ファビエンヌ・エルニ Fabienne Erni とバンド「ILLUMISHADE」
<Rock>
スイスのロック界の歌姫 Fabienne Erni
ソロ曲「Stone by Stone」 = ソロ・アルバムへの道か
ファビエンヌ・エルニ Fabienne Erni (→)、彼女は、私の注目株のスイスの実力歌姫だ。2006年に1stアルバムをリリースしたロック・バンド「Eluvetie」(2017年からメンバー入り)と最近2020年にデビューしたバンド「ILLUMISHADE」 の創始者でヴォーカル及びピアノ担当のミュージシャンだ。そして私が彼女に興味を持ったのは、二年前の2024年の「ILLUMISHADE」の2ndアルバム『Another Side of You』からというところなのである。
そして現在、ソロでのニュー・ソングとして昨年(2025)8月発表"Sky's Breath"、12月第2弾発表の "Stone by Stone"がデジタル・リリースされ、どうも後から後からソロのニュー・ソングが出そうで、いよいよ纏めてのニュー・ファースト・ソロ・アルバムのリリースかと、ちよっと期待しているのだが・・・ 。 彼女はこのように2つのバンドに所属していて、「Eluvetie」は、民族楽器が多用される異色のフォーク・メタルで、一方特に近年、彼女がウォルフJonas Wolf(ギター)と共に主体的に結成した「ILLUMISHADE」はメタル系の因子の強いシンフォニック・ロックである、しかし若干プログレッシブな色合いも見せ、なんとなく私は興味を持ったという経過だ。
そして今回、彼女のソロ・アーティストとしての曲は、バンドでの活動とちょっと異なっていてメタルからバラード、サウンドトラック的な物語風な感情表現に傾いている。そして歌詞には、自分の体験やストーリーを織り込んでいて、下に紹介する"Stone by Stone"では、元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズの「壁」と同じように、人の痛みと心の壁を歌い、壁の中にいても「光るもの」を求める気持ちなどを歌っている。
このような曲群は声を張り上げるメタルから、"Sky's Breath"などでは、どっちかというと息づかいが強調されたウィスパーよりのところも多くなり、内省的な世界をも描こうとしている。
こうして約10曲前後なりの構成のアルバムに興味は湧くという状況で、リリースが待たれるところである。
(追記2026.1.17)
Fabienne Erni : 初ソロ・アルバム「Starveil」3月13日リリース決定

"Stone by Stone"
"Sky's Breath"
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さて、私がファビエンヌ・エルニを知ることになったバンド「ILLUMISHADE」について、2024年のアルバム『Another Side of You』をここに、少々記しておく
<Rock, Symphonic/modan metal>
ILLUMISHADE 「Another Side of You」
NAPALM / Import / NPR1270DGS / 2024
Fabienne Erni(ヴォーカル/ピアノ)
Jonas Wolf(ギター)
Mirjam Skal(オーケストレーション/シンセ)
Yannick Urbanczik(ベース)
Marc Friedrich(ドラム)
スイスからのシンフォニック・メタル・バンドの「イルミシェード」の2作目で、日本ではデビュー・アルバムだった。このメンバーは、既に日本でも人気のあるバンド「エルヴェイティEluveitie」のファビエンヌ・エルニ(v)とヨナス・ヴォルフ(g)を中心に、新進気鋭の映画音楽作曲家ミルヤム・スカル(syn)が加入して結成されたバンド。
音楽性としては、叙情性豊かなメロディとドラマチックな展開を得意とするモダン・シンフォニック/メタル。壮大な音響にヘヴィであり、又メロディアスな表現が魅力。 ボーカルの表現力(Fabienne Erni)、ギターの技巧(Jonas Wolf)が高評価。
1.Enter the Void
2.ELEGY
3.ENEMY
4.In the Darkness
5.Cloudreader
6.Here We Are
7.CYCLONE
8.Fairytale
9.The Horizon Awaits
10.HYMN
11.TWILY
12.Riptide
13.Hummingbird
14.Verliebt
オープニングM1. "Enter the Void" シンセ/弦楽器が幻想的。見事な入り口を飾る雰囲気最高。
M2. "ELEGY"叙情的なメロディと重厚なギター。Fabienne の美声と重厚感のある演奏。
M3. "ENEMY"、M4. "In The Darlness"このあたりがアルバムの注目曲。歌い上げるヴォーカル、ヘヴィなギターのエモーショナルな展開。
M5. "Cloudreader" 叙情的でありつつ歌メロが暖かくギターが泣きポップな魅力。
M6. "Here We Are" 人気曲。コーラスが印象的。「今・ここ」を肯定するバンドの存在の主張。
M7. "CYCLONE" ヘヴィにしてパワフル。展開と変調が見事。
M8. "Fairytale" 美しく叙情豊かなバラード曲。中盤の美曲。美ヴォーカル。
M9. "The Horizon Awaits" 後半への誘導。美しく展望的。
M10. "HYMN" M11."TWILY"は、歌・メロディ・演奏が明瞭で訴えてくる。
M12. "Riptide" 音響の広がりが重く、リフが印象的なヘヴィ・トラック。ヘヴィ系好き向き。
M13. "Hummingbird" 終演への近づきを感じさせるファビエンヌのヴォーカルがジックリと。
M14. "Verliebt "(feat. Coen Janssen) ピアノとヴォーカルによる優しき美的クライマックス。
ファビエンヌの美的伸びやかな声を生かして、ヨナスの重厚なリフが描く世界は、プログレッシブな要素に加え壮大感がミルヤムのキーボードによりシンフォニックに広大に作られた作品。メロディが美しくメタルやシンフォニック系要素を加味した叙情的でドラマティックなロック、注目のバンドである。
(評価)
□ 曲・演奏・歌 : 88/100
□ 録音 : 88/100
(試聴) "Here We Are"








































































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