SONY α7

2018年9月 1日 (土)

NIKON遂に「SONYの二番煎じ」への道に

面白くなったミラーレス・カメラ戦争本格化
~キャノン、ニコンの参入

 ソニーが今から5年前の2013年にスタートさせた「α7シリーズ」で本格化したミラー・レス・一眼カメラであるが、フルサイズのセンサーを持ってのその小型化、高性能化が世界初の大成功を納め、今やミラーを持つ往年の一眼レフを圧倒するところまで来た(↓左「Sony α7RⅢ」 、↓右「Sony α7Ⅲ」 。この他最高級機「Sony α9」もある)。
 そこで、なんと言っても日本のカメラ界をリードするニコン、キャノンは黙って見ている訳にゆかなくなったところに追い込まれたわけだ。

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■ キャノン
Eoskissmw_3 そしてつい先日、キャノンは恐る恐る何時もの様子見のテスト機であるCanon Kissシリーズに、ちょっと試験的にSonyのフルサイズまでには及ばなかったが、取り敢えずはAPS-Cサイズのミラー・レス機を発売した( 「Canon Kiss M」 →)。これによってユーザー離れを防ぐ意味でのSonyに対抗してのミラーレス機にも本腰を入れますよと言うアッピールをした訳だ。しかし機能の点からもあらゆるところで1ランク下のために、話題性があったにも関わらず、イマイチの反応でちょっと空しい状況にある。しかしこの結果から、おそらくキャノンは企業力でSonyを越えるべく新展開を試みる一つの序章とする事であろうと想像出来て、これは又面白いと言うところだ。

180905_canon_eos_r_revealedw960_2(追記) 2018.9.6
  キャノンもフルサイズ・ミラーレスの発売が決定・・・・「Canon EOS R」 (→)   
 Sony α7Ⅲに対応したものとして新マウントにて開発されている。ニコンより発表は遅れたが、発売は早い。ボディーは急遽の開発らしくSony α7シリーズよりかなり大きい(ニコンもソニーより大きいが、それより更に大きい)。

■ ニコン
 さて、そこでニコンはどうかと言うと、ニコンの最高級機である「Nikon D5」の機能をもSonyのαシリーズのベーシック機である「α7Ⅲ」ですら凌駕されるところに至っていることに危機感を持ったのは事実だろう。ついにここに来て今年末に発売するカメラを、なり振り構わす現行発売しているカメラを尻目に大々的宣伝に入った。あまりのSonyのミラーレス・ブームに指を咥えてみていることは出来なかったのであろう。(なんと好評だったNikon D850も影に隠れそうである)

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  そしてそこに出現したのは、先ずは対抗上フルサイズ・ミラーレスに限定し、ボディは撮像素子の異なる「Nikon Z7」(↑左)と「Nikon Z6」(↑右)の2種類で、「Z7」は有効画素数4575万画素の裏面照射型CMOSセンサー採用の高画素モデル、「Z6」は有効画素数2450万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したオールラウンドモデルという位置付けのものを発表した。そしてマウントも新しい「Zマウント」とし、それに対応した最新レンズ「NIKKOR Z」3本や、既存のFマウントレンズに対応した「マウントアダプター FTZ」も発売に合わせて投入するのである。

 これを「Sony αシリーズ」と比較してみると、ニコンはまあよくここまで”ソニーを意識しての二番煎じ”を展開したものだと、呆れるというか、露骨というか、見方によっては最近のキャノンに比してニコンの業績不振がそのまま窺い知れるところとなった。
 それは、明らかに①「Sony α7Ⅲ」に対しての「Nikon Z6」、②「Sony α7RⅢ」から「Sonyα9」を意識しての「NikonZ7」という構図が見事に見られるからである。価格構成、機器の内容が当に右習えに近いと言うから驚きである。ただし「Sony α9」までには至ることが出来たかどうかは疑問のようだ。
 まあそれでも、カメラ・ユーザーからすれば、比較対象が増えることで楽しいことでもあるのだが、ミラーの無いフリーな構造下であるので、もう少しあっと驚く”ニコンらしいミラー・レス”と言ってもよい注目新技術は無かったものかとちょっと寂しくもなる。


