝撃を受けたキース・エマーソンが書き上げたピアノ小品の弦楽四重奏編曲に荒井英治(第1ヴァイオリン)は心を打たれた。震災に伴っての世紀の世界的人災「福島の危機」とピンク・フロイドの「原子心母」、そしてその同一線上にクリムゾン「レッド」、イエス「危機」を見ることで、このアルバム製作となったと。

「音楽は現実からの逃避になってはならない。逆に立ち向かうべきことを教えてくれるのではないか」 (荒井英治)

 

(視聴)

pink floyd "Atom Heart Mother"

*

morgaua quartet "Atom Heart Mother is on the edge"

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morgaua quartet "atom heart mother"

 

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2020年7月 6日 (月)

ブラッド・メルドー Brad Mehldau 「Concert in Hannover 2020」

オーケストラとの圧巻の協演による・・・
メルドーの欧州伝統クラシックへの挑戦 (歴史的貴重盤登場)

<Classic>

Brad Mehldau,piano
Clark Rundell, conductor NDR Radiophilharmonie
「Concert in Hannover 2020」
HEADLESS HAWK / HHCD-20703 / 2020

Hannover2020

Bm1  ここに来て、コロナ渦への心象のアルバム『Suite:April2020』、そして先般の聴く方はあまり気合いが入らなかったアルバム『Finding Gabriel』と違って、本格的ジャズ・アルバム『Round Again』と発売が続くフラッド・メルドー(→)だが、今年2020年の一月に、ドイツにてのメルドーの古典派からロマン派音楽のクラーク・ランデル指揮によるNDRラジオフィルハーモニーとの共演ライブの模様を収録した最新ライブ盤がコレクター相手にリリースされている。
 つまり今やジャズ・ピアニスト世界ナンバー1とまで言われるブラッド・メルドーの驚きのヨーロッパ伝統クラシック音楽への挑戦だ。考えてみれば、2年前にはアルバム『アフターバッハ』では、バッハ曲のクラシック演奏に加えて、それをイメージしての彼自身のオリジナル曲を展開したわけで、クラシック・ファンにも驚きを持って歓迎されたわけで、そんなことから、今回のドイツでのこんな企画もさもありなんと思うのである。
 このコレクター・アルバムは、音質も期待以上に良好で、メルドー・ファンにとっては彼を語るには是非必要で内緒に持っていたい貴重盤になりそうだ。

 

(Tracklist)

1.Prelude No.10 In E Minor(The Well-Tempered ClavierBbook I), BWV 855 7:50
        プレリュードとE短調フーガ第10号「よりよく:強化クラヴィエI」BWV 855
2.Concerto For Piano And Orchestra 1st Movement      14:17
3.Concerto For Piano And Orchestra 2nd Movement     12:12
4.Concerto For Piano And Orchestra 3rd Movement      12:30
        プレリュードBの後のプレリュード 10の短調
       「フーガの芸術」BWV 1080から:コントラプンクトゥスXIX
        ヨハンセバスチャンバッハ/アントンウェーバーン
       「ミュージカルの犠牲者」BWV 1079/5から:フーガ(2nd Ricercata)

(Bonus Track) ライブ・アット・コンサートホール、ハノーファー、ドイツ 01/31/2020

5.West Coast Blues  /  Brad Mehldau Trio

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Rundell100w_20200705162301   やっぱりスタートは、バッハの楽曲「プレリュードとE短調フーガ第10号「よりよく:強化クラヴィエI」BWV 855」からで、クラークランデル(→)の指揮によるこのオーケストラ(NDR-Radiophilharmonie 右下)にメルドーのピアノが融合というか協演というか素晴らしい刺激的演奏が展開する。しかもこのアルバムはコレクターものではあるが、放送音源を収録しているもので、所謂オーディエンス録音モノとは異なり、プロ収録でクリアな迫力のある音が聴ける。
 パターンはピアノ協奏曲スタイルであって、この録音はオーケストラ自身のそれぞれの音の分離もよく、更にメルドーのピアノは中央にはっきりクリアーに聴ける録音となっていてファンにはたまらない。

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 M3."Concerto For Piano And Orchestra 2nd Movement"は、素晴らしい勢いを描いて演奏され展開するが、管楽器群の高揚をメルドーのピアノがそれをきちっとまとめ上げるが如く響き渡り、それを受け手のストリングスの流れが美しい。普段のジャズの響きとは全く異なったメルドーのピアノ迫力の音に圧倒される。一部現代音楽的展開もみせるところが、なんとメルドーのピアノによってリードしてゆくところが快感。ちょっとショスタコーヴィッチを連想する演奏にびっくり。
   M4."Concerto For Piano And Orchestra 3rd Movement"は、ストリングスのうねりが納まると、ほぼソロのパターンでピアノがやや強めの打鍵音でゆったりしたテンポで響き次第に落ち着く中にホルンが新しい展開を、そして再びストリングスの美しい合奏とコントラバスのひびき、ハープの美音、それを受けてのメルドーの転がるようなピアノの響きを示しつつも次第に落ち着いたメロディーに繋がってゆく。
 こうゆうクラシック・スタイルの評価には何の術もない私であって、感想も至らないのだが、そこにみるメルドーのジャズにおける音との違いがくっきりとしてこれを一度はファンは聴いておくべき処だろう。
 
