ロジャー・ウォーターズ(genuine Pink Floyd )の世界に何を見るか?-8-
「BLEEDING HART BAND」 としての”反核”の訴え
[BOOTLEG]「ROGER WATERS & BLEEDING HART BAND」 recorded Live at "colisseum",QUEBEC,may 22.1987.QUEBEC CANADA BM074 BM 074 by Phonocomp (Italy)
このブートは、RADIO KAOS TOUR の主としてピンク・フロイド時代の演奏の収録である。「狂気」「炎」「アニマルズ」「ザ・ウォール」「ファイナル・カット」からであるが、その他”IF”が入っている。このバンドがフロイドの曲をどう演奏したか?といったところが興味。参考まで、このCDの記録が間違いであろうというところがある。このQUEBECのライブはnov.7,1987が正しい。
[BOOTLEG] ROGER WATERS & THE BLEEDING HEART BAND 「SOUNDBOARD KAOS」 Ayanami-058 Live at Wembley Areana, London, England Nov 21,1987

このブートCDの凄さは、サウンドの良さである。Capitol Radio で放送されたサウンド・ボード録音もので、下手なオフィシャル盤よりも優れものを思わせる。ここに収録されている曲は主に「RADIO KAOS」からである。ロジャーの得意の"Welcome to machine","If","Every Stranger's Eyes"なども加わっている。とくにこのアルバム「RADIO KAOS」の特徴である軽快さはそのままで、更にボンゴが加わったり、ツイン・ギターもだらだらしないで歯切れがいい。終盤の"Four Minutes"は圧巻で、そしてこのアルバムの救いであり、又ボブ・ゲドルフのライブ・エイドをテーマに、世界の支配者からの主導権奪取を展望的に歌い上げる"The Tide Is Turning"が最後を飾る。この曲は後にロジャーの最大イベントであったベルリンでの「ザ・ウォール」の最後でも使われている。ここに新しい時代の流れの中に未来展望が朗々と歌われているところは、ロジャーの社会や仲間その他からの裏切りからの被害妄想も、彼自身が時代の中で一つの整理が出来たのか?とも思わせる。(後に解るが、そんな甘いロジャーではなかった)
もうひとつ、この時のロジャーの世界は核の問題にも足を入れ、又障害を持つ人間の隠れた超人間能力などをテーマにしたことは、この後の彼の活動にも繋がって行く。コンセプト・アルバムというのは、反戦と人間性と社会悪のテーマにつつまれたロジャーの世界では当然のロック・アルバムの形であって、「RADIO KAOS」は、意外に知られないアルバムであるが、彼を知るにも、彼のフロイド脱皮としても重要である。
(このブログに載せてあるCDアルバムのジャケ写真は、”研究用として”公開されたものを使用という理由により、著作権に抵触しないと判断しています。・・・・・問題があればご連絡ください)
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