 こうして、どうも高度な技術と費用が要求されるかってのミラーによる一眼レフから、そこをエレクトロニクス化でカットし、画像高機能に費用を転化するミラーレス機に傾いてきたのは事実である。ニコンが遂にここまで力を入れてきたことで、更なるミラーレス・ブームはエスカレートすることは間違いない。現状では、キャノンが遅れをとってしまっているが巻き返しを図るのは目に見えている。そこで今年はカメラ界にとって記念すべき新段階の年なのかもしれない。

Alpha_7000_01 「カメラの歴史」を見ると、・・・・・・・・ソニーの「αシリーズ」というのは、常に新技術を売り物にしてきたミノルタ・カメラの歴史でもある。30年以上前の1985年には、ミノルタ(現コニカミノルタ)が世界初の実用的なシステムを持つオートフォーカス一眼レフカメラ「α-7000」(→)発売してカメラ業界全体へ大きな衝撃を与えた。これは「αショック」と言われるほどの大事件であったのだ。
 すぐさまニコンは1986年過去のシステムと互換性のあるオートフォーカス一眼レフカメラ「ニコンF-501」を、キヤノンは1987年それまでのシステムとは互換性はあきらめ、レンズ内モーターで迅速なピント合わせの「EOS650」を発売してこれに対抗したのだった。こうしてなんと数年後にはあっと言う間に半数以上のカメラがオートフォーカスとなってしまった。
 この「αショック」を起こしたミノルタのカメラの流れは、コニカミノルタを経てソニーへと流れるのである。まず2005年、ソニーはαマウントを採用したデジタル一眼レフをコニカミノルタと共同開発を企画。その後、ソニーはそのコニカミノルタを技術陣、工場などそっくり引き受けて「αブランド」を発展させたのである。ソニーはもともと撮像素子を製造していることもあり、更にレンズはカール・ツァイスと協力関係に有り、新開発は順調に展開、今日のカメラの大ブランドへと発展したその一つがこのミラーレス・カメラであった。

(参考)
ミラーレス機 最新「Sony α7シリーズ」紹介 (ネット上の記事より転載)

 ソニーα7R III (ILCE-7RM3)(2017年11月25日発売) - α7RIIの後継機(7R,7RIIは併売)。画像処理システムのBIONZ Xは新世代になり、画像処理をサポートするフロントエンドLSIも搭載したことで広いダイナミックレンジを実現。連続撮影も約4,240万画素×約10コマ/秒の高解像度かつ高速連写になり、常用感度は最高でISO32000までアップ、使用頻度の高い中感度域では約一段分のノイズ低減を実現。光学式5軸ボディ内手ブレ補正も世界最高の5.5段になり、フォーカスはα9同様「4D FOCUS」に対応。瞳AFの追従性能も、約2倍に向上した。動画撮影面では、ソニー製デジタルスチルカメラとして初めて、撮影後にカラーグレーディングを必要としないインスタントHDRワークフローを実現するHLG(ハイブリッドログガンマ)方式による4K HDR撮影に対応した。ファインダーは、α7IIと比べて最大輝度が約2倍になりファインダー倍率0.78倍を実現したQuad-VGA OLED Tru-Finderを搭載する。

ソニーα7 III(ILCE-7M3)(2018年3月23日発売) - α7IIの後継機(α7及びα7IIは併売)。センサーシフト式5軸手ブレ補正は7IIと比べて0.5段分上昇し、5.0段分の補正効果を実現した。センサーは同機と比べて裏面照射型のExmor Rと新世代のBIONZ Xの組み合わせに変更され、α7R IIIで対応している「4D FOCUS」にも対応、瞳AFモードはAF-Cでも利用可能になった。シャッターチャージユニットに最新型を採用したことにより、AF/AE追従で最高約10コマ/秒の高速連写(サイレントモード含む)も可能になった。また、4K記録ではα7R III同様ハイブリッドログガンマによる4K HDR撮影にも対応した。また、USB端子はSuperSpeed USB(USB 3.1 Gen 1)対応に変更されている。