 なお、このアルバムには、ブラッド・メルドー・トリオが最近よく演奏する曲"West Coast Blues"がボーナス収録されている。こちらは録音はそう期待できないが、演奏の内容はそれなりに楽しい。

 2年前にリリースされた名作『アフター・バッハ』の成功により、クラシック畑からも絶賛を浴びたことで彼の多様なピアノ・スタイルは絶好調だ。今回、ドイツで行われたクラシック・ライブも彼にとっては更なる充実の一歩になることは間違いないところだ。

(評価)
□ 演奏 90/100 
□ 録音 85/100

(視聴)

 現在、このHannoverのライブ映像は、見当たらないので「アフターバッハ」を載せます

 

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2018年11月 3日 (土)

ロジャー・ウォーターズの世界~ストラヴィンスキー「兵士の物語The Soldier's Tale」

これは彼の生き様からの教訓の物語か?
     ~クラシックに迫るプログレッシブ・ロッカーの道

<Classic>
Roger Waters
IGOR STRAVINSKY'S THE SOLDIER'S TALE (兵士の物語)

Sony Classical / EU / 19075872732 / 2018

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(演奏)
ロジャー・ウォーターズ(語り)
ブリッジハンプトン室内楽音楽祭の音楽家たち

   スティーヴン・ウィリアムソン(クラリネット)   
   ピーター・コルケイ(ファゴット)
   
デイヴィッド・クラウス(トランペット/コルネット)
   デミアン・オースティン(トロンボーン)
   コリン・ジェイコブソン(ヴァイオリン)
   ドナルド・パルマ(コントラバス)
   イアン・デイヴィッド・ローゼンバウム(パーカッション)

Recorded at The Bridgehampton Presbyterian Church, December 11-12,2014

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 ここで先日取りあげた~このロジャー・ウーターズのクラシック・アルバムを聴くに、何故どうして今このストラヴィンスキーなのかと・・・・疑問はなかなか晴れるわけで無いのだが、しかし逆にそれであるから、いろいろと思い巡らしての面白い機会を持てたというところである。
 彼とクラシック・アルバムと言えば、難産の結果生まれた2005年のフランス革命を描いたリアル・オペラ「サ・イラ~希望あれ」がすぐ思い出すところである。そこにはウォーターズの意識というものが必ず存在していた訳で、たまたまこの「兵士の物語Soldier's Tale」の作曲家が、ロシアのストラヴィンスキーIgor Stravinsky(1882-1971)と来れば、まずはある意味での過激性のある問題の意識をどうしても持たざるを得ない。彼は20世紀クラシック界において、そこに大きな変革期を演じたその一人であるからだ。
 そしてしかもその彼の異色作と言われる「兵士の物語」であるからこそ、そこにウォーターズの意志を感ずると同時探りたくもなるのである。

 さてこのクラシック曲は3人のナレーション(語り、兵士、悪魔)と小オーケストラ(7人の器楽奏者)によって演奏される舞台作品で、1918年、第一次世界大戦直後の疲弊した社会環境の下で生み出された作品。ウォーターズの祖父は第一次世界大戦で戦死しており(また父親は第二次世界大戦、イタリア戦線・アンツィオの激戦で戦死)、そのことがこの作品を録音するきっかけになっているとの事とは言え、果たしてそれだけなのかと、単純に捕らえられないウォーターズのこと、一歩掘り下げてみたくなるのである。

79280004429d2dcf_2 そもそもこの「兵士の物語」は、ストラヴィンスキーがロシア革命後の政策下で資産没収により困窮し、その困難を打破するために仕事を展開した。かといって戦争直後の疲弊した状況下では大規模な作品の上演はまずもってあり得ない状況だった。そこで少人数の巡業劇団クラスで上演できるような作品を考えたことにこの曲は生まれることになったらしい。原作を民俗学者・アレクサンドル・アファナーシェフの編纂によるロシア民話集に求め、スイスの小説家・ラミュに脚本の執筆を依頼し、ストラヴィンスキーが曲を構成したと言う経過。