(My Photo = α7) 
  「A Memory of Summer2018」
      Sony α7Ⅲ ILCE-7M3,   ZEISS Vario-Tessar FE 4/16-35 ZA OSS

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(視聴) ニコンZシリーズ紹介

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2018年5月29日 (火)

最近のカメラ事情(1)・・・人気のミラーレス・カメラ「SONY α7シリーズ」

[My Photo Album (瞬光残像)]  Spring/2018

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作例
 (我家の庭から・・・薔薇の季節(2)) 
Sonyα7Ⅲ(ILCE-7M3)/ Sony SEL24105G(SEL24-105mmF4G OSS) /73mm, 1/200sec, F4.5/ ISO100

[カメラの話題]

サブ・カメラからメイン・カメラに?・・・・・・

ミラーレス一眼「Sonyα7Ⅲ ( ILCE-7M3)」
 35mmフルサイズ裏面照射型センサー2420万画素、ISO100-51200、
   AF 693点像面位相差AFセンサー(コントラストAF枠425点)、瞳AF
   AF追従高速連写10コマ/秒、177枚連写持続能、4k動画(QFHD:3840X2160)


このカメラの初代「Sonyα7」 が登場したのは2013年。小型でありながらセンサーは驚きのフルサイズ機ということで注目され、既に足掛け5年の経過であるが、昨年11月「SonyαR7Ⅲ」 、今年になって3代目のこのシリーズのベーシック機として「Sonyα7Ⅲ」が登場して、俄然その注目は高まって目下一つのブームを起こしている。
 それも昨年5月には最上級機「Sonyα9」を登場させ、目下のデジタル機の最高峰を伺ったため、この「α」シリーズがSonyの主力機器としての位置がほぼ認知され、ユーザーも安心して対応できるムードにも落ち着いたのだ。

(私も最近この「Sonyα7Ⅲ」に更新(レンズは話題のSony SEL24105G) ↓)

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 カメラもフィルムからデジタルの時代になって、その進歩は著しい。もともと一眼レフの主流となったことすら驚きであったが、今やそれが当たり前で、かってのフィルム・カメラは既に知らない若者が多くなってきたことで、我々自身も自分の歳を感ぜざるえないところとなっている。

 又、そのデジタル機も当初は簡便な「デジタル・コンパクト・カメラ」でスタートして、そのブームもすざまじかった。しかしそれも既に「スマート・フォン内蔵カメラ」にその道は譲ってしまっている。そしてカメラ業界もなんとなく低調時代に入ってしまった。
 しかし・・・時代は思わぬ展開がするもので、そんなスマート・フォン・カメラ流行で、今度はそれ以上を求めて、デジタル・コンパクト機も高価で高機能なモノは再び注目を浴び、若い連中にももてはやされる時代となった。

Column6_img_02 一方、既に本格的な高機能多機能なカメラとして主流になった「デジタル一眼レフ・カメラ」もここに来て危うい状況が生まれてきたのである。それが「ミラー・レス一眼」の高機能化である。
 もともと一眼レフ・カメラは、ハイレベルのファインダーが撮影者にとっては重要で、その撮影のための見える像はレンズを通して来た光をミラーで反射し、その光をプリズムを通してのファインダーで見ていた訳だが(右図:撮影時はミラーが跳ね上がって光がセンサーに当たる)、その為この性能を上げるためには、かなりの装置に費用が掛かっている。
 ところが、右図下のようなファインダーで見る像は、ミラー・プリズム装置を無くして、撮影用のイメージ・センサーで受けた光の像を電気的に直接見て撮影対象に相対するという方法がここに来て有力になった。それはそのセンサーの受けた像をエレクトリック・ビュー・ファインダー(EVF)で、かってのプリズムを通してみていた像に負けない像がほぼリアルタイムに見られるようになって来たと言うことが大きいのだ。こうして光学的装置からエレクトリックな装置でまかなうようになった「ミラー・レス機」が注目されているのだ。それは余計な装置が減少し、費用は下げられ、又フランジバック(レンズ・マウントからセンサーまでの距離)が短いなどもあって、カメラの大きさも小型化出来るというメリットが大きいためだ。

7konica もともとコニカ・ミノルタ・カメラの技術陣がソニーに移って、過去の遺産を受け継ぎながらカメラを製造していたわけだが、「デジタル・一眼レフ」は相変わらず、ニコン、キャノンの天下であった。しかしソニーは、このミラーレス機能を発展させ、もともと持っていたミノルタαシリーズ一眼レフの高技術を合体させ、エレクトリック機能の高度化による高機能「ミラー・レス一眼レフ」に力を注いできた。
 そして2013年に出現した「Sonyα7」機(私の初代機↑)は、レンズ群は、当時まだ十分揃ったとは言えないが、マウントを使うことによってほぼあらゆる過去の多くのメーカーのレンズを使うことが出来るように設計されていた為に人気機種となったのだった。

Img_1001tr そして今年発売されたこの新しい「Sonyα7Ⅲ」機も同様で、私の場合、右のように主にライカ・レンズを付ける事が多い(→)。それも「ニコン・フルサイズ一眼レフ」機のサブ機感覚なんですね。又キャノンの一眼レフ機用レンズはマウントでその機能を生かしたままこのカメラでも性能発揮して使えるのである。

 今やこのシリーズのベーシック機と言われているこの「α7Ⅲ」が、なんと像を感知する”デジタル・センサー”と”オート・フォーカス機能(瞳AFが話題)”更に”シャッター機能(10コマ/秒)”などにトップ・レベルの優秀な機能を発揮しており、しかもフルサイズセンサー機として驚きの小型化が成功して、人気も最高潮に達しているのである。

Sel24105gtr こんな人気の中で、ソニーも、このαシリーズ・カメラへの純正レンズのラインナップをもかなり充実しつつある。中でも驚くことに最近発売したこのカメラ対応のレンズである「Sony SEL24105G(SEL24-105mmF4G OSS) (→)は、値段もリーズナブルで、性能も手頃。又ズームは一般標準利用範囲での24-105mmとカヴァー範囲が広く超人気レンズとなった。そしてこの春から異常状態で、なんと現在も生産が間に合わず、注文から手に入るまで2ケ月位待たされるという事態となっている(事実私も1ケ月半待たされた)。そして今時は価格は発売から次第に下がるのが通例だが、これは2017年11月発売し6ヶ月の経過があるにも関わらず、下がらずにいて、ソニーの希望価格よりも高値で動いているところもある始末だ。

Slide_01w 又、このαシリーズに対応用として初めてレンズ・メーカーのタムロンも、ここに来て新レンズ「TAMRON Model A036(28-75mm, F/2.8)」(←)を発売。これも手頃の価格で、性能も良好と言うことで好評。なんとこれも注文が多く、製造が追いつかず、やはり購入するには、待たされるという事態が起きている。
 今時、こんな事態はカメラ販売では珍しく、如何にこの”Sonyαシリーズ”の人気が高いか解る。当に「一眼レフ・カメラ」から「ミラー・レス・カメラ」への流れが本格化してしまった訳である。
 そこで既にキャノンもミラー・レス機に着手。多分ニコンもおそらくこの流れに追従することになるだろうと思われる。いよいよカメラ業界も又々大きな転換期となって来たのである。
 そして私の場合でも、・・・・・どうもこのミラーレス機がサブ・カメラからメイン・カメラになりつつある事を感ずる今日この頃なのである。

(参考)

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2014年6月 4日 (水)

「SONY α7」とレンズ選び(2) / (Jazz)エイドリアン・フレイ・トリオAdrian Frey Trio

「α7」とのマッチング・レンズ選び(遊び?)