 [そしてその内容]は、ロシア民話の実は教訓をその実とした物語で、兵士ジョゼフが休暇をとってかって幸せであった故郷の母の下に婚約者に会いに行く。そこに悪魔が表れ彼の背にあったヴァイオリン(心)とお金やなんでも手に入るという本の交換をしてしまう。金持ちになった兵士は故郷に帰るも、たった3日間というのが騙され3年の経過があり、婚約者は結婚し夫と子供も居る。故郷では彼を相手にしない。彼は怒りヴァイオリンを悪魔から取り返し、その音色で王室の娘の病気を治して結婚し幸せになる。そこで兵士は昔の故郷の幸せも懐かしくなり結婚した姫と二人で、国境を越え故郷に向かうも又悪魔の仕業により、越えた瞬間に再び悪魔のヴァイオリンにより破綻する。

 (コラール)
   今持っているものに、昔持っていたものを足し合そうとしてはいけない
   今の自分と昔の自分、両方持つ権利は無いのだ
   全て持つ事は出来ない
   禁じられている
   選ぶことを学べ

   一つ幸せなことがあればぜんぶ幸せ
   二つの幸せはなかったのと同じ

You must not seek to add
To what you have, what you once had;
You have no right to share
What you are with what you were.

No one can have it all,
That is forbidden.
You must learn to choose between.

One happy thing is every happy thing:
Two, is as if they had never been.
 

673576878 さて、このような人間の生き方を教訓として歌いあげるこの「兵士の物語」は、ウォーターズの手による改変が成されているようだが、そこまで私は深めていない(私の手にあるアルバムは輸入盤で、当然ナレーションの英語の内容は記されているが、私にとって十分に訳せるものではない。日本盤には和訳があるのだろうか)。

 いずれにせよ、語り手、兵士、悪魔の3人をウォーターズが一人でナレーションしているその業には真迫感が有りお見事で脱帽だ。彼にはいまやそうした世界にも深める事を試み、そしてこの曲の教訓までも訴えているところが恐ろしい。
 目下の「US+THEM Tour」の延長による延長の成功も、今や彼はピンク・フロイドの頭脳として作ってきた時代評価の強者として、更に昇華して存在している。ここにはAnti-Warとしての共通点は見いだされるが・・・・。

 しかし、彼のロッカーとしての人生は、才能と努力によってその道による成功をもたらし財産家となってはいるが、少年期の父不在の不幸、戦争のもたらした人間的不幸を反省しきれない世情の不信感、これは一向に晴らすことは出来ないでいる。そして果たして家族的幸せも獲得できているのだろうか、それは度重なる離婚劇は彼にとって何なのか、ここにはこの「兵士の物語」を彼が熱演する何かがありやしないだろうか。

 The Soldier's Tale is a Modern Fairytale and at the sametime an Anti-War piece

 このアルバムの録音は2014年。その時のメンバーによって翌2015年にブリッジハンプトン室内音楽祭(ニューヨーク州)で実演にもかけられている。 採算性は全く考えられないこうしたアルバムをリリースするウォーターズの生き様は益々目を離せない。

「THE SOLDIER'S TALE」
Part 1:
1. “The Soldiers March”
2. “Slogging Homeword”
3. “Airs by a Stream”
4. “As You Can Hear…”
5. “The Soldiers March (Reprise)”
6. “Eventually, Joseph Reaches his Home Village…”
7. “Pastorale”
8. “The Soldier, Disconsolate…”
9. “Pastorale (Reprise)”
10. “The Soldier, Slowly Coming Back to Himself…”
11. “Airs by a Stream (Reprise) - To Stretch Out on the Grass…”
12. “Hey Satan, You Bastard…”
13. “Airs by a Stream (2nd Reprise)”
14. “Now to be Gained Here…”
Part 2:
15. “The Soldiers March (2nd Reprise) - Down a Hot and Dusty Track…”
16. “He Doesn't Even Know Himself…”
17. “The Soldiers March (3rd Reprise) - Will he Take the Road to Home…”
18. “He doesn't have a Home Anymore…”
19. “The Royal March”
20. “So all was Arranged…”
21. “Later that Night…”
22. “The Little Concert - Light Floods the Eastern Sky…”
23. “The Soldier, with a Confident Air…”
24. “Three Dances - Tango, Pt. 1”
25. “Three Dances - Tango, Pt. 2”
26. “Three Dances - Waltz & Ragtime”
27. “So First a Tango…”
28. “The Devil's Dance”
29. “The Devil, Confused…”
30. “The Little Chorale”
31. “The Devil Recovers Some of his Wits”
32. “The Devil's Song - All Right! You'll be Safe at Home…”
33. “Hm, a Fair Warning…”
34. “Grand Chorale (Part 1)”
35. “Spring, Summer, Autumn…”
36. “Grand Chorale (Part 2)”
37. “Steady Now…”
38. “Grand Chorale (Part 3)”
39. “Steady, Just Smell the Flowers…”
40. “Grand Chorale (Part 4)”
41. “Now I have Everything…”
42. “Grand Chorale (Part 5)”
43. “The Princess, all Excited…”
44. “Grand Chorale (Part 6)”
45. “And so, Off They Go…”
46. “Triumphal March of the Devil”

(視聴)

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2018年9月18日 (火)

ロジャー・ウォーターズRoger Watersストラヴィンスキーに挑戦「The Soldier's Tale 兵士の物語- Narrated By Roger Waters」

ピンク・フロイドの頭脳が遂にストラヴィンスキーの世界に

 驚きのニュース!!、目下2年にわたる「US+THEM」ツアー中のあの元ピンク・フロイドの"The Creative Genius of Pink Floyd~ピンク・フロイドの創造的鬼才"と言われるロジャー・ウォーターズが、ロシアの異色作曲家ストラヴィンスキーの作品『The Soldier's Tale 兵士の物語』(1918年発表)を題材に、器楽演奏のナレーションを独自の構想で行うというクラシック・アルバムの発売ニュースがアナウンスされている。

<Classic>
Roger Waters
「The Soldier's Tale 兵士の物語- Narrated By Roger Waters」

Sony Classical / 19075872732 / 2018

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<演奏>
ロジャー・ウォーターズ(語り)
ブリッジハンプトン室内楽音楽祭の音楽家
 スティーヴン・ウィリアムソン(クラリネット)
 ピーター・コルケイ(ファゴット)
 デイヴィッド・クラウス(トランペット/コルネット)
 デミアン・オースティン(トロンボーン)
 コリン・ジェイコブソン(ヴァイオリン)
 ドナルド・パルマ(コントラバス)
 イアン・デイヴィッド・ローゼンバウム(パーカッション)

<録音>
2014年12月11日 12日 Bridgehampton Presbyterian Church

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 ストラヴィンスキー(イーゴリ・フョードウィッチ・ストラヴィンスキー1882-1971)と言えば「火の鳥」「春の祭典」などは聴いたことがあるが、この「兵士の物語」は全く知らない。第一次世界大戦の社会的・人間的疲弊の中での作品と言われ、考えて見るとロジャー・ウォーターズの祖父は第一次世界大戦で戦死、また父親は第二次世界大戦でイタリアのアンツィオの激戦で戦死している。従って父親とのコンタクトなく少年時代を過ごした彼には、常にこのトラウマが人生を左右してきた。彼のピンク・フロイド時代の作品に於いても後期(特にアルバム「狂気」以降、「THE WALL」、「THE FINAL CUT」には切々と訴えてくる)にはこの事実のトラウマとの闘いでもあった。とすれば彼の才能からすれば、このクラシック作品に挑戦するというのは、極めて自然な話なのかも知れない。

 中身は”読まれ、演じられ、踊られる”作品と紹介されるこの「兵士の物語」は、3人のナレーション(語り手、兵士、悪魔)と7人の器楽奏者によって演奏される舞台作品だそうだ。原作はフランス語だが、その英語版をもとにウォーターズ自身が改作。本来3人で演じられるものを声色やアクセントの変化をつけることで、ロジャーひとりで語りを担当したニュー・ヴァージョンと言う事だ。
 ロジャーのこうした挑戦は、ピンク・フロイド作品から全くのブレもなく一貫している。彼の戦争という社会悪にあらゆる側面から訴え続ける道には一つも陰りが無い。
 彼のフランス革命を題材にしたクラシック・オペラ作品『サ・イラ』(2005年) 以来のソニークラシカルからの作品近々リリースだ。

 取り敢えず早く聴いてみたい一枚である。

(参考視聴)

① Stravinsky "The Soldier's Tale "

*
② Roger Waters "The Fletcher Memorial Home"(from 「the final cut」)

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2018年8月 4日 (土)

懐かしの海外スナップ集(3)=ハンガリー・ペーチュ(3) & 「教会音楽」

ペーチュPécs(ハンガリー)にて  (2000年5月撮影)

「もう夏の訪れ」   Király Streetにて

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「ちょっとしたひととき」  ~親子の語らい           

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Mamiya 645AFD   Zoom AF 55-110mm 1:4.5
posi-color film KODAK E200

(これは当時のKODAKのリバーサル(ポジ)・カラー・フィルムであるが、前回のハンガリー・ペーチュ(2)のFujiのネガー・カラー・フィルムと比較してみると、明らかに清々しいFujiのネガの色に軍配の上がるという状態でした。Fujiのネガは優秀なのに驚きです)