 
 
前回(「フルサイズミラーレス一眼SONYα7」)に続いてのSONY α7 のレンズ遊び続編

<Zoom Lens>α7+Carl Zeiss Vario-Sonnar T*3.5-4.5/24-85

Wcontaxn1_3 ズーム・レンズとしては信頼性のあるコンタックスN1シリーズのCarl Zeiss Vario-Sonnar24-85mmをテスト中である。
 このレンズを使用するには、マウントが目下2種類ある。①マウントに絞りのついたもの、②絞り機能はα7の電子接点によりレンズと連動できるもの~の2つがある。私はKIPONの①のタイプ(これはかってマイクロ・ホーサーズCN1-m4/3で使用経験有り)を使ってみている。装着するとちょっとグロテスクにレンズが大きい。このレンズ82mm口径で又結構重量がある。かってコンタックスN1で使っていたときには気にならなかったんですが、こうしてみると如何にこのSONYがコンパクト軽量に出来ていることが良く解る。
 又マウントの絞りであるが、絞って行くと周辺がケラれるようになる。この点は若干不満。要注意だ。

<Wide-Lens>α7+Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm 1:4

W21b

これは結構見たところ様になる。21mmというワイドをそのまま35mmカメラ感覚で楽しめる。この領域はそう多用するわけでは無いが、あるとそれなりに外で使いたくなるところ。日本版ホクトレンダー・レンズですが、これだけ広角にもかかわらず、それほど歪みも無く意外に安価でうまく作ったレンズとも言える。しばらく眠っていたが、使いたくなってきた。

<Wide-28mm>α7+MINOLTA MC W.ROKKOR-SG 1:3.5 f=28mm

Wmin28


<Standard 40mmLens>α7+MINOLTA M-ROKKOR 1:2 f=40mm

Wlm

  ここに装着したワイドの28mmレンズは、私の若き頃の何十年も前のミノルタ・レンズ。しかし繊細さと色再現に於いても現代レンズにまけていない事に驚く。口径が大きいが意外に見た目もアンバランスではない。
 次の40mmの「M-ROKKOR」というのは、先般取り上げた「LEITZ minolta CL」の標準レンズ。ROKKORと名が付いているが、ドイツ・ライツ社の設計もの。これがこの「α7」とはナイス・マッチングなんですね。非常に使いかっても良く、性能の良さもあって、このカメラにはベスト1を争うレンズと言いたいところ。

 
  前回から紹介したように、このカメラにはあらゆるレンズが装着可能である。しかしここに取り上げたのはニコン、キャノン系のレンズはない。それは既に両社がフルサイズ機を出しているので、それに装着すれば良いという単なる理由でのこと。

 しかしこうして見ると、このカメラには、そのコンパクトさから言っても、かってのレンジ・ファインダー機のレンズが意外と諸々のバランスが良くマッチングする。今回は前回に続いて望遠系は取り上げずに、どちらかというと21mmから28mm、35mm,40mm,45mm、50mmと、私の好むワイドから標準までの各種レンズの装着状況を記した。まあ遊びの世界であるので・・・そんな感覚での事です。