 ペーチュは、ハンガリーの南に位置した農業地帯にある都市だが、ハンガリーでは人口から五番目の規模の都市(17万人)であるようだ。発展が遅かっただけ観光的にはなかなか魅力の都市である。ここにある教会は立派なホールとパイプ・オルガンがあり、音楽的にも引きつけるモノがある。

 (このシリーズは、私の別室ブログ「瞬光残像」http://photofloyd.exblog.jp/と連携しています)

(ペーチュの教会で聴いた音楽)

<Classic>
SZABOLCS SZAMOSI 「A PÉCSI BAZILIKA ORGONĀJA」
Lszl Dobos / Hungary / DLCD110 /1997

Apecsibazilikaorganaja

  Pécs Cathedral、この教会でハープオルガン演奏を聴いた。その荘厳たる響きに圧倒される。天井の高い空間に於ける響きは体の芯まで響く思いであった。こうした場所は残響も手頃で有りそこが又感動の世界である。
 このアルバムは、この時に、この教会で手に入れたものだ。

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 Listは上記のとおりで、やはりバッハの”トッカータとフーガBWV565”が登場する。この教会での録音で有り、その荘厳たる音と響きが堪能できる。これも懐かしい思い出であった。

(参考視聴)

Bach「Toccata & fuga二短調 BVW565」

Pécs (Hungary)

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2018年6月10日 (日)

(美女狩りシリーズ)カティア・ブニアティシヴィリKhatia Buniatishvili 「Kaleidoscope」 

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若き飛んでる女流ピアニストのムソルグスキーの「展覧会の絵」

 

<Classic>

 

Khatia Buniatishvili 「Kaleidoscope」
Sony Classical / EU / 88875170032 / 2016


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「Kaleidoscope」
Khatia Buniatishvili, piano 
Recorded: 23-26, 8, 2015  


 

Kb1 今や話題の女流ピアニストのカティア・ブニアティシヴィリKhatia Buniatishviliのピアノ・ソロ・アルバムとしては最新作である(2016年リリース)。彼女はまあはっきりいうと良きにつけ悪しきにつけ「飛んでるミュージシャン」ですね。
  所謂クラシック・ミュージシャンのイメージからみれば、型破りな存在である。1987年ジョージア(旧称グルジアで、女性ヴォーカルではケイティ・メルアとか、日本の相撲で言えば栃ノ心だ)生まれであるから、30歳になったところだ。6歳よりリサイタルやオーケストラとの共演を行っているというから並とは違う。又女性としての魅力を十二分に披露するところも積極的、美貌を売り物にスタイル、ファッションも堂々とアピール。そして詰まるところ彼女の演奏にも型破りなところは随所に見られ、それも今や批判組を圧倒して支持者が増えているのである。

List 
CDデビューは、2011年ソニー・クラシカル専属としてリスト作品『FRANZ LIST KAHTA BUNIATISHVILI(Sony Classical/88697766042)(→)であった。これは最近あらためて仕入れて聴いた盤。演奏は派手というかメリハリはかなりある。自由奔放さと激しい演奏を演ずるところは、アルゲリッチにも似ていると評されたところだが、その通りである。やはり少々荒々しさが勝っているかと言うところであった。

 

 さて話は戻って今回のこのアルバム「Kaleidoscope」の中身は・・・

〇Mussorgsky (1839 - 1881) / Pictures at an Exhibition (piano version)
  ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
〇Ravel (1875 - 1937)/ La Valse  ラヴェル:ラ・ヴァルス
〇Stravinsky (1882 - 1971)/ Three Movements from Petrushka
  ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章



 驚いたことに、今時はこうしたクラシック・アルバムに「Kaleidoscope(万華鏡)」というようなタイトルを付けるんですね。選曲がらみと演奏とで確かにそんな印象はあるのだが、又ジャケも既成観念からするとクラシックぽくない。

 

 さて、このアルバムの注目はやはりモデスト・ムソルグスキーの「展覧会の絵」だ。これにはもともとのピアノ版(1974年「ピアノ組曲」として発表)とオーケストラ版(モーリス・ラヴェルによる管弦楽に編曲されたもの)がある訳だが、私はCD時代になって親しんできたのは、アルフレッド・ブレンデルのピアノによる1985年録音盤「Alfred Brendel/PICTURES AT AN EXHIBITION」(PHILOPS420 156-2)(↓左)であった。(時には、オーケストラ版として、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の1985年録音盤「André Previn/PICTURES AT AN EXHIBITION」(PHIRIPS416 296-2)(↓中央)も聴いて来た)
 一方、クラシック版の話をしているのにロックの話はちょっとまずいかも知れないが、好きなのは、かってのE.L.P.のアルバム「Emerson, Lake & Parmer/展覧会の絵」(↓右)だ。

 

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 なんとここに来て、改めて若き女流ピアニストのこの「展覧会の絵」を聴くことになったのだった。
 勿論これはクラシック演奏なのだが・・・・私はこのカティア・ブニアティシヴィリの演奏を聴いてなんとジャズ的な世界も頭に描いていた。それは演奏にある彼女の特徴である型破り性にある。クラシック・ピアニストは、それを極めてゆくうちにジャズ・ピアニストとして自己を主張してゆくようになることが多い(アンドレ・プレヴィンはクラシックとジャズの双方をこなしている)。しかし彼女はクラシック畑に留まって古いしきたりを破りつつ独自の世界を切り開こうとしているところが、如何にも現代的な若者の世界である。

 つまりこのアルバムの「展覧会の絵」も、スタートの「ブロムナード」は極めてスローにしてソフトであって、まずここから何が起こるのかと不安と期待を抱かせる、この手法も悪くは無い。それも「グノーム」にてのインパクトを聴かせたいのだろう。彼女の得意の速弾きから考えると「古い城」も遅めのソフトにゆったりしている。それも「ブィドロ(牛車)」になっても打鍵は強くなるもるも、まだスローな流れは続く、そして「ザムエル・ゴールデンベルグとシュムイレ」では速緩と強弱の変化はかなり強め、 「リモージュの市場」になって早い展開をみせ、続く「カタコンプ」は再び極端にゆったりと変化。 「にわとりの足の上に建つバーバ・ヤーガの小屋」の強打音と早い流れに入って、成る程これを印象づける一つの手法であったのかと思う。 「キエフの大門」は壮大に展開するところは頂きだ。

Kb2 不安定なリズム感と躍動感、全体的な無計画さというところを指摘もされる彼女だが、見方によっては大胆でありながらも繊細さをも持ち合わせ、意表を突く演奏で結構楽しめる。独自の音楽を聴かせようとする試みはクラシック界でも今や貴重な存在だろう。
 もう一つ、なんと言って良いか、ライブ演奏での彼女は時として犯すミスタッチや曲の流れの独自解釈による破綻も美貌や演技で帳消ししてしまうという離れ業があるようだが、今やそれを容認しているクラシックを聴く方も時代の変化の中にいるのだなぁ~と思うのである。

(評価)
□ 演奏 ★★★★☆
□ 録音 ★★★★★☆

<Khatia BuniatishviliのDiscography & Biography>
2011年 Franz Liszt ピアノソロアルバム
2012年 Chopin 協奏曲(パリ交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮)
2014年 Motherland ピアノソロアルバム
2016年 Kaleidoscope ピアノソロアルバム
2016年 DVD/BLUE-RAY リスト・ベートーヴェンピアノ協奏曲(イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ指揮)
2017年 Rachmaninoff ラフマニノフピアノ協奏曲第2・3番(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮)

 

 1987年グルジアのトビリシ生まれ。トビリシ中央音楽学校を卒業後、トビリシ国立音楽院に入学。6歳よりリサイタルやオーケストラとの共演を行っている。12歳から本格的に演奏活動 を行っており、ルガーノ、ジュネーヴ、ヴェルビエ、サンクトペテルブルグ等の音楽祭にも招かれて、その他多くのヨーロッパの主要なホールで 演奏会を行っている。'03年ホロヴィッツ国際コンクールでは、特別賞受賞。同年エリザベート・レオンスカヤ奨学金を付与され、同じ年、パリのフランソ ワ=ルネ・デュシャーブルのマスター・クラスに招待された。'08年にはショパン、ピアノ協奏曲第2番でカーネギーホールにデビュー。同年アルチュール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール3位並びに最優秀ショパン演奏賞、オーディエンス・フェイバリット賞受賞。ヴァイオリンのキドン・クレーメルのほか、指揮者パーヴォ・ヤルヴィとの信頼関係も深いとか。2011年よりソニー・クラシカルの専属アーティストとなる。  
(このBiographyは、
ネット上の記事を参照にした)

(参考視聴)

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2017年1月 1日 (日)

謹賀新年 2017 =アラベラ・美歩・シュタインバッハー Arabella Miho Steinbacher 「Fantasies・・・・」

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

                     2017年 元旦

Tr

 (今年の初聴きアルバム)
  惚れ惚れする緊張感と美しさ、そして懐かしの心をくすぐる

<Classic,  Violin Concerto >
Arabella Miho Steinbacher 「Fantasies, Rhapsodies and Daydreams」
PENTATONE / GERM / PTC 5816 536 / 2016

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Recorded at Salle Yakov Kreizberg of the Auditorium Rainnier III, Monte-Carlo in October 2014
(演奏)
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン;1716 年ストラディヴァリウス「ブース」(日本音楽財団貸与))
ローレンス・フォスター(指揮)、モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団