                       *          *          *          *

<今日のミュージック>
   寺島靖国 「Jazz Bar 2010」
     TERASHIMA RECORDS  TYR-1022  ,  2010

Jazzbar2010 このJazz Bar の回顧シリーズも10回目になりました。 この2010年盤は良く聴きました。それはスタートの”Santo Amaro”の曲が好きで聴いてしまうんですね。それから中休みの女性ヴォーカルものとして1950年代ものが登場します。それはローリン・アレンというアメリカ西海岸の女性ジャズ・ヴォーカリストのもの。これがなかなか良い休憩になるんです。
 又驚きはまさかと思う日本洋楽の歴史みたいな”Harlem Nocturne”の登場です。そしてなんとロック畑からあのイーグルスの”Hotel California”がピアノ・トリオ・ジャズとして変身してのお目見え。この2010年盤は極めて優しくポピュラーに仕上げてあります。聴き安い盤ですね。
1. SANTO AMARO (ADRIAN FREY TRIO)
2. CURTAINS (TRIOMANIA)
3. HARLEM NOCTURNE (HARRY ALLEN) 
4. !Arriba el tono! (JERONIMO MARTIN TRIO)
5. TAKE ME IN YOUR ARMS (LAURIE ALLYN)
6. AUTUMN MIST (ALBORAN TRIO)
7. COPACABANA (D.N.A BOSSA TRIO)
8. THE PARTY'S OVER (CARIN LUNDIN)
9. Hotel Kalifornia(PARIS-TROIKA Misha Piatigorsky)      10. PLACITAS(PLACES) (BOB DOGAN)
11. LIFE (MATHIAS ALGOTSSON)         12. AS IT IS (MARTIN GASSELSBERGER TRIO)
13. CORSICA (SIMONE GRAZIANO TRIO)

 こんな13曲ですが、10.” PLACITAS”、11.” LIFE ”の2曲もなかなか優しくメロディーを聴かせるパターンのトリオ演奏で愛着が持てる。    

Noflags_2 そしてこの中では私の推薦はやはりスタート曲1.”SANTO AMARO ”のエイドリアン・フレイ・トリオADRIAN FREY TRIOですね。
「no flags」 (Unit Records UTR4240 , 2010)
 Adrian Frey : p
 Patrick Sommer : b
 Tony Renold : ds

・・・・・・・・・というアルバムからで、これには10曲収められているが、中盤で叙情的に聴かせる曲です。
 このエイドリアン・フレイと言う人は、スイスのベテラン・ピアニスト(1959-)で、チューリッヒ音楽院でジャズ・ピアノを学んだという。その後はボストンにてジャズを更に学び、現在はチューリッヒ芸術大学で教鞭を執っているとか。
 アルバムは「Sign」、「Trio」という2枚が知られている程度。まあヨーロッパ的な哀愁感ある抒情派といっていいのでしょうね。しかし決して甘さだけで無く、スリリングな展開を見せるところがミソ。

(視聴) Adrian Frey Trio "Santo Amano

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2014年5月27日 (火)

フルサイズミラーレス一眼「SONYα7」~ベスト・マッチング・レンズ / (Jazz) ティエリー・ラング・トリオ

過去のレンズが蘇る楽しさの為に生まれたようなカメラ
      ~SONY α7 ILCE-7~

 昨年11月に発売され話題をさらってきた「ソニーα7」。35mmフルサイズExmor CMOSセンサー・有効2430万画素、ミラーレス一眼、EVFファインダーのカメラは確かに遊び心をくすぐってくれる久々に刺激のあったカメラだ。同時に発売のローパスフィルターなしの「7R」も魅力があったが、そこまで行かなくとも充分役が果たせるだろうと私の場合は「α7」で楽しんでいる。

 とにかく用意されたレンズはまだ少ないが、もともとマウント・アダプター使用によって、過去の他社のレンズが殆ど昔通りの35mmカメラ感覚で使えるというこのカメラの特性から目下なんの不自由も感じないし、その為むしろあれやこれやでまだまだ私の場合は落ち着いていない。・・・と、言うことはそれだけこのカメラに関しては試みることが多く飽きることを知らないのである。