(曲目)
(1)ワックスマン:カルメン幻想曲(11'41")
(2)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20(9'01")
(3)ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり(14'40")
(4)サン=サーンス:ハバネラ Op.83(11'06")
(5)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28(9'51")
(6)マスネ:タイスの瞑想曲(5'57")
(7)ラヴェル:ツィガーヌ(10'52")



 名曲のヴァイオリン・コンチェルト集である。ヴァイオリニストは女性で、今や世界的な評価を勝ち取るに至った日本人の血の入ったドイツ人アラベラ・シュタインバッハー、オーケストラはモナコ公国のモンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団である。

927_690x465 アラベラ・美歩・シュタインバッハーArabella Miho Steinbacher (1981年11月14日- )は、諸々の紹介を見ると以下のようなところ・・・・・
 ドイツ女流のヴァイオリニスト。ミュンヘンでドイツ人の父親と日本人の母親との間に生まれた。3歳でバイオリンを始め、9歳でミュンヘン音楽大学にてアナ・チュマチェンコに学んだ。ドロシー・ディレイやイヴリー・ギトリスにも師事した。2000年にハノーファーで開催されたヨーゼフ・ヨアヒム・ヴァイオリン・コンクールで入賞、翌年にはバイエルン州より奨学金を授与された。
 ゲルギエフ、マゼール、パッパーノ、シャイーといった数多くの巨匠指揮者たち、世界を代表するオーケストラとの共演を次々と成功させ、今やドイツ音楽界を担う地位を確立している。繊細さと力強さをあわせもつ演奏で、バッハから近現代作品までレパートリーは広い。
・・・と、知ることが出来る。

 このアルバムでの私の個人的な一つの注目点は、冒頭から登場するワックスマンFranz Waxman(1906-1967)のM1.「カルメン幻想曲」だ。この幻想曲」は、サラサーテのものが有名だが、この映画音楽で名を馳せたワックスマンのものもジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ『カルメン』に登場するメロディを用いて、ヴァイオリンの名演技を示し聴かすべくを目的とする作品で、なかなか魅力的。私は幼少の頃から「カルメン」はなんとなく聴かされてきて非常に懐かしさが回顧される曲で有り、それがヴァイオリン協奏曲手法で、ときに懐かしのメロディーの登場にほろっとしてしまう。それが見事にシュタインバッハによってメロディーが歌いあげられるが如く演じきられている。
 その他、「ツィゴイネルワイゼン」、「揚げひばり」、「タイスの瞑想曲」等と名曲がズラーっと並んで登場。M6.「タイスの瞑想曲」にはうっとりとしてしまい楽しめるそのものの一枚だ。
 そして彼女のヴァイオリン演奏の技量と音質とを知りたいならM7.ラヴェルの「ツィガーヌTzigane」(10'52")ですね。この曲にはヴァイオリンのソロ演奏の要素も多く、又各種演奏技術を要するところが要求される。しかし繊細な技術が見事に演じられていて素晴らしい。

  このアルバムは、なかなか力が入っていて、SACDハイブリット盤であり、サラウンド録音も同時に聴ける。このタイプは歓迎ですね。
 今年のオープニングは名曲クラシックで・・・・そして今年一年もジャズやロックに、感動がありますよう願ってのスタートであります。

       ------------------------------------

<今年の予感>
     昨年から、CD全盛期を迎える前のLPの再生の比率が高くなってきたのが気になります。
     今年はLPの購入に・・・と言うことになって行くのだろうか・・・・・

  (懐かしの機器 DENON Turntable DP-80 及び MICRO Dynamic Balance Tonearm MA-505L
      
そしてDENON Pre-Amplifiyer PRA2000 が健在なのです)

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            *               *
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(視聴) Arabella Steinbacher ”Méditation from "Thais"”

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2016年9月11日 (日)

繊細にして好音質盤が聴きたくなる「秋」の到来

ヘンデル「ハープ協奏曲」

 昼間はまだ暑いとは言え、夜になると秋の到来も感ずる今日この頃。なんとなくそんな夜には繊細にして好録音の音が聴きたくなる。私はそんな時には、もう何十年繰り返して聴いているアルバムがある。

<classic>
G.F.Händel 「KONZERT FÜR HARFE UND ORCHESTER ハープ協奏曲」
Deutsche SchallPlattan / 徳間ジャパン / 32TC-38 / 1985

Photo
ユッタ・ツォフJutta Zoff :ハープ
ハインツ・レーグナーHeinz Rögner : 指揮
シュターツカペレ・ドレスデンSächsische Staatskapelle Dresden」

 1973年7月11-14日 ドレスデン・ルカ教会 録音

 LPからCD時代になって、その当時かってのLP好録音盤がぞくぞくCDで発売されたことがあった。このCD盤もそんなときの一枚である。

Haendel ヘンデルのハープ協奏曲は、音楽史上最初のハープ協奏曲といわれている。もともとはオルガン協奏曲第6番変ロ長調から生まれてたものだが、現在はハープ協奏曲として知られているもの。
 ハープの調べは非常にエレガントと言って良いだろうか、典雅な響きが魅力的で気持ちを安らげてくれるので私は好きだ。気持ち的には真夏向きでは無いが、ふと静かな秋を感じた時には、まことにおあつらえ向きなのである。

 このアルバムはなんと1973年録音であるがとにかく音が良い。ハープの響きは繊細さのある切れの良い音で広がる。ストリングスも繊細な高音、低音の響きで美しい。特徴はホール感の充実であり、非常に品がある。

 このレーベル「Deutsche SchallPlattan ドイツ・シャルプラッテン」は、旧東ドイツ時代に、唯一の国営レコード公団として1946年に設立されて以来、実に数多くのクラシックの名演を残してきた。このレーベルの振るっているのは、クラシックばかりでなくロック、ポップス、現代音楽と多岐に渡っている。
Dresden_lukaskirche_2 又名演、名録音で名高いのが、このアルバムの録音場であったドレスデンの「ルカ教会」ものである。この教会は住宅街の中に古びた外観のものであるが、1945年2月に連合国軍がおこなった無差別空爆(ドレスデン爆撃)で被爆、教会内部までも破壊されたが、戦後になって修復され、東ドイツで唯一の国営レコード会社であったドイツ・シャルプラッテンによって、レコーディング専用の施設として使われることになったというもの(現在も空爆による破壊で尖塔が無い)。
 ここは「名盤の聖地」と呼ばれ、最近オリジナル・アナログマスターの持つ音質を楽しむために、かっての録音ものをキングでハイレゾ配信も行った。
 とにかく天井も高く、技術陣によって響きも改良され、ここの地元の名門楽団シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)をはじめ、オペラから室内楽、歌曲まで数々の名録音を残している。

Juttazoff2_2 このハープ協奏曲も、この名門楽団もので有り、ハープ奏者は女性ユッタ・ツォフJutta Zoff で(←)、この楽団シュターツカペレ・ドレスデンの首席ハープ奏者である(1967年以降)。
 彼女は東ドイツを代表する存在で、ヨーロッパ各国に知られていた。
 幼いときはピアニスト、その後はサキソフォン奏者の経験もある。とにかく演奏はノーブルという表現がぴったりの品のあるものであった。

Hrogner 指揮はハインツ・レーグナーHeinz Rögner (1929-2001)で(→)、既に十数年前に亡くなっているが、彼はどちらかというと地味な指揮者であったが、ブルックナー、ワーグナー等の名演がある。1958年、ライプツィヒ放送交響楽団の首席指揮者、1962年、ベルリン国立歌劇場の常任指揮者、1973年、ベルリン放送交響楽団の首席指揮者。1983年4月から1992年3月には読売日本交響楽団の第5代常任指揮者。

 この「ヘンデルのハープ協奏曲」は、3楽章構成。
 第1楽章は、4分の4拍子。テンポは「アンダンテ アレグロ(歩くように快速で)」でリズムカルで快調。オーケストラは静かな時が多く、ハープの響きを堪能できる。
 第2楽章は、4分の3拍子。ラルゴの短調の緩徐楽章、哀愁感が見事。ハープの高音も美しい。
 第3楽章は、8分の3拍子。テンポはアレグロ・モデラート。かなりハープの弾きが最高潮に響く章。

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 なお、参考までに、現在
『ハープ協奏曲 ツォフ・レーグナー&シュターツカペレ・ドレスデン』(KING / KICC3599)
というCD盤(→)が手に入るが、多分これはここで紹介した1985年リリースものと録音日も同一であり、確認はしてないが同一で、これが現在売られている盤だと思われる。なかなか長生きのもの。

収録曲
■ヘンデル/ハープ協奏曲変ロ長調作品4-6
  第Ⅰ楽章 アンダンテ・アレグロ
  第Ⅱ楽章 ラルゲット

  第Ⅲ楽章 アレグロ・モデラート
■ディッタースドルフ/ハープ協奏曲イ長調

  第Ⅰ楽章 第Ⅱ楽章 第Ⅲ楽章
■シャン・フランセー/ハープとオーケストラのための六楽章の詩的な遊戯
  第Ⅰ楽章 第Ⅱ楽章 
第Ⅲ楽章 第Ⅳ楽章 第Ⅴ楽章 第Ⅵ楽章

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