 そこで目下のところ私の独断と偏見によって、ここにこのカメラとの各種レンズのマッチング・テストによって私好みの組み合わせを紹介しようとしているのです

<マッチングNo1>
α7 + KONICA M-HEXANON LENS 50mm F2

7konica  この組み合わせは、左のようなスタイルになる。(クリック拡大) 見たとおりこのカメラのデザインにとって純正レンズのようにピッタリの雰囲気。そして標準50mmで、EVFファインダーによるピントあわせははっきり言ってレンジ・ファインダーより正確に出来る。それは明るい上にワンタッチ拡大機能を使って見れるところが秘訣。このレンズのヘリコイドのスムーズな重くもなく軽くもない感覚がピッタリなんですね。
 更にレンズの重さがボディとのバランスとこれ又良いバランスなんです。レンズ性能の良さは敢えて語らずとも当然なんですが、今になってデジタル機として、「コニカー・ヘキサー」が再生するとは実は夢にも思っておらず、しばらくこの組み合わせによってこのカメラは巷を歩くことになりそうだ。

   (作例 ↓)~我が家にも薔薇が咲きはじめました~

 

7konicas_3      

<マッチングNo2>
α7 + LEICA SUMMICRON-M 1:2/35 ASPH.

Sonyleica_2  これが又ご覧のようにデザイン的に見事ですね。なかなかのマッチングです。私はもともと35mmカメラはとして「ライカM6」を使うときは標準として使っていたレンズがこのSUMMICRON-M35mmなんです。もちろん50mmは歴史的にも画角的に標準とされてきていますが、私はややワイドを愛好していました。そんな訳でここに登場するのです。しかしレンズ性能の素晴らしさも加味しても何故No2なのかというと、実はNo1に上げたHEXANONレンズよりはヘリコイドを操るにやや使いにくさがある事と、レンズ自身の重さがかなりあって、α7のボディーとのバランスが前に重量が移動してちょっとホールディングが良くないというところなんです。しかしレンズの良さ、恰好の良さも捨てがたくNo2としたわけです。

<マッチングNo3>
α7 + Carl Zeiss  Planar 2/45 


Sonyzeiss  これは皆さんご存じのオートフォーカス・レンジファインダーで歴史的に話題をさらったカメラの「コンタックスG」の標準Planar45mmレンズですね。これがなんとTECHARTのマウントを使うとオート・フォーカス・レンズとしてこの「α7」で使えるのです。いやはや驚きでした。
 そこで早速使用してみたんです。歴史的に初期のオートフォーカスは、いくつかの段階があって、その近いところにもっていったんですが、このレンズは無段階のピントあわせで機能的に優れていました。ライカ・レンズよりはかなり安い割には解像力と作画が見事なレンズで、評判が良かった。そこで今使ってみると、やっぱり合焦までは近年のオートフォーカスに慣れていると、かったるいですね。ピント探しに行ったり来たりして合わせるのです。それでも当時はこうだったわけで懐かしさ一杯です。しかしこのレンズは結構性能が良く多用させていただいたのですが、ここに又デジタル機にて蘇りました。

 実は、この後まだまだ続くのですが・・・・取り敢えずは、今回はベスト3にて一段落としておきます(続く)。

        *        *        *        *

<今日のミュージック>

(Jazz) Therry Lang Trio 「Thierry Lang」
          i.d. RECORDS  EMI/BLUE NOTE  TOCJ-6094/ 1997
          Recorded  1996.11.21-23

Thierry_lang  既にそのピアノ・プレイの美しさに惚れ惚れとして取り上げたスイス・モントルー出身のピアニスト・ティエリー・ラングのアルバム。

Thierry Lang (p)
Heiri Kanzig (b)
Marcel Papaux (d)

1.Yellow Story
2.Comrade Conrad
3.Angels Fly
4.If I Should Lose You
5.My Foolish Heart
6.The Blue Peach
7.Oliver's Song
8.Bop Boy
9.Round Midnight

このアルバムにおいても、どことなく気品のあるピアノ・タッチとメロディー。スタンダードも気持ちよく聴けるところがピカイチ。そしてアレンジも飽きを感じさせない繊細な変化が見事。

(視聴)

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